井上しげる議員レポートに見る築51年5600万円物件補償がもたらすもの
近くの議員より、遠くの議員。そして23万人にふさわしいモノ
10/7 末尾に追記
ポストに入ってました。
上尾市議会の本会議が終わると、なにがしかの議員は議会レポート(主に自分の質疑関係)を作り、支持者や地元地域に配布するみたいです。
氏の地盤とは離れていますが、上尾地区にまで広く投函しているようです。地元議員氏のは選挙前しか来ませんが、さて皆さんの所はどうですか・・・。
カラー刷りでも上質紙でもありませんが、手作り感がかえっていいです。内容はもちろんですが、このような活動は「人物」を選ぶときの分かり易い目安になります。ついでに言うと、市議レベルではHPやブログのみというのはダメ。紙が一番有効ですね。
話しがそれますが、レポートすら書けない議員が当選するということは、支持者は議員の仕事ぶりを見ているわけではないと思います。慶弔?
■井上レポートでは文教経済常任委員会のことで、9月議会では聞けなかったことが書いてあり驚きです。
詳しくは次のリンク先の、2016/9月、36号、1-2ページ参照。pdf文書ですが、実態は図ですからスマホでは読みにくいでしょう。 (ただしこの時点ではまだ掲載されていません)。
井上しげる議員の議会報告36(2016/10 URL変更済み)
老爺心ながら、以下に部分引用します。まぁ、こんな感じかな。
新図書館の上平建設地の用地取得にからむ内容です。「土地売買契約額の公正性を判断するため不動産鑑定書を開示せよ」とせまり、市は公開を渋ったという話からややドラマチックな報告です。複数の文書開示を巡ってはやや分かりにくいのですが、2頁にまとめが有ります。そのまとめをまとめると…
上物付の土地を市が買い上げる時は、建物分も評価して買う。その評価法には、当該建物を別な土地に再建築すると仮定した金額とする(構外再築工法)、および解体処分すると仮定した金額(除却工法)の二つがあり、上尾市は前者を採用して5600万円とした。
でも、築51年で使用実態が無い(使っていない?)倉庫なのに、なぜ常識外れの判断をするのかとか、土地所有者は(市の?)用地交渉の約半年前にここを買ってんじゃん・・・。
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というような内容でした。
他にも参考として、「考える会」の9月傍聴記pdf文書には、現所有者はH25/4月に旧所有者から購入したとか、翌H26/1/22の政策会議で用地が決定したとあります。
リンク先→ 9月傍聴記
税金で買うのですから、正々堂々と上尾市役所が説明すればよいだけの話しです。いまの合理性を欠くままでは、市民のモラルハザードを生みます。
上尾市の空き家の皆様ー、
安心して下さい。
あばら屋でも買い取りますから。
↑ちょっと古いけど、むやみに明るい市民です。
でも、本音は三矢サイダー、先に買いたかったぜ・・・
(追記 これが意味不明という人がいて困ります。取引ネ)
冗談は抜きにして、本当に怖いことは、小さいモラルハザードは粗探しのように咎めるのに、大きいと、見て見ぬふりをする人が増えたことです。
服務の宣誓に恥じぬよう、説明して下さい。
骨のある行政マンはいませんか。
福祉の最前線で市民と向き合う人なら、無念を感じませんか。
市民も行政関係者も、良識が問われる問題です。老朽化しているのは今の図書館ではありません、市政そのものです。
「23万人にふさわしいもの」は新図書館ではありません。透明な市政と「最後まで責任を背負わざるを得ない」住民の参加なのです。
追記
■上がる建設費と無垢を通り越した答え
井上氏の7月レポート(35号、6月定例会)より。実は本日読んだので・・・
建設費の市回答が20、32、35、38億円と値上がりして倍近くになったと追求しています。知っての通り大きな原因は建設費の高騰です。首都圏での様々な公共施設が延期・凍結された例を上げていますが、私的にはもっと身近な例を紹介します。
計画のほぼ半分。建築単価の異常さを物語る好例です。 氏の問いに、上尾市は「オリンピック後に建築単価が下がっているか分からない」と回答しています。
「先(未来)は分かるわけないでしょう」と言われれば議論が封殺できますが、答弁に本質が現れていると感じます。当事者意識が丸でないことが透けて見えませんか。議会の外では通用しませんよ…
「自分のお金を使う時は、他人のお金を使う時よりも利口に使う」(堺屋太一)
急ぐ理由は任期内に竣工式をしたいからですか?。他に論理的な理由がありません。だって現本館は72%稼働率ですから(稼働率は下の関連記事10番)。
参考 現地googleストリートビュー(2015/6)
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コメント
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どうしてあんな不便な上平地区に(上平の住民は便利になるが)?っていうのも問題だが、物事の進められ方があまりにも強引なやりかた、市民に対する市の態度に問題が
あると思う。市は市民が何を言っても聞く耳を持たず、質問すれば決まったことだから・・・とばかり。市民の知らないところで水面下で色々決定し、既成事実として進められてるのだから、決まったことだからというのはおかしい。水面下で進められるという事は、市民に知られてしまうとマズイことだからではないのか?と思ってしまう。
建設費が高騰してるのに再考せずに建設を急ぐのも何か理由があるのでは?
署名活動の話があるが、実際に署名が集まったとしても住民投票をやる段階で
市や議員(図書館賛成派の)が住民投票自体をあの手この手で潰しにかかると思う。
さいたま市との合併の時の住民投票の合併反対しようっていう活動もえげつなかったし、テレビや雑誌にも記事にされ裁判沙汰にもなった
築51年の倉庫の件も井上議員がレポートに書かなかったらその事実が知らないまま
封印されていたのだろうなと感じる。ウチの地区の議員も時々レポートをポストに入れてくるが、内容は自分の実績や祭りに参加した等のことばかり。井上議員や秋山かほる議員のような事実を知らせてくれる議員が必要だと感じる。小池都知事のようにバッサリ暴いてくれる市長だったらいいけど、どうにもこうにも昔からの地元の地主で市役所出身でで、しがらみや癒着がいろいろありそうで自浄作用が働かない
投稿: まこと | 2016年10月 7日 (金) 12時33分
ご来訪に深謝。
思いの丈を書かれたようですね。スッキリしましたか・・・
一番上の疑問は答えが出てます。図書館問題は図書館の問題ではないですよね。
ここは行動につなげられるのも健康とストレス発散に良いかと・・・
先日、署名している人に立ち話したら、何時間やってるのか知りませんが、100人以上書いてもらったと自慢してました。ローカルテレビの話題にはなるでしょう。上平で掘った時に土器でもでれば、全国テレビかもですが、もっと違うものが出る気がします。
投稿: 管理人 | 2016年10月 7日 (金) 23時00分