反問権を与えたフリより劣る痴呆議会
ところが、読み進むとそれは形式的なものだと知ったときは二度驚いた、のではなく”やっぱりな”だった。 2018/4/1 朝日新聞 反問権OKは半数どまり
2013/1/19 読売新聞 「反問権」首長、議員にズレ
反問権の導入は行政側と議員を対等に扱うことで、議会の緊張感を高めて馴れ合いを防ぐことになる。ところが記事にあるように、反問権を多用すると議会が委縮するとか、攻撃道具になるとか、時間稼ぎに使われると”懸念する”と言う人が現れる。つまり「まだやってもいない、起きてもいないこと」を否定材料にして逃げ回る。
読売記事の最後に「議員は個人。執行部との情報量の差は歴然だからまともに議論したら勝てるはずがない」とある。
執行部「では先生、○○はどう思われますか?」
つまり『みっともない姿をさらしたくない』が本音だろう。だから(制限付きの)反問権を与えて議会改革をしたフリをしているだけなのかもしれない。情報量は行政の方が多いが、年数カ月実働という議員の方が暇は多い。それでできないのは、怠慢か無能かのいずれかだろう。
そんなわけだから、事前に質疑と回答のすり合わせをする朗読劇の方が「楽」と思っている双方には議会制形式主義こそが居心地よい。だがそれは子供議会にも劣り、やがて痴呆議会となる。
本当に議会では「朗読します」と平気で言うからね。「読み上げる」と言った方がましだよ。
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