新図書館建設への代替え案と真の需要とは
本当の需要があるコトへの投資こそが優れる
疑惑の上平用地買収が終わっていますが、それでも凍結反対を続ける意義があります。この問題を契機にして、上尾市民の自治意識の向上や市政の刷新につながるからです。時代はそう流れていると感じます。
既に書いたこともありますが、「代替え案」への考え方や新しい指摘をしてみます。
1 特に何もしない
しいてWifiやPC電源タップの増設くらい。図書館利用は低迷しており需要が多いわけではない。対して、供給力(開館日数など)には余裕があるから、高額な設備増強は無意味と考えます。 そもそもが定量的目標を持たない上尾市図書館マネジメントなのですから。
反対派の中にも図書館建設自体は良い事だ、みたいな底の浅い理由があります。人口減少下で利用をどう増やすか、何が望まれているのかという徹底的な追求が無い限り、どこに建てても無責任投資にすぎません。
2.シティセールス或いは将来のコンパクトシティ化として駅前賃貸案
何度も書いたので省略(妄想案へ)。ただし、転入人口を呼び込むという市と市の競争としては島村市政は大きな機会損失を犯したと断言できます。なお、本案への市回答は「公共施設に賃貸はなじまない」です。
3.本館の増床リニューアル

図書館を考える会から出される案と似てますが、もっと小規模で簡易な案です。北側駐車場(175坪)の上に蓋をするように床を設け、簡易施設をのせます。学習室や閲覧スペースを拡張・移転させるか開架スペース用です。本館二階とは連結通路にします。
床面積は、利用目的や予算で変わりますが、水回りも無い施設なので数億円程度で可能と思います。柱の位置により駐車台数が減りますから、個人的には東側に寄せて1/2~1/3程度くらいかなと思います。
■本館駐車台数が少ないことへの反論
市は郊外案を推すために、現本館の駐車台数(57)が少ないことを弱点として突きますが、中心部の好立地に広い(無料)駐車場はトレードオフ(あちら立てればこちら立たず)の関係です。上平案を誘導する素人考えに過ぎません。当初100台を条件にしながら、実際は84台へ縮小(さらに青少年センター分が引かれるはず)。
ちなみに駐車不足とは、満車状態のことではなく、東側駐車場の外に一台以上が待機している回数や分数合計で表すべきですが、そんなことすら調査していません。

現在、本館の駐輪場の一角は65台の廃車置場と化して溢れています。上尾市民のモラルの低さを責めるつもりはありません。好立地の無料空きスペースは目的外に使われるのだというお手本です。
4.広い支持を集める代替え案で第2ステージへ
反対運動は疑惑の土地取引で盛り上がったものの、それ以上に拡大しなかったのは、どうせ政治家連中は汚い事をしている、という市民の諦観があったろうと思います。それを破れなかったのは、図書館に終始したことが原因かもしれません(市民の85%は借りません)。
38億円という大型公共事業にムダ金を投じるよりも、もっと賛同が得られるテーマ、つまり図書館以外があるはずです。それを提示すれば注目度も違ったでしょう。ブログ主としては、38億円の三分に一も満たない投資でできるテーマを提示します。それは、
- 上尾市が今スグやらなくてはいけないこと。
- 毎日1千人超の市民需要があるのに、やらないこと。
- 積年の課題にも拘らず、サボり続けたこと。
- 上尾市のセールス文句に吹聴しながら、矛盾していること。
- シティセールスとして効果があること。
- 地元への利益誘導や浅はかな功名心では、思いつかないこと。
図書館問題の第二ステージとして、これから書いていきます
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