« 2017年5月 | トップページ | 2017年7月 »

2017年6月の9件の記事

2017年6月30日 (金)

上尾市新政クラブの視察旅行記で知る議員の姿と出前議会の実態

小川議員と田中議員の差と議会の差
 
アクセス多いため、読みやすく直した。
------------------- 
 
それは得票数の差ではない。
 
上尾市議会の与党会派である新政クラブのホームページの内容を、先日かまちょ図書館(新政クラブ視察旅行)で取り上げていた。
 
北海道視察旅行報告書ないしは感想文みたいなもの。政務活動費を使うだろうから報告するのは良いこと。でも内容的には「薄い」という印象をもつ。
 
政務費ならば本来全員が報告書を書く義務がある(議会ルールに無くても)。似たような報告書が10本もあったら煩わしいと思うか否かは、有権者が判断すること。むしろ人物評価しやすい。 
 
他会派だって規模は違えど視察旅行はしているだろう、ネットで報告すべきだ。ITスキルがなければ紙で閲覧できるように開示すべきと思う。以前、鈴木茂議員の議会報告(No2 No4)ではそのような例を読んだことがある。
書くのがイヤなら個人のカネで行けばよい。と言っても議会が無い月でも生活給みたいに支給されるから個人のカネとは呼べないが・・・。
 
前置きが長くなったが、
小樽市議会では「市民と語る会」という企画を地区別に年数回実施しているとある。仕事帰りの人も参加できるよう午後6:30~8:00とある。「議会の出前」だ。(年4回ほど、通算で約15回)
 議会改革の一つとして上尾市でもできるか否かについて、小川議員と田中議員とが対照的な意見を述べている(意見を異にするものを併記するのはいいと思う)。
 
驚いたのは小川明仁議員の意見。文教経済委員会での進行ぶりを去年見たときの印象を覆すものだ。議会改革への見識を持っていることが伺える内容だったから。少し見直した。ただし実施効果よりも、実施前の諸問題(やらないための理由)をあげつらう当たりは、どこまで前向きなのかは分からない。
 
田中一崇議員は、素晴らしい活動だというものの、「政策に反対する市民」が何度も参加する例を引き合いにして、否定的である。
 この二人の好対照ぶりを「かまちょ図書館」で取り上げていたわけだ。その続記事では、まだ1期目の田中議員が「34歳の若さで保守的で閉鎖的な姿勢」だと嘆いている。
大方の上尾市民もそう思うだろう。
が、そこには世襲議員に対する勘違いがあると思う。
 
例えばの話だが・・・
 爺さん議員が60歳で引退。
 パパ議員も60歳で引退。
 セガレ議員は30歳で議員になった、と仮定しよう。
 
 彼の年齢は30歳ではない。
 
 150歳。
世襲の本質とは引きつぐことである。若返りではなく延命(リレー)であるから、肉体が若くても保守的なのは当然だと思う。迷ったときは後援会の爺さんたちの顔色を伺うのが常ではなかろうか?
冗談みたいな話だが、世襲に対する個人的な見方だ。
で、ここまでが二番目の前置きで、本題に入りたいと思う。
 
田中氏は政策反対市民との討論を避けたいのかもしれないが、それでは支持者相手の議会報告になり下がる。どんな政策にも賛成と反対がつきものだから、堂々と議論したり説明すればよいだけのこと。
 ただ、上尾市議会は予告質問による予定調和の進行だから討論スキルが磨かれない。テーマによっては議員よりも市民の方が造詣が深いこともある。が、(住民との討論会という)場面を重ねればスキルアップするのだから、成長機会を失うという点では残念だと思う。
 
 で、その「小樽市、市民と語る会」について、ググると案の定、複数議員のブログがヒットするが彼ら当事者のはパス。やっぱりあったぞ、が下。
 
 
一市民のブログには、初参加の感想が遠慮なく書いてある。やはり高齢者集会である(小樽市報告書でも60~70歳以上が殆ど、男性70%)。 老人たちが公共性の希薄な意見を好き勝手に、或いは自慢げに発言しているというリアルな描写であり既視感満載である。
そして当日の市報告書を見ると、市民の感想とは程遠いものが綴られているではないか。
 
