あなたの投票所の投票率…上尾私選管より
なぜ選挙の投票率が低いのか?
啓発のために、前回投票率30%を何度も示し、棄権を強調した円グラフです。有権者は18歳以上になったため現在は19万人です。蛇足ですが、人口22.8万人ですから、子供が少ないことがよく分かります。
40カ所の投票所があります。駅前とか大規模商業施設のような所に設置する気はないようです(期日前も含めて)。まずは、ご自分の投票所を見てください。
1. 10月の衆議院選比例区と前回市長選の投票率
グラフは市長選投票率の昇順にしています。二本の投票率30と50以下に着目します。市長選30%以下のエリア(黄色)には共通するものがありそうです。ブログ主は土地勘が弱く、特に幹線道路系が分かりませんので、以下はやや甘い見方になります。
二つのグラフのレンジ幅(最大-最小)は16%値程度と同じです。
2. 投票所ごとの投票率と有権者数グラフ
当日の有権者数は右軸です。有権者数が大きい所で投票率が低く、有権者数が少ない所で投票率が高く出ています。
黄色い所は開拓余地が大きいところです。ただし、この40区分は面積の違いが分かりません。右側の投票率が高い所は、少人数ですが狭ければ売名には効率的です。平均乗客数は、JR上尾駅が4万人、北上尾駅は1.5万人です。市内でこれより人が集まる所はありません。
左の投票率が低い所は有権者数が多いけど、広くて非効率なのかもしれません。有権者人口は昼間人口ではありません。回っても不在が多いエリアには候補者は行きません。
市中心部から離れていて、かつ鉄道利用で(北)上尾駅を使わない人は帰属意識が低くなります。特に原市方面の人は上尾駅に来ることは少ないようです。 ジョークですが、評判の悪い名前より「さいたま市」へ編入希望しても不思議ではありません。更に市長選の選択肢に吸収されることを望む、というのもありそうです。
要は、生活圏からの「帰属意識の差」と「選挙運動の濃淡の差」が投票率の落差をもたらすと思います。最低と最高の差分15%の原因と思います。
しかし、これらは地域ごとの差であって、全体平均値の低さを説明しません。それは政治離れとしか言いようがありませんが、それが今回事件の背景にあります。
次記事 年齢別投票率
参考
« 上尾市長選の選挙公報を評価してみます | トップページ | 捜査関係者は語る、やりとりをしていたのは島村前市長本人だ »
「上尾市2」カテゴリの記事
- 上尾市の参院選分析-候補者魅力度と次の県議選へ(2022.07.14)
- 埼玉県議選_上尾市伊奈町の南13区は三位争い(2019.03.04)
- 上尾市長選分析-8 ツイッターは有効か(2018.02.26)
- 市長選分析-7 ブログ記事とアクセス数(2018.01.27)
- 市長選分析-6 果たしてネットは無力か-1/2(2018.01.21)
コメント
« 上尾市長選の選挙公報を評価してみます | トップページ | 捜査関係者は語る、やりとりをしていたのは島村前市長本人だ »
投票率が低い要因は色々あるとは思いますが、過去何回かの(すごい昔は知りませんけど)市長選では必ず新政系の候補者が出ています。新政系は
市内業者の組織票頼み状態です。それに対抗する対抗馬が、新政系の候補者に勝てるような人がなかなか出てこないような気がします。選挙をする前
から結果が見えているような・・・。どうせ投票しても、新政が勝つんだろうな、
他に入れたい候補者もいないし、じゃあ投票行かない・・・みたいな。それでも過
去に何人か新政系の候補者に対抗できるような人が出てきたこともありました
けど、やはり負けてしまうんですよね。組織票は最強ですよ。これじゃ、組織に無関係の人は選挙に無関心になりますよ。
今回は、表から見ると新政の候補者はいないです。イメージが悪すぎますから
ね。しかし畠山氏が新政の候補者の代わりをしています。たぶんそれを知らな
い市民も多いと思います。
投稿: りらっくま | 2017年12月14日 (木) 16時30分
よくご存じですね。当方は最近わかった口です。前回は島村三期目(元は出ないと公言)のやる気ない事と、有力対抗馬不在効果による30%低迷とみます(前より5ポイント低下)。それでも投票率上位に上平二つが35%で入ります。平均よりも5%増が村意識効果なんでしょうね。彼の人気や評価は高くないですね。
●畠山さんは前新政クラブ議員の箕輪さんと選挙活動をしたので、民進党は上尾新政クラブと通じていたという事です。日本初の大事件の巣窟である会派と関係を持つことを、傘下の労組や関係者は恥を知るべきですが、ムリみたいですね。
節操の無さが、中央では解党とか党名変更が噂されるわけです。誰を誰が応援してもいいけれど、堂々とやってください井戸木の小林さん!。その関係性がはっきりして有権者の判断材料になるのですから。本日の中根国会議員のポスターの件もそうです。
投稿: 私役所 | 2017年12月14日 (木) 22時08分
市長選挙で、元県議の候補者が新図書館建設を一時凍結と言っているが、新図書館建設工事の請負業者の社長さんと選挙運動をしているとネットでみました。元県議本人にも確認したとも。この社長さん、元市議で汚職で逮捕された田中元議長が君臨した新政クラブ所属。
さらに記者さんの話では、新政クラブの小林守利団長が元県議の街宣車で地元を回っているといいます。
新政クラブに担がれた市長さん?島村市長と同じですね。利権政治の継承です。
投稿: | 2017年12月15日 (金) 06時37分