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2017年6月16日 (金)

上尾市議会の年間会期日数と議員の時給とは

上尾市議会の会期日数、会議時間数、質問者数、傍聴人数などの年間基礎データ
 
理解できない人が多いため、この一文を追記。
「議員は、当選してしまうと任期の四年間は何の査定も評価も受けることなく報酬をもらい続ける仕組みになっている。」
2014年 会期
日数
本会議
日数
会議
時間数
一般質問
者数
委員会日数
(会期中)
傍聴人数
(本会議)
3月議会 24 8 28:38 21 6 305
6月議会 16 6 20:57 18 4 225
9月議会 22 7 23:20 20 5 261
第一回臨時会 1 1 0:26     1
12月議会 19 7 19:34 18 4 126
合計 82 29 92時間55分 77 918
稼働率%(240比)   12% 11日4時間55分 (19)   (230)
2015年  
3月議会 24 7 23:31 18 6 206
6月議会 16 6 18:10 17 4 200
9月議会 19 7 18:05 19 4 188
12月議会 12 5 14:33 13 4 128
合計 71 25 74時間19分 67   722
稼働率%(240比) 10% 9日2時間19分 (17)   (181)
2016年  
第一回臨時会 1 1 0:51     2
3月議会 27 7 30:13 20 7 371
6月議会 18 6 21:31 20 4 202
9月議会 19 8 22:43 22 4 366
12月議会 21 9 25:34 20 6 375
合計 86 31 100時間52分 82   1,316
稼働率%(240比) 13% 12日4時間52分 (21)   (329)
 
上尾市議会は年四場所制である。
一回の議会の会期日数には休日や予備日が含まれており、正味は本会議日数と各委員会の日数となる。
 
会議時間数とは、正味の時間数なのでかなりシビアな値である。
一般質問(上限1時間)は大体20人くらいが行っていて、少ない時は13人という時もある。議長も含めて全30人が一般質問をしても良いはずだが、実態は2/3程度。残り10人はやらない。
やらないという事は怠けているのか、質問する必要がないくらい市政を熟知しているかのいずれかだろう。
その議員に何かを質問してみれば、回答により判定できるだろう。なおその下の( )書きは平均値である。
 
4つの委員会にはどれかに籍を置いているらしい。表の値は4つの合計日数であり、一人でその数を出席しているわけではない。一議会当り1~2日だから、年間にすると一人当たり5日くらいの出席と思われる(フルタイムとは思われないが、時間数は不明)。
 
傍聴人の数は起伏がある。2016年は図書館問題への関心が高く増えたようだ。議会一日30~50人来る。ただし終日ではない、贔屓の議員の登壇を見聞きして帰る人も多い。実は議員別の傍聴人数こそ熱心な支持者の有無を推し量る物差しになる。毎回当選してくるのに、議会にはほとんど支持者が来ないという人もいるらしい。
それはひな壇からしか分からない。
 
稼働率は合計日数÷240日で求めた。公務員の休日数は125-130日のようなので、365-125を稼働可能日数とした。
その隣は、年間の会議時間数を8時間換算した日数である。10日~12日くらいになる。建前的な勤務日数は本会議日数なのだが、朝から夕方フルタイムではなく、その乖離が激しいようなので、こちらの正味稼働時間数をベースにした。
 
これに委員会の5日を足して、年間17日分と仮定する。136時間になる。
 
実はこれ以外にも議員活動は有る。しかし公式で必須な活動は上記のみと思う(抜けがあれば日数に追加したい)。
それ以外は議員の自主的な活動であり、やっていてもやっていなくても分かるはずがない(自ら公表すればよいが、それはごく僅か。しかも定量的ではない)。
そもそも議会を欠席しても議員資格が失せるわけではない。
従って、次のようになる。
 
議員の時給=年間報酬額(年収)÷136時間
 
分母を建前数字にすると、本会議日数30+委員会5=35 ×8 = 280時間となる。一般の22日勤務だと約180時間労働になる。分子の値は文末の目次ページへ。
 
 
先日、企業リサーチサイト「Vorkers」で恒例の時給ランキングが出たので、連想で当記事を書いた。折しも上尾市の6月議会中なのでタイムリーだと思うが、連想する対象が違い過ぎるじゃん、と言われれば返す言葉は無い・・・
 
 
上場企業の時給ランキング2017
1位: GCA株式会社(時給:7682円・平均年収:2154万円)
2位: 株式会社キーエンス(時給:6548円・平均年収:1777万円)
3位: 三菱商事株式会社(時給:6868円・平均年収:1446万円)
4位: ファナック株式会社(時給:6361円・平均年収:1571万円)
5位: 三井物産株式会社(時給:6296円・平均年収:1363万円)
6位: 伊藤忠商事株式会社(時給:6025円・平均年収:1383万円)
7位: 三菱地所株式会社(時給:5650円・平均年収:1163万円)
8位: 住友商事株式会社(時給:5539円・平均年収:1256万円)
9位: 株式会社ジャフコ(時給:5429円・平均年収:1205万円)
10位: 丸紅株式会社(時給:5394円・平均年収:1226万円)
 
 
これらの企業に入社するには、それなりの学歴と能力が必要となる。
しかしそれ以上のCPとなる職業があるという事を知らない人が多い。公開されないからだ・・・
 
 
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