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2018年9月の14件の記事

2018年9月27日 (木)

比較してはいけない二つの図書館

ガンバレ、上尾高校。

6月に東名高速で不思議な横断幕を見た。先日、出張で出かけた時は雨のため写真は撮れなかったので、ストリートビューで探したが映像は古かった。何のことは無い、テレビ放送の動画があった(ここから引用)。

300

神奈川県大和市のシリウスという公共施設が開業一年で300万人という数字を叩き出したことは知っていたが、市内を通る高速道路に横断幕を掲げたことに!。高速利用者は需要者ではないから、これはシティーセールス宣伝なのだろう。

その大和市のサイトには次の記述がある。
 全国の代表的な図書館を含む複合施設の年間来館者数(平成28年度)

・武雄市図書館(佐賀県武雄市)約69万人

・日比谷図書文化館(東京都千代田区)約69万人

・武蔵野プレイス(東京都武蔵野市)約195万人 

逮捕市長の新(上平)複合施設は来館90万人予想とホラ吹き答弁していたから、シリウス、武蔵野プレスに続いて上尾市図書館が全国三位となるはずだが、「惜しい」と思うバカな市民はいないだろう。赤っ恥をかかなくて済んだわけだ。

実は畠山市長達は検討プロセスの中で6市の図書館を視察した(全員協議会答弁)。しかしシリウスを選んだのはミスである。大和市は人口23万人で同じだが一般会計の規模は770億円(24%増)。そのシリウスは駅前歩3分の超多機能な大型施設だ。上平の複合施設や一般的な駅前図書館と比較するのはムリがある。いくら素晴らしくても、手の届かないような施設は物見遊山になる。年300万人とは、長崎のハウステンボスや旭山動物園レベルなのだから。

つまり丸広百貨店の複数フロアを賃借か全館買い取るくらいの腹案でもない限り無意味だ。駅前事例なら身近な川口中央館の方が良い(10年経過しノウハウも豊富、自動書庫もある)。小さいが本庄市図書館も教訓性が高い

ついでに忘れてならないのは、逮捕市長や誘致熱心な深山議員は検討過程で一体何件の図書館を視察し、どんな文教的考察を述べたのか不明なことだ。 

下は上平の土地の現況写真。 

Img_1745_2

九月半ばには囲いも外された。
 W逮捕も幸運だったが、原案中止にできたのは、まだ更地だったからに過ぎない。着工済みだったら止める度胸は無い。W幸運だった。

元6人の土地がみんな平等とは言えない。更地にするのが簡単な畑よりも、古建物を壊してコンクリートの撤去費用をかけたC社の土地が実質最高だ。そのC社の土地を買わなくても計画した建物は建築可能だった。そして今回、「約束違反だ買い戻させてくれ」という人は現れたのかな?

現れたのは、公有の空き地を見ると何か造れと食い物にする人だ。

前任者の負の遺産なのだから跡地利用はゆっくり考えればよい。駐車場としての需要は少ない。よほど好カードの高校野球とかプロ野球イースタンくらいか。幸い、今は上尾高校が強いから上尾高校の試合に期待できる。

Img_1749 こんな風に上平公園内の他目的広場を臨時駐車場にするよりも、先ずはあそこを使うようにすべきだね。

 ガンバレ、あげ高! 駐車場を満杯にしろ!

応援の意味がずれてる (>_<)

2018年9月26日 (水)

上尾市議会のタブレット導入-2 市民のための議会改革案とは

前記事-1のつづき

"IT玩具"の前にまっとうな議会改革とは、一問一答式の採用(実施済み)のようにたくさんある。例えば、年数回は出前議会を開く、一般質問の土日か夜間開催、本会議に議員間討論を導入、執行部に無条件の反問権を与える、一人当たり時間を延長する、質疑に無関係な部長は欠席を許可する、議員質問中に市民からの意見陳述(一人3)を挿入する、等々が思い浮かぶ・・・。

また、事務方の仕事としては各種の委員会も議会中継をする、数百万円にも及ぶ高額な録画配信を使わずに低価格なビデオ配信サイト(USTREAM、Youtube)に切り替える、議事録の作成期間を50%短縮する、議事録サーバーをGoogleに開放することで(クローラーがデータ収集し)、議事録の検索精度を格段に良くする、等々かな。

それらと同時に「市議会の見える化」も不可欠だ。

  1. 議員や執行部の手元資料を拡大投影表示することが最優先。ビジネスの会議では当たり前であり40年遅れている。はるか昔はOHPだった。
  2. 議員にPC利用を認め、できる人はPowerPointで進行させる。執行部答弁はPCを使いモニターで表示する。そんな場面には末尾の記事が役立つ(本ブログ内で最多アクセスの記事)
  3. 全議員にレジメ提出を義務付ける。そのための標準テンプレートがあるとよい。傍聴席に配布する資料は議員の自費印刷とする。レジメの文書化を義務付けることは多くのメリットがあるが、一番は作成者の能力が見える点だ。そのせいか、かつては議会質問代行屋がいたらしい。
  4. 撮影カメラを固定アングルだけでなく、場内を巡回撮影すること

 ほかにも、議会事務局の省人化を進める。まず一人減らして強制的に業務見直しをさせる。各部屋の稼働率を把握して、未稼働の部屋の有効利用を図る等々。

2番のPC利用には反対議員が多いだろう。できない姿を比較されることへの屁理屈は「低い人に合わせる」という悪平等思想である。そんなITレベルのまま導入しても手間とコストが増えるだけというのは企業でもよくある話。

そもそも今の議会ならば在宅でもできる。執行部は会議室または仕事場、議員は自宅からネット中継にログインすればよい。その根拠は、打ち合わせ済み台本による朗読劇なのだから(こちら)。聞く気が無い、或いは聞くに堪えないような話に付き合うフリを演じる高コストな形式主義議会はいらない。

ちなみに、遠隔型のはPC画面の向こうから子供がリアルに質問をしてくる。そして担当講師は子供を指導するだけでなく、子供(親側)からも評価される。

参考 昔書いた上尾市議会改革案はこちらへ

参考 プロジェクターを拡張モード表示でプレゼン

2018年9月25日 (火)

猫にタブレット -1 上尾市の議会改革委員会

ペーパーレスより、議員レスが正論。

 

 

前記事 これが質疑答弁の様式

 

上尾市議会の議会改革委員会の今のメンバーとネット利用

 

委員長 星野良行 新政クラブ FB  〇

 

副委員長 尾花瑛仁 新政クラブ HPのみ ?

