町内会総会と会費と世帯加入率
公民館の2階床が抜けるんじゃないかとハラハラした町内会定期総会
追記 もしも上尾市民なら問題の本質である文末の事務区記事を推奨。
久しぶりに当番で出席しました。祝日のためビックリするくらい大勢の班長が集まりました。
100人は超すのではないか・・・と同時にこの安普請のプレハブ二階で床が抜けないのかなと心配しましたが、誰もそんな恐怖は口にしません・・・、隣は墓地ですけど・・・


前列に陣取るのは老人会と区別つかない面々。男性の出席が多かったです。回覧板配るのは女房、会議に出るのはオレ・・・ですか?
当節、町内会不要論や入る入らないが話題になりますが(末尾にリンク)、予想に反しシャンシャンでは終わらない総会質疑を聴いていると多様な人が居るのだなーと感心し、それをまとめる町会長や役員さんたちもご苦労な事です。
日頃疑問に思っていたのは、町会(自治会)費の多寡です。行政とは直接関係ないため各町会の会費実態は不明です。(助成金と言う補助金を出している以上、把握すべきと思うのですが)。
概ね月300円から400円ぐらいでしょうかね。当地は何年か前に400円に上げて、年会費4800円です。
町会加入は強制ではありませんが、人数ではなく世帯に掛かります。子どもがいる世帯はイベントも多く会費以上のメリットがあります(多分。子ども会費が追加かな?)。二世代住宅も一人当たりが割安で済みます。
しかし単身者や高齢者世帯では町会活動に参加しないかぎり、回覧板で毎月の市広報誌の類くらいしか得られるものがありません。単身世帯は統計的にはすごく多く、上尾市全体では25%、つまり4世帯に一つ。
行政の広報誌はほとんどネットで見られます。高齢者だと情報弱者として敷居が高いですが、足腰元気なら窓口に行くとタダでもらえます。
道路の街灯が町会費で維持されていますが、そのありがたさは人それぞれでしょう(本来はインフラとして行政の担当でしょう)。
町内会への加入率が気になりました。
●2016/1/1(H28)の上町人口3,141人、世帯数1,414、平均世帯人数2.2(2014年の市平均2.37)
27年前の平成元年と比べると、人口は16%増、世帯数は53%増、世帯人数は0.7人減です。概ね三人世帯が二人世帯へと縮小した感じです。
なお、平均年齢は45歳、高齢化率23%、ともに市平均よりわずか高い。
早い話が、昔は三人で300円だったのに今二人で400円負担、割高感があります。国民年金のみの世帯ではなおさらです。
個人的には減額措置があっても良いかなと思います。或いは昔の300円に戻すとか。そうすると行事予算が縮小されますが、行事が多すぎて町内会の役員・係員のなり手が無い、という笑えない話もあるようです。
予算を減らせば行事も簡素になり、役員の負荷が減り、結果、末永く維持できるのではと思うのです。当節は、夫婦共働きが当たり前、昔のようには行きません。
●町内会加入率=70%
本年度予算の世帯数982を使用。約7割ですが意外と低かったです。賃貸住宅が多い地域はこの数字が低くなるでしょう。
総会では、建設的で厳格な運営を求める意見も出ましたが、役員や各班長の負荷が高まるようなことは避けたいですね(配る回数が減る方に一票!)。
カネを集めていると言っても、善意で維持され、顔が見える組織です。「なあなあ」こそが前提の集まりだと思うのですがねー・・・。自治会活動で金銭的な不祥事が起きるのは、ルールの甘さよりも人事が長期固定した時ではないのかな。
●気になるのは次の被災者になる想定です
上尾市のハザードマップの濃淡色なんて当てになりませんよ。天災は人智を超えているというのが、3.11や(地震発生率が少ないはずの)熊本地震の教訓です。次は「アンタよ」と言われている気がしますが、中央小学校以外に広い逃げ場所が有りません。

近くに車中泊できるスペースありません・・・
。町内会の力を超えます。

●もっと気になるのは、上町地域の商業ビルの斜陽化です
アベノミクスなど何の足しにもなりません。既に空き家は見慣れていますが、この地の賃貸商業ビルの空き室増加が酷いです。法人町会費どころではなく、市税収に響きます・・・
NHKクローズアップ現代
参考
上尾市に今も残る事務区長制度を伝える古い記事
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