畠山市長の交際費と出席率82%が物語る執務姿勢
上尾市民は出席率94%に何を思う?
(1)「市長のページ」で市交際費の明細が見られる こちら
市交際費を要約すると、各種団体の会議や行事に出席する際に使うもので、団体の資格や制限は無く、交際・交渉等を行う上で「必要だと市長が認める」と使える。つまり、あなたも一人団体を作って市長を招待すれば(もらえる)可能性がある。
会費、慶祝、弔意などが多いが「市政推進上市長が特に必要と認めたもの」の一文がある。金額は一万円以内らしいが「社会通念上妥当と認められる額」とも書く。ようするに市長の裁量による。ならば市長交際費と称すべきだ。
(2)畠山市長はよく外出する(出席する)
グラフは1月~7月までの交際費の発生件数とその場へ市長が出席した件数と出席率を示す。招待数そのものは不明。クリック拡大
7か月累計は交際費支出256件、本人出席件数210回、平均出席率82%、交際費総額96万円、一件当たり3700円(ほとんどは三千円)。6月が低いのは図書館問題の(議会)対策のためでは
会合には季節性があるが四月は94%のMAX値を叩き出した。これだけ頻繁に出かけていると庁内で意見を聞いたり報告したくても「市長不在」が多いはず。前任者の当選一年目のデータがないので比較はできないが、こんなに高くはないだろう(彼は別な所へ行ってた…爆笑)。
●高評価する市民は多分・・・
・市民との対話を重視している
・親しみやすい市長さんね
・休日にも拘わらず来てくれたので感動\(^o^)/
・座ってばかりの役人よりも行動的でいい
●問題視する市民は多分・・・
・冒頭挨拶のみで帰ることが多いから、よくある形式だよ
・顔を出すのは、その程度で満足する市民が多いから
・選挙対策・再選目的と区別つかねえ
・僅かな金封でも歓心を買える
・庁内で政策や問題解決にもっと注力すべき
最後のみ当方の意見だが(実際はオール架空)、市長の外出には市長室か関連部門から一人随行したり公用車が必要だろう。それも土日祝日や夕方が多いから、職員の休日や残業手当などのコストがベラボーに高くつく(職員は嬉しいか、迷惑か)。つまり3千円の配送料は一万円以上かも。
(3)事例 高額案件から見えるもの。
2018/1/19 建設埼玉上尾伊奈地区新春の集い ¥10,000
2018/1/29 埼玉中央青年会議所新年賀詞交歓会 ¥10,000
2018/2/3 埼玉県医師会新年会 ¥10,000
2018/2/19 4市1町首長意見交換会 ¥8,500
2018/3/28 彩の国杯第12回全国中学生空手道選抜大会懇親会 ¥8,000
島村市長の時。
2017/1/19 建設埼玉上尾伊奈地区本部新春の集い ¥10,000
2017/3/28 彩の国杯第11回全国中学生空手道選抜大会 3,000
(4)まとめ
各月の交際費の表に縦合計(件数と金額)を入れ、年計表も報告すべきだ。
実は封筒の中身は表向きの金額以上の時もある。相手に差をつけるのは、この相手には三千円では顔が立たない、という市長の個人判断であり、市長の財布からでるだろう。というのは古い噂であり真偽のほどは分からない。
市長交際費を巡る訴訟沙汰もあるが、判例云々の問題ではなく、こんなはしたガネ出すのは止めた方が良い。あそこに出したから、こちらにも出さざるを得ないで増えて来たはず。「お茶菓子代も持ってこねーのか」の苦情などスルーして政策を届けに行くべきだ。
その政策を語り始めると、眠りにつくような集まりだったら、初めから行かないこと。
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コメント
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先を越されました。二番煎じは止めます。
席を温める時間も無いのでは、行動的で良いとばかりは言えない。
>市長が出席した件数と出席率
こういった情報がどっかにあるのでしょうか。
>前任者の当選一年目のデータがない
2008年2月~2009年3月の市長交際費は持っていますが。
投稿: はるか | 2018年8月20日 (月) 09時09分
>先を越されました。二番煎じは止めます。
こんなことに、一番も二番もありません。
少し違う視点で書けば、それが刺激となり新たな発見となります。
投稿: 私役所 | 2018年8月20日 (月) 23時51分