 

委員 田中一崇 新政クラブ  不明  ?

 

委員 大室尚 新政クラブ  HP ?

 

委員 戸野部直乃 公明党  ブログ FB ?

 

委員 井上茂 上尾政策フォーラム  HP、ブログ、FB 〇

 

委員 秋山もえ 日本共産党  ブログ、ツイッター、FB ?

 


 

直近の改革例(本年/6)は、委員会傍聴を従来の制限公開(委員長許可制)を廃止し、原則公開としたこと。前は嫌な奴は入れなかったのかな?。その他はこちらへ。そして9/18火に「議会改革委員会」が開かれたが日程表には無い。傍聴人は2名(玄人筋のテーマを聴くのは議会通なのだろう)。

※ 先日の全員協議会のように予定にない会議が発生するとTOPページの新着で告知して、終わると削除される。そして元の日程表には追記変更がされないままだ。後から見れば臨時イベントは(Web上は)無かったことになる。議会事務局の頭の隅には「上尾市民はこんなもの」という思い込みがあるから、更新を怠るのだろう。実はこの問題の本質は以下に関係するから書いている。

 

数年前からペーパーレス化や業務改善を目的としてタブレット導入が検討されていた。しかしある程度の規模の組織での就業経験者はいったい何人いるのか(〇と?の意味)。つまりテーマを議論できる能力や経験が十分なのかと思うから、これは事務局案件なのかとも思う。

 

またITへの認識も怪しい。例えば大室議員サイトは15/10/2開設だが、その日が最後だ。来年に更新されればオリンピック・サイトになる。そのような例は他の議員にもある。有料業者に発注し自分で更新ができないパターンだ。土地ならば草ぼうぼうですぐ分かるが、HPは更新日で鮮度チェックされることなど、知る由も無いのだろう。まさかPC持っていないとか…。

 

FBの投稿も三か月に一度だけの議員は『FBやってますポーズ』がミエミエ。ちなみに議員活動や市民活動ではHPよりもブログで十分だ。FBは長い投稿には向いておらず、コア支持者のたまり場みたいに見える。

 

●導入費用の推定

 

一台6万円×40(議員とバックアップ用、事務局用)と推定して240万円(リースはもっと高額化する)
 導入のためのソフトウェア
 Wify環境の導入(低価格だが、安全を盾に高額投資にするかも)

 導入操作教育
 毎月の保守契約(ただし3か月に一回の議会だから?)

 

タブレットは自費で買え。年間40日程度なのに毎月、固定給なのだから。

 

●導入効果も費用対効果も怪しい

 

席でボーっとしている議員へ暇つぶし効果を与える(フィルタリングソフトが必要だ)。IT苦手の議員でも、もっとITオンチの支持者に自慢して尊敬される。紙が減ると言うなら、一議会で何枚、年間何千枚発生しそれが何割減り、そのコストが見合うのかを示すべきだが、その当たり前なことができそうにない。だから、

 

 紙を減らすより、議員を減らせ。

 

 

 

次記事 上尾市議会のタブレット導入-2 改革案

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2018年9月24日 (月)

大活字本みたいな市議会の質問と答弁の台本

「お互いに手の内を晒した質問と回答について、それぞれが手元ペーパーを読み上げ時間通りにやる、BGMすら流れない朗読劇・・・」(小田嶋隆著/超・反知性主義より)

上尾市議会で使われている一般質問と答弁の台本はこんな形だろう(他の種類もあるかも知れない)。もちろん中身はダミー。

Photo  実際の文字サイズは20ポイント超とデカイ。一般文書のフォントサイズはWordなら10.5ポイントが標準的だが、(弱視者用の)大活字本並みは読み間違いを防いだり高齢者のためなのか。枚数が増える。

実際に読み上げる質問はもっと詳しい原稿になるかも知れない。原稿棒読み議員がいるが、質問はレジメで要点のみ書いておけば、アドリブでもできるはずだ。傍聴の範囲では、アドリブ風に質問をしていたのは井上議員と辞めた秋山かほる議員である。

そこでだ。台本があると思われるのに、先の9月議会の深山議員が興奮した(怒りの)一般質問は、ヘンだと思わない方がヘンなのである。怒れる一般質問

ついでに、議員によってはフリガナを振るのか、答弁文には絵文字( ゚Д゚)とか(^^♪)や(笑)とか(怒)を使うのか、を知りたい。

最近、テレビの生放送でも同時字幕が増えていて重宝する。以前よりも表示が早く、NHKの字幕は音声自動認識率98%という。その関連記事を読み、技術が進んでいることに感心した。上尾市もテープ起こしを外注業者に依頼して議事録を作っている。一議会でいくらの費用か知らないが、スピード感に欠けて三か月近くかかる。

テレビ生放送の音声字幕化は数秒遅れである。

そもそも台本が出来ているのだから、当日の受付で配布できるはず。つまり議会を開く必要ねえ・・・( ゚Д゚)

タブレット問題へつづく


2018年9月19日 (水)

全員協議会-3 シーズン最終話 - 軽蔑から感謝へ

内容的には観戦記-1の続き。 観戦記-2(狂議会) 記事-0(吊上げ)。 追記 松澤氏の項に。

発言の趣旨の反転はないと思うが、複数筆記の切り貼りによる文の不自然さはご容赦願う。言い訳がましいが冗舌な発言も多く分かりにくかった。

そしてトイレットペーパーみたいな長い記事になってしまった。内容が内容だけに、読後は水に流して欲しい…。

と思ったが、下水管が詰まるからダメ。総括は末尾に。


前島 新政クラブの努力で(この会議が)開かれたのは良かった。(市長から)さきほど時系列で決定道のりを初めて聞いた。もっと前に聞けなかったのは残念。

(質問はない。結論出す前にプロセス説明をすべきという意見、この人はいつも過剰なくらいの丁寧語を使うのが特徴だ。今回も原稿読み?)