 事務方が文字起こしをして編集すると、聞くに堪えない冗舌さや質問の粗雑さが削がれて、一人前の会議報告書に仕立てられる。
 (議会傍聴をしてその後の議会だよりを読むとこれと似た感じを受ける)。
 
 最後の偽善的なランクル爺さんの質問  『市議会は市長と仲良くしていますか』
 報告書  『仲良くできていない。・・・ 』
 
 
 そんな市長と議会の関係について、新政クラブの旅行記には一言も書いていない( ^ω^)・・・
 
 返礼として、
 「仲良くなるコツ」に上尾市議会訪問を伝えたかな ( ゚Д゚)
 
 
関連
 
 

2017年6月28日 (水)

やすらぎの郷で国営放送と呼ばれるNHK

面白い、大人の、大人による、大人のためのシルバータイムドラマ

第三週あたりから見始めました。
Photo  昼の時間帯にいまさら短い連続ドラマなんかやってどうする?。45分からはNHKの連続テレビ小説の再放送あるし、ニュースを見たい人が多いのに・・・、と初めは需要がないとバカにしていましたが、録画すれば何時でもよいわけだから、今は見てます。
 
ドラマの内容次第でした。これは秀作です。脚本も俳優陣も素晴らしいです。テレビ小説が素人芸ならこちらは玄人芸です。
 
たぶん連続テレビ小説と比べると、やすらぎの郷は視聴者の年齢層が高く、また男性が多いのではと思う。往年の名女優がオンパレードですから。
ネットで年齢の書き込み有ったので丸写しですが・・・
石坂浩二 75才
風吹ジュン 64才
浅丘ルリ子 76才
加賀まりこ 73才
八千草薫 86才 ・・・老けても美人ですね
有馬稲子 84才
五月みどり 77才
野際陽子 81才
山本圭 76才
藤竜也 75才
ミッキー・カーチス 78才
まるで後期高齢者劇団です
 
石坂浩二の演技力もさることながら、彼の声の良さにつくづく感心します。聴力に歳を感じることがあって、活舌の悪い俳優や高音の声はやや聴き取りにくくなりました。落ち着いた石坂浩二の声はハッキリと心地よいのです。
 
で、最近の回ではNHKらしき局を「国営放送」と何度も呼んでいたのが印象的。「公共放送」と呼ばないところが、倉本聰の意地の強さみたいと勝手に思ったわけです。
実際、テレビ所有税みたいに無条件に視聴料取るし、籾井会長以降はジャーナリズム性が劣化しているから、「御用放送」と呼ばないだけでも紳士的です・・・。
 
本日、ネット受信への課金を検討するというニュースがでてましたが、クルーズアップ現代+では加計問題についてNHK社会部と政治部の対立があったというニュースも見ました(ネットでは有名な話です)。
 
 
 

2017年6月22日 (木)

議場レイアウトの反転に込めた深い理由

議員席と傍聴席をチェンジする上尾市議会改革案
 
図のように、議場の議員席を取り払い、大勢の市民が座れるようにリニューアルする。小学生でも幼児でも誰が来てもよいとする(蒲郡市議会の幼稚さとは違う)。
また名称は市民席または監視席と呼ぶ。 
 
Photo_2
 
 質問の出番ではない他議員は、発言を許されず黙って聞くに過ぎない。緊張感のない朗読劇、稚拙な質問と冗舌な市答弁を聞いていれば眠くなるのは仕方ない。眠らない、眠れないのは進行役の議長だけだろう。
 出番がないことが分かっているひな壇部長の中にも目をつむる人が多いが、傍聴席と対面しているので議員よりはその率は少ない。
 
