上尾市図書館問題は誰がやってもPPAPA思考である。
考える会が、とうとう図書館を建てる会に改称。増改築で三階建て相当
上尾市(長)が悲願の上平中央図書館の出自とは、
左手に本館、右手に青少年センターummm(ウーン)しまむら図書館!
ところが3月議会を前に建設反対凍結派の上尾の図書館を考える会が、対案として出してきたのは上町の現本館の北側駐車場の上に増築するプランだ。つまり、
左手に本館右手にアネックスummm(ウーン)上尾市中央図書館アネックス!
実は、こういう考え方は珍しくはない。観光地の温泉場に行けばよくある建物だ。需要が増えるにつれて、移転できないから増改築でキャパシティーを増やす方法だ。
ちょっともったいぶって、昔は分割前進法なんて経営的には呼んでいて、投資を抑制するリスクの少ない方法だ。
で、このアネックス案は7億円と見積もる。
当ブログ主の、フタの上にプレハブ勉強部屋を乗せる案は2億円程度だから、比較されると貧相になった・・・

その提案書を読んだ。面積説明がこんな書き方では分かるわけないと思うので、勝手に手を入れた。たぶん合っていると思う。むしろ提案書の下4行目、80台は57の間違いだろう。
増築面積850m2(257坪)は、現在の1Fと2F合計の47%増しとなり、意外と広い。水回りのない増築だとすると利用面積では1フロアー増に近いから、三階建てに相当する。工事中の休館リスクも低い(JR駅舎並みに営業中も工事)。
また、古い水回りを廃止して他に転用し、アネックスに水回りを新設できるという効果もある。
要は市街化調整区域に図書館を作ることはないだろう、という常識的な案なのだ。この絵に反対する人は利用性よりも「大きなハコ」が欲しいだけ、ということを示すだろう。
市役所や議会の連中がどう出るかは本質的な問題ではない。
肝心なのは、高額の人件費の塊の集団が時間をかけてやることと、市民レベルの提案のどちらが真に市民ニーズに合って合理的なのか、を上尾市民へ広くプレゼンできるかだ。
そのとき、付け加えるべきは今の上尾市政はこの程度のプラン作成を意図的に避けたという事だ(その理由を広く訴えるべきだ)。
もはや行政能力ではなく、行政人格が疑われている。市役所内部に危機感を持つ人がいなければおしまいだ、恥ずかしく無いのだろうか。
逆に『お上に反するなんて』。
ハナからそう決めつける市民は選挙権そのものを子供に譲った方がイイ。
なお増改築した建物の宿命として、本を探しに行った市民が行方不明になるというリスクは残る・・・
その対策まで出せばプロだ・・・

追記
タイトルは悪ふざけだったが、「一枚の図」の果たす価値は高いと思う。本案は誰が幾らで作ったか知らないが、前から望んでいたのは「上尾市民の中から建築関係者がボランティアで作りこんで欲しかった」なと思う。
関連
7億円で現図書館のリノベーション(他サイト)
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