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2016年11月27日 (日)

大学の父母交流会で思いがけない学生達との交流

明治大学、父母交流会という名の家族向けオープンキャンパス

今朝は駅まで旅行バッグを送ったりして何かと忙しかったが、最後の機会になるので御茶ノ水まででかけた。
このイベントは珍しい。上の子たちの大学ではなかったと思う。二年に一回出席できるが、子どもが留年すれば三回行ける・・・
御茶ノ水駅から医科大の方を眺めた写真、今年は紅葉の色がさえない。
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三遊亭小遊三師匠による記念講演は満席のためホールに入れず、教室から映像で拝見。プロジェクターの解像度が低いため見にくいが、噺家の話なので聞こえればいいわけだ。
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本人いわく、明治大学卓球部卒。大月での家族の話から小学校、高校、大学そして落語家人生の始まりへと生い立ちを、あの調子で面白おかしく話してくれた。大学紛争と言う忘れていた言葉を聞かされ、懐かしくもあった。その当時の紛争って一体なんだろう…
 
会場ホールに入れなかったことが、禍転じて福となったのが今回の交流会だった。教室を出たところで似顔絵イベントをしていた。(人気コーナーと言うが)たまたま集まりが少なかったので偶然応じることができた。
漫画研究会の学生15人くらいで、黙々と書き上げてくれる。私の担当は一年生の愛くるしい女学生。横浜から小一時間かけて通っているという。楽しく話をしながら書いてくれた。
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プロとして成功したら彼女の書いた似顔絵は幾らの価値になるのかな・・・なんて冗談を言いながら。でも小遊三氏も三年時には落語家の道を決心したと言う。当時、落語家を目指すなんて明治大学では初みたいだったらしい。好きな道を拓ければそれに越したことはない。
写真もOKとのこと。いつかここに来るかな・・・。
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その後は図書館を少し見学。日曜のためか学生に混じって、社会人や年配の人が結構いた。OBも利用できるが、社会人教育の方らしいと教えてくれた。明大が便利な立地にあることの象徴かもしれない。
昼時の学食は父母でごった返す。何度も来ているが、本日ようやく正しい注文の仕方を知った・・・ 17階から一階までずーっとエスカレーターで降りてきた。
 
留学生のパネルコーナーが休憩所にあったので見に行った。
韓国の留学生グループだった。日本人の学生では使うはずの無い「・・・でございます」という丁寧語で話すからビックリ。二年の女学生から留学生事情を聴くことができ、思いかげないことでとても良かった。
 
昔から疑問だったのはどういう試験で入学してくるのだろうかというもの。聞けば、留学生用の共通一次試験みたいなのがあって、その点数を持って希望大学に申請し、OKなら英語のtoeicやtoefl点数とか面接や(大学により)論文等が課せられるという。
授業料も日本人と同じらしいと言っていた。為替の落差もあるから高額になるだろう。しかもアパートで暮らしているわけだから、彼らは本国ではとても高収入世帯の子供たちのようだ。
 
続いて台湾の留学生グループのも拝見。一年生だったが、先日の雪に驚いたようだ。祖国で人気あるお菓子でもてなしてくれた。台湾が九州並みの島に二千数百万人も暮らしているんだと改めて知った。
続いて中国人留学生のグループへと立て続けに、楽しく話ができた。韓国や台湾の学生さんたちの写真を撮るべきだったなー・・・
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名前を忘れたが、山西省出身の中国人学生は4年生。日本に6年もいるとあって流ちょうな日本語を話す。大学院へ進むと言う。これまた名前を忘れたが、郷里のお茶でもてなしてくれた。謝謝。
 
彼らは母国語に加え英語と日本語の三カ国が話せるから、その点は日本人はかなわないなとつくづく思う。ただし英語圏から来る学生にはあまり日本語を覚える気が無い人も居るらしい・・・。
明治大学には韓国から400人、台湾は40人位、中国は500人位と言っていた。彼らの国での若者の日本留学での人気は早稲田、慶応、明治と続くらしい。早慶との差は大きいだろうと思うが、これがグローバル対応の大学の目指す姿なんだ、と実感できた。よく話題になる国際的な大学ランキングの低さの原因がここにあるのだろう。
 
就職は日本で。異口同音に皆さんが言う。国レベルではぎくしゃくした関係にあるが、個人としてはよき関係でいられることの重さを感じることができた。束の間のお喋りに過ぎないが、若い人たちと思いがけない交流ができた。これだけでも参加した意味があったし、思い出深い日になった。
 
最後に、前回見ることができなかったグローバルフロントとかいう建物を見た。こちらは大学院用の校舎らしくてあまり見るものが無かった・・・。
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とにかく最近の大学事情の一端が分かって、昔との大きな差を感じることができた。
 
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