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2017年1月の20件の記事

2017年1月29日 (日)

秋山かほる議員レポート、田中議長の筆跡ゾロゾロという汚れた署名

23万にふさわしくない上尾市政とエスタブリッシュメント
S 良いレポートが次から次に出てきます。賛成派議員には書けない質の高さを読み取れます。
でもレポートを紹介する前に、素朴な疑問があるので長い前置きします。
 
「ファッショ・センターしまむら」図書館みたいに、郊外に作りたがる地元の島村市長やおうちから遠くなるはずの田中守議長とか、取り巻き議員センセイ、その姿なき支持者である人々への質問です。
 
中学や高校時代に期末試験や受験勉強に、図書館を使いませんでしたか?
経験ないなら恵まれた家庭環境です。まさか文教熱心な皆様ですから、勉強嫌いは一人もいないでしょう。
でもね、12月議会で異口同音に三年間も審議してきたと言うわりには、誰一人として現本館の椅子の数すら数えたことはないでしょう。
小学生でも調べられる問題ですよ。
 
知らなくても恥じる必要はありません。
職員すら知らないのですから・・・
答えは、
h29/1現地調査では219人分(78)
1F 39椅子(8)、児童45椅子
2F集会室(54)、閲覧16席、他65椅子。 =机付のこと。
 
市発表とはまるで違いますね。当局の数字をうのみにするな、と言う象徴です。議員で数えたのは一人だけかな。でも行政のプロであり監視役ですから、前問は失礼すぎました。お口直しに、大人向けの質問を・・・
 
問1 (初級問題) 過去7年間の図書館要覧を全て見ましたか
問2 (一般問題) 上記から貸出統計を取って時系列分析しましたか
問3 (応用問題) 主要な利用者層と貸出特性を年齢セグメントで分析し考察しましたか。
 
答えられませんよね。
職員すらやりませんから。
職員のレベルが低いのではなく、頭上に見えない重い蓋がされていますから。問3はそもそも要覧には載っていません。
 
もちろんこれらの問いは建設派には的外れなのは承知しています。なぜなら「利用」ではなく「本の数」と「駐車場」不足が理由ですから。決して利用を高めるとは言いませんものね(お上手)。
蔵書はカネを出せば誰でも買えます。そして入れ物のハコが必要です。
ところが「利用者数」は知恵をださないと増えません。優秀な皆さんがカネよりも惜しみなく知恵を出さないのが、上尾市の三大不思議です。
ついでに、駐車場が狭いという件はへ理屈です。好立地と駐車場はトレードオフの関係ですから、現本館に負わせるのは移転誘導ミエミエです。
 
ようやく、本当に聞きたいのはこれです。
  • 去年1年間の本を借りた冊数。
  • 毎月平均、何回図書館に行ったか。
本もろくに読まないような人達が図書館建設を推進するはずないと信ずるからです。個人情報なんてケチなこと言わないで教えてください。
 
ところで、上平に住む人から聞いたのですが・・・、図書館できるとヨー「昼間の暖房代たすかるよな」とか「夏はありがてーよ」って言ってたな、って。
避暑目的ですね。
今の本館でも夏はそんな感じで混みます、公共施設はどこも似たようなものですから、寛容の精神で迎えていますよ。
でも、今から
いびき禁止。つまみ出す。』 を現本館に貼り、上平にも継続してね。
図書館は社会的居場所の役目を負うようになったと思うのですが、それにしては遠くなりますね。
 
■以下、秋山議員レポートの感想
経過的に数字を使いながら平易に書かれています。
すでに田中議長の筆跡で約200件の署名があったというチラシが出ていたので既知ですが、それは無署名記事なので、改めてハッキリ書いたのは貴重。
 
引用----
田中議長が、署名は名簿を写せばよいと言っているという話を聞き、署名用紙を確認に行きました。議会中で、少しだけしか確認できませんでしたが、195枚の同じ筆跡を確認しました。私が見たのは愛宕地区が主でしたが、そこに田中守議長の署名も同じ筆跡としてありました。
 
この件は、糟谷議員が自筆でない(代筆の)場合は押印が必要、とする上尾市議会規則を平気で破っていると指摘してました。 上尾市の請願と陳情へ
 
・監査委員の報酬が鈴木レポートよりも高額ですが、いずれにしても勤務時間は少ないはずです。
・上尾市広報が配達されない方へは市役所から郵送する制度があるとのこと。
 
●上尾市政とエスタブリッシュメント
図は秋山レポートより引用
S561_2
・買収の価格算定に関係した外注業者は二社。過去5年間の上尾市との取引関係は、赤熊不動産鑑定所は37件、新日本エクザは88件と議会で報告された。後者の日水正敏社長は上尾市選挙管理委員長でもある。共に継続的取引が多い。税金なのだから金額やシェアまで遠慮なく開示しても良いのではと思う。
・土地開発公社の事は知りませんが、群がったのは誰。
・上尾駅西口トレイの改修に2500万円も投入。業者はどんな関係なの。
・文化センターに楽屋棟を建てるのに2億5千万円。
・本稿には書いてありませんが、図書館の陰に隠れてしまった感のある戸崎の有料パークゴルフ場建設などは効果や採算性の不明な大型公共事業です。また市政のあちこちには指定管理者と言う名の甘い外注業者がいます。
 その他にもたくさんあるのでしょう。
 
力強く質の高いレポートが揃ってきたのですから、議会内よりも、全ての核心である一般市民、とりわけ20~50代層(納税者層)に向けて広報活動をすることが効果的です。
 
バラバラではなく、個室集会でもなく、議員が集まり、上尾東西の駅前、北上尾駅前などで複数回の合同報告集会を開いたらどうかな。
 
前記事
 
関連
 

2017年1月27日 (金)

井上茂レポートと議員質問で明かされた用地交渉の甘さ

県の事業認定が下りなかった幼稚交渉から見える二つのこと
 
Photo_4
前記事で鈴木議員の議会報告の感想を書いたが、井上氏の分を忘れていた。かいつまんで書いておく。むしろ12月議会の質疑に注目したいため。
 
以下、井上しげるレポート37号(2017/1月)より。
 
(万円) 上尾市の買値 クライズの買値  差額  倍率
土地 (坪@) 3,912 (12.7) 2,242.5 (21.8) 1,670 1.7
建物(築51年) 5,599 157.5 5,442 36
合計 9,511 2,400 7,111 4
住所 上尾市大字西門前字南前580番1他。市街化調整区域、本表は独自加工
  
・上平建設地の周辺地価は-2%。・・・なのに甘々鑑定士様のお墨付き。坪22万円!
・三年前のクライズの取得価格については、以前の取引は算定に必要ないから調べていないし、不動産鑑定から除いたと言う。・・・知らないことにしようかな?
・h25/8月に「候補地の一つ」になったと明らかに。だが会議録の無い教育総務部内の協議の場だという。この辺りか不自然と書いてあるが・・・意味不明。
・住民投票の賛成討論の要旨・・・鈴木氏にも書いてあったが「討論」なんて上尾議会で行われているか?。一方的な主張劇であり、一つのことに質問や反論を繰り返して徹底的にやったわけではない。
・発達障害支援関係として上尾中学校に通級指導教室開設を、発達障害者への就労相談・支援の充実を。
 
上の取引は賛成派でもやりすぎだと思う人は少なからずいるはず。1-2割増しにしておけば誰からも文句は出ないはず、と。
ところが疑惑視されていることに、容認派議員は「当事者に失礼だろう」と言い放つ。では支払人である納税者に失礼じゃないのか?。多数の市民がこの取引に○を付けるという自信があるのか?。見て見ぬふりをしてほしいだけではないのか?
 今時三年で4倍になる投資は、詐欺と間違えられるぞ。
 
●12/14、井上茂議員の質疑から
井上議員は上尾市役所勤務時代に8年間も用地買収の仕事をしたという。一瞬またかと思ったが、「帰れ」と拒絶されながらも地権者の元へ足しげく通いつめた話は傾聴に値した。
 
門の外から
門の中へ。
 
玄関先から
玄関の中へ。
 
ようやく居間へ
お茶が出てくる。
 
リズムのある喩で目に浮かぶような話だ。部長達も聞き耳を立てていたが、一人態度の悪いのがいたなー、右側に。
 
①自分よりも格上の役人にはからっきし弱い
初期の用地交渉で上尾市は譲渡所得5000万円控除の話をしたという。それには県の事業認定が必要になるが『下りるわけがない』と井上氏は当初から断言したという。
氏は「不便地に大型図書館を建てる理由を埼玉県の役人に説得できないはずだ」という。
行政と多数派の馴れ合い議会内でしか通用しない論理は、(利害の無い)県役人には通用しない、というものなのだろう。
それが本質なら、上尾市民もずいぶんとコケにされたもんだ 
 
結局、譲渡所得5000万まで無税というウマイ話が、公用地拡大法(Max1500万円控除)になって地権者の税負担が増えたらしい。
井上議員の話(要約)
  • なんで5000万円と言ってしまったのだろう。
  • 私がこの職員だったら、この差をどう埋めようかと算段せざるを得ない。
  • 次に地権者の所へ行けなくなるから。
  • この後の不動産鑑定や買収価格の決定に作用してくると推測せざるを得ない。
②縦割りを言い訳にして相互不干渉のくせに、身内のミスをかばい合うのだろうか?
上尾市の買取価格の本質は「5000万円控除という余計な期待を持たせた」脇の甘さへの、組織的補償なのだろうか? 
 
