秋山かほる議員が市長選にでる意味と自動失職とは
追記 11/30 4. 自動失職は汚点
12/6 調査特別委員会を連絡なしの欠席(最後まで市議の仕事を全うする、はウソへ)。鈴木氏は12/5 付で議員辞職した。
秋山さんは2年前4月の県議選で5000票で最下位落選、同12月市議選を3000票で復活した。半年後には戻れるというストーリーで臨んだとみえる。この時も自動失職を選んだ。
1.捻じれの構図が解けそうなときに現れる原理主義者の功罪
上尾市長選、ほとんどカオスです・・・(^^♪
鈴木茂、井上茂、糟谷たまき、秋山かほるの四議員は上尾市議会のファンタステック・フォー、いや四天王かな。でも秋山さんは異端ですから群れません。彼女からは畠山も鈴木も共産まで同じ穴のムジナにみえるのでしょう(彼女が言ったのではない。比喩、ゆるして・・・)。
議員になるには一円の補助金や取引のない人がイイと理想を語るけど、そんなことしたら凡人しか残りませんよ。清潔でも無能では困ります。外から知名度ある立派な第三者を擁立するというのは市民運動ではありますが、今回は間に合いません。そもそも上尾の恥は、上尾の人間が拭い去るべきです。それで自分が出るのかもしれません…
公約はいろいろあれど、本質的テーマはいかにして新政クラブを育む上尾の政治風土からの脱却でしょう。横軸の右端に新政クラブを置けば、左端は共産党ではなく、かほるさんです。それくらい対決的で妥協を許さない人です。
一体どんな過去があったか知りませんが、話を聞いていると正義感の裏返しとして、ルサンチマン(反権力感情)の固まりを感じます。右も左もみんな斬っちゃう。
大向こうを唸らせるような演説をします。そんな姿に惚れてコアな支持者がいるようです。でも主張が強ければ強いほど、支持者は限られます。そもそも彼女の言うことが市民に広く受け入れられるならば、今のダークサイド市政が続いているわけがありません。
ベストを目指すと分裂と孤立を作ります。かほる出馬で喜んでいるのは対極にいる連中だって、すぐ分かります。向こうは顔を隠してまで結束しているのにね。 周りも自分も止められないというのが、良さを通り越した限界です。衆院選の再来劇みたい。ベターで良いのです。社会の変化とはそういうものだと思いますし、そのベターですら大変です。
35、36、30%と過去三回全て低投票率ですが、テキトーに三人で投票率50%なら35000、55%なら40000票が当選ラインとみます。この期に及んで、50%より低い投票率は予想したくありません。世間の笑いものです。
出る意味は、沈滞有権者への喝入れですか。でも一議席失い、お戻りは二年後ですよ。それまで議会でかほる節聞けないじゃん
まぁ、これは期間限定のパフォーマンスですかね。 (´・ω・`)
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2.辞職タイミングで12月給料はどうなる
鈴木氏は12月に辞める予定と返事がきました。12月に入って議員を辞めると、日割りの報酬。ボーナスは満額となり、11月だと月割りだと聞いていますが議会には未確認です。畠山氏は前のメールさえ返ってきませんから音信不通です。民間のボーナスは途中で辞めると月割りでもらえる? 聞いたことないなー
3.自動失職を選ぶか否か
今のところ田中・鈴木の2名分補充ですが、仮に秋山かほる氏が辞表を出さないで自動失職(※)を選ぶと2人のまま。二年間一人分の空席がでます。これは市民の参政権を奪うことになります。椅子は次の市議会選挙まで取っておく? それは無いと思いますが、いろいろなルールは政治家たちが作るから甘いね。
※朝日新聞 補欠選挙と議員の自動失職
公職選挙法の規定では、市区町村議の補欠選挙は、・・・省略・・・首長選がある場合は同時に実施される。補選の被選挙数は、告示の前日までに、議員が辞職しないと確定されない。一方、首長選の告示日に議員が立候補を届け出ると、自動失職となる。補選の被選挙数には反映されない。
4.追記 11/30 自動失職は未練がましい自己中 参考/朝日新聞(かまちょ図書館)
本来は田中逮捕、鈴木辞職、秋山辞職で三人枠の市議補選になるはずが、自動失職により二名枠となる。彼女のメリットとは、三人目の新しい現職が育たないということだ。次の改選であるh31/12月までの2年間に、30人目の人が現職として有意義な活動をすれば、彼女の返り咲きのマイナス要素になる、と見る。「議会生活のすべてをかけて市長選に望む」との勇ましい言葉が空々しいではないか。
この手段を使う議員はギリギリまで「市議の職責を果たす」と奇麗ごとを言うが、これからの10日間、彼女のやることは選挙準備と私生活が殆どのはず。まさか毎日、日記を公開して議員活動を証明するのか。そもそも議員の拘束日数が極端に少なく、労働密度が極めて薄いこと位は世間は皆知っている。私生活と議員活動の境界もあいまいなのだから、最後まで仕事すると言ったところで「支持者以外の」市民には伝わらない。
