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2019年4月の17件の記事

2019年4月30日 (火)

上尾市議会だより。二年前との対比で浮かび上がる無節操

新政と政策フォーラム、攻守所変ってどの口が言う。 

(1)最新の議会だより5月号より…原本こちら(2.7M)

 前代未聞の予算案が修正された混乱の三月議会の要約があって面白い。ダラダラ発言の議事録よりも良い。修正案と再議の攻防については大した文字数ではないので、読まれることを勧める。当方が議会報として編集したのが下図、クリックで拡大。

52

なお一般会計予算は当初655億円から651億円へ修正されたため、予算のポイント解説も変更されている。

 さて、事情を知らない市民が読めば、新政クラブは正論を述べ、政策フォーラムとは立ち位置が見まがう印象すら持つだろう。政策フォーラムは「市民生活の混乱は明らか」と言うが、それは大げさ。当方は修正案を歓迎したが(陽動) 、新政の真意は自分達の要求を予算化(お土産)してくれない畠山市政への嫌がらせ(お灸)であり、市民を思ってのことではない

 それが「お灸とお土産(こちら)と表現される、上尾の二元代表制の八百長劇である。実はそのことを公にした、二度にわたる畠山発言(告発)が一言も書かれていないのが、この議会報なのである。市長発言は議会報には無関係、という建前を通したと思うが、都合の悪いことでも載せることは民主主義の要件だ。

 手前味噌の宣伝をするくらいなら自費で出してくれと言いたいが、この辺りも議会報編集委員会内の力関係かも。広報あげおでも市長告発内容は黙殺だから、畠山市政と新政は相手の出方しだいの攻防をしている。

 埼玉新聞はトップ記事で伝えたものの、翌日には新しい記事に置き換わり人々の関心は消えやすい。 議会報の閲覧率はとても低いと思うから、一市民としてはあらゆる機会で「お灸とお土産」「18人の媚人」の本質を伝える積りだ。

 ところで、上を読むと新政クラブと公明党は「市民の意見を聞くように」と執行部を批判する。では二年前の三月議会はどうだったのかを見てみよう。

(2)二年前の三月議会より(2017/5月号)

①予算案に上平の新図書館複合施設の工事費と家具購入費など31億円が計上された。その工事費29億円の内訳は、建築(エレベータ含む)17億、電気設備4億、機械設備6億、外構2億円である。 新政と公明により承認されたが、その頃から内偵捜査が行われていたなど露にも思わなかった絶頂期である。その時の図書館の賛成討論を引用する。

公明党 新図書館複合施設は、23万人都市に相応しい人を育てる新しい知の拠点として、多くの市民が待ち望んでいる。・・・戸崎東部公園の整備は・・・上尾市のシティーセールスにもつながる。

新政クラブ 「健やかに育つことができるまちづくり」では、新図書館複合施設は、次世代への大切な財産となるとともに、上尾市のシティーセールスの一助になる。

結局、W逮捕で貶めのシティーセールスになった。

②この時は、「請願第七号 上尾市の図書館サービス計画について、市民的な議論の場をつくることを求める」が彼らにより否決されている。

③新図書館複合施設整備事業について(p7)

上尾政策フォーラム 基本設計に続き、実施設計も遅れており、本事業は急ぎすぎていると言わざるを得ない。これまでも大規模事業であることや市民の中で意見が二分していること、東京オリンピック・パラリンピック関連施設の工事時期と重なり、建設費の高騰が予想されることなどを踏まえ、慎重な検討の必要性を提言してきた。市民を交えた全市的な議論・検討を行った上で、進めるべきである。

共産党 新図書館複合施設整備事業については、現本館や全市的な分館の機能、サービスの在り方も含め、市民を交えた全市的な議論、検討を行った上で進めるべきである。

新政クラブ 新図書館複合施設整備事業の基本設計や、実施設計が遅れた経過や概要説明、計画内容は十分理解できる。建設費の高騰は、経済状況や消費税の動向にも左右され、東京オリンピック開催後の予測もできない。また、平成29年度当初予算では市民会議※の設置などの経費も計上されており、市民の意見を取り入れ、検討を行う姿勢が読み取れる。新図書館複合施設があらゆる世代にとって魅力ある図書館になると期待し、早期建設を望む。

この市民会議は、実施設計完了後(建設着工時)に限定市民から意見を聞くというもの。(委員長も呆れた)前後逆の会議であり、市民の声を聞いたというアリバイに過ぎない。なおp6には秋山かほる議員の意見も出ており、日頃の過激な発言イメージとは違って「図書館の郊外移転は熟慮が必要」という曖昧なもので、後の市長選公約に通ずるものがある。

 

 

 

2019年4月27日 (土)

