「何もしなくていいん会」でも費用弁償二千円ほしさで集まる議員
追記2019/2/3 小学校のパート給食調理員の募集 時給930円、通勤手当4km以上150円。
上尾市議会の9月議会が開かれている。9月5日水曜日の午前9時30分から二つの委員会が開かれ文教経済は5分、 健康福祉は15分程度で終わったらしい。
時間の精度はこの際問題ではない。"仕事したふり"の上尾市議会が営まれている姿をハッキリ表すことが大切。やることなけりゃ開くな。そのために2000円欲しさの人間がスーツを着て集まってくる所を想像しただけで寒気がする。高校生や一般人の勉強部屋に開放したほうが、よっぽど知的だ(公共施設で最低稼働率は市議会)。もちろん、議案が無いという問題意識の欠如の方が一番恐ろしい・・・
●上尾市の例規集 議員報酬や費用弁償はこちら (第5編へ)
第6条 …(略)…
2 前項の規定にかかわらず、議長、副議長、常任委員長、議会運営委員長及び議員が議会の招集に応じて会議に出席したとき、又は常任委員会、議会運営委員会若しくは特別委員会に出席したときは、1日につき2,000円を費用弁償として支給する。
費用弁償とは以前は日当と思っていたが、議員が議会等の集まりに出席した時に支払う交通費のことらしい。ネットで見ると無報酬だった時代や交通機関が未熟だった時代の名残とあった。大阪府議会は廃止しているが稀な例。
交通費・旅費と呼ばないで古い名称のままなのは、一般の人に分かりにくくして既得権益化する効果がある。数千円から一万円など自治体により差がある。県会議員のように広いエリアでは交通費は理解されやすいが、それならば実費とすべきだ。一律の金額とは受け取る側が作った甘いルールである。
ところで議員は、会期以外は自由な身であり何をしていたかという成果も報告もしないのに、毎月サラリーマン並みに議員報酬が入る。その点から見れば年40~7050回程度の出席のための交通費は不要である。
ついでに議員は議会を勝手に休める。勝手と言うのは、理由の正当性を検証されないという意味だ(サラリーマンみたいに身内の葬式を何回も偽る労もない)。
費用弁償の廃止はしみったれ議員が多数派だと無理だが、議員個人が受け取り拒否できるのではないかと思う。そんな気があれば選挙公約にしたら良いと思うが、同調的な村社会ではムリかな。
以前、数年間、病気で一度も来なかった議員がいて、その人にまとめて報酬を払ったら数千万円だったという例があった。この9月議会では、市長が逮捕されたら給料・賞与などの支給を一時停止できる条例を提案する(こちら)。逮捕者に払ってしまった後悔からの教訓だが、長期欠席議員への支給停止は無いはず。事案が発生して苦情が出るまで作らないのだろう。
費用弁償の本当の意味とは無能な議員が納税者に弁償することだと思う。ちなみに、あの建物内で埼玉県の最低賃金で働く人(市民)がかなりいる。871円だが10/1から898円になる。27円増、うまい棒が2本買えるが、その自転車通の人にも交通費はでている?
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