(行政の独立性とは何か。前記事-1にのせた決定プロセスは庁内議論の再検証、視察、推進1・反対2団体の意見聴取などだ。公式・非公式の外圧を排除するために途中経過発表を避け、情報統制が固かったのはある意味感心した。しかし一番重要なことは常に表に出ないもの。受け身の彼女に気づくセンスはないが、プロセスに書かれなかった核心は「人事異動」である。だから結論の筋は予想通りだったただし、反射的に「反対派幹部を登用した」と受け取る人には意味が理解できないだろう。
 結論前に議会向け説明すべきだという意見は他の人からもでた。一見もっともらしいが、行政側に反問権を与えない限り対等にはならない。市管理職よりも能力が劣るから絶対に与えない。この場を見れば明らかだ)

新井 ランニングコストの合計額は発表したが明細や積算根拠がないのはヘン。早く出すべき。

部長 ・・・(聴き取れない、出すと言ったよう)

(もしも明細がこの資料ならば出せではなく自分から取りに行く能力が無いと猫に小判になる。しかし、もっと明細が有るのかは不明だ。私的にはリンク先の明細ならば、それは明細とは呼べない)

新道 もう三か月たったのに(次の新施設の)具体案がない。それを見直し案と同時並行でやれなかったの?。地域特性を生かすためにリサーチするのか?、地元提案あったか?

市長 地域特性ふまえてやる・・・

 (見直しなら次の新建設案も同時に出せと言うわけだが、職業経験の乏しい人から言われるのを"黙って聞かざるを得ない"職員や幹部は気の毒だ。上平中央に住む新道氏はさっさと次の新複合施設案に舵を切り、深山氏とは距離を置く。焼け太りに注意)

戸野部 図書館は市の中心部が自然、の真意は?上尾市の中心部ってドコ?

市長  大勢の人に来てもらいたいという意味。・・・駅周辺とか・・・

(のどかな質問にゆるい答弁が調和) 

大室 1.7億円の設計コンサル料がムダになった。(私は)最適化債の関係で事業費30%削減で27億の低コストでやり直しする、のだと勘違いした・・・(以下不明)。

(見直し案をそんな風に理解するとは、理解を超えた人だ)

小林 6社のうち34社は年商に匹敵する金額がキャンセルだ。(業者は)2年ごとに審査で点数付けられる、(契約解除では)そこまで深く考えたか?。業者は追い込められる。年商相当の解約では(企業は)やっていけない。賠償問題は慎重に。

(契約解除が今後のレーティングに悪影響がないようにの意味ならば、ド素人が考えても不利になるはずはない。年商との関係は一年前に4社の推定をした。正確な売上高は非公開だが、Maxは77%だった。一件の契約額が年商相当になるような企業に頼むこと自体に驚く。市役所に依存し過ぎでは。例えば、我が家の建築工事額が、年商ですという企業に仕事を依頼するのは怖い。親戚でもないとムリ。
 建設業を営む小林氏は業者の気持ちが分かるとしても、市民負担も同時に考慮すべき立場に居ることを忘れないことだ。リンク先にあるアサヒの社長は選挙で畠山応援だった)

松澤副市長 業者は何で救済されるべきか。市は1/1047条…損害賠償の検討中で、いずれ報告する。ちゃんと説明できる金額を出す。

(情実の入る怪しい金額を出さないという意味だろう。県庁調整幹としての力量と公平性に期待する。そもそも私企業は常にリスクを負いながら営む。つまり本件は契約の中で完結する話であり、そこを超えたら情実であり、市民負担の増加で公益性を害し、市長の責任問題になる。なお5月頭に解約すれば損害賠償は発生しない契約らしいのに、6月にずれ込んだのは温情と見られる…) 

(追記 第二の黒い査定に発展か。上平用地取得では島村はクライズ社の160万円の老朽建物を、法解釈を盾に5600万円で買い取った。物件移転補償と言う甘い査定で税金支出を膨らませた[本件は訴訟中だが経過は不明]。恣意性の高い査定作業により、前任者の轍を踏まないように、松澤純一副市長には県庁キャリアに傷をつけないように、公益性と透明性を期待する。)

井上 この場で議会側から行政に業者の視点で要請するのはヘン、市民が見て納得するかが重要だ。 

嶋田 解約は業者に非が無い。・・・一億円が取れないのは売上ゼロ、生活の問題があることになる・・・

ヤジ そんなこと ここでいうか

 (ヤジ主はイイオヤジだ。上尾の民は見習おう)

嶋田 上町の本館が今のままは良くない。どこがいいか・・・広くアンケートを。本館は上町の図書館ではない、上尾の図書館だ。(私は)平方でアンケート取ったら25%が本館、大半はさいたま市へ行く。だから位置決定にはアンケート取って…。井上氏の(議会で述べた)アンケートに疑義あり。(それは)平方、原市の人にアンケート取って無いでしょう?

(島村は立地選定に市民の声を聞いたか、アンケートしたか、君は議員として市長それはおかしいよ、と批判し提言したか、住民投票を拒んだのは誰なのか。語るに落ちるとはこのことだ。また井上報告のアンケートは本館の実利用者であるからデータとして有意だ。本館に来る人に本館移転を尋ねて不思議はないが、逆なら突っ込まれる。君の平方アンケートの母数と対象者は?、大半とは何パーセントかを言わない方が疑義ありだ。アンケートなどというケチな事より討論会を開いたらどうだ)

 
秋山 共産党は全協を開くのは慎重にだ。本件と無関係な部局の人まで出席させたり、動画配信、本会議場の開催も拒否された。(結論を議会前に)記者会見しなかった理由は何?
 