幼稚交渉により市民はコケにされた。
だから黙っていることは無い。
 
※公共用地取得に伴う損失補償基準要綱・・・埼玉県Web
他議員も追及していることだが、ここには「土地の正常な取引価格」として、不動産鑑定をとれとは書いてない。近傍類地の取引価格を基準としたり、所有者がその土地を買った時の価格を参考にしなさい、という趣旨だ。
 
上平の取引は上尾市の裁量権の中にあったものだ。これが県承認が必要な案件であれば、事業認定の例と同じく上尾市が正当性を主張する内容は、格上の埼玉県庁にはまるで通用せず、門前払いされたか、「何でまた、-2%地域なのにそんな解釈をするのか」と怒られた姿が想像される。
 
 
関連

2017年1月26日 (木)

鈴木茂レポートに見る上尾市議会の顛末と賠償命令判決

自治体トップへの賠償命令がでる時代へ
 
Photo_2 鈴木茂議員の議会レポート、カラー刷りのA4で4ページの最新22号をみた。
うちには井上茂議員からもくるが、近所のはめったに来ない・・・
 
昨年の上尾市12月議会の内容が凝縮されており、良くできたレポートだと感心した。W茂議員のレポートはそれぞれ持ち味が出ていて読みごたえもある。
抽象的な文言や手柄の吹聴でもなく、数字や事実と経緯主体に書いてある点でイイ。
 
住民投票を求めた採否の議員名リストが載っている。出身地域を見て不思議なのは、現本館が無くなる上尾地区のお膝元議員が揃って上平移転に賛成である。
フツーは地域エゴ丸出しと呼ばれるくらい、地元の利権誘導に固執する(かもしれない)政治家が、なんと市全体の視点で考えたかのような姿である。
面白い見方でしょう 
市全体を俯瞰する力があるとは・・・もちろん皮肉だが、この逆転現象を地元民はよく考える義務があると思う。
 
なお現本館の建物内に一部分館を作ることになっている(反対運動を鎮めるため)。
その中身は全く白紙で、明かさない。
例の面積条項が制限になるはずだから上平分館(公民館内の図書室)並みの130m2。これは現本館1F「子ども室270m2」の半分以下である。
 
人口比率で2対1の上尾地域と上平地域が、広い本館と狭い分館を交換するという構図が見えてくる・・・支持者さんは理解しているのかな? 
 
その他は・・・
・推進派の署名簿の怪しさと審議について小気味よく書いてある。請願提出先者である田中守議長が署名、可否を議論する小川明仁文教経済常任委員長も署名してある。
・住民監査請求に至る経緯、監査役のプロフィールと報酬4万円までリアルだ。
年48万円のお手当だが、少ないであろう勤務時間を知ったらパートで働く市民は悶絶するかも。鈴木さん勤務時間数まで調べてね・・・
・監査のあり方について、コンプライアンスがらみでとうとうと書いてあるが、彼らには馬の耳に念仏だったろう。が、市民に向けては必要な内容と思う。彼らを説得するのではなく市民に問題を知らせて考えさせる、これこそが核心だろう。
 些末だが、段組みでないと読みにくいな…
 
・議員失言をめぐっての上尾駅状態化の過剰騒動も書いてあるから、本号は盛りだくさん。
・最後に子どもの貧困対策にふれている。
 図書館問題は上尾市政の暗部が露骨に現れた大きく長い問題だが、一議員としてはそればかり扱っているわけには行かないのだろう。
 
詳しくは鈴木茂 議会報告No22(平成29年1月)を参照。
 
上尾市図書館用地取引の件は住民監査請求が棄却され、住民訴訟へ進んだ。シンプルな問題だから地裁判決に二年もかかるまいっ、て期待したい。
ところで昨12月に国立市のマンション高さ制限訴訟で、上原元市長の敗訴が最高裁で確定した。市に支払う損害賠償額は当初3000万円だが、利息含めて約4500万円に膨れた。
昔、国立に居たので覚えているが、こんな形で重なるとは、世間って狭いな・・・
いや、時代が変わったのかな。
 
豊洲移転問題では当然、石原元都知事への賠償責任が注目されるが、小池知事にも計画変更で賠償を訴えられる見方もある。
やっぱり変わったんだろうね。
 

2017年1月25日 (水)

マルチ画面(モニタ)、3画面ディスプレイ設定方法(Windows10とインテル)

3画面以上つなげないとマルチ画面なんて言えない(ダイナブック)
 
今はレッツノートS10(Windows7)に2台の外部ディスプレイをつなぎ(本体画面はオフ)にして使っている。メインはHDMI接続で23インチWUXGA、サブは17インチSXGAの少し古いものでDsub接続だが、仕様外の縦置きにしている。場所を取らないから良い。
第二世代のサンディブリッジ内臓グラフィクでは三画面は不可能だった。HDグラフィックスは3000。
この使い方は、デスクトップとノートPCの二台持ちをする必要が無くてスッキリする。
 
そろそろWindows10にしないといけない・・・
条件は外部モニタ二台接続できるモバイル系ノートPC。トリプルディスプレイまで拡張できると良い。
レッツノートなら確実にできるはず。一度も故障しなかったことも凄いけれど、相変わらず野暮ったいので二の足踏む・・・
 
東芝ダイナブックに傾いている。
Core i7と性能が上なのに直販は安い。
ところが上記の二台接続を尋ねても保証はできません、というつれない返事。インテルの現在のcpuは3画面接続ができる性能なのに…追加のグラフィクボード無しで。
 
ところが二年前に東芝製PC(Corei5-4200M)を家庭用に買ってありWindows10に更新済みだった。これで試せばよい。なんとも灯台下暗しの悩みだった。
Win10_2  
(1) Windows 10 ディスプレイのカスタマイズの設定方法
 まずWindows10のディスプレイ設定をすると、本体1に外部2と外部3をつないでも、認識できるのは二画面の任意の組合せだった。3画面同時はダメだった。
 
 1番のノート側ディスプレイの接続を切断する。
 2番を選び、メインディスプレイに指定する。
 3番を選び、デスクトップをこのディスプレイに拡張する
 
まあ、これでも一応満足だが、少しがっかり。
ちなみにダイアログボックス内の配置では、二つを左右ではなく上下配置すると、縦に拡張できることを最近知った。一体何に使うんだろう・・・
 
Win10_3
 
 
(2) インテルHDグラフィクス設定により三画面まで拡張できる
 図のようにディスプレイの配置とは関係なく、一番、二番、三番と自由に選択できる。
 
Shd_2
 
これで完全な三画面。左2と右3が拡張画面になる(接続できれば4台目も?)。
普段はあまり使わないが、あって困る分けではない。作業が込み入ったら生産性は高まるだろうと思う。
Hd3
実験はここまでしかやらなかったけど、この後もう一度(1)をすると、きちんと三台まで認識するのかな?
Windows 10(8も?)では拡張画面にもタスクバーが表示されるようになったようだ。あまり必要性は感じないけれど・・・
 
●画面一つ(シングル)の利用 :  一つのディスプレイ画面内で複数ソフトを並列表示して使うときには、Winキー+カーソルキーで左右並列表示がとても便利だ。
 
 
関連
 

2017年1月21日 (土)

