上尾市公共施設、改修中はPAPAへ賃料は月400万円
公共施設の改修中はモールへ 上尾市、空床を活用
追記2/8 会議の議事録には提案賃料坪5000円、共益費坪1000円とある。
朝日新聞はこちら(以下要約)。 プリンス棟2Fマップ
上尾市は改修工事中の公共施設の一時移転先に、空床のある民間商業施設「PAPA上尾ショッピングアヴェニュー」の活用検討へ。老朽化した「ハコモノ」の維持・管理に頭を悩ませる自治体は多いが、大規模な駐車場(1200台)を備え、仮設庁舎を造るより割安な賃借料に目を付けた。
スポーツ用品店ヒマラヤが2017/4月に閉店、跡地の約2千平方メートルが空床だ。共益費を含め月400万円ほど。(逆算推定で2000円/㎡、坪6600円)
民間商業施設の活用が浮上したのは、逮捕市長が推していた新図書館複合施設の建設を、畠山市長が見直したためだ。逮捕市長時代は、上平地区に作る複合施設に、上町にある図書館本館と青少年センターを移し、青少年センター跡へはコミセン改修中に「消費生活センター」を一時移す計画だった。
この「玉突き」計画が畠山案で途切れた。しかし上平用地への新しい複合施設の中身(上平図書館分館入居は市長が明言済み)は今年設置する検討委員会で基本構想を作り、着工は23年度の予定。
まずはコミセンを改修し消費生活センターの「仮住まい」としてPAPA内に移す。(築40年弱の)現本館もいずれ改修が必要になるから、その時の一時移転先としても使える。
19年度予算に移転費用を計上し、秋にも移転先で一部の業務を始めたい。民間商業施設の賃借は移転や撤退も容易なことから、改修工事などに合わせた機動的な運用が可能だという。
松沢純一副市長は「公共機関がキーテナントとして入居することで、にぎわいの創出にもつながる」と話す。商業施設側も「現在、これだけ大規模な床を単独で借りてくれるテナントを見つけるのは難しいので、市が入居してくれればありがたい」と歓迎。
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ニュースソースは元々、12月の議会に対して行った説明会である(資料は本館守る会にある)。産経が翌朝伝えた(文末にリンク)、朝日は今ごろさらに詳しく載せただけ。たまたま紙面が余ったからとしか思えないが、部数が多いから認知アップには貢献する。
●記事には書いてないけれど・・・。
一つは繰り返しだが元の説明会を愚会派が反対しなければ、傍聴市民が直ぐに詳しく伝えられたはずだ。
次に、記事では畠山市政がプランニングしたように伝えるが、PAPA等からの打診は昔からあったと思う。ちなみに、愚市長時代の本館移転問題で、商業施設への入居可能性に対して市は『賃貸は公共施設に馴染まない』のように答えた(理屈ではないという意味)。
なお先の12月議会では議員の誰もが本件関する質問を怠った。質問閉め切り外であっても意見表明や提言はできるだろうに、だらしない。
賃借は撤退も容易とあるが、面積が大きいほど5、10年単位での入居契約が負わされ、途中解約には違約金が発生するものだ。なお一時入居と言うが、「消費生活センター」ならそのまま居座る方が良い。でも150㎡しか"消費"しないのだから空きだらけ。たぶん、本館改修(その時の仮営業)との兼ね合い、または単独案としても北上尾PAPA内図書分館構想だってあり得るのだ。
"がんじがらめの上尾"は、ここに至るのに6年間とムダ金を浪費したが、自由な発想ならば一年でできるようなことだと思う。さらに二年後のイオンモール上尾の完成で市内商業圏の勢力図は様変わりし、”市役所様御一行”は引く手あまたかも知れない。そしてヒマラヤはイオンに出店したりして(笑)
関連 産経記事/上平跡地利用とは別に現本館の改修計画
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