上尾市の人口減少を告げる統計あげおのアレ
大谷地区の独り勝ちと比較されるアソコ
先日、国の人口減少が9年連続というニュースがでたものの、耳タコ話なので関心は薄かったようです。簡単にまとめると年37万人の減少は過去最大、出生は95万人、死亡は134万人でした。外国人は過去最多の250万人で7.5%増ですが、毎日の「チャイナタウン化する東京、高知県民より多い!在留中国人73万人時代の衝撃」という記事は目を引きました。
減少数をもっと身近に喩えるべきでしょう。こちら方面ならば高崎市、川越市、越谷市レベルが消える規模ですが、いずれは毎年、県一つ分へと増えます。なお上尾市の人口推移のうち、最新の自然動態はこちらに更新済みです。
今回は「統計あげお/H29年版」から人口予測を取り上げます。二年ぶりに買い求めました。ネットで見られますが300円の本の方が読みやすいです。市政の基本データを網羅した良い本です。でも年間10冊も売れないそうですから、もったいない気がします(白表紙は汚れが目立つことと、Excelも公開して欲しいですね)。なお蓮田市は500円です。
●統計あげお
p19に10年先までの地区別人口推計が出ています。2018/1/1と比べると…
市人口は-3100人と微減(-1%)ですが、大谷以外は全て減少です。グラフの棒は増減人数、地域名の%は増減比率です。
元々人口が少ない平方はマイナスが加速し、上平地区は-5%ですが減少人数は同レベルです。大谷地区が一人勝ちなのは区画整理事業や上尾道路の成果なのでしょうか、その辺りは知りません。
経済予測は外れますが人口推計はまず当たります。取り上げた理由は、上平の新図書館計画が見直しとなり”大”がダメなら次は”新分館”とか地域施設化を言い張る人がいるので、データ視点でみたわけです。人口増加と言うのはもの凄いことですから、この強気の数字を使って大谷地区の住民はいろいろ"オネダリ"しても罰は当たらないでしょう。市長地元という点でも前任者とかぶります。
●市役所名物のアレ実は元表のH40年の明細と合計が合いません!。この本を買って一番最初に見たページでミス発見というのは、なんだか赤い糸で結ばれているような寒気がします。よって、明細の間違いもありうるのでグラフは正確さを保証できません。
余談ですが、ムカーシ新刊本を発売日に買い求めた時のこと。ページをめくっていて前後の内容がつながらない所が出るわ出るわ。苦情を告げた電話口で担当者は絶句。印刷は24頁単位とかで紙を綴るのでその版組データを間違えて製本してしまい大乱丁のまま店頭行きとなったようです。ソフトの解説本なので一番に出すことを焦ったことが背景にあり、原稿のミスとは違います。
それと比べるとこの上尾本はたった三百円でミスはモグラみたいにアチコチに隠れていますから回収騒動はないでしょうね。
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