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2016年4月16日 (土)

大地震の後で地震発生のメカニズムを後講釈する限界

熊本の次は、自分が「被災者」になるために
 
へんなタイトルだと思う。
でも「被災者にならないため」は虫が良すぎる。
ノーマークみたいな所で大地震が起きれば、日本の何処に居たって被災者になる確率は同じなのだと思うしかないだろう。
 
気象庁は熊本地震について、後から大きな地震M7.3が起きたため、14日の震度7(M6.5)を前震に切り替えた。
先日の地震後は今後震度6程度の余震が起きる可能性を言っていたから、油断した人も多かったことだろう。
テレビは一日中、地震学者が地震のメカニズムをああだこうだと解説しているけど、結局予知なんてまるでできっこないという無力感として聞こえてくる。
 
本震余震型ではなく前震本震型らしいが、今後さらに大きいのが発生しなかったら確定するだけであり、いずれにしても後から言えることでしかない。或いはもっと異なった様相を呈するかもしれない。
 
むしろ3.11以後の最大級の地震がノーマークのような地域で起きたことの意味のが重い。
週刊誌のコラムにこんなのが有った。
東京圏つまり首都直下型地震の確率が高まっている(横浜市78%、さいたま市51%、千葉市73%、東京都庁46%)というもの。
で、どうするか?
発生確率の低い地域へ引っ越すこと。その中に熊本市(8%)が入っていた。
コラムタイトルは「賢者の知恵」と称しているが、結局は「凡人」だった。
 
地震予知などできるはずないのだから、その研究はやめて対策費に充てろという学者もいる。そんな無力感も漂う、連日の地震報道だと思う。
個人での対策は限界があるけど、家の耐震化でカネが負担な人には、一室だけを強固にする方式が紹介されていた。いい案だと思う。
 
個人的には、家の中から使わないようなモノを捨てて少なくすることかな・・・
 
 
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