①一般質問をする議員は図の赤印の所(現状に近い)。
 執行部側と対峙する位置が望ましい。
 
②他の議員は傍聴席へ座る。
 一般用56席の傍聴席は簡素な椅子だが、終日議会でも9時半から16時半であり、一時間以内に休憩が15分あるから、なんとか座れるだろう。これに耐えられないようならそもそも議員には向かない、と見なせる。
 その代わり、出席は任意、最後尾扉から出入り自由、(トイレ等)途中離席も良しとする(ただし出席評定は有る)。 実態は既にそうなっている・・・。
 
③今の議員席を市民席として、一般的な会議用机と椅子に置き換える。
 これにより市民が主権者であり、その代弁を議員が行うという民主主義の形式が保たれる。市民ファースト、有権者ファーストという議会レイアウトである。
 
④大型の投影スクリーンを導入する。
 格段に質疑応答のレベルと議事の視える化になる。なお、執行部側は机上モニターや既に壁面にある大型テレビの位置を変えればよい。
 例 答弁で数表を読み上げることが多いが、手元に資料のない人には意味不明である。また質問と答弁をPowerPointスライド化することで情報共有が果たせる(当節、当たり前だ)。
 
結果として議場と言う専用施設から会議室と言う汎用施設へ転換する。これにより、上尾市で「最低稼働率の公共施設」を一般貸出して収益を稼がせる。
参考 本会議は年30日前後なので、365日ベースの稼働率は8%。こちら
本会議だけでなく、委員会会議にも利用できるため、今の委員会用会議室を他目的(貸出)にも開放できる。
 本当は4Fにある全員協議会室レベルでも十分議会をすることはできるのだが・・・。
 
 
⑤採用されなかった案
 議場を廃止。他に転用の案として、保育室、学童施設、上尾メディクスホーム体育館。
 年四回の議会は、3月は文化センター、6月は市民体育館、9月はコミュニティセンター、12月は上尾中学校体育館。各地域に分散する点が優れる。
 
 
関連
 

2017年6月21日 (水)

マークX廃止がここまで表面化とは

マークX廃止で、カーコンビニ倶楽部が儲かる

 
前から憶測記事が出ていたけれど、東洋経済の記事になるくらいでは、もう止まらない。
 
若い頃、チェイサーに載っていたので、二年前Mark-Xを検討したことがある。
一番の気に入りは、最小回転半径が5.2mだったこと。こんなスペックで選ぶ人はいないと思うが、個人的な使用環境で重要なんだな、これが。
480cm近い車体だが、ハンドルの切れが良かった。
 Markx
でも、装備が貧弱。
それ以上に、プラットフォームがまるで古いまま、全然フルモデルチェンジしていないことに驚いた。
売れていないのだろう、とその時実感した。
販売台数が7000台レベル、年間販売ランキングでも確か70-80番くらいだった。セダンがまるで売れていないという統計だが、昔の人気を知る者としては改めて驚いた。
ブランドとトヨタの販売力でなんとか延命している、という印象だったけど、結局は国内の縮小市場のために作り続けることはできないということなのかな。
S
マークXを廃止して、カムリを充てるらしい。
カムリはグローバル車だから当然だ。
 
国内の車市場はずーっと小型化だが、一方、5ナンバーは減っていて2500ccなどの3ナンバー車が増えている。
道路のすれ違いで実感することだ。
軽自動車が相手だと楽だが、幅広車だと大変、という極端な場面が増えたと思う。
 
アメリカや中国市場向けのカムリはマークXよりでかいはず。
幅も長さも大きいと思うから、都市部の狭い道路では運転大変かもね。
 
 

2017年6月19日 (月)

安倍内閣支持率の世論調査と新聞社、テレビ

詳しくは各サイトへ。
 
 
日本経済新聞
6/16-18 
安倍内閣の支持率は49%。5月から7ポイント下がった。
不支持率は42%。同6ポイント上昇して、15年10月以来の水準だった。
 
読売新聞社
17~18日の全国世論調査
安倍内閣の支持率は49%で、前回の61%から12ポイント下落。
不支持率は41%(前回28%)に上昇。
内閣を支持しない理由のトップは「首相が信頼できないから」48%で、第2次安倍内閣発足以降で最も高かった。
 
