上尾丸広店にニトリ入居で想うこと

昨日、丸広5Fにニトリがオープンした。というわけで今日行った。売場2900㎡なのだが家具4、その他(小物インテリア品)6の割合だった。家具売り場は狭かった。日用雑貨や台所用品まで置いてあり、旧売り場(雑貨関係)をニトリに置き換えた面もある。
新聞にもあったが集客力あるテナント誘致、ようするに丸広が不動産屋化していくわけだ。辛らつだが、今の百貨店が歩むゆるやかな下り坂に過ぎない。
上尾に来た頃、家具屋は結構あったが島忠や大川、西口の家具屋もなくなり、一時、空白になったと思う。家具は粗利が高いから、販売員が付きまとう売り方をする(粗利の高い=回転率の低い商品は常に高コスト販売になりデフレにはキツイ)。ニトリの増収増益はその裏返しだと思う。ファストフード、ファストファッションのインテリア版だ。
その後、島忠は桶川に大きい店を建てたけどニトリになったと思う。そこへ上尾から車で行くとき、どうやって右折して入るのか分からない位置になった。ニトリは三橋にもあるけど、帰りが面倒。
両店には、もうニトリと行きたくない。←駄洒落ですよー
ようやく空白を埋めるように、数年前から家具屋が再進出した。PAPA、スーパーバリュー、そしてニトリ。
前から、書斎用の椅子の買い替えを考えていたので、見てたら、広告の安い品があり、好みではないけど座った。両ひじ掛けが固定ではなく、上側に跳ね上げられて机の足元にイスをしまえるタイプだ。狭い部屋とか掃除のときに便利な機構だ。
そのリクライニングがうんともすんとも動かない、店員が二名も来てもどうにもならない。たまたまの不具合品だと思うけど、
「お値段以下、ニトリ」。←これ書きたかったの・・・
で、ここから本題。
郊外デパートが相次いで閉店するニュースが多い。失礼ながら丸広も厳しいと思う。そこで提案していたのが駅前図書館構想(駐車場不要)。ショーサンプラザと丸広に同時に話をもちかけ提案書を作らせる。駅前一等地といっても、今は食品売り場が頼みの綱になっている。
高賃料がネックだが、それは面積との兼ね合いもあり、広ければ良いわけではない。中心部の活性化よりも転入人口増という都市間競争の攻めの公共投資であり、並みの案件とは違う。当然、駅前分館、現本館は廃止する。それらは他へ転用か売却も選択肢になる。
ショーサンプラザ入居なら駅前出張所も廃止し、跡地は収益事業に転用する(セブンイレブンは同エリアに無いので絶対出るとみる。長期に高賃料が稼げる)。個人的には丸広がいいが、人口分布や図書館サービスの偏りの償いとしてショーサンプラザに入れた方が公平感があると思う。
このような駅前施設には無料空間とは別に二時間100円とかの有料ラウンジを設けることも可能だ(大和市シリウス)。以上は、劣化した島村・田中市政に安住している市担当者は絶対考えない案である。
写真は二年前の二月の市長選挙の風景。丸広に通ずる道には島村穰本人と周辺に新政クラブの議員達が映る。当時はアンタらは絶対考えないけど、ここに図書館をと「自前の看板」を出してみた。昔の私案。
ニトリ開店の報を告げる埼玉新聞の最後に、こう書いてある。
「・・・新店は徒歩や自転車で来れるので便利」「丸広百貨店の利用は少なかった。ニトリがあるので、用事がなくても来るかもしれない」
夢かなわず、ニトリに先越されたヨ・・・これをチャンスロスという
この建物は元々は市所有品だったのが、損してまで丸広に売って現金化したらしい。丸広が賃貸でやっていたら…と想像するが、駅前にデパートがあるって今では珍しいな。何としても取り戻したい・・・
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