比較してはいけない二つの図書館
ガンバレ、上尾高校。
6月に東名高速で不思議な横断幕を見た。先日、出張で出かけた時は雨のため写真は撮れなかったので、ストリートビューで探したが映像は古かった。何のことは無い、テレビ放送の動画があった(ここから引用)。
神奈川県大和市のシリウスという公共施設が開業一年で300万人という数字を叩き出したことは知っていたが、市内を通る高速道路に横断幕を掲げたことに!。高速利用者は需要者ではないから、これはシティーセールス宣伝なのだろう。
その大和市のサイトには次の記述がある。
全国の代表的な図書館を含む複合施設の年間来館者数(平成28年度)
・武雄市図書館(佐賀県武雄市)約69万人
・日比谷図書文化館(東京都千代田区)約69万人
・武蔵野プレイス(東京都武蔵野市)約195万人
逮捕市長の新(上平)複合施設は来館90万人予想とホラ吹き答弁していたから、シリウス、武蔵野プレスに続いて上尾市図書館が全国三位となるはずだが、「惜しい」と思うバカな市民はいないだろう。赤っ恥をかかなくて済んだわけだ。
実は畠山市長達は検討プロセスの中で6市の図書館を視察した(全員協議会の答弁)。しかしシリウスを選んだのはミスである。大和市は人口23万人で同じだが一般会計の規模は770億円(24%増)。そのシリウスは駅前歩3分の超多機能な大型施設だ。上平の複合施設や一般的な駅前図書館と比較するのはムリがある。いくら素晴らしくても、手の届かないような施設は物見遊山になる。年300万人とは、長崎のハウステンボスや旭山動物園レベルなのだから。
つまり丸広百貨店の複数フロアを賃借か全館買い取るくらいの腹案でもない限り無意味だ。駅前事例なら身近な川口中央館の方が良い(10年経過しノウハウも豊富、自動書庫もある)。小さいが本庄市図書館も教訓性が高い。
ついでに忘れてならないのは、逮捕市長や誘致熱心な深山議員は検討過程で一体何件の図書館を視察し、どんな文教的考察を述べたのか不明なことだ。
下は上平の土地の現況写真。
九月半ばには囲いも外された。
W逮捕も幸運だったが、原案中止にできたのは、まだ更地だったからに過ぎない。着工済みだったら止める度胸は無い。W幸運だった。
元6人の土地がみんな平等とは言えない。更地にするのが簡単な畑よりも、古建物を壊してコンクリートの撤去費用をかけたC社の土地が実質最高だ。そのC社の土地を買わなくても計画した建物は建築可能だった。そして今回、「約束違反だ買い戻させてくれ」という人は現れたのかな?
現れたのは、公有の空き地を見ると何か造れと食い物にする人だ。
前任者の負の遺産なのだから跡地利用はゆっくり考えればよい。駐車場としての需要は少ない。よほど好カードの高校野球とかプロ野球イースタンくらいか。幸い、今は上尾高校が強いから上尾高校の試合に期待できる。
こんな風に上平公園内の他目的広場を臨時駐車場にするよりも、先ずはあそこを使うようにすべきだね。
↑
応援の意味がずれてる (>_<)
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