FCしまむら図書館の自動書庫からみえた真相

前記事 こんな幹部は辞表を書け の続き。
 
日本ファイリングの自動書庫例が二つあります。上尾市より巨大な自治体です。
  • 川口中央図書館(キュポラ6F、h18年、能力30万冊、1冊3~5分で出庫)
  • さいたま市中央図書館(コムナーレ8F、h19年、能力50万冊、3~4分で出庫)
Gachagacha_2
 
閉架本の受取時間は、本館地下2Fまで降りる手作業時間(2-3分)よりも長そうです。パートさんの作業の方が早いのです。つまりコストはバカ高くて、時間は待たせる、という民間では誰も思いつかない投資です。
上尾市の自動書庫導入からは迷走計画の真相というか経緯が見えてきます。見立てが間違いだというならば定量的に指摘してほしいものです。
 
 初期構想案、蔵書47万冊= 開架28.2 閉架18.8 開閉比率6対4
単館構想なので二階全床図書館のはずでしたが、事業債利用に飛びついたために1Fのみとなり、床面積は1/2となる複合館案です。
 
大風呂敷を広げた開架面積(28万冊分)はムリです。少しでも開架面積を確保するために閉架分を減らざるをえません。また学習室を二階へ移して「そこは図書館専用とは呼びません」といって面積制限から除外するような脱法もどきです。
 
当初の閉架19万冊は現本館と同レベル。そのまま移転可能ですし、広い面積を前提とした構想案には「自動書庫」の言葉すらありません。
 
腐心したのは蔵書数ではなく(見た目に分かり易い)開架数と開架面積です。
修正後は18万冊(10万冊減)とし、閉架19万冊と合わせて合計37万冊です。現状30万冊と比べてもたった2割増です。ショボすぎて建設大義が成り立ちません。
 
その政策的ミス(メンツとも呼ぶ)を隠すのが、収納力の高い自動書庫です。なんと25万冊に膨れました。閉架書庫のために図書館を作るような話です。
ですから「10分もかかる受付時間が短縮(ウソ)」とか「蔵書効率が高い(数字をださない)」を理由にしています(前記事参照)。
現本館 構想案  複合館 
開架面積m2878 1,300
蔵書数 (万冊)30 47 43
開架冊数12 28.2 18
閉架冊数18 18.8 25
開架比率40% 60% 41.9%
延べ床面積m22,337 5,000 2,130

< 本館開架面積は市発表よりも広く計上(1F子ども室275+2F一般603)。最新蔵書は31.9万なので上平2.5を加えて34.3万冊。蔵書の定義があいまいですが雑誌AV含めると36.3万点。新図書館43万は25%増しに過ぎない >

 
川口市とさいたま市のように、坪賃料が最高の立地では導入大義が成り立つのかもしれません。
しかし上尾市は(表向き)広い面積を求めて郊外(安い土地)へ行きながら、文教政策の一貫性が無いから変更して面積を失い、自動書庫で蔵書数だけは体裁を整えたのです。力説した開架比率60%や28万冊開架を平気で切り捨てました。
このような当初企画とその後の変更迷走ぶりは、上尾市長が「文教」を本気で考えていなかったことの証拠なのです。
ハコモノさ、とハナから分かっている人も多いでしょうが、それでは悪口レベルなので文教の矛盾として数字で説明した分けです。
 
オープン後に自慢装備で他市見学を募っても、専門家なら矛盾に気付いて笑うでしょう。『何で郊外の広いとこで(人が入れない)自動書庫なんだよ』って。地価の安い郊外こそ広いスペースを強みにして開架を増やしてブラウジングしやすい環境にするのが、当たり前だろうって(構想案はそうだったのです…)。
 
ガチャ風に出てきた本を見て、喜んで帰るのはメーカーと小学生くらいです。でも大人になった頃、メンテナンス費用が請求されます。
本も借りてねーのに、なんで請求だよーって言っても後の祭り。
差出人はFCしまむら図書館。
そこまで教えるのが本当の社会科教育です。
 
 
パブリックコメントは構想案から大幅削減された時点でやり直すのが誠意ある人の道です。理由は図書館は市職員や議員が使う施設ではないからです。市民がよく使う施設は市民の意見を尊重するのが当然ですし、責任を負わされるのも市民だからです。
それをしないのは、最近書いた無謬性に通ずるものです。間違っても『間違いを認めない』という特権意識です。
公共施設最適化事業債という難解かつもっともらしい名前が問題の蓋をしていますが、分かったふりをするだけで、よく理解している人は少ないようですね。
 
さいたま市のH27年度は5年ぶりに貸出減少が止まったようです。
でもh19から9年経つのに自動書庫には14万冊収納で空きが70%もあるんです。浦和駅前一等地の民間商業ビル内に「倉庫」を作ること自体が個人的には理解できません。
いっそ貸金庫にして稼ぐべきです。
 
川口市の図書館利用も微減傾向を続けている。蔵書数は増えざるを得ないが、そもそも(需要としての)利用者数と貸出数が漸増している市立図書館など今の時代には稀だろう。あったら教えてほしい。
蔵書は税金で買えるが、人は買えないのだ…
 
自動化書庫は閉架用だから、それを増やすほど人目に付かなくなり貸出本の回転率は下がり死蔵品化するという見方もあるらしい。 検索→「100万冊の蔵書で60万冊が死蔵」。
そんな馬鹿なと思う人は、自分の家の中を思い出せばいいよね。
 

2017年1月19日 (木)

さいたま新都心連合大学の満足度は2勝1敗2引き分け

去年一個受講したので、今年はフルコースで受講した。
関心ない講義を聞くことで、少しは視野を広めねばという、殊勝な動機・・・。
 
ようやく終わった。
たかが1週に1単位の講演会なんだけれど・・・ホッとした。
1月の夕方は寒いよ。
連れがいれば帰りに新都心で一杯、という放課後コースもあるんだろうけれど・・・終わるとみんな一目散に黙々と列をなして帰るね。
 
毎回、18時頃さいたま新都心駅から官庁街へ歩くと、もの凄い数の人間がどっとビルから出てくるから、その流れに逆らうように歩いていると、新宿にいるような錯覚だ。
みんな公務員、一斉に退社するんだね。
 
埼玉新聞社のこの企画はとても良いと思うが、春や夏の明るい季節にやれば、もっと聴講者が増える気がする。
今年も高齢者が多かった。女性は数パーセントほど。
第1回 12月7日(水)

さいたま観光大使 清香園
山田 香織 氏

世界に広がる盆栽の魅力とは
第2回 12月14日(水)

日本総合研究所 副理事長
翁 百合 氏

金融の新しい潮流~フィンテック
第3回 12月21日(水)

埼玉県立大学 健康開発学科教授
坂井 博通 氏

多様なユーモリスト -心と頭のコリをなおす-
第4回 1月11日(水)

駿河台大学 法学部教授
成田 憲彦 氏

安倍政治と日本の自画像
第5回 1月18日(水)

財務省主計局調査課 課長補佐
海老原 宗貴 氏

平成29年度予算案の概要とわが国の財政の現状
 
盆栽の話は、女性なのでびっくりした。
世界盆栽大会inさいたまが四月にある。やってみたいとは思わなかったけれど、さいたまスーパーアリーナ「日本の盆栽水石至宝展」は見に行ってみよう。
忘れなけりゃ・・・
 
さんの話を一番期待したが、つまらなかった。調査会社がネットで情報集めたような深みの無い話だった。
 
坂井氏のユーモリストは面白かった。あの情報がWebでもあればいいな。
 
成田氏の終戦当時の話が生々しかった。昭和天皇だけがまともだったと言っていたのが印象的。
 
去年も聞いたのが財務省の財政と予算事情の話。今日は三十分で眠くなってしまった・・・。
いいデータのグラフがいっぱいあるから、紙よりもデータで欲しい。財務省のWebページで探しているが、みつかんない。去年はあったはず・・・
 
来年は単品コースにしよう・・・

2017年1月18日 (水)

上尾市政が堕ちた無謬性・・・その2

不動産鑑定士は間違えない
 
 
三年前に2400万円で買った物件が、上尾市は4倍の9500万円で買い取るという取引はおかしいという住民監査請求だったが、上尾市監査人から棄却された(2016/12/8、その後裁判へ発展)。
拒否回答の中で、違和感が目についたのは土地の不動産鑑定評価についての所。
 
その内容は、不動産鑑定士は国家資格であり、結論は公正で適切だという一般論を9行にもわたって引用しながら書いてある。
医者も公認会計士も裁判官もミスをしない、そういう理想の姿を根拠にしている。『不動産鑑定士は間違いを犯さない』と言い張るが、仮に複数の鑑定士がやると全く同じ価格になるのだろうか?
 