朝日新聞社
6/17-18 
安倍内閣の支持率は41% 前月の47%から下落した。
不支持率は37%(同31%)に上がった。
特に女性の支持率が36%と低く、不支持率の38%と拮抗した。
 
毎日新聞
17-18日の全国世論調査
支持率36%。前回から10ポイント下落
不支持率44%
安倍内閣の不支持率が1年8カ月ぶりに支持率を上回った。
 
NNN 日本テレビ系
16~18日
安倍内閣の支持率は前月より6.3ポイント低い39.8%
支持しないと答えた人は41.8%
不支持が支持を上回った。
 
時事通信
9~12日
安倍内閣の支持率は前月比1.5ポイント減の45.1%で、4カ月連続の減少。
 
産経新聞・FNN
17~18日
内閣支持率は47・6%で、前回調査(5月)から8・5ポイント減った。
不支持は42・9%で前回より8・2ポイント増えた
 
不支持率は同5.0ポイント増の33.9%
NHK世論調査
6/9-11 1,272人
支持率 48%。 前月より-3
不支持率36%。 前月より+6
 

2017年6月17日 (土)

上尾市の三井金属の銅箔工場は世界シェアNo1の高収益工場

スマホ用に極薄銅箔のマイクロシンで大幅増益へ
 
上尾市のはずれに古びた素材工場がある。
 
時々送迎バスを上尾駅で見かける。
 
という認識でしかなかったけれど、もっと尊敬の念で見るべきだったかも・・・
 
東洋経済の「三井金属「極薄スマホ材料」の知られざる実力」の記事で上尾工場が取り上げられていてビックリ。
 
昔、日産ディーゼル時代にキャパシタハイブリッド実用化をテレビ東京WBSで見たことを思い出したくらい、個人的には珍しいことだった。
 
記事によれば、プリント基板に使われる極薄銅箔が、今までのパッケージ単位の小さい基板からスマホのマザーボードへと用途拡大しており、消費量(面積)が急激に伸びて業績に寄与しているとのこと。
そして世界シェア一位という。
 キャリア付き極薄銅箔
マイクロシンと呼ぶ製品で、1.5~5μm厚の極薄銅箔。超高精細回路形成が可能で極薄銅箔のグローバルスタンダード、と同社サイトでは誇らしげに書かれている。
 
記事には損益が書いてないから、同社IRサイトで決算資料をみた。
2017/3は売上高4360億円、経常利益310億円。減収黒字回復という微妙なものだったが、黒字幅は過去5年で最高だ。
 
事業別セグメントの経常利益が下記。緑の「機能材料159億円」が上尾工場で作る稼ぎ頭の極薄銅箔が含まれる事業と思われる。
当該事業の経常利益率が11%と非常に高く、会社利益の半分を稼ぐ。モノは銅箔でも、株主から見たら金箔に見えるはずだ。
Photo
少し見ていたら、やはり素材産業のために非鉄金属相場の下落に伴う在庫評価の影響を受けるのが悩みのようだ。
 
1967年 埼玉県上尾市にて銅箔製造会社設立とある。現在は複数施設があり、銅箔上尾事業所223人、基礎評価研究所112人(過年度有報より)。
 
かつて製造業は雇用の受け皿だったが今は装置産業化したり海外移転で上尾市も非常に少なくなった。県下二位の工業出荷額を誇ったのは、忘れられた過去である。
 
 
関連
 

2017年6月16日 (金)

