政務活動費の公開ランキングは埼玉県も市も全国最下位
政務活動費の情報公開度ランキング・・・ 全国市民オンブズマン連絡会議
法的根拠は知らないが、政務活動費は本来不要。名を取り繕う手当てに過ぎないと思う。議会の年間稼働日数はとても少なく、欠席しても給与には関係ない。つまり議員報酬が活動とは無関係に生活給的(=固定費)に支給されているから、活動費はその中で賄えばよいのだ。
金欠で大変だというならば、支持者からカンパを募ればよい。そんな支持者を持てる議員になっているか否かという話なのだよ。
それはさておき、先日、公開されたオンブズマン団体による発表では、埼玉県は最下位、最低である。政治のレベルはダサい玉のままだった。
●全国市民オンブズマン連絡会議の調査報告ページ。 以下は順位と採点数
都道府県 | ||||
---|---|---|---|---|
1 | 兵庫県 | 97 | ||
2 | 富山県 | 92 | ||
3 | 大阪府 | 92 | ||
4 | 青森県 | 74 | ||
34 | 東京都 | 27 | ||
43 | 宮崎県 | 12 | ||
47 | 埼玉県 | 11 | ||
政令市 | ||||
1 | 堺市 | 94 | ||
14 | さいたま市 | 22 | ||
中核市 | ||||
1 | 函館市 | 100 | ||
48 | 越谷市 | 7 |
政令市でもさいたま市は14位/20市。中核市という枠では越谷市が最下位。
これは当該議会というよりも、埼玉県民に突き付けられたFACTである。決して印象操作ではない・・・
10数年前までは政務活動費は領収書なしで払っていたという。
しかし領収書添付が義務化されても議会レベルでは年間数千枚から数万枚に及ぶ。それを見たいと思って情報公開請求をしようとすれば、コピー代が一枚10円かかる。
とても手弁当で運営されるオンブズマンの手にはおえないわけだ。
WeとかCDRで開示をすべきなのだ。
埼玉県はやりたくないらしい。会計帳簿の提出や活動報告書の作成も義務付けられていないとも聞くが・・・。
●一番価値のある内容は、p111の政務活動費の執行率の変化である(使った額の比率)。
減少率の大きい県富山市 37.6%、 (2015 年 100%⇒16 年度62.4%)兵庫県 19.7%、最も減少したのは、政務活動費の不祥事が報道された富山市であった。かつて号泣議員で注目された兵庫県は、2013 年度 87.8%が、2014年度 76.8%、2015 年度 66.4%、2016 年度は46.7%に大きく減少している。富山市議会は前年は全部使っていた。不正請求発覚で与野党関係なく14人も議員が辞めた。
なお先日、空っぽの今井議員との仲で注目されたおかけで偽領収書がバレた橋本兵庫県議員の件は号泣議員が明るみに出る前の事案だったと思う。
ようするにルールが厳しくなったから、使わなくなったという事。
有って無いようなルールの埼玉県の執行率は93%と高い。一人当たり年600万円らしい。
「もらえるものは、使うヨ。 じゃなくて、もらうヨ」。
上尾市議会は一人年最高30万円(2.5万×12カ月)。
県議が市議の20倍は多すぎだろう、選挙区の面積や人口倍数がよいところでは…
参考
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