相場の世界では買手と売手が出合った所が正しいのであり、外野が何を言い張っても通用しない。科学的検査でも業者が違うと結果が違う例は、豊洲でも明らかだ。
 
「近傍類地の取引価格を基準」としなかったことへの反論は文章だけで延々と書いている。いろいろな取引数字や式が一つも入っていない(プロじゃないね)。
監査手続きとしてはこれで終りにされた。
 
ようするに不動産鑑定士は正しい、
 
だから監査委員は正しい、
 
よって執行部は正しい、という流れで押し切っただけ。
 
 
でも、A鑑定士は上尾市から2010-15年の5年間で37件の受注をしている。
 
よって、取引業者は逆らえない 

2017年1月17日 (火)

上尾市政が堕ちた2つの無謬性—その1

間接民主制VS直接民主制とジレンマ議員の姿
 
無謬性なんて普段は使わないが、昔石破茂氏がテレビで記者に話していた。小難しいことを独特のゆったり口調で語るから、印象に残る。
 
その意味を身近に感じることが二つあった。一つは、昨秋の住民投票署名活動における上尾市議員のふるまいだ。
 
発端は、「なぜ議員は駅頭に出て署名活動を手伝わないのだろう」というもの。直接、署名集めはしないけれど後ろで間接的に応援するなどの少数だったようだ。
 
答えは、「(議員が)間接民主制に異を唱えるような直接民主制の住民投票に加わることは矛盾する」というものらしい。
ようするに、議員が直接民主主義の片棒を担ぐのはヘンだ、というわけ。
 
なるほどねー、と思った。
建前じゃないか、とも思った。
 
議員質問に対して市当局は正面から回答していたか?
議論の噛みあわない答弁で、その場を終えることに終始していないか?
単館構想案から大脱線しているのに、複合館で突っ走ったではないか?
監視役どころか、市長の用心棒になり下がっていないか?
将来へ責任を負える政策プロとして回答していたか? 等々
 
議論を深めるのではなく、はぐらかす場になっていたら形式民主主義だ。
二元代表制なのに市長に寄り添ってばかりでは、議会の存在価値は薄い。
(市議選と市長選の間隔が2ヵ月と短いのが元凶、2年間隔へ離すべき)
 
もう一つ重要なのは「どの議員も行政職員も、政策において絶対に間違いを犯さない」という分けではないだろう、という事。
たぶん公務員は、個人としては「いや間違えることだってあります」と答えるだろうが、組織としては認めないだろう。
 
不思議な光景を見た。
10月末の署名活動の最後日。
上尾駅の東口ではあまり見ない議員。
演説姿が何かヘンだ 
 
Img_9699
名前が無い。
のぼりも無い。
名前が商品なのに、売る気は無いようだ。
彼女のジレンマであり、プライドなのだろう。
 
足を止めて聞き入る市民は少なかったが、美しい光景だと思う・・・
 
ところが、とんでもない所に直接民主主義を後押しする議員が現れた。
自分の名前を書くだけじゃ物足りなくて、名簿丸写しまでしたらしいという。けっして間違いを犯さないではなく、間違いばかり繰り返しても平気な人がいる。
 
直接も間接も共に無謬ではないのだから、時には謙虚さが必要のはず。
 
とりわけ図書館は議員や市職員が使う施設ではない。
 
「使う人」に直接決めさせようというのが、賢い人の謙虚さだろう。
 
 
2016/12/21に議会で否決された。
図書館を使わない人達により。
ウソと言うなら、彼らの貸出数を開示して見ろよ。
 
その2へ・・・
 
関連
 

2017年1月15日 (日)

閉架からのプレゼント、こんな人がクビになる&値段が語る僕たちの昭和史

値段が語る僕たちの昭和史  高橋孝輝著/主婦の友社/2001
本書をいわゆる”団塊の世代”と、その貧しかった時代を知らない”団塊ジュニア”たちに捧げたい。父ちゃんたちはこんなに貧乏で、バカだったのだ。(本書より引用)
 
物価で懐古する本。
週刊少年サンデーが30円だったのは記憶違いではなかった!。
ダットサン(720cc)の80万円(1955年)は銀行員初任給の140倍、
国民車構想をへて昭和41年にカローラ49.5万円、
サニー46万円で登場し、同20倍を下回る。
大学授業料
国立大学は昭和24年の年3600円から始まり、12000円(1963/S38~1971年)。
実に安かった! 慶応や早稲田は年8万円(1966/S41~1971)
銀行初任給は2.5万(S40)。
1970年代には国立も私立も狂ったように値上げされたとある。
 
こんな人がクビになる  角川書店/2001
夕刊フジで連載したリストラ事例の生々しいルポ記事集。精神的にタフな方向けの読み物。
サブタイトルは「リストラされた78人の教訓」ですが、教訓らしいことは少ないです。
20歳代から50歳代まで幅広く収録されています。
 
『非情の解雇通告、一方では天下り受け入れ』47歳、建設コンサルタント会社
こんな感じの見出し構成で綴られます。
自分に近い例を探して読むのがお勧めかも…。
事例が一覧できないのが欠点ですが、公務員の例は無いようです。
 
関連

2017年1月14日 (土)

京浜運河、冴えわたる光景

久しぶりに埼京線で天王洲アイルまで出かけた。

大宮から乗り換えなしでりんかい線に乗り入れできて便利だ。
寒波到来の影響で冷え込んでいる。
埼京線の窓からは富士山もきれいに見えた。
 Sp_20170111_121004
風も無いので陽当たりはとても暖かいから、京浜運河沿いをシーフォート辺りまで歩いた。
Sp_20170111_121553 青空に、飛行機雲がきれい。
それにしても、このような場所を埋め立てて高層ビルやマンションをよく建てるものだと感心する。帰りのモノレールからはまだ造成している所が見えた。地盤改良みたいなことをしている土地があって、技術の過信ではないのかなーって思えた。
海のある景色は好いものだけれど、内陸の方が安心して住めると思うこのごろだ・・・
 
帰りに東京駅の八重洲口によったので、城東小学校の横を通った。ここを撮るのは二回目。東京駅から徒歩3分?、ビル街に隠れてしまう小学校。
もうじき取り壊して高層ビルの中に移転するらしい。
Sp_20170111_131248  
せっかくなので有楽町ビッグカメラにある東芝ダイレクト店に寄って相談をしてきた。
 

2017年1月11日 (水)

上尾市の各歳人口ピラミッド(2017年)と分析

上尾の中年トリオ(団塊ジュニア)が支えるものの、後は
左右対称の絵を見て、頭と肩のシルエットなのか、カネゴンなのか、くびれた女性を妄想するのかは性格によります・・・。

総理府統計 h25/10月、年少人口13%、生産年齢62%、老年25%、前年比25万の人口減。

上尾市の人口構成は国平均によく似てますが、団塊ジュニアが多いのが特徴です。
出生数  100万人を切ったと2016年末にニュースになりましたが、年末の忙しさにかき消されました。すでに年間30万人近い人口減少ですが、いずれ1年間で鳥取県や高知県が1つ消滅するレベルへと進むというのに。
 東京近郊にいては人口減少の破壊力を実感できないのかもしれません・・・
人口ピラミッド
 一般に5歳等級別で描くのが多いのですが、全年齢があるので各歳人口ピラミッドにしました(コピペとエクセルなので作る負荷は同じ)。 図はクリックで別画面表示(引用明記なら利用可)。 
 
Photo_2

グラフの解説(2017/1/1)

 上尾市の人口特徴は図のプロフィールにまとめました。
    • 高齢化率・・・65歳以上の人口比率。全ての自治体は人口表にこの値を明記すべきと思う。
    • 現老人数・・・生産年齢人口÷老年。 高齢者1人を現役何人で支えるかを示す(この指標の名称が見当たらないので当オリジナル)。
      1990年の11人は上尾夏祭り(神輿)なみの余裕だが、今の2.4人は騎馬戦へ…
    • 老年化指数・・・老年÷年少。高齢化の程度を強く示す指標。
 