12/9(土)までに早く辞職届をし補選枠を三人にして、市民の参政権として開放せよ。反新政クラブ的な人が当選すれば、彼女の補てんにもなる。ところが1人減の29人枠では今後は不利に働く局面が出るかもしれない。
この制度は政治家が自己保身のリスクヘッジで作ったものだろう。議員制度の矛盾点を朝日新聞は伝えたが、背景まで伝えないと分かりにくい。
前回(本文冒頭)も同じ手口らしい。その時は9カ月だから補選は行われるはずないが、判断権利は選挙管理委員会にあり辞める本人にあるわけがない。市長選に出ることや自動失職というこざかしい手口はキャリアに傷をつけると思う。
まぁ自動失態ね。さらに彼女の上平図書館への提案には問題点がありそうだが、告示後のお楽しみ…。
小気味よい演説に心酔する人ほど危ない。
下のリンクのように、得たいもののために失うものもある。
関連
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コメント
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私役所さんに同感です。立候補するのは自由だけど、秋山かほる市議の立候補には
がっかりです。妥協を許さないし、そのためには自分でやらないと気が済まないので
しょうね。過去の市長選(だいぶ古いですけど)には尾花正明市氏を応援していたという
時もありましたね。その時は、とても違和感がありましたけど
28日の東京新聞の記事は、もし他の議員がそのお金を工作資金に使っていたら、
その議員も逮捕では?
投稿: りらっくま | 2017年11月30日 (木) 13時39分
全くですね。
野心でもないしね。上尾市政の三年より古いことは全くしりませんが、その違和感を今度の選挙でも感じることができるかもしれませんよ。
政治家の言葉は真実を隠すことができるけど、応援している人を見れば二枚舌が分かります。
工作資金?
元県警がそう解説したのを受け売りしただけ・・・。分配が確実ならばですが、どんな罪状になるのか素人には分かりません。拘留が長引くと、限界でしょうね。
投稿: 私役所 | 2017年11月30日 (木) 21時32分
秋山かほる市議のサイトが更新されていました。
それに利権体質を引き継ぐエセ「新しい上尾」はダメと書いてありました。
これって「新しい上尾をつくる会」=畠山氏はダメって言っているのかな?と思いました。
畠山氏が当選したら、新政クラブの議員たちはきっと「選挙の時に協力してやったん
だから、オレらのいう事を聞けよ」ってなるんじゃないかなと思います。大島衆院が
表では応援しているから、裏に新政クラブがいるという事をみんな知らないし、
それを隠れ蓑にして新政クラブも裏で活動しているのだと思います
投稿: りらっくま | 2017年12月 3日 (日) 18時59分
熱心に見ていますね。その通りだと思いますよ。
それが多くの人には伝わらないのも、その通りですね。
このコメントは記事に格上げします。
投稿: 私役所 | 2017年12月 3日 (日) 21時00分
市議6分の1以上の欠員が生じなくとも来年以降の市長選か埼玉県知事選の便乗で補選が行われるため、空席期間は少なくとも4ヶ月は短縮されるはず。
それでも市予算から議会運営費や補選費用の支出をするのは変わりなく、自動失職での市議会空席は公共投資を語る以前のモラルのなさだと。
投稿: ウェスタン村 | 2017年12月12日 (火) 21時47分
ウェスタン村さんの初来訪に深謝。
29名のまま行くのではと見ています。その有無はともかく、同意ですね。
秋山氏は自動失業へ。先日は議会を無断欠席し、「最後まで云々はウソ」でした。二度目の討論会では「自分の後継者が育たないから」と理由を述べました。利権と戦う本物は自分と言いながら、自分の利権を守ったのです(返り咲きしやすいように)。 リンクは「四人案への批評」
投稿: 私役所 | 2017年12月12日 (火) 23時22分
西貝塚環境センターの建設も談合の判決が出ています。
上尾駅は半額でできました。
図書館の用地買収は土地転がしによって三倍の額を払っています。
議員と職員は後援会に公共事業、補助金、交付金を出す事を第一として働いています。
サラリーマン市民の払った税金の半分は横領されているのです。
保守の選挙地盤は80%の得票率であり談合政治は揺るぎない。
投稿: 鈴木光治 | 2017年12月13日 (水) 12時38分
実名様のご来訪に深謝。
古いことは知りませんので、ぜひ冒頭の二件について、詳しく情報提供いただけるとありがたいです。
ここまで上尾が腐っているのは原住民にあり、という事でしょうか?
昨日、投票率の地区別グラフを示しました。何かご意見いただけるといいですね
投稿: 私役所 | 2017年12月13日 (水) 21時13分