鈴木茂、政策フォーラムへ転身の背景を語る-2014年
追記あり
市議会議員になって折り返しの2年が経ちました。この2年は、驚く事の連続だったと思います。議会というからには、議員同士で議論をたくさん交わすのかと思っていましたが、上尾市議会では、殆ど議論がありません。野党は市政を批判し与党会派は、市側の提案に全て賛成するだけのように感じます。
自分の仕事の為に議員の立場を利用していると噂されている人、議長・副議長・委員長等のポストにしか興味がないと言われている人がいるとも言われています。今、全国的に地方議員の活動・役割が見えないと言われていて、その反省から議会改革が叫ばれています。
当、上尾市議会でも議会改革特別委員会を設置して、議会基本条例を制定して議会改革を進めようとしています。私は、この委員会には所属しておりませんが、聞く所によると相当の抵抗(今のままで十分、変える必要なんか無い)があるようです。
私は、そんな中で2度目の新会派「上尾政策フォーラム」結成に参画しました。
新会派「上尾政策フォーラム」規約に書かれている基本理念は以下の通りです。
(基本理念)
第1条会派の基本理念は、次のとおりとする。
1.市民のための市政発展という共通目的をもった政策集団として、上尾市における諸課題に対して、議員間の徹底した議論を通じ共通認識を深め、政策立案、提言を積極的に行う。
2.二元代表制の議会としての権能を高め、市民の負託に応えるために議会改革・活性化を積極的にすすめる。
また、議会の中でもある特定の人が全てを取り仕切っていて、他の議員はそれに唯々諾々と従っている事が多いと感じました。そこで新会派では、「議員は、対等、平等という原則を基本とする」「議員一人一人の政治的立場や意見の相違を尊重する。議員の行動は各自が責任を負う」という申し合わせ事項を決定しました。
自分の思ったように議会活動が行えていないと感じる事の多い2年間でしたが、気を取り直して残りの2年間、理想とする議会活動を目指して邁進して参りたいと思います。
上尾市議会の資料を見ていくと、数年前までにはいろいろな会派があり、分裂と結合の履歴が分からないので理解不能です。その点では共産党と公明党はシンプルです。
さて、今後は新政クラブ内でも解団か分裂の可能性があると思います。有利不利が動機ですが、二年後の選挙を見据えたものになるでしょう。政策フォーラムも市長選に畠山氏が参入したために、非常に不安定化して見えます。どちらも、小グループ化するか改名だけで、中身は変わりようがありません。人間、四十過ぎたらムリ・・・
追記
コラムの感想。初めて私が議会傍聴したその時の感想と同じ。議論はしない、予定されたペーパーを読み上げる朗読劇(それも下手)、こんなレベルでやっているのかという、ビジネス社会から見たらぞっとする落差。これに尽きる。後に、まともな議員もいることが分かったけど少数派。
鈴木氏はこの時点で自民党を離党すべきだった。地縁と家柄を刻むその政治的刺青を消すまでには、時間がかかり過ぎだと思うが、人に言えない葛藤があったのだろう。しかし政策フォーラムに移って伸び伸びやったのも束の間、今回ばかりは、公益や信条よりも生活的な身の振り方の地方議員社会に困惑し、(口にはしないが)嫌気がさしたと思う。
もう打算という看板を捨てたのだから、身軽に「鈴木茂党」でいけばいい。ここからは先祖の遺産ではなく自分で築く信用だろう。
郊外の一市とはいえ、ある意味ドラマチックな政治家物語になっている。
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コメント
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私も市の職員と話したことあるが、今度の議会でウチの課に質問が出なければいいなとか、○○議員(だいたいが野党の議員)はいつも鋭い質問をしてくるから嫌だなとか
言っていた。
でも、野党の議員はまじめな人が多いよ、新政クラブの人はほとんど座っているだけだと言っていた。
市役所にとっても、質問をしない議員は扱いが楽なんだろうなと思った。
事前に質問内容を知らされて、議会の前に答弁書を作成して上司のチェックが入り
当たり障りの無いつまらない内容に変わってしまうわけだが、事前に質問内容も分からずその場でアドリブで答えるような議会(絶対無理だと思う)だったら面白いだろうな
と思う
投稿: メル | 2017年11月24日 (金) 14時05分
メルさんはメールある? 欲しいね。
座っているのは、最後の日に立つため・・・
鈴木さんも前記事で書いている。 「ただ市の提案を賛成するために立ったり座ったりするだけであるなら、民意を受けて当選した市会議員の仕事は必要ありません。」
多くの連中は年間50日くらい座りに行く。多分、与野党も含め30人中、決算書を読める人はゼロかもしれない・・・市職員でも読める人は一部だけど。
質問は三回までとかのルールがあると聞いたような・・・事前用意はいいと思う。反問権を与えたり議員間討論で質を上げることができます。能ある議員は自然とそれを望み、のーなし議員は「恥をかかされる」から反対します。
私的に一番いやなのはスライド画面でやらない事とレジメスキルの低さ。あんな会議見たことない。眠くなるのは議員も傍聴席もしかたない
投稿: 私役所 | 2017年11月24日 (金) 22時10分