珍しい議員ヤジから聴こえてくる二つのこと
島村田中体制を惜しむ連中がいる限り、下げ尾のまま
「この際、傍聴者の皆様に申し上げます。休憩中も含め傍聴席では拍手はご遠慮ください。ご理解とご協力を宜しくお願いを致します」
三月議会から議員質問が始まる前に、いちいち道下議長は傍聴人への注意事項を読み上げる。言葉遣いは丁寧でも、ようは黙って聞けと言う意味である。その経緯は過去記事へ。
受動的な人には無害だが、能動的な市民には足かせである。傍聴人→市民→有権者→(議場にいる連中の)雇用者だという事を理解できていない。あれほど「市民の役に立つ」と選挙中に言っていた連中が。
支持者がわざわざ出向いて称賛の拍手をしてくれるでもない議員は、同じ議場で他議員が拍手を受ける姿に妬みを持つのだろう。器が小さい。そもそも年に一度も質問に立たない。
ところが、9日の大室議員の発言中に「議員ヤジ」があった。再生ビデオの25分目に、一瞬で小さいためにヘッドホンでないと聞こえないだろう。このハプニングを知ったのは糟谷議員ブログを見たからだが、既にコメントもあった。傍聴市民はネット発信力ないからこれは貴重だった。カット映像はここ(7M)
大室発言 「・・・市民サービスが極端に低下することが予想されます」
深山議員 「もっと言ったれよ」
一瞬、大室氏「ハイ」と反応
生気の無いムードが漂う上尾市議会では珍しいことだと思う。道下議長が市民に執拗な注意を述べながら、目前の議員ヤジを黙認したことは、多数派による議会ルールが自己都合であることを示す。
だが、劣化議会のことを改めて書くつもりはない。ヤジや拍手は(議事を妨げない限り)良い刺激であり、料理であればスパイスみたいなもの、むしろ歓迎する口である。
その時の大室議員の質疑は「文化センターの改修計画の遅れは新図書館建設を止めているからだ」という文脈である(詳しくはつづきへ)。仮に深山氏がその文脈を理解していたのならば、執行部の優柔不断さへの焦り・イラ立ちから出たヤジではないかと想う。
期待に過ぎないが・・・、島村田中体制ではあり得なかった『行政と議会の微妙な変化』を最前線の議員が感じていたとすれば、これは悪い話ではないのだ。
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