上尾の団塊世代はそれほど多くはないです(第1次ベビーブーム1947-49、毎年250万人)。
図で団塊ジュニアと印した層(1974/s49年~の43-45歳)が各4,000人と多いのが特徴です。彼らを上尾の中年トリオと名付けます。働き盛りが人口の中核である点は頼もしいです。
 
しかし、本来の団塊ジュニア(第2次ヘビーブームは1971-74年、毎年200万人)とは3年ほど遅れています。理由は不明ですが、大都市近郊のため晩婚化が全国平均よりも進んでいたと想像します。
 
 たとえると、中年トリオは子供の頃は40人学級で賑やかに過ごしましたが、下の世代を見ると各歳2000人以下となり20人学級並みのガラガラ教室です(近年小学校の廃校は年500校ある)。つまり彼らの目で見れば、25年後(2040年頃)には支えてくれる層がいません。
 
団塊の孫世代(第3次、第4次BB)が存在しなかったことが日本の大きな問題ですが、その原因は「失われた20年」の失政にあると思います。
 
 なおグラフから、今の人手不足や失業率の改善は、現役世代の大量引退と新規流入する若者人口の少なさの結果として見ることもできます。そして、世代間扶養による年金制度が成り立たないことも自明です。前提を付けながらも消費税方式へ変わらざるを得ないでしょう。
 
あとがき
上尾市の人口統計のサイトでは、数表はh28年まではhtml化してあるためにコピペは楽ですが、H29年からはコンピュータ出力をpdf文書にして開示するようになりました。
工数削減ならば仕方ありませんが、pdf文書からのコピペは乱れるのが欠点。埼玉県庁のようにExcelファイル添付する方が優れています。
あるいは原始データを自由に編集できる上尾市がグラフを提示すべきです。ピラミッド図の作り方は目次ページにあります、誰でも作れます。
 
追記
就職氷河期(1993-2005)を図に追記。大卒35-47才、高卒31-43才。就職超氷河期2000年は大卒40才。氷河期の後期の方がきつかったはずです。
 

 

 

 

2017年1月10日 (火)

上尾市人口問題の目次ページ

上尾市の人口に関する主な記事を目次化したもの。全記事は「上尾市の人口物語」で日付順表示。

●上尾市人口統計データ 主に過去(新しい順)
  1. 2050年までの埼玉県市町村の人口推計
  2. アッピーがしんちゃんをキャッチアップする日
  3. 人口が減少へ転じた年と死亡者数
  4. 上尾市の少子化とコロナ
  5. 埼玉県のコロナ感染者統計
  6. 家をつくるなら上尾市と年少人口の転入超過
  7. 埼玉県の人口減少臨界線が南下中・・・
  8. 上尾市の各歳人口ピラミッド(2017年)と分析 
  9. しらこばと団地に見る、高齢化した団地再生の行方
  10. 上尾市の地区別(地域別)と団地の高齢化率や平均年齢
  11. 上尾市は団地で人口急増し、団地から人口減少が加速
  12. 上尾市の地域別人口変化(30年間)から見えてくる増加減少の景色
  13. 上尾市人口は23万人に届かずにピークを打ち人口減少か(人口推計ツール)
     32年間の自然動態、社会動態グラフ
●上尾市地域創生長期ビジョンの関係 (H27/10)
●その他

2017年1月 9日 (月)

上尾市の住民投票条例を求める請求への賛成と反対議員名

市民の皆さんへ
 
正月開けても、上尾市議会のWebには採決速報すら表示されませんが、議員の厚生年金の意見書だけは即、発表です。
本題の前に・・・、年間の会期日数と年収は約80日/800万円。これは休日数ではないですよ。この程度の仕事で年金まで補償しろとは、道理が通りません。
兼業可ですから、そちらで頑張ればよいのです。他の仕事で一人前に飯が食えないような人が議員になると、政治屋(稼業)になりやすいと思います。
世間の三分の一は非正規。議員も非正規ですが、特別ですね。スピーカーで「奉仕する」って叫んでいたの忘れましたか・・・

 

2016/12/21日の採決結果

氏 名 会派/採決時 採決 得票数 住所

新道 龍一
新政ク × 1,770 上平中央

田中 一崇
新政ク × 1,425 西宮下

斎藤 哲雄
新政ク × 1,454 二ツ宮

小川 明仁
新政ク × 1,369 本町

星野 良行
新政ク × 2,139 原市

大室 尚
新政ク × 2,503 柏座

渡辺 綱一
新政ク × 2,106 瓦葺

嶋田 一孝
新政ク × 1,498 平方

小林 守利
新政ク × 1,463 井戸木

新井金作(副議長)
新政ク × 2,546 小敷谷

田中 守 (議長)
新政ク 議長 1,845 愛宕

野本 順一
無会派 × 1,428 本町

深山 孝
無会派 × 2,309

戸野部 直乃
公明党 × 2,469 富士見

前島 るり
公明党 × 3,046 本町

長沢 純
公明党 × 2,487 瓦葺

道下 文男
公明党 × 2,406 中妻

橋北 富雄
公明党 × 2,190 上町

浦和 三郎
政策フ 2,371 向山

鈴木 茂
政策フ 2,632 浅間台

町田 皇介
政策フ 2,660 緑丘

井上 茂
政策フ 1,949 東町

池野 耕司
政策フ 1,772 浅間台
尾花 瑛仁 新政ク
× 2,784 仲町

池田 達生
共産党 1,586 地頭方

秋山 もえ
共産党 3,540 小敷谷

糟谷 珠紀
共産党 2,153 西宮下

新藤 孝子
共産党 2,305 原市

平田 通子
共産党 1,973 瓦葺

秋山 かほる
無会派 3,027 平方
    • 住民投票条例の制定を求める請求(署名13598人)は、賛成11人、反対18人で否決(上表)。
  • 「新図書館の早期実現を求める請願(署名11619人)は、賛成18人、反対6人、棄権(退席)5人で採択。
2

●あとがき1

なぜ、いまごろ書いたかと言うと、議員の賛否明細が分からなかったからです。想像だけでは書けません、失礼です・・・(^-^ა)
上尾市議会HPには採決/閉会の翌日にも報告されません。署名案件ですから他に優先してもよいですね。議員明細付で。

リニューアルした中継録画をみれば、誰が立って誰が座っているか、分かるだろう、という事かな?

紙の「議会だより」は三か月後ですから、Web報告はその後ですね。お役所仕事の遅さぶりですが、実は恥ずかしいミスは「無かったの如く数時間で直す」のです(末尾に紹介)。
●あとがき2 
本日「考える会」のチラシを見て一区切りして書いたわけですが、正月明けという点では五十歩百歩です。チラシの名簿もへんな並びのため、オリジナルに作りました。この方が分かり易いはず。背負う票数では4対6で否決。
チラシ文は同じ表現の繰り返しや抽象文が多くて、政治ビラの癖が抜けないみたいな印象も受けます。尾花氏の豹変事件も書いてありましたが、会期中という点やDNAこぼれ話があっても良いかなと。
4対6も「民意」ですから、あまり民意を繰り返すと受け手によっては独りよがりの違和感も与えます。合理性の欠ける点や数字に絞ってシンプルな方が記憶に残ります・・・。
隅に、住民訴訟の件を、間に合ったように少し書いてありました。私費控訴はたいへんですからカンパ募集を宣伝したらいいと思います。
●あとがき3
 署名運動をしていた方が、ある党議員に理解を求める電話をしましたが、「党の決定なので」と拒まれました。図書館をどこに作るかは政党や信条とは無関係の住民問題なのに、地方自治の上に政党を優先したわけです。市民代表の立場より政党を優先する、そんな政治家を選ぶのは冷静に考えておかしいです。

 

2017年1月 7日 (土)

