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2018年5月23日 (水)

畠山市長のジレンマ-4 「市民に決めてもらう」で解消すれば

民意とは何か。間接多数決か直接多数決か・・・

前記事-3

ジレンマ-4は再選戦略から書こうと思ったが、三年後の再選とは立場により都合の良い空想世界になるようだ、という事をいろいろ知ったので、断念した。
 とはいうものの、
建設再開ならば完成頃に市長選となり対立候補に再びS氏と思った。中止なら対立軸は希薄となり出番はないと見たが、その前提は不確か過ぎたようだ。どっちだって「現職優位」は揺るがない、というのが当節の選挙事情である。多選や無投票が目立つのが今の政治だ。

既に書いたように図書館問題には畠山氏に直接の動機はないが、見直しを公約にして当選したから決断しなくてはならない。政策決断をしない(気楽な)議員の立場から市長になって市を二分する判断は重荷なのだろう、ということを多くの市民は分かっている。だから今の今まで(与野党)議員にすら「噂も立たない」状態だ。

決断力の無さというよりも、それ以上に『図書館への関心や知見が薄い』からだと思う。自分の"思い"があれば、自ずとそれを語り、それにより賛否の線は読めるものだから。その意味では、一人で抱え込まないで"自分よりも優れた人材"を使うことに徹すれば良いと思う。それはそれで立派なリーダーシップになる。さしずめ、松澤副市長や中島室長、熱意のある中堅層などか。

最終決断を関係者は「5月末か6月議会の中で」と言う。毎回、議会前にプレス発表があるからその席で、という意味だが、「議会で述べます」で終わりかも知れない。その場合(たぶん)議員の一般質問の締め切り日を過ぎていると、手口として感心しない。
 決断内容は二者択一とは限らない。

 契約続行・・・単純な続行でも再契約となり相当額が発生するという人もいる(内容不明)。或いは見直し再設計をして続行など。ただし「財政立て直しの公約」とは矛盾する。建設続行なら、第二ラウンドとして現本館の狭小分館問題が控えている。また当選の原動力となった向山地区(投票率48%)からの失望も大きいだろう。

 中止・・・単に中止ではドライすぎるから、現本館改修か増改築案提示または何らかの分館政策を入れる。ようするに今後ゆっくり検討します、である。

 第三案・・・他の施設にする代替案(前記事等)。そうとう図太くないとできない。

 保留・・・例えば、市民の意向調査(正式なサンプリング)を行って決める。これには予算化が必要となるが、決断を避けるためには一番ふさわしい。どう転んでも、市民が決めたことになり責任は無い。この方法の良さは、近年の行政や政治への市民の無関心に対する良い刺激となることだ。市政への啓もうとしては悪くない。
調査の予算化には旧与党勢力が反対するため、堂々巡りとなり妥協策を探るという隘路になるが、延びるほど時間が解決するかもしれない。でもこんなタフな事をする人には見えないな・・・

残念ながらイマ分かるのは、

 「総合的に判断した」の理由のみ。

だが何度書けばわかるのだろうか、それは理由にならない。

本当の理由を隠す見苦しい方便に過ぎない。


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