市長 議案としての問題だから、記者会見を先には考えなかった。

不詳 市民へ(見直し案)説明するつもりあるか、とか今後の・・・(不明)

市長 広報に書いた、記者発表した、この件でもう市民に言うつもりない。私は 明るく清潔で 絶対くりかえさない 安心して 

(記事-1の尾花氏と同じく市民説明会をしないと回答したが大問題だ。市民の圧倒的多数は支持しており説明会が荒れることはない。市長に反論する市民がいても情緒的な文句であり、公益性の高い論争には耐えられないだろう)

(不思議な言葉だ。尋ねてもいないようなことを答えたが、「私は前任者みたいなことはしない」の意味と受け取る。市民説明会を拒否する理由として語ったようだが会話がずれているのは、答えたくない気持ちが有るからだ。
 良い意味での畠山さんの人柄を象徴するフレーズなのだが、突っ込まれそうな場はもう嫌だと聞こえる。「安心して」というが説明責任とは信頼関係ではない。今回レベルでも良いから市民の前で語ればよい、悪徳な前任者との違いが鮮明になり、選挙運動をしなくても再選間違いなしだろう。北川先生のアドバイスを思い出そう)
 


深山 議員になって14年。「アノ本館は無いだろう」。周りの自治体の議員からも「上尾の図書館どうにかしたら」と言われた。
位置についてだが、「こどもの城」(アリオ上尾の近く)へ孫連れて毎週行ってた。(私は)「遠いなんて感じなかった」から、どこに作るかは問題じゃない。上平に図書館作ると、地元だからバッシングされると言われたが、地主が協力してくれたのが一番の想いだ。

深山 2/20の件で質問。市長に要望書を渡したがたった5分。事情説明なんかしてないのに、(前の市長説明で)二回事情説明聞いたと言ったのはヘンだ。意見なんか聞いていないだろう(と怒る)。(この後、市長政策室の不備だと批判をした…)

中島室長 反対等の団体は意見を述べに来た。推進派の方は・・・何かあればと…聞いたが…多くを語らないから短く終わった。

(質問の「二回事情説明聞いた」がどれを指すのか区別できている人は居るだろか。市長は反対派と賛成派で二回と言ったのか? 反対派の二団体(で2回)ともとれて不明であり、勘違いで怒っている可能性もある。議事録待ちである。

応対した中島氏の答弁は、署名出して皆さん少し世間話しただけです、そもそも意見らしいことは語りませんでしたよ、という意味。「聞かないのではなく、語れなかった」が事実なのだ。今までも何度も書いたが、文教政策とはほど遠い力が作用して進んだことが本件の本質である)

 関連 創る会に欠ける大切な事

 (対照的に守る会は資料とPCプレゼン考える会も署名を渡して30分間で論拠を述べた。市長とは各一回だが、実は他に幹部面談もしており複数回なのだ。子供じゃあるまいし議員同伴なんかない。
 2/20は
深山氏が(海老原氏も)同席しながら、今になって「意見聞いていない」と興奮するのは筋違いを通り越して見苦しい。そして冒頭の意見を、クールな上平住民が読めば、失望し、運動が実らなかった原因を理解するだろう。
深山議員サイトへ、最近変更した )

野本 ・・・地元の納得えたか?。上尾は6町村で合併し、各地域はおらが町意識、おらが町が中心だから、そこに建てるのか? 駅が中心なら駅別(北上尾、原市、?)に立てるのか。(というようなことを言った)

(本館は市の中心が自然という件と市長が中心は駅と言ったことを逆手に取って、町ごとに、駅ごとに作るつもりか、という八つ当たりな質問だ。ここはホームルームではない)

市長 図書館構想を作り直して・・・ 

池野 ここまでに市長に落ち度あったか?

市長 ・・・だれが市長になっても大変だ。反省は、(市長に)なってから三か月間大変・・・悩んだ・・・選挙(?)やっちゃうかと思ったが・・・

以下省略。



 

三時過ぎに終わった。

暫くして市長室へ入ったのは、小林議員である。

その議事録は無い。

では、政策フォーラム団長の浦和議員も市長を訪問しただろうか。「大変でしたね、ご苦労さん」とか・・・
本当は浦和氏は議長に「どうか非関係者は職場に返してあげてください。市民サービスが滞ります。そして我々はこれから100問用意したので一つずつ丁寧に質問します。夕食の手配はどうしましょうか?」と言えばよかった。
一時間しか座っていられない連中には難行苦行となり、二度とこんなたくらみをさせないために。

●上尾市議会、9/13・全員協議会のまとめ

傍聴人の感想には「バカじゃねえの」とか「どうしようもねえな」という人が多かったが、それだけでは矮小化になる。議員達の不満は、今までの二元代表制が八百長(市長と議長で差配)式のためにぬるま湯過ぎた反動からきている。

議論する必要が無く好きに振る舞えた、何も言わなくても済む気楽さ、野党議員が島村市政下で鼻であしらわれてきた姿を滑稽視するか、無関心で気にも留めなかった。

蛇足だが彼の答弁は酷かった。あんなのを市長に冠して皆よく恥ずかしくないな、と思っていたが(軽いから)担いだのは連中だ。逮捕後に分かったが、1期目からカネもらいながら小中学校で祝辞を述べたのだ。担いだ人にも罪がある。事例 答弁がmjk (マジカの意)

だから、自分の意見が通らないことへの耐性が弱く、反応が幼児的になるのだろう。子供なら手を差し伸べたいが、スーツを着た高齢者は見苦しい。"守なき後"を観戦した市幹部達も今回は衝撃か笑劇だったと思う、悲劇だと感じた人は縁故採用だろう。

朗読劇の本会議と違ってノー原稿のガチンコ質疑は新鮮だった。協議会を開く権利はあるのだから仕方ないが、建設的な質問は望むべくも無く一方通行だった。だから本質は「多数を背景にした」クレーマーによる自覚なき『ガス抜き大会』なのだが、それゆえ彼らは多くの失言をした。
だからこそ、市政に関心を持たなかった普通の上尾市民に広く伝えることが大切である。

最後に、「全員協議会」を開いてくれたことに感謝する。
決して皮肉ではない。

できれば本会議もこのスタイルを望む。

これは皮肉だ。

上尾市役所執行部に無条件で反問権を与えよ。

これは、対等の議論のために、○○な議員を減らすために、執行部に緊張感とレベルアップを図るためである。

※シリーズは完結ですが、好評によりカーテンコールあり…

参考 北本市新庁舎「業者に損害賠償」前市議が業者から接待

川越の旧織物市場修復遅れる-業者契約解除

2018年9月16日 (日)

ウインドウズノートパソコン有償譲渡会 イコス上尾

Windows 7やVistaを使っている人は買い替えても良いかも
 
ダイレクトメールが来ていた。 イコス上尾で9/16-17に開催中。
 
怪しい商法では無いようだ・・・(^-^?)  有償譲渡会in埼玉サイト
 
官公庁や大企業で余剰となったノートパソコンを低価格で売るというものだ。
残念ながらDMにある展示品スペックの説明は乏しいため、現地で確認みたいな感じだ。たぶん数が多いためだろう。
 