友あり、遥か彼方の近所から来る・・・かまちょ図書館

ネット町に住む友人のご紹介・・・かまちょ図書館
 
当地にくる前に「あげお」という名を知ったのは「上尾駅暴動事件」です。
それは遠い過去のことであり、特に気にしたことはありませんでした。
 
以後長い間、地元意識が希薄な一市民に過ぎません。
上尾市政に関心を持つようになったのは、足しげく通った本館において、図書館移転建設問題を知ってからです。
 
単純な文教政策のミスと思っていました。
土地取引とか功名心、地元利権誘導、資源の相互分配のようなことは、『田舎でもない上尾ではあり得ない』と思っていたからです。
 
内心は、「思いたかった」のかもしれません。
 
しかし実態は違いました。
 
見た目は市、頭脳は村、その名はアゲオ
 
上尾村です。
 
そんな言い方は酷い、と思われるかもしれませんが、その一面が脈々と残っている事は否定できないはず。
否定する人は、見たくないから見ないだけです。
あるいはご自分の姿がそこに映っているのかもしれません。
 
予算規模で例えると、年商600億円の企業でこんな経営陣や幹部職員、そこにエゴ丸出しの特殊株主がいたら継続企業にはなれません。
 
市政の不条理を疑問として共有できる人はたくさんいます。
この間アンケートとったら一万人が、実名で答えました。
が、まだまだリアルとネットで広がりが足りません。
 
でも一人が二人になることは、倍増です。
 S
 
はるかさんを紹介します。
これからは、こちらへお寄りください。
 
上尾市ネット町にある、 かまちょ図書館
 
本への愛着は私よりも強いみたいです。私は捨てますから・・・
 
黒デザインは怪しいサイトみたいですが、
自己責任で見に行ってください・・・(^O^)  
 
それにしてもビックリ。
ここまで多機能な無料ブログシステムは珍しい。
ブログ作りたい方には推奨かも。
 
ただFC2・・・ (ー_ー)!!

2017年1月 6日 (金)

上尾市図書館問題の土地取引は住民訴訟へ(島村穰市長とクライズ)

<図書館移転>常識を逸脱…上尾市民ら提訴「用地買収、高額で違法」
 
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これは悲報ですか?
朗報ですか?
シティーセールスですか?
読後はラストへ!
 
 
-----2017/1/6 埼玉新聞Webニュースより引用
 
上尾市の新図書館移転計画を巡り、市が結んだ用地買収契約は高額で地方自治法に違反しているとして、市民団体「上尾の図書館を考える会」(土屋豊子代表)のメンバー3人が5日、損害賠償などを目的として住民訴訟をさいたま地裁に起こした。
  • 島村穰市長や土地を所有するクライズ社に対し約9511万円を請求することを上尾市に求める。
  • 昨年9月の上記双方の契約は、土地と移転補償費を合わせて約9511万円。
  • しかし前々有者が2013年にクライズに売却した価格は総額約2400万円
  • 同会は「常識を逸脱した高い金額」と主張する。
  • 用地買収で市は当初、強制力のある土地収用法の事業認定を取得して進めると市議会や同会に説明。ところが昨年12月議会の一般質問で、強制力のない任意買収であることが分かった。
原告代表の渡辺繁博さんは「移設費用は当初の約20億円が約38億円と膨れ上がった。市はこうした問題を含んだ計画を市民に1度しか説明していない。
監査請求や住民投票条例の実現に取り組んできたが棄却、否決され、市長や議会の市民不在のやり方に異議申し立てをした」と話す。
 
島村市長は「訴状が届いていないのでコメントは差し控えたい。届き次第、適切に対応したい」としている。
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市が選んだ監査人による住民監査とは違い、上尾市とは全く利害関係が無い人が判断します。法的な事件性の有無が注目されます。
 
しかし
訴訟費用は、
 
訴える方は、私費。
 
訴えられる方は、市費。
 
判決が注目されます。
 
合法効果は?
  • 公有地を市に高値買い取り要求する地主が増える、というモラルハザードを産みます。
  • 担当市職員は、馬鹿馬鹿しくてやっていられない、というモラルハザードを産みます。
  • 上尾市から「お売りください」の看板が消えます。
 
違法効果は?
 
自由記入・・・
 
 
そもそも、この取引はムリがあると思いますよ。
それを生み出した原因は市政の慢心ですが、その慢心を育んだのは上尾市民そのものです。
天に唾する思いですね。
 

2017年1月 5日 (木)

こんな幹部は辞表を書け

議員はだませても、市民はだまされない…(上尾市自動書庫)
 追記 1/21続編記事。1/14、5項に時間。1/9、6項に需給。
 
あぁ知っている、という人は年齢が分かりそうです。
昭和40年代に100万部以上売れた大ベストセラー書(畠山芳雄著)のタイトルです。
 
かつて上尾市は県下2位の工業都市でした。
昭和45(1970)年には大宮市を抜き川口市に次ぐ工業生産出荷額でしたが、その後の凋落は産業構造の変化だけで説明できるものでしょうか。
 
今は9番位(?)ですから、上尾市民で製造業に勤める方も減りました(約16,000人)。
本稿はそんなIE、作業時間、工数等の言葉を見聞きする方にぜひ読んでいただきたい内容です。
A4で4-5頁の長文です。
読了された方には、オチもつけます。
 
1. 9月議会の井上議員の質疑で、ずーーーと気になっていたのが、新上平中央図書館への「自動書庫」導入の件です。議事録検索したら意外なヒットでした(自動化書庫とも呼ぶ)。
--------以下要約(詳しくは議事録へ)------------
 
◎28/3月議会の鈴木茂議員への教育総務部長(尾形昭夫)の回答。
今の閉架書庫は本館地下にあり、カウンターで注文された本を職員が地下へとりに行く。貸出しまで約10分程度かかる。自動書庫化して迅速にしたい。
 
◆井上茂議員(以下9月議会)
自動化書庫のランニングコストが不明なのに検討しているが、導入理由と利用頻度、費用、維持管理は?
 
◎教育総務部長(保坂了)
集密ラック書庫の約1.5倍の収蔵能力、利用者サービスの迅速化、作業効率化などを考慮して導入検討している。その効果は、貸出時間の短縮化
図書館システムと連動し保管状況や利用状況を把握でき、管理レベルが向上する。
ICタグを一括読み取りした図書情報、書庫データとの照合で蔵書点検ができ、閉架書架との移動解消などの作業効率化になる。
 
これによりリファレンス等の相談業務に時間をかけられ、サービス向上になる。
利用頻度は、現在書庫内作業と貸し出し、返却に伴い、地下書庫へ行く回数は1日平均90回程度、新図書館ではさらに増えると見込まれる。
見積や実例から、導入は約2億円、当面の維持管理費は保守点検費で250万円と想定。 
 
◆井上茂議員
視察で高崎市図書館に行った。メーカーは日本ファイリングか金剛ですが、高崎は金剛です。尾花議員に電話してもらいました。5年間で自動化書庫の費用が、維持費が年700万円。28年度からは1年間2,500万毎年という話です。
 
1日の利用は約120件、そのメリットはと聞けば「お金のことを考えなければ便利ですよ」と答えました。お金をとるか、便利をとるかですが・・・中略・・・もう一回検討し直していただきたい。
----------------------------
 
2. 問題 市民は、この投資案件をどう判断しますか?
 
金額でしょうか?
初期投資額は2億円、年間維持費は250万円×あいまい期間。
高崎市は700万円×5年間。その後は年2500万円というトンデモ金額。導入期が不明ですが3500+2700×残り使用年数となる。
20年なら4億4千万円。更に、自動書庫を解体して手動書庫に戻すことは可能なのか(これは不可能らしい)。
 
「これって、ただのカモじゃね」
 
「高崎ハムだから、高崎カモ」
 
「上尾カモ」
 
2chならこんな感想かな。
 
もっとひどいカモ。
 
3.時間が気になっていたのです
 
閉架本を地下室に取りに行く時間が10分と長いので、その短縮がサービス向上または職員が楽になる、といいます。
本館2Fの受付職員の作業分析の粗いイメージです。
  1. まずNDCコードを見て、どの階かどの棚かを知ります(経験値で早いでしょう)。
  2. 階段をB1かB2の入口へ降ります(1と2の順は不明)。
  3. 入口から目的の棚の前まで歩きます。
  4. 次に同NDCの数十冊(100を超す場合もあり)の中から、背表紙タイトルを目視探索します。原則は五十音順に並んでいます(乱れている場合は、ロスタイムです)。
  5. 棚から本を取り出します(多分、高さにより脚立の乗り降りが発生)。
  6. 次に階段口まで歩きます。
  7. B1かB2より2Fまで階段を昇ります(エレベーター利用時は、エレベータ待ち時間とカウンターまでの徒歩が発生)。
  8. 受付カウンター到着
 