上尾市議会の年間会期日数と議員の時給とは

上尾市議会の会期日数、会議時間数、質問者数、傍聴人数などの年間基礎データ
 
理解できない人が多いため、この一文を追記。
「議員は、当選してしまうと任期の四年間は何の査定も評価も受けることなく報酬をもらい続ける仕組みになっている。」
2014年 会期
日数
本会議
日数
会議
時間数
一般質問
者数
委員会日数
(会期中)
傍聴人数
(本会議)
3月議会 24 8 28:38 21 6 305
6月議会 16 6 20:57 18 4 225
9月議会 22 7 23:20 20 5 261
第一回臨時会 1 1 0:26     1
12月議会 19 7 19:34 18 4 126
合計 82 29 92時間55分 77 918
稼働率%(240比)   12% 11日4時間55分 (19)   (230)
2015年  
3月議会 24 7 23:31 18 6 206
6月議会 16 6 18:10 17 4 200
9月議会 19 7 18:05 19 4 188
12月議会 12 5 14:33 13 4 128
合計 71 25 74時間19分 67   722
稼働率%(240比) 10% 9日2時間19分 (17)   (181)
2016年  
第一回臨時会 1 1 0:51     2
3月議会 27 7 30:13 20 7 371
6月議会 18 6 21:31 20 4 202
9月議会 19 8 22:43 22 4 366
12月議会 21 9 25:34 20 6 375
合計 86 31 100時間52分 82   1,316
稼働率%(240比) 13% 12日4時間52分 (21)   (329)
 
上尾市議会は年四場所制である。
一回の議会の会期日数には休日や予備日が含まれており、正味は本会議日数と各委員会の日数となる。
 
会議時間数とは、正味の時間数なのでかなりシビアな値である。
一般質問(上限1時間)は大体20人くらいが行っていて、少ない時は13人という時もある。議長も含めて全30人が一般質問をしても良いはずだが、実態は2/3程度。残り10人はやらない。
やらないという事は怠けているのか、質問する必要がないくらい市政を熟知しているかのいずれかだろう。
その議員に何かを質問してみれば、回答により判定できるだろう。なおその下の( )書きは平均値である。
 
4つの委員会にはどれかに籍を置いているらしい。表の値は4つの合計日数であり、一人でその数を出席しているわけではない。一議会当り1~2日だから、年間にすると一人当たり5日くらいの出席と思われる(フルタイムとは思われないが、時間数は不明)。
 
傍聴人の数は起伏がある。2016年は図書館問題への関心が高く増えたようだ。議会一日30~50人来る。ただし終日ではない、贔屓の議員の登壇を見聞きして帰る人も多い。実は議員別の傍聴人数こそ熱心な支持者の有無を推し量る物差しになる。毎回当選してくるのに、議会にはほとんど支持者が来ないという人もいるらしい。
それはひな壇からしか分からない。
 
稼働率は合計日数÷240日で求めた。公務員の休日数は125-130日のようなので、365-125を稼働可能日数とした。
その隣は、年間の会議時間数を8時間換算した日数である。10日~12日くらいになる。建前的な勤務日数は本会議日数なのだが、朝から夕方フルタイムではなく、その乖離が激しいようなので、こちらの正味稼働時間数をベースにした。
 
これに委員会の5日を足して、年間17日分と仮定する。136時間になる。
 
実はこれ以外にも議員活動は有る。しかし公式で必須な活動は上記のみと思う(抜けがあれば日数に追加したい)。
それ以外は議員の自主的な活動であり、やっていてもやっていなくても分かるはずがない(自ら公表すればよいが、それはごく僅か。しかも定量的ではない)。
そもそも議会を欠席しても議員資格が失せるわけではない。
従って、次のようになる。
 
議員の時給=年間報酬額(年収)÷136時間
 
分母を建前数字にすると、本会議日数30+委員会5=35 ×8 = 280時間となる。一般の22日勤務だと約180時間労働になる。分子の値は文末の目次ページへ。
 
 
先日、企業リサーチサイト「Vorkers」で恒例の時給ランキングが出たので、連想で当記事を書いた。折しも上尾市の6月議会中なのでタイムリーだと思うが、連想する対象が違い過ぎるじゃん、と言われれば返す言葉は無い・・・
 
 
上場企業の時給ランキング2017
1位: GCA株式会社(時給:7682円・平均年収:2154万円)
2位: 株式会社キーエンス(時給:6548円・平均年収:1777万円)
3位: 三菱商事株式会社(時給:6868円・平均年収:1446万円)
4位: ファナック株式会社(時給:6361円・平均年収:1571万円)
5位: 三井物産株式会社(時給:6296円・平均年収:1363万円)
6位: 伊藤忠商事株式会社(時給:6025円・平均年収:1383万円)
7位: 三菱地所株式会社(時給:5650円・平均年収:1163万円)
8位: 住友商事株式会社(時給:5539円・平均年収:1256万円)
9位: 株式会社ジャフコ(時給:5429円・平均年収:1205万円)
10位: 丸紅株式会社(時給:5394円・平均年収:1226万円)
 
