本を読まない首相…三つの特徴
『田中角栄と安倍晋三』--昭和史でわかる劣化ニッポンの正体— 保阪正康著/朝日新書
東条英機と安倍晋三を並べた一節があり、共に「本を読まない宰相」なのだと言う。以下引用(p64)
東条もそうなのだが、安倍晋三という人は本を読んで知識を積んだ様子がない人に共通の特徴を持ち合わせているように思える。底が浅い政治家といえるだろう。
私は仕事柄、本を読むほうだろう。また、多くの人と接してきた。そのため、対話しているとわかるのだが、本を読まない人には三つの特徴があるように思う。
以下は要約。
① 形容詞や形容句を多用する。
② 立論不足…「侵略に定義がない」という風に物事を断定し、その理由や結論に至ったプロセスを説明しない。
③ 耳学問…どんな話をしても5分以上持たない。それ以上は言葉を換えて同じことを繰り返す。知識の吸収が耳学問だから深みに欠ける。
④ さらにあえてつけ加えるなら、自らの話に権威を持たせるために、自らの地位や肩書を誇示する。例「私が最高責任者ですから」
先日「いい土地ですから、前に進めてください」の事実関係で、「妻に確認した。『そんなことは言っていない』ということだった」と"国会"説明。身内代返では説得力がないこと位、誰でも分かるから立論性の無い例かなって思ってしまう。友だちの麻生氏は本は本でもマンガで有名です。スペルミスの多いトランプも本を読みそうにない。
このテーマについては山内康一議員のブログをお勧めしたい。末尾にこう記されています。
最後に英国労働党のマイケル・フット元党首の言葉を安倍総理に送りたいと思います。
権力の座にいる人には、本を読む時間がない。しかし、本を読まない人は、権力の座に適さない。
彼の最新のお勧め記事は下記。穏やかな口調で骨太な分析を語ります。
3/17 いま永田町で起きていること
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