ここまでが閉架書庫により発生する作業時間です。
階段の上り下りは段数や距離から標準時間を設定します(それよりも早く歩くことは労働安全上禁止です)。
地下書庫は、入り口から一番遠い所と近い所の平均値を標準距離mにし、距離と平均速度から時間を決めます(一番遠い位置を採用する場合もある)。
検索時間は実験とヒアリングで決めます。
 
プロはもっと細かい作業分析ですが、上はイメージしやすい例です。
でも公務員にはできません。そこでパート職員に頼んで実際例を集計すればよいのです。
出発時にストップウォッチ押し、戻ったら止める。20~30回もサンプリングすれば十分です。冊数別に記録します。
 
4.所が、偶然とは恐ろしい
 
なんと…リクエストした本が閉架なの・・・(^O^)
その時、ボケーっと待つか、時計見るかは市民の自由です。 
  • A本、NDC337.8 文庫本、土曜午後4:30、空いている(職員は手待ち状態)。1分40秒(B2より職員はエレベーターで戻る)。
  • B本、NDC366.28文庫本、日曜午後2:30、空いている(同上)。2分30秒。階段から戻る。
「普通は二分もあれば分かります」
 
「三分もあればいいですよ」
 
「背表紙タイトルと本当の書名が異なる場合は、困っちゃう」
 
「同じNDCでも100冊位並んでると、ちょっと時間かかります。きちんと順列に戻してない場合があると、手間取りますがまぁ稀ですね」
 
10分がオーバーなのは(実際のリクエスト)経験から分かりますが、予想より早いです。
部長がやれば10分でしょう。ダイエットにどうぞ。
 
彼や部下が何を根拠に10分と決めたのか、民間の設備投資なら基礎データとその裏づけが要求されます。でないと稟議は通りません。案件を通すための粉飾の疑いもあります。今からデータを作るのでは無く、答弁時点での明細データの開示を求めます。
貸出時間を数分短縮が市民サービスになると言うが、そこまで来るのに30分も余計にかかることはどう説明するのだ。矛盾であり、恥ずかしくないのか。
 
5.発生件数90件/日の根拠も怪しい
 
階下に降りる作業が全て自動書庫化の対象ではないはず。件数と作業内容の根拠開示義務があります。対象がWeb予約本の場合は除外すべきです(上平になると確実に増える)。  むしろ、素人でも他館受渡し数が急増することを予想できます。それは便利施設を利用者から遠ざけた結果として数字に表れるでしょう。
 
見過ごせないのは「新館では地下に行く回数がさらに増える」と予想したこと。あれほど広い開架面積の提供を強調して正当性を言っていたのに、閉架書庫に行く回数が増えるのでは筋が違います。
ムリを通した計画にはほころびが、目立つのです。
余談
今回二人とも階段を慣れた足取りです早くおりました。管理職はこれを禁止すべきです。労働安全上の問題です。民間のある工場では、階段に近づくたびにセンサーで「手すりにつかまりなさい」と警告します。廊下の角では「ぶつからないよう、気を付けなさい」と警告されます。転倒災害の防止です。
 
●高崎市事例は良い追及です。
自動書庫を見たことがありませんから、自動倉庫を連想します。本は形状が多様なので、単品を機械ハンドリングは難しいハズ。
たくさんの小箱単位で収納・搬送されると想像します。搬送機構が多いものはトラブルも多いです。メーカーにとり定期的な保守料金は安定収益の源です(ストックビジネスと言って利益率がものすごく高いです)。
 
追記1/14
◎主席副参事(スポーツ・文化施設担当)(鈴木利男) h28/4/20文教経済常任委員会
複数冊ある場合は最初の取り出しに約2分、その後は約30秒間隔で連続取り出しが可能となり、貸し出し時間が短縮されるとともに、職員の労力も削減できます。
 
では現状の地下2B往復作業が2分30秒としたら、短縮効果は1冊時はたった30秒です(なお新館に地下は無いのでもっと短縮されるはず)。
さらに1回当たりの自動書庫稼働コストを出します(償却と保守含む月費用÷回数)。恐ろしくて試算できないでしょう。それでも職員の労力軽減だといいはるなら、考えている人を省人化すべきでしょう・・・。
 
●ためしに「自動書庫」と検索入力すると
予約キーワード(オートコンプリート)により、「自動書庫 デメリット」や「自動書庫 メリット」がでます。その位、問題多いんですね(^O^)。 エレベータ故障を連想させます。「自動書庫内の不明本」というミステリーもあるようです。
 
6.決定的に欠ける点
 
銀行やレジで10分も待たされたら、怒って帰っちゃう客がいます。
客は他店へ流れたり、来店頻度が減ります。売上が減るから、待ち時間の解消は顧客回転率の向上として重要です。
では、上平新図書館で閉架書籍の貸出受付のために、5分~10分も待たされた場合、
 
上尾市民は、怒って帰りますか?
 
桶川図書館へ、直行しますか?
 
帰りを急ぐ人は諦めるかもしれませんが、大方は待つでしょう。
 
それが無料貸本屋の常識的な光景です。
 
過剰なサービスと不釣り合いなコストでは、話になりません。苦情が気になるなら「閉架書籍はお待たせすることが有ります」と貼り紙をすれば投資額30円です。
媚びへつらう事はありません、待たせて良い場合もあるのです。
 
上尾市民の皆さん、この程度のデータしか出せない人達が2億円の買い物を平気でやるのです。
責任を負わない人に大きな権限があることを、もっと恐れるべきです。
市民も行政も「自分のカネならもっと賢く使う」を座右の銘にしましょう。
 
 
●彼に救いの手を差し伸べるとしたら、(給食配膳などの)小型エレベータです。
 
「それじゃ、地下に人が必要になるよ?」
 
「誰にする…」
 
「  」
 
●需要>供給能力 ・・・追記1/9
設備投資をするときは上式が前提です。こう書くと『民間とは違いますから』と決まり文句で逃げますが、駅前分館の1台の自動貸出装置を見たことありますか?
セルフ式のバーコード読み取りで貸出手続きをします(ツタヤでは当たり前です)。私は良く使います、対人恐怖症なので・・・。
カウンターには2~3人の職員が待機していて、客が列をなす光景は稀です(見たことない)。夕方仕事帰りの人が予約本を受け取る時しかニーズは無いでしょう(その件数すら不明)。受付の省人化にもなっていません。
そうです、民間とは違ってムダな投資をします。
ピーク需要に合わせた投資なんて馬鹿げています。
仮に貸出滞留の列ができて、それが館外まで伸びて『市民がタクシー乗り場の列と間違える』を避けるために導入したというわけかな。
 (なお上平新館ができると、駅前図書館の利用は増えます)
 
7.収納効率の1.5倍効果は本末転倒
 
新図書館は閉架書籍対策で作るのか? 
立地アクセス性が悪い論点をかわす常套句は「狭くて本を置く場所がないから建てる」という「本主義」あるいは蔵書主義とでも呼ぶものです。
広さがウリと言う上平でも、閉架書庫能力や面積が不足するのですか?
まるで「上平中央書庫」。
 
リファレンスサービスに時間を投入できる、というなら数字で語りなさい。本館でも稀な光景です。相談待ち行列が発生していますか。そもそも専用コーナーに職員常駐していないこと自体が、発生頻度の少なさの証明です。
 
民間でも新しい建物を作るとき、「これも一緒に入れておこう」と、予算のある限りや業者の言いなりで便乗購入することがあります。会議室やホールのAV機器などが典型。
市はそうはいきません。定量的な効果を説明しないだけでなく、責任も取らないのですから。
よって本件は却下。
大学生並みの説明も恥ずべきです。
 
8.矛盾
 
面積制約のある現本館に導入したいと言うなら、動機は理解できます。なぜ広い面積を求めた上平に導入するのは矛盾します。
あの面積制限条項なのですか?
下の冊数が入らないためか?
 (構想案の開閉比率は6:4のはずだった。改めて書く)
 
