「上尾が誇れる…会」要望書に欠ける大切なこと-1
2月に「上尾が誇れる図書館を創る会」という団体が建設再開を促す要望書と署名約3300筆を畠山市長に提出しています。
振り返ると2016年秋の「住民投票を求める」署名運動の時には、建設派が早期実現を求める請願を出しています(同一筆跡ゾロゾロ署名事件)。蛇足ながらそのメンバーから二人が昨年夏からの(上平複合施設に意見する)市民会議に指名されています(同会議は中途解散)。
二つの組織に共通するのは活動実態が不明でリアル感が無いという事です。「年寄りの集まりならインターネットができないだけでしょう」とも言い切れません。本館利用者の70代でも40%はネット使います(守る会アンケート )。つまり知の発信拠点とか文化のバロメーターと言い張るものの、ネットやSNSで広く情報発信はできないのでしょう。
市民団体の政治的活動を議員が支援するのはよくあることです。前の団体は元議長ですが彼は失脚しました。こんどの「創る会」は上平の深山議員ですが、彼のサイトには「創る会」のことは皆無のためその本気度が分かりません。
前、入手した要望書はFAXのため不鮮明でした。その後、考える会が公開し、かまちょ図書館は清書までしてくれました。シンプルなA4一枚です。是非読んでください。
残念なのは二つのサイトには批評(反論)が書いてないことです。なお、考える会では「田舎呼ばわりのバッシング」の事実関係を確かめるために代表者を訪ねたそうですがハッキリしなかったようです。その後、深山氏に面会に行ったが「立場が違うから議論しない」と拒絶された、と生々しくコメントしています。
これは重大です。確か「三年間議会で議論した」と氏のレポートで読んだ記憶があるので、「立場が同じもの同士で議論していた」ことになっちゃいます。
かまちょ図書館に至っては『あきれた・・・コメントする気もしません』とけんもほろろです。
2/20に要望書と署名を提出したのは、四人の区長と深山孝議員、海老原直矢議員のようです。上在住の海老原氏は地域代表で選ばれたわけではないため頼まれたお付き合いでしょう。競合する他団体にも出席しており、中立を決め込んでいると見えます。
市長面会は5分強で終わったようです。反対派の「本館守る会」や「考える会」が市長ら5人に資料を交えて30分間説明をしたのとは差があります。明らかに熱意と工夫が欠けます。
そんな程度のモノは無視という手もありますが、この要望書には重要な欠点があるから取り上げます。市長らが読んでいるので、誤解をされたまま受け止めると危険です。「図書館問題の本質が悪気もなく書かれている」という事を、一市民としてハッキリ指摘しておきます。
というわけで、あと数回に分けて書きます・・・
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