一般質問における事前配布レジメのひな型の提案
某議員の実資料を使って、議論の視える化を
議会における発表のあり方は世間レベルから相当遅れています。これは、初めて傍聴したときからの感想であり、今でも不変です。辛辣に言えば「この人たち、一体どんな仕事経験してきたのだろう・・・」というものがあります。
一般質問に際し何も配らない議員もいますから、少しでも資料を配る議員はましです。でも、内容はピンキリ。たんなる資料(データや新聞記事とか)レベルもあります。そこに氏名や日付、出典元も書いてない場合は、後から見たらゴミ同然です。

質問議員と答弁者(部長)は相互に打ち合わせした台本がありますが、他の議員や傍聴人、ネット視聴者には質疑のストーリーが分かるものが無いため、正確に理解することは難しいです。
込み入った長い質疑や答弁で数表を読み上げる時があります。まさに「二人だけの会話」なのです。他人の頭脳が入る余地はありません。居眠り議員を責められない理由にもなります。だから、ドキュメントが欲しいのです。
企業の会議等ではPowerPointを使ったり、事前の配布資料が充実しています。PowerPointの過剰問題もありますが、スライド画面で大、中(小項目)まで表示されていると話の構造や流れが分かりやすいです。議論の視える化には役立ちます。
上尾市9月議会では糟谷議員が今までよりも詳しいレジメを当日配布したらしいです。過去の傍聴記で指摘したことを汲んでくれたのかもしれません…
ところが当日のネット視聴者には手に入りません。相当遅れてネット公開されましたが、まだ足りないと思い勝手に内容を使って事前配布のレジメを作ってみました。
断っておきますが、どの党とか、性別だとかキャリアだとか、目方だとかに関係なく、たんに良い素材があったので流用したわけです。
■提案例としてご覧ください。pdfはこちら。原文は上尾のたまちゃんって?。
このようなレジメを事前にネットで開示して初めて全方位の有権者サービスになるわけです。議員の皆さんがもっと良いレジメを工夫して下さい。
なにせ、議事録が公開されるのは三か月後、鮮度が落ちますね・・・
本当はレジメを義務化すべきですが、それは無理でしょうね。でもこんなところにも議員を評価する視点があるという事です。
やる人とやらない人、できない人をよく見極めることです。
究極のレジメができたら、それはそれで「議会イラネ」と言われかねませんナ 

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