メモリ4G、cpu コアi3 、容量160GB Windows 10、オフィス2016 ?  機器二年保証
38000円税別
 
よく読むと、キングソフトに切り替えてあるようだ。
 
リース切れとかだと5年だが、Windows 10は五年たってないからどういう素性の品だろう?
インターネット、WordやExcelの初心者利用(つまりキングソフトで代用)なら 今回の有償譲渡会でも良いと思う。
欲しい人は、ハヨ。
 
でも個人的には他の選択肢も勧めたい。
NECや東芝などの直販サイトで型落ち品が5万円から手に入るから、予算に余裕のある人はそちらのがお勧め。
或いはマウスコンピュータやDELLなどの直販系は、心配するほど安い。

全員狂議会の観戦記-2

CLOSEDの意味は閉店ではない

前記事-1のつづき  記事-0

場所 全員狂議会室  (来月から全員遊戯室に改名)

主役 (中小)建設業者を重んじる小林議員とニコニコ畠山市長

脇役 地元上平を重んじる深山議員と他議員

端役 役名がつくのは幹部数名

エキストラ 上尾市役所管理職の皆様

客席 上尾市民(29)

上演時間 午後一時半から三時過ぎ頃 (9/13)

Photo


議員と傍聴人が29人で一致したのは皮肉だ。真ん中の29人とパイプ椅子の29人を"入れ替えたら"という意味になる。そんな場面も悪くない。

時として議員は真顔になって、自分は「負託を受けた」と語ることが有るが、多くは自らの権威付けに使う魔法言葉である。だから無垢な市民は「凡人」を「立派な議員先生」と脳内変換する。一方、「嘘こけ、議場で内職したり、ろくな質問も提言もしねえくせに」という人はオレオレ詐欺に掛からない人である。今回も「負託」に近い言葉を耳にした気がするのでカチンときて書いたわけ。 

●全員狂議会のメリットを強いて上げる
 一つには議員の能力が改めて見えたこと(語るに落ちる)、二つ目は行政と議会の関係が少し変わったことである(八百長式二元代表制からの距離感)。第三として「畠山市長は意外と話をする」という発見だ。第四として市長のあの言葉がある(後編)。
 ただ
アノ腹いせとして三番目は今後、書かないつもりだ。この意味が分かる人のみ、この後を読む資格アリ(笑)。

多くの議員は他者の発言をメモ書きしなかった。せいぜい自分が気に留めた点を書くレベルだ。相変わらずぼーっとしていた(チコちゃんだ)。必死でメモっていたのは市民の方。話下手を通り越して問題だなと思う人は政策フォーラムや共産党にも居たが、彼らはここでは市長援護する役だった。

メンツをつぶされた議員の疑問解消と言う名の憂さ晴らし劇は、さほどエキサイトせず、起承結の三幕にもならないからこんな記事を真ん中に挟んだわけだ。それでも本会議よりも自由に発言をしておりバカバカしいで片づけることなく、「誰が何を言ったか」を明らかにし、周知させることに価値がある。

納得いかなければ、ガチンコで再質問ができる場面なのに多くは一回限り。少し粘ったのは尾花、小林、新井、深山、嶋田議員くらいかな。若い議員は年寄りに遠慮しているのか、相変らずだらしがない。

質問しなかった人は、新政や公明では渡辺氏や橋北氏かな(はっきりとは分からない)。来春の県会議員選にでる町田議員もダンマリだ。副議長職でも質問してよいはずだ。畠山氏の後釜に出世したいなら、「さすが鋭いね」とか市長を援護するような質問はすべきなのに、しないのは義理を欠く。これでは170187は勝てないかも・・・

議事録ができるまで一か月強らしい。タダで閲覧できるがネット公開はしないようだ。そういう決まりなのだろう。pdfでネットにぶら下げるなんて、学生にもできる。

つづく(最終話へ)

●上尾市民の他の感想記
全員協議会・・録画中継すべし
全員協議会を傍聴してきました

2018年9月14日 (金)

上尾市議会の全員狂議会の観戦記-1

議員の質が丸見えになるからこそ、録画ネット配信が必要

議員とは当選するとその後四年間は何の査定を受けることもなく地位保全される。

前記事のつづき

(1)概要

上尾市議会棟は目的別に部屋を作ってあり、ムダの象徴である。本日(9/13)の全員狂議会は新政クラブの要求で開かれた。公明は新政に謝意を示し、政策フォーラムと共産は違和感を示した。

予想通り、一般質問への市側の「すれ違い答弁」に腹を立てての開催だった。昼前に市民有志が議会事務局に(録画配信できる)本会議場での開催を求めたが議会運営委員会(議員)で拒否されたという。

最大会派だから強引に開いたに過ぎない。図書館問題の関係者のみではなく数十名の幹部や次長級も出席させられて、ある意味気の毒だ。

一般質問のような「予告質問」と「回答」の朗読劇では無い点はリアルだ。もう少し踏み込んで再質問しても良いと感じたが、それには議長が下手過ぎ。

畠山市長は思いのほか多弁だった。不思議に新政クラブの人たちにはちょうど良い調和感を覚えた。真っ向から反論して角を立てるのではなく、曖昧だが悪気が無い人柄がにじみ出る回答をして、彼らの次の矢を失うみたいな印象だ。良く言えば、暖簾に腕押しかもしれない。

 (2)前半から

市長の経過説明は文書で配れば良いのに…。( )はブログ主コメント

12/17当選以来 1/2?-2/14にかけて5回、内部検討した。

並行して市内図書館分館を視察。私は八千代市、長野県小布施町、桶川市、吉川市。副市長には大和市、海老名市も視察した(いい線を選んでいる。島村は何件視察した?)

