上尾市民に伝えていない市議会の本当の姿
討論も、聞くこともしない、だけではない。
かまちょ図書館では、昨年12月上尾市議会における住民投票条例制定についての賛成と反対議員討論への批評を展開している。
要約と原文付なので必見。特に深山孝議員への批評は鋭いが、ふだんよりは抑制的だと思う…。
当ブログでは少し違った視点から、感慨深い「この日の姿」を描いておきたい。現実の根深さを直視するために・・・
図は2016/12/21の日程の一部。
・朝、上尾市議会では二人の市民陳述人が計30分意見を述べた(原稿の演説)。
原稿は傍聴席のみ配られ、議員達は初めて聞いたはず(三人の原稿はここ)。
・時間をおいて8番の討論になる。
当案件については町田皇介議員、糟谷珠紀議員が賛成討論、道下文雄議員、深山孝議員が反対討論をした(かまちょ図書館より)。
録画を見れば原稿を使っている(他議員には配られていないと思う)。
議会では「討論」と呼ぶがそれはウソだ。一方的な意見表明であり、双方向性がないのだから討論(=議論)ではない。
『討論はしていない』。
さて、反対派議員は住民陳述を聞いてから、休み時間に急いで自分の原稿を書いたのだろうか?
「あんたらはそう言うけどよ、オレは違うよ。ちょっと急いで書いたからよー、間違いあっても堪忍な、それでは・・・」とか。
前日までに書いたはず。
意見を聞く前から、「態度」は決まっていた。※
これが議会だ。
今どき珍しいネクタイ姿や「討論・質疑」という用語は威厳の演出だろう。
「議会ごっこ」。
そう揶揄されても仕方あるまい。
だが高みの客席から、
この三文芝居に「カネ返せ」の声は発言禁止なのだ。
何も当議会だけの話ではないが、ようは(市民は)勘違いするなということ。
そんなの分かっているよ、としたり顔なのはもっと始末が悪い。
ところで、深山たかし議員は建設派の中では議員レポートを書くのだから貴重な存在だ。いずれは四人目の議員レポート評価として反論したい。ただもっと大切なことがあるので、後回し…。
不思議なのは、「図書館を考える会」やリアルやネットの中で市政に苦言を呈する人が少なからずいるのに、その想いや反論(巧拙は問題ではない)を書いて発表したら、と進言すると尻込みする。
情報格差もあるが議員と市民が論争できたら、それはそれで健全な街の証拠だと思う。
ITオンチでも筆記をスキャナーでネットに上げられる。パブリックコメントのように、匿名でもよい。
けっきょくは、
はるかさんが一番乗り。春一番。
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