比例区の政党別シェアで地域性(上尾、さいたま市)と棄権の多さ
右が3割、左が2割、中道5割という俗説は?
衆議院選挙の比例代表の北関東ブロック結果は、議席数19 = 自民7、立憲5、希望4、公明2、共産1
(1)当選議席数と4地域別の投票シェア
北関東ブロック、埼玉県、上尾市、さいたま市の4つの地域区分で政党の得票シェアをみた。クリックで拡大。
少数政党には議席獲得が難しく、議席数は票数の多い方に有利に働くことが分かる。立憲は全員当選であり、登録名簿人数が足りなかったか否か?・・・。
(2)投票数のシェア
自民党がどのエリアでも一位ではあるが、北関東全体が最大値なので地方に強いという傾向がみえる。
他エリアと比べて、上尾市の自民党支持は2~3%低く、相対的に立憲や共産党が少し高くでる。古くは革新勢力が強い傾向の地域と言われている。
背景は、製造業が強かったこと(1970年には大宮市を抜き、工業出荷額が県下二位)、さらに団地人口が多かったためかもしれない。
県選管資料を見ても、立憲民主党がさいたま市で突出(大宮区は39%)しているのは地元での「枝野党首効果」だろう。
希望の党は都市部よりも地方で強いようにみえる。
朝日新聞に次のような内容の記事があった。
・・・「右3割」は自公の固定票、「左2割」は広義のリベラル(共産党も含む)の固定票、「中道5割」は棄権を含む無党派 ・・・
前々記事ではありきたりな有効投票数ベースの政党シェアを見たが、全有権者数で描くと下の絵になる。希望の党の中には前原氏のような保守もいるのだから右三割の俗説が当てはまる・・・。
いずれにしても、一位と言っても圧倒ではないのに、多数を支配する民主主義になる。

だから棄権する人を中道とは言えないはず、ようは(選挙が)メンドウなだけ・・・。
つづく
追記
埼玉県選挙管理委員会のHPでは今回選挙結果へのリンク掲示方法にミスがある、と書いておく。
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