2/7 中止を求める2団体と面談(守る会30考える会30、資料付)

2/20 早期実現を求める団体と面談した(5分程度、相手側の話が無いため)

6/4,7 政策会議を開き結論を出した。(こちら)

6月議会で決断を説明した。 (本来はその前にすべきだが戦術だと評価する)

6/14 臨時の記者会見をして説明した

7/1 図書館HPに見直し案 (内容が乏しく、三番目の理由を欠落)

7/2 地権者には部長たちが順次 (不満なら買戻しを提案すべき)

7/4 上平区長会に部長が説明(必要ない、地域専用施設建設では無いから)

8月 広報あげおで説明

 (見直し案後の3か月内に建設派市民団体からの正式な抗議は無い。つまり議員が騒ぐほどではないという事。議員はメンツが潰れた事を怒っている。再選のための手柄吹聴もできない。彼らは市民との公開討論すら怖くてできない。またこの日の傍聴に建設派はいったい何人来たのか、というのがアゲオの実態なのだ)

●工事業者には

11/16 3/20 に一時停止の状況説明会

6/27 見直し案の説明会

7/9 市長と業者6社による面談、直接の説明と契約解除をした

その後は契約約款により丁寧に損害賠償の協議中と。

●契約解除について工事契約約款の配布と解説

47条を元に上尾市は解除したと説明。損害賠償等についても解説。これらは国の定めるものに習った一般的なものだという。 

尾花 再議決不要で市長判断でできることで問題無いが、議会だけでなく市民にも説明をすべき。(他の新政クラブとは態度が少し違う印象を受ける)

畠山 市長選では見直し検討するとして戦った。四人の候補者の内、再開するは一人だけ。得票率は2%98%だった。そこで民意は得ているなと思っている・・・

 (長話となり、答弁になっていない)

●池野議員の発言と役割

 「一般質問終わったのにこのような形でやる、オープンに見える形でない、隠れた場所()みたいな所は違和感ある」の趣旨はもっともだが、この後、長い的外れ発言が続く。

畠山選対本部長を務めた手前の畠山ヨイショ発言ではあるが、畠山を島村と言い間違えること数度(一同爆笑)。場を和ます?。彼は会議の最後にも長話をして新政公明議員から大ヒンシュクを買ったが、実はあのようなトンチンカンな長話が続くと、会議の参加者に「もうやめよう」と言う気を起させるもので、意味のある役回りかもしれない。本人は無自覚だが。

つづく

2018年9月13日 (木)

本日の全員協議会は畠山執行部の吊し上げなの?

「えー…ちょっと…あのー…内容について…納得いかない…」

一議員の本会議と委員会の合計は年間40日程度しかない上尾市議会においては珍しく、当初予定の無い会議が追加された。もちろん一日増やすわけはなく、本日9/13の一般質問最終日の半ドン後の午後にやる。件名は

新図書館複合施設整備事業の見直しに伴うこれまでの経過について

この件ならば本来6月議会の最後にやればよいはず。なぜ今開くのかと言うと、多分9/7金の無会派・深山議員と新政クラブの新道議員の畠山案への反対質問の影響かなと予想する(9/10には公明・長澤議員も)

あの日、深山氏達への執行部の回答に苛立ちを見せるヤジなのかボヤキなのか議員席から何度か発せられた。聴き取りにくいため不明だが○○○屋かな、という傍聴人がいた。としたら彼が市長選で応援した候補者は「ゼロベースで見直す」だったから、政策よりも畠山氏への腹立ちだろう。

(傍聴人の拍手を禁止するくせに議員ヤジを注意できない道下議長は耳が遠いのか小心なのか?。実はこの日で二回目だ)

ところで深山質問は今後に尾を引くような言葉が多かったのだが、忙しくて録画から文字起こしする暇がない。一言で書くと「そんなこと言っていいの、後悔するよ」というものだ。

その最中のヤジ声の時に見たのは、最後尾席で小林団長がしきりに苛立ちを示すような様子で周囲と会話する姿である。それが本日の全員協議会へとつながったように見えるわけだ。

それが理由ならアホちゃう・・・(^-^?)

だって、島村の時はもっと酷かった。畠山氏は言語明瞭、意味希薄に対して逮捕市長は言語不明瞭、意味不明である。当時のH部長に至っては長々話してもトンデモナイ事を平気で言った(事業債の面積条項への無知、90万人ホラ話、開架面積という新造語等々)。はぐらかす以前の問題なのだが、議会多数派支配の慢心が背景にあるから通るのだ(←これはシャレ)。

執行部の「噛み合わない答弁」の悲哀ないしは無力感を味わってきたのは野党たる政策フォーラム井上・共産党糟谷らである。今は攻守所を変えて、新政や公明議員が市長達の空答弁に腹立つのだとしたら、井上・糟谷の質疑を聴いていなかった証拠である。
 なにせ若い新道議員は最後には「・・・えー・・・ちょっと・・・あのー・・・内容について・・・納得いかない・・・」としばし言葉を失う状態になったのは象徴的だが、まさに彼らの未熟さの露呈である(録画12)

Photo_2

全員協議会は議会中継(録画)できない部屋でやるから安心なのだろう。世間様に聞かせられないショータイムならば見ものだ。だれがムチをうち、誰が悲鳴を上げるのか知らないが、無料25席ある。発信できない市民が行ってもどうなんだろうね。

私的には市議会が良い意味で荒れて欲しいことを願うが、たぶん竜頭蛇尾だろう。6/14に小林氏は畠山市長の進むも地獄、戻るも地獄の状態で苦渋の決断をした事は一定の理解をしたいと思います。今後はしっかり検討して市民の望む施設の建設を要望します。」と明言したから。

いずれ、デカイ上平用複合施設建設をハヨハヨと催促するに決まっている。ついでに賛成議員が本館に来た姿を見かけないは有名な話。

2018年9月 9日 (日)

市民活動の在り方について、一上尾市民の想い(深沼マリさん)

本人が実名で良いというからそのまま載せます(^-^?)。文中リンクは当方が付与。深沼氏の紹介はこちらへ、空き家再生プロジェクト@上尾 深沼マリ

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おはようございます!

さて、昨日は4月にオープンした鴻巣市市民活動センターの、鴻巣市が目指す街づくり「市民動のカタチ」に参加しました。

会場は、駅前のショッピングセンターに隣接し、映画館/図書館/カルチャーセンターなどの入った複合施設です

民間の指定管理とのことで、職員はきびきびサクサク、大小6つの会議室やオープンスペースの広大さにビックリ!!

内容は、5人のまちづくりなどのスペシャリストが、それぞれの仕事や各地で取り組んでいる体験などの話しを聞いた後、グループごとに鴻巣市の魅力をポストイットに書き、項目分けして模造紙に張るといったいつもパターンです。

が、なぜか上尾で受ける街づくりとは、ぜんぜん違った印象を受けたのは、参加者もパネラーも40代くらいが多かったせいでしょうか?!

