上尾民報に見る政党議員と住民代表の違和感
「党の決定だから」と断る議員と地方自治

図書館問題では糟谷たまき議員が熱心に取り上げている。
よく下調べをして質問しているのが分かるが、彼女は議会レポートを出していない。1時間の質疑内容の要約版が欲しいと思っても井上氏や鈴木氏のように手際よく入らない。それでは困るのだ。
秋山もえ議員も議会報告はブログに書いてあるが、質疑が議会事務局からもらったデータの流し込み風で、とてもじゃないが読んでいられない。会話文を読まされるのは苦痛だ。
●5人まとめての議会レポートには違和感がある。
政党公認は共産党と公明党がいるけど、支持者の中には無党派市民もいるはずだ。市町レベルの政治とは生活問題を扱うのだから、住民代表というのが本来の立ち位置であると思う。
例えば上尾民報は四面構成だから、半分は政党(全体共通)にし、半分は議員個人が各レポートとして発行するくらいの工夫をすべきだ。今のままでは手抜きと思う。
(ただし個人版を紙で配っていたら失礼。だがWebには見当たらない)
中には5人の質問名が書いてあるが粗すぎる。複数のテーマ記事があるものの議員の顔が浮かばない。各議員による署名記事にしないと、「その人」が伝わらないから、政党議員は金太郎あめ集団に見えてしまう。
おまけにWebにも公開されていない。同党議員にはブログやFBに熱心な人、まるで縁のない人、やっても半年更新されないとか、その点だけは個性的だ。
ただしWeb活用の濃淡は彼らに限った話ではない。ネット活動の効果が実感され無いからだろうと思う。高齢者や組織票が投票の主体である限りは・・・
●政党議員がもたらす違和感の事例
昨秋、住民投票を唱えた熱心な市民が、反対派議員へ翻意を促すため電話をした。電話に出た人出ない人いろいろらしいが、ある政党議員はきちんと応じてくれたものの「政党で決めたことだから…」と答えたという。
どんな図書館をどこに作るかはイデオロギーでも宗教でもない、住民自治の問題だ。なのに「政党の決定」が自治の上位にあるというわけだ。「住民として考える」ことを放棄した、と有権者は受け止めるべきだろう。
ただし、裏返せば正直なのかも。内心「問題あり」と思っているが党決定で逃げたのかもしれない。同じ党の他議員は電話に決して出なかったというから・・・
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