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2016年3月11日 (金)

平日昼間開催ばかりで市民を遠ざける上尾市議会改革案-6

義務があるのになぜやらない、土日や夜間の議会開催
 
 
 かつて株主総会が特定日に集中したのは総会屋対策だけではありません。大勢来てほしくないというのもあったのです。
 地方議会の傍聴も平日は勤め人が来られません。だから自営業者やリタイアした高齢者が多いです。本当は、現役バリバリの有権者や女性で傍聴席が埋まれば議場の緊張感は増すでしょう。
 開始後に、議員達がチラチラと振返って気にする様を見ていたとき、遠い記憶が蘇りました。
「うちの母ちゃん来てるかなー」。
 
 授業参観とは逆に、議員が質問して当局が答えるが議会です。
 鋭い質問なら「さすが○○さん、テーしたもんだ」、と大向こうを唸らせるでしょう。
 でも、
 「なにモゴモゴ喋ってんダ」、
 「三期もやってんのにあの程度か」、なーんて品定めされるリスクもあります。
 
 本当は有権者の責任として、自分の『投票が生んだ』議員の実態を、一度くらい後ろから母親目線で見て欲しいと思いますね・・・
 (後援会が団体で来る例もあります。でもその議員の出番が終わったら散会!。幼稚園のお遊戯会みたいね  )
 
 「あんな爺さん生んだ覚えないヨ」
 
 「いつも舅がうるさいから、入れただけヨ」
 
 というわけで、「母ちゃん来てほしくない」トラウマのためか土日閉店です。ところが議会日程表には土日も組み込んでいながら、ちゃっかり休会日って書いてます・・・
 平日が休会日だろう!。あれほど「市民のために」と連呼していたくせに、嘘と知りつつも腹が立つヨ 
 
 民主主義の歴史が長いヨーロッパの国には地方議会は夕方開催が普通と聞きます。議員も傍聴人も勤めを終わってから集まれるからです(手当も僅少らしい)。
 もしも上尾市議会が土日や夕方開催を実施したら、民主主義の成熟した自律型自治体としてマスコミが殺到します。武家商法みたいな市PRなんか不要です  
 
 改革案
 
 1.市役所の土曜開庁にならい、上尾市議会は土日や夕方開催を原則とする。
 
 2.会期は大相撲にならい、年6場所、各15日(全90日)とする。
 
 3.議員一人あたりの質疑応答時間は最大3時間とする。

 4.傍聴人の拍手はドン議長を向き、二礼二拍とする。
 
 議会の各種ルール、いつ開催する、何日やる、一日の時間どうする、質疑時間(今は一人当り1時間)などなどは、実は議員たちが決めていて、法律で決まっているわけではないらしいです。
 
なんてことでしょう。
 自分で自分の勤務を決めてます。給料も。
 議会とは、議員のためじゃない。市民のためにあるんですよー。
 
 
 

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