それに引き換え、わが市の「地域デビュー支援事業の協力について」(依頼)の、ナント旧態然としたことか…。

○○○様宛にも送付されたと思いますが、団体の活動発表と「タケカワユキヒデ氏」講演会ですって!

しかも、2月9日開催に対し、出店説明会を10月27日に行うとの念の入れよう?!

シニア向けだから仕方ないにしろ、刺激なしは「火を見るより明らか」です。

図書館の上平移転もさることながら、市民活動支援センターのあのサイズあの状態も、大いなる矛盾です。

更に問題は、北上尾駅前に箱物作れなどの地域/住民エゴでしょうか!

総じて、上尾市は鴻巣市の半周遅れと感じました!!


 

実は9/8()には上尾市・市民活動支援センター主催による「市民活動のためのSNS講座-1」が開かれていました。

90分ほどの単なるツール紹介が主で、市民活動の事例が無いために底の浅いものです。グループ討議も中途半端でしたが、それは第二回目に期待しましょう。講座の感想を言えば、SNSはたんなる横並びツールに過ぎないので、それで道が開けるみたいなのは幻想です。問題は、活動コンテンツが練られているかとか需要の有無の方にあります。

平凡なコンテンツや需要の無いものはどんなに広くネットで叫んでも見向きもされません(だからネットは針小棒大になるのです)。ただし趣味のサークル的に狭い仲間内でSNSで盛り上がるならそれはそれで良いだろうという感じです。

早くにPCやスマホを使いSNSを通じてイベント集客の成功・失敗の経験を豊富にもつ深沼さんにとって鴻巣市の講座を選択したのはうなづけます。寄稿の後半部は分かりにくいと思いますが、鴻巣市の参加者が40代というのには驚きです。上尾は高齢者が多いですから。そして他市のイベント情報を得ることは、それこそSNS人脈やネットワークの成果なのだろう、と感心します。



 

2018年9月 8日 (土)

上尾市図書館の利用統計は右肩下がりから抜けない

上尾市政は証拠に基づく政策形成へ変われるか

振り返ると図書館問題への関心は2015年秋頃からだ。当時、紙の図書館要覧からデータを拾って分析の真似ごとをした。ビジネス以外でこんなことをするのは戸惑いがあったが、他に類がないために新鮮さも感じた(なお、今はpdfで公開しているが、進言を快諾した職員がいたためだ)。

その後、上尾市の図書館問題が政治的対立にまで膨れ上がる過程では、行政も建設推進派も反対派もまるでデータに基づく議論をしないのではなく、できないことを知った。「市民はそんな小難しいデータを理解できない」という人まで居たのは驚いた。

実際、昨年までの島村市政ではデータの意義を感じることもないから最新データの更新を怠った。今回の見直し案の決定プロセスでもデータに基づく議論よりも政治的な臭いを感じた。ところが最近、「証拠に基づく政策形成」という言葉を知る機会があった。Evidence-based policy、略してEBPという政策決定が厳格に立証された客観的な証拠に基づくべきだという考えであり、方向性は間違っていなかったと思う。
 今後は上尾市図書館の全体計画の再定義が優先されるだろうから、
久しぶりに新データ(h29)を入れてみた。 

●最新の上尾市図書館の貸出統計

Photo

上のグラフは過去12年間の貸出冊数(本以外含む)と利用者数(延べ)の実数推移である。折れ線は、冊数÷人数による一回の貸出における平均冊数である。
 貸出数は2009年のピークから▲17%も減った。利用者数も2012年のピークから▲10%減。図書館は公共施設の中では一番利用される施設だが、実は多くの市も利用減少にあるはずだ。桶川市で急増しているのは、それまでが貧弱過ぎたことと駅前増床策による。来月、新施設が華々しくオープンする白岡市も以前が貧弱過ぎる。しかし共に5年後の利用度は楽観できないだろう。

1

このグラフは傾向的な変化に絞ったもの。何かの策を打つと利用がプラスに反応することもあるが、継続効果にはならず線香花火的だ。長期的にも短期的にも右肩下がりであるという事を受け入れながら、問題解決のためには「さあ、どうするか」よりも、「どうしてか」を徹底的に追及すべきだと思う。

ところが、9/7金の深山・新道の二人の上平(地区選出)議員による、畠山執行部への怒りの原因は地域エゴであり、語った内容は現実を見ない素人視点である。あのような発言(主語が上尾市民ではなく上平地区)が議会で後援者を集めて堂々と行われること自体がこの街が依然として村である証拠だ。議会の録画で見られるから、多くの市民に知らせる必要がある。

関連 過去の貸出統計に関する記事

関連 怒れる一般質問/かまちょ図書館(再生録画付き)

2018年9月 7日 (金)

費用弁償二千円ほしさで集まる議員

追記2019/2/3 小学校のパート給食調理員の募集 時給930円、通勤手当4km以上150円。

上尾市議会の9月議会が開かれている。95日水曜日の午前930分から二つの委員会が開かれ文教経済は5分、 健康福祉は15分程度で終わったらしい。

時間の精度はこの際問題ではない。"仕事したふり"の上尾市議会が営まれている姿をハッキリ表すことが大切。やることなけりゃ開くな。そのために2000円欲しさの人間がスーツを着て集まってくる所を想像しただけで寒気がする。高校生や一般人の勉強部屋に開放したほうが、よっぽど知的だ(公共施設で最低稼働率は市議会)。もちろん、議案が無いという問題意識の欠如の方が一番恐ろしい・・・

●上尾市の例規集 議員報酬や費用弁償はこちら (第5編へ)


第6条 …()

2 前項の規定にかかわらず、議長、副議長、常任委員長、議会運営委員長及び議員が議会の招集に応じて会議に出席したとき、又は常任委員会、議会運営委員会若しくは特別委員会に出席したときは、1日につき2,000円を費用弁償として支給する。

費用弁償とは以前は日当と思っていたが、議員が議会等の集まりに出席した時に支払う交通費のことらしい。ネットで見ると無報酬だった時代や交通機関が未熟だった時代の名残とあった。大阪府議会は廃止しているが稀な例。

