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2016年5月14日 (土)

上尾市の将来人口予測 -1

過去ではなく将来を見る、上尾市人口推計のいろいろ
 
2001年頃たまたま日本の人口減少について見る機会があり、総理府統計のExcelデータからグラフ化してスライドにしました。まだ関心薄い問題でしたが、結果にはビックリ。
2001

当時(H13)ではピーク人口をH19年12,778万人と推定してますが、現実はH20年の12,808万人がピーク人口です。ほぼ予測通りです。でも100年後予想値は今の予測の方が減少幅が大きいです。

それから15年。

2年前に図書館問題を機に上尾市人口推移を見始めましたが、過去統計を眺めていても、「死んだ子の歳を数える」ような気になります。

Photo_2逆に、将来の人口推計を見ていると「生れぬ子の年を数える?」なのかもしれません。こんな言い方では、身も蓋もありません・・・

 

現在、上尾市の将来人口の推計(人口減少)については下記が有ります。

・「統計あげお(h26年版はp19)には平成33年までの毎年の6年先分。ただし地域別明細があります。たった6年間では毎年の人口変化は緩慢にきまっています。普通は、将来を5年間隔刻みで中長期予測するものですから、カネをかけて作る割には役立つように見えません(小学校入学者数の予想をしているわけではないです)。無駄な仕事の典型みたいです…
 

 なかなか良くできています。旧版よりも強化されました。H52年(2040)までを年齢4区分で全市町村が見られます。各市町村はカネをかけて独自に予想するのではなく、これを利用して人口問題への分析と対策の方に時間を割くべきです。なおパラメータの設定で結果はいかようにも増減します。引越を検討している人は参考になります…

・「上尾市地域創生長期ビジョン(H27/10、行政経営課)の中にあるのが上尾市の将来人口に関する一番詳しい分析資料です(国の予算で作られたようです)。H56年(2044)までの30年間予測です。今後の多くの政策に影響するデータですが、市の行政マンが広く読んでいる様子は乏しいです。「縦割りですから・・・」と聞こえてきます… 

なお、昨年のH27年国勢調査の結果を反映した予測が作られると、さらに現実味が増すのかもしれません。

人口の絶対数で見れば人口減少は始まったばかりです。しかし上グラフで分かるように、質的な人口減少は15年以上前(生産年齢人口のピークのP点2000年)から始まっています。働き手が減っているのですから、総人口の減少よりも深刻に捉えるべきです。

 

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