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2017年11月17日 (金)

上尾の新政クラブは独自候補見送りで、試される市民の審美眼

16日の読売新聞より・・・要約と解説

上尾市議会の最大会派の新政クラブには11人が所属。15(水)の団会議で、前議長が逮捕された事態を重く見て、会派で統一行動を取らないことに全員が賛成した。代表の小林守利市議は「総合的に判断した」と語った。
同会派は自民党系市議らが所属し、前回市長選では同党が推薦した島村容疑者を支援した。
出直し市長選には、かつて同会派所属だった保守系の鈴木茂市議が立候補表明し、民進党県連幹事長の畠山稔県議も立候補に意向を示している。
 
S
解説
 
新政クラブは独自候補を出さないということです。「総合的判断」とは、決め手となる理由がない時や中身を隠すための方便として使われる行政用語です。どんな時でも使える便利語ですから、自分が不利なときはぜひ使いましょう。
 
さて、島村・田中の母体である新政クラブの候補見送りとは、選挙戦に中立という意味でありません。今までの利権的な政治にブレーキがかかることは、死活問題です。ここは死んだふりを決めこむように見えます。
 
そもそも前記事と同じく、師と仰ぐ田中守氏の画像がまだ同会派のホームページから消すことができないくらい、影響力が残っています
 (イエ、どうしたら消せるのか、知らないだけです。)
 
新政クラブはどちらの候補を裏で押すのか、これを見抜けるかが問われます。記事タイトルは「自主投票へ」、中に「全員が賛成」と書いてありますから。
 
事実で語ると、鈴木茂氏は新政クラブに愛想をつかして政策フォーラムへ行ったリベラルな人(自由にモノを言う意味で)。田中氏からは嫌われていたというのが実情です。その辺りは、彼の議会報告書でコラム風に書いてあります。新政クラブ独自候補断念は鈴木氏には不利に作用します。
 
畠山稔氏は民進党の県幹事長の要職を放り出しての突然の出馬に周りは驚いていますが、新政クラブとの関係が気になります。
畠山さんは上尾駅頭でニコニコ挨拶するだけで人気がある、と言われます。反面、それをいぶかしがる市民には、何も語れない人と写ります。
 
誰だって落ち込んだときに、朝元気に「行ってらっしゃい」。
 
夜帰宅の重い足取りのときに、「お疲れ様でした」。
 
と、仕立ての良いスーツに身を包んだ紳士から声をかけられたら、涙がでちゃいそうになりませんか・・・。
家族だって言ってくれない言葉に、優しさを感じる人がいても不思議はありません。
 
しかし、我々はカウンセラーを求めているのではありません。もちろん一部の方には不可欠な存在ですが・・・ (例えば 昨日のコメントに感想) 
政治家としての中身を知る由が無いので定量的な批評ができません。
 
上尾駅のペコちゃん人形、と揶揄されないように具体的に語るようエールを送ります。30年も政治家をしていたのですから語れないわけがありません。
 
12/8と9の二回の公開討論会。案内は秋さん日記へ
 
選挙が問うのは、上尾市民の民度です。
 
審美眼です。
 
追記
 
●体制作りは両候補とも大変遅れているようです。どの候補にしても、選挙で物量的に支援をしてくれた人には、当選後頭が上がりません。名もなき一票レベルの人ではありせんよ。
 
●公募候補者擁立を夢想する人々
 二人ともダメ、という見方に拘る人は第三者の利害関係のない全国公募のような外部人間に救世主役を求めます。それは準備期間があってのことで、こんなドタバタした時はムリ。
 よく言えば理想に拘り過ぎ、悪く言えば我の強い人の考えることです。政治にベストなんかありません。ベターで十分です。分裂は漁夫の利を与えることは先の衆院選でも見たばかりの光景です。
 上尾の恥は、上尾の人間が拭い去れ。
 
 
 

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