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2017年6月12日 (月)

こんなことしていると明治大学の限界かなって思うこと

最後の父母懇談会に出席

 
小学校の運動会に10回連続で行った。と言っても、最後は男子リレーの時だけ。
着いた時には、走り終わっていた。
本人には「がんばったね」と告げた気がする・・・
 
という情けない最後だったことしか覚えていない。
贖罪もあって、中学の陸上競技会はちゃんと応援に行った。
 
結局、10回も行けたのは学校が「近くにある」という事が一番かもしれない。
さすがにお茶の水は近くはないけど、行きやすい。
立地アクセス性。
デフレ下の「大学経営」で一番の強みなのだろうといつも実感する。
4回目はもはやマンネリで気が重かったが、最後なのででかけた。
暑い土曜日。
慣れ過ぎて遅刻した。
 
儀式みたいな総会は粛々と進む。
例年になく出席が少ないのでチケットがさばけない講演会みたいだった・・・
東方見聞録の緞帳を見るのも最後と思って眺めてきた。
065 今年は千田副学長という先生が話をしてくれた。埼玉出身らしい。飾らない話ぶりで腑に落ちる内容だった。
キャリアセンターの就活の話は型どおりだったが、有効求人倍率の見かけと実際の違いは参考になった。マスコミもあそこまではあまり伝えない。
 
副学長氏が総合相談会に出るというので、ずっと気になっていたことを問うてみた。
例年6月号の明治大学広報にのる入試の高校別合格者数一覧表のこと。
都道府県別に合格人数の多い順の高校名がでている。囲みには全国上位20校リストもある。
なんで大学がこんな週刊誌みたいな通俗的なまねをするのか。
 
例えば浦和高校は172人と県一位と表示するが、明治に入るのは少数。
浦和高校は名目ではなく実進学数で発表している少数派の高校だが、そこを見れば明治大学の合格は128人。 
大学側は一人で複数学部合格数までカウントするから、この数すら合わない。
 
で、実際の入学は12名。
10分の一以下。
浦和高校レベルだと早稲田でも合格者の三分の二が袖を振る。
 
つまり上位高校とは明治大学を袖に振った高校リストなのに、こんな数字を広報で堂々と出して恥ずかしくないのかと思う。
実質数で多い高校に失礼だろう。
「真実の探求の名に相応しく」実入学者数で発表すべきだって、正論()言ってきた。
 
営業的な策と通俗的な見栄と理解するが、これだけ実数とかけ離れる名目数字は粉飾に近い。その限りでは所詮MARCHという受験産業の括りからいつまでも抜けられないと思う。
「よそもやっている」という理屈がそれだ。
 
この一回の試験で複数学部にエントリーできる仕組みは誰が考えたか知らないが、私大の最高の金儲け発明だと思う。年間受験者数が10数万人で日本一とか二位とか張り合う大学は、受験商法自慢でしかない。聞けば試験科目がたった二科目とか・・・そんなことで学生集めるのは麻薬中毒みたいだ。 直接の被害は親。
だから奨学金の無償化なんてとんでもネー、って思うわけ。
 
 
次に学部別相談コーナーという所へ。前の相談している母親が女性職員と延々と話をしていてほとんど雑談じゃないのかって感じで待たされた・・・
こちらは単位不足の有無の確認が一番の目的。
 
ついで懇親会へ。会費三千円。
保護者ということで教授や職員は下にも置かないもてなしをせざるを得ないが、結構気さくに話をしてくれるのが明治の良い所かな。
鈴木教授なんか民間出だから生々しい話も聞ける。
070
学部ごとのテーブルになっていて経営学部は後ろの方。これが嫌なんだなー。
この並びは単に学部創立順。
つまりお誕生日順。
 
大学内の会議や資料なら結構だが、これは保護者の集まり。そして宴席でもある。つまり進行をしている部屋は上座であり、ここは万年末席みたい・・・
当然、最初のスピーチなんて聞き取れないし見えない。
最後ついでに、文句言ってきた。
部長とかいう人で誰だったか覚えていないが「毎年変えろ」って。
 
テーブル札を置くだけの作業だから。
確認のために来年来たら怒られるかな・・・
 
 
始まりは他大学の見事な対応ぶりからだけど、これでおしまい。
 
 
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