真夏の成果…希少な財政市民の発見
訂正 上尾市のラスパイレス指数、直近29年の103.5は全国市町村で堂々三位です。
8位と書いたのはH28年度のこと。総務省データはこちら。一位は越谷市103.7、二位は宇治市103.6ですから日本一位目前ですが、歯止めを掛ける動きもあり、それについては後日書きます。以下は元記事のまま。
(飲酒中に書いたために、修正して再送)
とある席でAさんから「資料をどうぞ」と一方的に渡された。面識はあったが、深い交友ではないので躊躇したが、読後に返す必要はないとのことなので受け取った。封筒に入ったA4で30枚くらい。
ワープロの自作文書とネットのダウンロード文書の混在だが、70歳超の人にしては現役ビジネスマン並みの文書スキルだと感心した。というのは、以前、何人かの人からWord文書をメールでもらって絶句したことがあるからだ。文章はともかく、レイアウトがスペースキーで調整していた。
ま、それはともかく、本当に驚いたのは、財政問題を扱っていたことだ。ようやくこのテーマで疑問を共有(会話が成立するという意味)できる人に巡り合えた。私的にも今後は図書館から財政へというつもりだった。
上尾の図書館問題では様々な方と知り合ったが、総じて計数に向き合わない人が多い。ありていに言えばやれ福祉だ教育だにカネを、という感じ。中には「経常収支比率が県下ワートス二位だ」と市役所をディスる人はいるが、更なる深掘りはない。
議員にも財政をしっかり語れる人は見当たらない(深山議員は過去に扱っていたがどこまで理解しているのか不明)。殆どの上尾市職員も財政(会計)は逃げてしまう(一般企業でも同じだけど)。
Bさんに宛てた手紙があった。その中の一節より。
『上尾市のラスパイレス指数が高く、かつ経常収支比率に余裕のない自治体は関東一都六県に一つも無いという事実です。・・・市職員人件費の高さは、市当局と議員が共に長年、野放図に対処してきた結果だと言うのが私の推測です』。
Bさんが回答したか不明だが、「推測ではなく、事実です」と私は答える。過去記事では全国8位と書いたことがあるが、上では「関東一都六県」とある。こう言う喩えの方がリアル感あるなと思った。さらに、
『共産党も含めてどの会派も、職員給与や人数について、待ったをかけてこなかったのでは?』と書いている。
これも「そうです」と答える。
与党系は絶対そんなことしない。野党系も職員給与に文句を付けない。嫌われる、情報もらえなくなる、煙たがられるからでしょう。自分たちで給与を決め、協力者が賛成するから下るワケガナイ。一般に公務員給与の削減を言うのは新自由主義的な議員に限られる。
こう書くと「俺たちそんなにもらってねえ」という上尾職員もいるだろう。上尾市のラスパイレス指数が埼玉県二位、全国でも上位となる真因はデータが開示されないから不明である。
今の所、高卒者の給与カーブが定年まで右肩上がりで(これは事実)、高卒50代の人数が多い為では、と思っている。民間は55歳くらいがピークなのに、公務員は定年まで昇給とは驚くじゃないか。「よっぽど優秀な人達だ」と市民が思えば良いけどね。
図(クリック拡大)はこちらより引用。ピーク年収はともかく、男女格差が酷すぎだ。なお大企業と小企業の年収データは本ブログ記事 学力テストの公開で想うことの文末に。
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