 
これらの企業に入社するには、それなりの学歴と能力が必要となる。
しかしそれ以上のCPとなる職業があるという事を知らない人が多い。公開されないからだ・・・
 
 
関連
 

2017年6月13日 (火)

上尾市に今も残る事務区長制度を伝える古い記事

政令指定都市がやってくる 第二部 
 
 「三市」の隣の街より⑤船越 健之輔
 
 
Photo  政令市になると、街づくりが進められるので、その外観も期待するものがあるが、個人的に言うならば、街の困習のような行政も改革してもらいたい。上尾市には、全国でも珍しい「区長制」というのがある。戦争中の、向う三軒両隣のしきたりのようなものだ。
 
 この「区長制」は「事務区」のことで、市制施行(三十三年)後、「行政事務の徹底をはかるため」の理由で、上尾市全体に事務区を設置したものである。その数は、約百五区に分けられ、各事務区に区長、同代理者各一名を置いて、推薦は市長が委嘱している。
 だから「区長及び同代理は非常勤」ということで、市職員となり公務員となる。
 
 もちろん区長の報酬があり、七年位前の年額は百六十万円位(推定)で、区長代理者は百二十万円位(推定)であった。両者共、その市の予算内訳は、六五%が均等割、三五%が世帯割である。
 上尾市内は、区長、区長代理、町内会の班長というタテの線により、市の配布物や集金を労働奉仕させられるのが住民の班長。その配布物や集金した現金は、区長代理に集められる。区長とか代理は、市長が委嘱するくらいなので、土地のボス的存在の人たちだ。
 
 区長の報酬は、地区の班内の区費から交際費(年間十万円位、役員八万円位)とは別に、役員手当が区長と役員に総額約二十五万円が出される。
 だから区長及び区長代理は市と地区から二重手当を受け、また住民は税金と区費の二重支払いなのだ。
 
 それに区長は、市長らと恒例としている研修会と称して慰安旅行に市費で行く。その区長の名のもとに、共同募金など、命令的に金額を決めて回収する。結果的に、これは区長や市長の募金貢献の成績になる。
 
 住民の班長は一年単位の持ちまわり無報酬(タオル一本位くれる)で配布と集金をしなければならない。集金は便所のくみ取り費まで集めさせられる。それでも住民は我慢している。 三市には、こんな因習のような市政の実態はないのだろうか。
 
-------
 
  昔、もらったスクラップ記事ですが日付と新聞がわかりません。 ゴチックはこちらで付けたもの。 かなり古い記事ですから現在の仕組みは分かりませんが、区長制度のあり様を分かりやすく伝える良い記事です。
 
そして、考えねばなりません・・・
 
 
●S様より、東京新聞の地域生活情報紙ショッパーの連載記事(2000年ごろ)では、との報が寄せられました。 右の「シ」ですね・・・
 
上尾市事務区長名簿
情報公開コーナーで見られるのでしょうか。町内会長の場合が多いと聞いています。
 

2017年6月12日 (月)

こんなことしていると明治大学の限界かなって思うこと

最後の父母懇談会に出席

 
小学校の運動会に10回連続で行った。と言っても、最後は男子リレーの時だけ。
着いた時には、走り終わっていた。
本人には「がんばったね」と告げた気がする・・・
 
という情けない最後だったことしか覚えていない。
贖罪もあって、中学の陸上競技会はちゃんと応援に行った。
 
結局、10回も行けたのは学校が「近くにある」という事が一番かもしれない。
さすがにお茶の水は近くはないけど、行きやすい。
立地アクセス性。
デフレ下の「大学経営」で一番の強みなのだろうといつも実感する。
4回目はもはやマンネリで気が重かったが、最後なのででかけた。
暑い土曜日。
慣れ過ぎて遅刻した。
 