交通費・旅費と呼ばないで古い名称のままなのは、一般の人に分かりにくくして既得権益化する効果がある。数千円から一万円など自治体により差がある。県会議員のように広いエリアでは交通費は理解されやすいが、それならば実費とすべきだ。一律の金額とは受け取る側が作った甘いルールである。

ところで議員は、会期以外は自由な身であり何をしていたかという成果も報告もしないのに、毎月サラリーマン並みに議員報酬が入る。その点から見れば年407050回程度の出席のための交通費は不要である。

ついでに議員は議会を勝手に休める。勝手と言うのは、理由の正当性を検証されないという意味だ(サラリーマンみたいに身内の葬式を何回も偽る労もない)

費用弁償の廃止はしみったれ議員が多数派だと無理だが、議員個人が受け取り拒否できるのではないかと思う。そんな気があれば選挙公約にしたら良いと思うが、同調的な村社会ではムリかな。

以前、数年間、病気で一度も来なかった議員がいて、その人にまとめて報酬を払ったら数千万円だったという例があった。この9月議会では、市長が逮捕されたら給料・賞与などの支給を一時停止できる条例を提案する(こちら)。逮捕者に払ってしまった後悔からの教訓だが、長期欠席議員への支給停止は無いはず。事案が発生して苦情が出るまで作らないのだろう。

費用弁償の本当の意味とは無能な議員が納税者に弁償することだと思うちなみに、あの建物内で埼玉県の最低賃金で働く人(市民)がかなりいる。871円だが10/1から898になる。27円増、うまい棒が2本買えるが、その自転車通の人にも交通費はでている?

 

2018年9月 6日 (木)

謙さんに怒られたいか、それともチコちゃんか?

ほんとうに 

 上尾の文書は

  間違いが多すぎて

   読めなーい!

5

渡辺謙さん好演のCMは45歳以上の上尾市職員向けかな。若い人にはチコちゃんからボーっと仕事してんじゃねえよ!」と叱られるのが良いかも(だからC.M !)。なお上記CMサイトを訪ねて行動ターゲティング広告の餌食になっても知らない(^-^?)。


図書館計画の畠山市長「見直し案」には三大理由がある。「財政負担になる」「地権者のこと」「本館は市の中心部が自然」の三つ。

しかし市民向け説明(広報8月号)には三番目が欠落し二つのみである。「本館を守る会」が別件の幹部面談時にそれを投げかけたが(こちらへ)、市は認識できていないようだ。

なお「市の中心部が自然」という理由は本件の最も本質的なものであるから、畠山市長が明示したことは評価する(三番ではなく一番目ならもっと高く評価する)

 問 市民の皆さんへ、なぜ消したのでしょうか?

A. これは書くべきでは無い、と考えて消した。

B. ベツに重要だと思わない、ので省いた。

参考までに、島村案の賛成議員ですら理由をフツーに報告(こちらへ)します。さて、原因がAなら人事異動が必要、Bなら採用試験の難易度を上げるべき。実は私的には選択肢を追加しますが、これは6/14からの「後退」を意味する。

C. 畠山本人が三番はヤブヘビだった、と削除を指示。

 

参考 図書館報告は静かにバージョン3

2018年9月 4日 (火)

災害ニュースが相次いでもハザードマップを見ない人のが多い

7割の人が活用していないというが、命を守る不等式は 自助>>共助>・・・公助
 
 「ハザードマップ」で自宅周辺の災害リスクを確認していない人は約7割というような、ハザードマップの認知度についての各種調査(ミツカン、国交省、損保ジャパン)には驚く。どんなにカラー版を作っても、どんなに全戸配布しても、人々の意識の中にまで危機感が浸水することはないらしい。

上尾市の世帯数は10万弱。津波や土砂災害は無いので、地震と水害(洪水・内水)の想定になる。相対的に災害リスクの低い地域である。上尾市ハザードマップはこちら

でも、過去に無かったが通用しない時代になった。先日来の大雨は数十分で済めばヤレヤレだが、一時間80mmを超すと表現する雨が本当に一時間も続いたら排水能力を超えて内水氾濫があちこちで起きるだろう。

本日の大型台風21号は早く駆け抜ければ良いが、荒川氾濫による銀座水没とも言われるケースは、荒川流域で72時間総雨量632mmで複数箇所で決壊する想定だ。そんなに降るのかというと、先の西日本豪雨は高知で72時間に1319mm、岐阜で868mmなど幾つも例がある。数年前の鬼怒川決壊は上流域で24時間551ミリと、もっと凄い雨が原因だった。

西日本豪雨生存者の証言(読売新聞)
 死者200人を超した7月の西日本豪雨のとき、浸水5m、死者51名の倉敷市真備町の浸水地域がハザードマップの通りだったという事実は重い。以下引用----

・「42年前の経験があったから、浸水もありうる、と思えた。『逃げないと』という意識にすぐなった」と話す。 

・「家に残っていても不安で仕方がない。逃げておいて損はない」

・大丈夫じゃろ」と考え、自宅にとどまっていた。近所の一人暮らしの高齢女性が「車に乗せて一緒に逃げてほしい」と頼みに来たことが幸いした。

・約90年前の土砂災害を体験した両親の言葉だった。幼い頃、大雨が降ると、両親に連れられて寺に避難した記憶もあった。「どこかで自分は大丈夫と思っていた。教訓に助けられた」と話す。

ハザードマップの通りで、情報を生かして早期避難につなげた住民がいた一方、多くの犠牲者が出たのは残念だ。・・・誰かが率先して避難を始めると、「大丈夫」と思っている周りもつられる。・・・近隣住民に声をかけることも大切だ。
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河川や側溝の排水能力を超えるような豪雨では自宅が窪地のような低地か否かが心配になる。上尾市のハザードマップは図版のために拡大すると粗くなって細部は見えない。また市域のみの表示だから上流域での浸水想定が不明だ。

下記の国交省サイトは非常によく出て来ているが、専門的な解説が無いと一般人にはよく分からない。でも任意の標高が簡単に分かる。上尾市は平坦だが図書館本館の北側辺りが18mで宅地としては最高地点なのか、そこを基準にするとかなり低い所も多い。

国土交通省ハザードマップポータルサイト

地形が平らであると突風や竜巻などの風のリスクがあると思う。ただそれらは予見できない。


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