上尾市の第三者調査委員会は日弁連方式に替えたら
ぼーっと生きてんじゃねえよ、と市民は怒るわけ
「再発防止策はこれから 問われる本気度-産経」にあるように漸くスタートした。その第一回が文化センターで開かれた(全7会合)。市議会でもやっているがそれとは別に市役所独自の企画だ。下記5人。他に市長室から四人。傍聴市民10人ほど(相変らず少ない)。
議員は平田氏と糟谷氏のみ、政策フォーラムは誰も来ていないのは怠慢。新政クラブと公明は来ないのがフツー、手当てが出ないから来ないのだろうと隣人は嘲笑した…。そんなことないよね・・・チコちゃん ( ゚Д゚)
吉澤俊一 弁護士 1号委員 (委員長)
小宮山栄 公認会計士税理士 1号委員
平修久 大学教授 1号委員
三井田晴宏 上尾商工会議所専務理事 1号委員
遠山正博 スポーツ関係団体役員、青少年関係団体役員、事務区長などを歴任 2号委員
・資料1は贈収賄事件の概要 1と2はこちら
・資料2は運営方針案、市と弁護士が共同で作ったらしい。
今後の予定は毎回一時間半、審議4回後に報告書検討、来年2/14に報告書決定という。つまり審議は正味6時間となる。
前から主張していた「公判記録の取り寄せ」をするらしい(資料2)ので楽しみに思ったが、ぬか喜びだった。個人情報云々で今後は非公開と宣言。裁判では耳を疑うような取り調べ記録を検事が早口で読み上げていたが、あれは市民必読のパンドラの箱だよ。(追記: 公判での証人調べ読み上げは庁内分は匿名扱いだった)
人選の適否についての説明は無かったと思う。上記メンバーと島村・田中両名との過去からの関係性が皆無であることを具体的に主権者に説明する義務があるが、市はそれを怠っていないか。
有識者だからとか、行政に知見が有るから良いというレベルの案件ではない。これは密室政治の害悪を”自己手術”で退治する委員会ではないのか。メンバーと連中との一点の曇りもない関係性を担保しないと公平性があるとは言えないから、こんなんでイイんかい。
市民枠は一人なのか? もっと増やして作夏に市民会議で2名公募したように感想文を審査して選ぶのが良い(その内容も公開)。
委員会の冒頭部分は(任命式や自己紹介かも)非公開だった。その時、畠山市長が来て挨拶をしてそそくさと帰っていった。いろんな会合に頻繁に挨拶に出かけるという噂がある。良い面もあるが度が過ぎれば、それは、庁内に腰をすえて政策立案に注力すべきだろうという嘆きかもしれない。
先日タイムリーな記事があった(こちら)。
「委員会設置前日の今月14日、スルガ銀の米山明広社長が訪ねてきて『お願いしたい』と頼まれた。『やるなら日弁連方式で公正にやらないと意味がないが、それでいいか』と聞くと、『もちろん』と言われた。本気できれいにして再生したい、そのために徹底的にやってほしいという覚悟が感じられたので、引き受けることにした」
――「日弁連方式」とは。
「スルガ銀は社内調査の一環で危機管理委をつくったが、顧問弁護士もメンバーで、報告書は公表されない。日弁連方式は、調査の範囲や手法、報告書の中身まで、委員会の権限で進める。独立性が高く、依頼者がコントロールできない仕組みで、世の中の信用を得やすく、改善策や企業の再出発にもつなげやすい」
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コメント
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商工会議所専務理事と2号議員は島村、田中両氏とつながりがないなんてことはあり得ませんな。むしろ限りなく両氏の「関係者」だと思いますが。
投稿: | 2018年5月25日 (金) 10時36分