(万冊) 現本館 新図書館 増加率
蔵書数 30 43 143%
開架冊数 12 18 150%
閉架冊数 18 25 139% 
開架比率 40% 41.9% わずか
初期の構想案(自動書庫を考慮していない)では閉架19万冊ですから、18+19=37万冊でたった2割増し。新館建設のメンツがつぶれます。
 
●自動書庫を導入したと上尾市はPRします
自動書庫をGoogle検索すれば、大学とか県立図書館並みの格上図書館が目立ちます。一地方が買ったとなれば、わだいになります。「笑い」ではありません…
 
埼玉県下でも稀な導入なら、他市(図書館)からの見学を募り、上尾市は(誇らしげに)広報するでしょう。どんなに維持費が高くても、自動書庫を維持するために必要だと言い張ります。
閉架書庫とはようするに利用頻度の低い本置き場です。そこに高額の維持費をかけ続けることは矛盾です。そこの面積単価が高いから効率利用になるというような経済的理由が不可欠です。上尾市の導入理由は他人のカネで政策ミスを隠したという珍しい例です。プレハブ施設を連結増築すれば間に合うと思うのですがね。
 分不相応の買い物だったと市職員が正視できるようになるのは、先輩たちがパラシュートで降り去った頃です。
 
「有れば便利です」で買い物が許される時代は終わりました。
パートの作業が軽減されます、に費やす投資額ではありません。数字で出したら手動作業で十分の案件です、それで不満ならあなた方が寄付するのが道理でしょう。
 
H28/3月には、遅ればせながら市民に向けて上尾市の長期的なインフラ維持に危機感を訴えています(上尾市公共施設等総合管理計画)。所が、誰かを向いたとたんに、同じ口から無責任がこぼれ落ちています。
 
余談、人件費の怪
行政も人材派遣を使うようになりました。直採用なら安いものの、丸ごと業務委託が多いです。当人は時給900円?前後でも、派遣元は1400円?位ではないのかな。これにより、市の決算からは見た目の人件費が減り、コストダウンしたように見えます。業務委託や物件費に費用を付け替えたに過ぎません。
癒着業者がいないとも限りませんから、透明性も問われます。特に指定管理者制度は公共事業に群がった建設業者に替わるような面もあります。
 
●最後に
上尾市民の中から建築や不動産関係の人が集まり、少し汗をかいてもらいましょう。現本館建替え答弁の詭弁性をはぎ、有償の彼らよりも無償の市民の方が優れたプランを提示できるかもしれませんね。
 
 
  & 
 
 
選んだ本。
S_3
 
・値段が語る僕たちの昭和史/高橋孝輝著/主婦の友社/2001
・こんな人が解雇(クビ)になる/角川書店/2001
 
本稿は昨年書いたものですが、本の感想も書いてあります。時期を見てアップします。
続編
関連

2017年1月 4日 (水)

2016年度のブログ解析メモ

累計1180記事、135件/年
ここ数年減っている。2013年が204件でmax
 
記事がローカル(地元)ネタに偏ったため、総アクセス数は減少。
しかし直帰率は必然的に高くなる。
直帰率を見ると、必ずしもグローバルネタに拘る必要は無い。
グローバルネタは良質なコンテンツに厳選すべき。
直帰率重視
 
6月の新規、「プリンタiP4500を分解する方法とネットの価値を実感」がマイナーながら受ける。335件。
 
       アクセス構成と直帰率
ビジネス系  21%  85%
上尾一般  34%   73%
市政関連    8%  59%
その他      37%
 
 
No. タイトル PV 入口回数 平均ページ
滞在時間
1 イオンモール上尾店の建設遅れは 12,767 9,626 2分37秒
2 プロジェクターを拡張モード表示 11,330 10,415 5分8秒
3 ビジネスゲームの館 9,518 5,398 1分48秒
4 エクセル(Excel)のグラフ機能で損 7,207 6,016 5分6秒
5 ヤオヒロとベルク上尾春日店の商 3,968 3,157 2分12秒
6 アリオ上尾店のセルフ・バーベキ 3,699 3,154 2分39秒
7 レッツノートに2台の液晶ディス 2,058 1,874 4分13秒
8 上尾ヤオヒロはただ今全店お休み 2,004 1,159 2分12秒
9 Excelのマクロボタンが勝手に大き 1,799 1,636 4分19秒
10 スーパーバリューはイオンモール 1,676 508 1分50秒
11 上尾市中央図書館移転に反対する 1,654 772 2分50秒
12 伊奈学園の文化祭-27回いなほ 1,632 1,365 2分24秒   

2017年1月 3日 (火)

照井明人選手の箱根駅伝10区一位は参考記録でも記憶に残る快挙です

オープン参加の関東学生連合10区の照井明人君、頑張ったよ
 
10区 1時間10分58秒、で一位。
快挙です。
ここでは参考とか幻なんて書きませんよ!。
区間賞です。
 
二位は順天堂大学の作田君。
 
関東学生連合は予選会で勝ち残れなかった大学からのトップクラスで編成されたチーム。
なんとなく名前から、暴走族を連想するけれど、そうじゃない。
 
照井明人君は東京国際大4年生、岩手・専大北上高出身です。
なぜ専修大学ではないのか分かりませんが・・・
 
それはともかく、予選会の悔しさをばねに、皆さん結構がんばるんです。
去年2016なんかは、総合11位です・・・
でもどんなに頑張っても、公式記録には残らない。
テレビにもなかなか映らない。
1
いつか優勝してほしい気もします。
 
間違って、受験希望者が殺到するでしょう、って去年も書いたな。
今年の箱根駅伝で気になった選手は・・・
東海大学一年生の關 颯人君(セキ ハヤト)
長距離ランナーを輩出する佐久長聖高校出身。
去年の高校駅伝での長身から繰り出すストライドの快走振りが目を引きました。
 
一年生にしてエース区間の2区抜擢は凄いです。
今年は苦戦でしたが、来年以降は楽しみ。
佐久長聖から東海大学、日清食品がすごろくみたいですね。
 
関連
 

2017年1月 2日 (月)

ネガフィルムと新聞風デザイン年賀状

2017年用
年賀状
レイアウトデザイン
S2017

2017年1月 1日 (日)

扇屋レストランは上尾市上町の昔ながらの家族食堂

さおだけ屋はなぜ潰れないのか Kisetu_2

明けましておめでとうございます。タイマー投稿で失礼しまーす。
 
上尾は20年くらいだが、扇屋レストランの前をいつも素通りしていた。
 Simg_9643_2  
いつ見ても、客がいない、ように見えるから。
どう贔屓目にみても、錆びれた食堂にしか見えないから。
それでも、ずーっと営業している。
この町の三大不思議だ・・・
 
きっと固定客が居るのだろう。
謎解きを兼ねて()、夏に初めて入ってみた。
おそるおそる、お化け屋敷に入るみたいだが・・・
 
以後、5~6回通っている。
我が家では気に入ったようだ。
AGEバルでも使った。
 
席に着くと、女主人にいつも注意される。
四人がけテーブルの奥に座る。
 
「どうして、そんな奥に座るんですか」
「あたしゃ嫌なんですよ、食べるところが狭くなるでしょう」
「お客さんに、広い所で食べてほしいんですよ」
 
「いいんだよ(うるせーな)、オレはここで」
 
それが決まり文句みたいな挨拶である。
 
ウソだと思うなら、試してみるといい。
他の客も注意されていたから・・・
  Simg_9642
外の食品サンプルは昔なつかしい光景だ。
こんな感じの店が、かつて日本中あちこちにあった。
今は絶滅危惧種並みとなり、飲食チェーン店が席巻し、何処に行っても同じ店ばかり。
 
扇屋レストランは、上尾で50年も営業を続けている。
当時の店はほとんど無くなった、と主人は言う。
   Simage12
和洋中華、いろいろある。
奥の厨房からアツアツの料理が運ばれる。
おいしいだけでなく、ボリューム感がある。
昔ながらの定食セットには、最後にアイスクリームが付く。
 Simage3
これにはびっくりした。
子どもの頃のレストラン体験を思い出させてくれた。
 
個人食堂だから消費税はない。
大勢でいけば貸切状態。
 
客が見えないのは、出前がかなりあるからだ。
近所にバイクで配達していたのはここだった。
 
窓辺の雑貨類。
Simage2_2
ここ片づければいいのに・・・
と、いつも思うが、
食堂とは、その家の食卓なのだ。

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