上尾市の放置自転車問題のプロローグ
きっかけは、二つ。
- 一つは自転車盗難数が多い原因に「放置台数の多さ」があると思うから。
僭越だが、この街から(酔っぱらって、まぁイイカというような)軽犯罪の「誘惑」を市民から遠ざけるという点では、取り組む価値があるだろう。割れ窓理論である。
- もう一つは、上平図書館建設への合理的な対案である。
まだ使える現本館があるのに、しかも足元の貸出需要は細っているにも拘わらず、「もりかけ」並みの私的動機を「知の発信」と言い繕って、3~5年の歳月と40億円近いカネを使い、市街化調整区域にレガシーを作って慢心する島村市政への、まっとうな対案である。
つまり「本をおく場所がない」よりも「自転車置く場所がない」を解決せよ、というわけ。本よりも自転車置き場を欲する市民需要の方が強いはず、と見る。

昨秋に上尾駅周辺の駐輪場を見て回った。普段は気付かないが、あちこちに小規模施設がある。微妙な料金設定の違いからは集客に腐心していることが伺える。
例えば、同じ100円でも最初の無料時間の違いはおろか、その時間を含む含まないの差、その後の割増し設定の違いがある。また同じ100円でも6~10時間と差があり、それらは立地や競争関係でのサジ加減のようだ。
中には「この料金設定はナイだろう」という所もあった。
そして収容の空きがあるのに、道路に自転車が溢れる不条理が上尾市に深く溶け込んでいることを憂うるわけだ (やや大げさ
)。

まずは料金シミュレーションができる駐輪場マップでも作ろうかと思った(Excelに入れてある)。そうこうするうちに、近年の上尾市では珍しいくらい「図書館問題」が過熱化し、そちらに関心が移ったのと寒くなったために本件を「放置」してしまった。
やっと今月から昨秋の素材を吐き出している。対策らしきことも書き留めてあるから開示したい。市よりも優れた案である。なぜって、市はゼロだから。
ところが困ったことに本件は外に出て調べるフィールドワークであるから、図書館問題のようなデスクワークとは違う。
何が言いたいかと言うと・・・
もう夏。
暑さを理由にまた「ホーチ」かよ・・・と思ったわけ 

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