儀式みたいな総会は粛々と進む。
例年になく出席が少ないのでチケットがさばけない講演会みたいだった・・・
東方見聞録の緞帳を見るのも最後と思って眺めてきた。
065 今年は千田副学長という先生が話をしてくれた。埼玉出身らしい。飾らない話ぶりで腑に落ちる内容だった。
キャリアセンターの就活の話は型どおりだったが、有効求人倍率の見かけと実際の違いは参考になった。マスコミもあそこまではあまり伝えない。
 
副学長氏が総合相談会に出るというので、ずっと気になっていたことを問うてみた。
例年6月号の明治大学広報にのる入試の高校別合格者数一覧表のこと。
都道府県別に合格人数の多い順の高校名がでている。囲みには全国上位20校リストもある。
なんで大学がこんな週刊誌みたいな通俗的なまねをするのか。
 
例えば浦和高校は172人と県一位と表示するが、明治に入るのは少数。
浦和高校は名目ではなく実進学数で発表している少数派の高校だが、そこを見れば明治大学の合格は128人。 
大学側は一人で複数学部合格数までカウントするから、この数すら合わない。
 
で、実際の入学は12名。
10分の一以下。
浦和高校レベルだと早稲田でも合格者の三分の二が袖を振る。
 
つまり上位高校とは明治大学を袖に振った高校リストなのに、こんな数字を広報で堂々と出して恥ずかしくないのかと思う。
実質数で多い高校に失礼だろう。
「真実の探求の名に相応しく」実入学者数で発表すべきだって、正論()言ってきた。
 
営業的な策と通俗的な見栄と理解するが、これだけ実数とかけ離れる名目数字は粉飾に近い。その限りでは所詮MARCHという受験産業の括りからいつまでも抜けられないと思う。
「よそもやっている」という理屈がそれだ。
 
この一回の試験で複数学部にエントリーできる仕組みは誰が考えたか知らないが、私大の最高の金儲け発明だと思う。年間受験者数が10数万人で日本一とか二位とか張り合う大学は、受験商法自慢でしかない。聞けば試験科目がたった二科目とか・・・そんなことで学生集めるのは麻薬中毒みたいだ。 直接の被害は親。
だから奨学金の無償化なんてとんでもネー、って思うわけ。
 
 
次に学部別相談コーナーという所へ。前の相談している母親が女性職員と延々と話をしていてほとんど雑談じゃないのかって感じで待たされた・・・
こちらは単位不足の有無の確認が一番の目的。
 
ついで懇親会へ。会費三千円。
保護者ということで教授や職員は下にも置かないもてなしをせざるを得ないが、結構気さくに話をしてくれるのが明治の良い所かな。
鈴木教授なんか民間出だから生々しい話も聞ける。
070
学部ごとのテーブルになっていて経営学部は後ろの方。これが嫌なんだなー。
この並びは単に学部創立順。
つまりお誕生日順。
 
大学内の会議や資料なら結構だが、これは保護者の集まり。そして宴席でもある。つまり進行をしている部屋は上座であり、ここは万年末席みたい・・・
当然、最初のスピーチなんて聞き取れないし見えない。
最後ついでに、文句言ってきた。
部長とかいう人で誰だったか覚えていないが「毎年変えろ」って。
 
テーブル札を置くだけの作業だから。
確認のために来年来たら怒られるかな・・・
 
 
始まりは他大学の見事な対応ぶりからだけど、これでおしまい。
 
 
関連
 
 

« 2017年5月 | トップページ | 2017年7月 »

無料ブログはココログ

上尾市政をみつめるサイト

  • 上尾オンブズマン
    市民的視座から上尾の教育行政&市政を考えよう。 (情報公開請求により市政に斬り込むサイト)
  • はるかさん_かまちょ図書館
    上尾市民として市政とりわけ図書館問題を熱く語っています。ぜひ飛んでください。 かまってちょうだいの意ね。