上尾の珍事。市民会議の応募者は19人、倍率3.8

市民活動のキャリアで綴る、ある女性の小論文。

こちらで伝えた上尾未来創造委員会の募集の件ですが、定員5人に対して19名も応募がありました。小論文審査の倍率は3.8倍となり上尾の未来は「難関進学校」です。

土曜の午前中をおそらく二か月に一回、全14回もやる長いコースです。市指定委員が25名と合わせて30名は多いから、テーマ別の分科会方式でしょう。今回は手当が付かないと思いますが、委員手当のつく会議もあります。

私が初めて参加した他会議は一回、五千円(源泉される)。格付けみたいに何号委員と定義され、(確か)最低の四号だったので、通知を受け取った時は「オレは底辺市民かよ」って心の傷を受けました・・・。
 で、隣の人に『アンタいくら』と聴き忘れましたが、委員長は少し高そう。

今回の会議は傍聴不可と聞きます。上尾高校なんか足元にも及ばない高倍率だから、傍聴可にしないとバチが当たりますよ、行政経営課長サマ。

既に呼び掛けたように、当サイトでは応募者論文を匿名公開しますが、まだ四名です。公開する気の無い方もいるようですが、市民側で刺激し合うことが大切ですから、恥を忍んで(笑い)前記事のメルアドへどうぞ。

選考発表5/10の後に発表します。先日、頂いた方は、市民活動の体験がにじみ出る内容でした。

私の原稿は不採用になったら公開し、

採用されたら、「採用されるための書き方」を公開します(^-^?)

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第四次 前期=みんなでつくろう あげおのみらい

後期=みんなでつくる いきいき都市あげお

第五次 前期・後期=笑顔きらめく "ほっと"なまち あげお 

関連 あげお未来創造市民会議は進学校か底辺校か

 

 

2019年4月26日 (金)

上尾市教育委員会の「不都合な真実」-11

シリーズ  1 2 3 4 5 6  7  8  9  10  コメ  11

住民監査の結果 その2  by 上尾オンブズマン

 前回10では、教育長と市教委事務局による服務管理が不適切であることを監査事務局も認め、厳しい指摘がされたが、結果「棄却」となったことを伝えた。また、今まで出てこなかった教育長の苦しまぎれの「言い訳」の信憑性が無いことも伝えた。今回は、監査委員や指摘された池野教育長らはどうすれば良いかについてお伝えする。

■監査委員は「自主返納を求める」と勧告すべきだった。

 全国的に見て、住民監査請求に対する監査委員の「勧告」(=今ケースなら給与返還を求めること)は、2014・2015年度で監査請求1,461件中、勧告は43件、3%に満たない

 これでは「監査委員は悪行をなす各執行機関の防壁にすぎない」(田中孝男『住民監査請求制度がよくわかる本』公人の友社, 2017年, 53頁)と言われても仕方ない。今回の例で言えば、監査委員は「関係職員の説明をそのまま肯定することができるような直接の証拠は乏しい」とまで述べたり、提出証拠書類は27種類もあることから、教育長の「悪行」は明らかであることから、「自主返納を求める」と勧告すべきである。

■池野教育長は「給与の一部を自主返納すべき」である。

 8か月に及ぶ「証拠集め」から住民監査請求にまで至った私としては、監査委員の「結果」を徹底的に検証し、少しでも疑念があれば、それはどういうことなのか知りたいので、今後も粘り強くこの件で情報公開請求をおこなうつもりである。

 もし池野教育長がこの投稿を目にしていたなら、次のように提言したい。

『確定証拠を基に、これだけの実態を暴かれて、監査委員にも苦言を呈されても、まだあなたは市内の教職員、子どもたち、保護者、市民に対して胸を張って「自分は何も悪くない」と言うつもりですか?今からでも遅くないので、給与の一部(時給4,520円×10時間分=45,420円)を上尾市に自主返納してください。』

■上尾市教委事務局は、教育長の「アリバイ作り」をやめ、市民的視座からの仕事をすべき。

 おそらく、市教委事務局は監査委員からこのような「厳しい指摘」を受けたことがないであろうことは容易に想像がつく。今は池野教育長の「アリバイ作り」に夢中だろうが、少し落ち着いたら、どうしてこんな杜撰な仕事をしてきたのか、猛省してもらいたい。少なくとも、教育長への忖度は即刻止め、「市民はどう思うか」を考えながら仕事をすることが重要である。

 とりあえずこの件についてはこれでひとまず筆を置くが、何か動きがあればお伝えする。

以上

 

2019年4月25日 (木)

繰り返される上尾市役所の構図、トップの不正と腰巾着

シリーズ  1 2 3 4 5 6  7  8  9  10

以下は前記事-10への私のコメントです(誤解があれば投稿主から指摘してほしい)。

タイトルの腰巾着呼ばわりは酷い、と思う方がいても、本当に上尾市役所に居たんだからしょうがないでしょう(‘ω’)。まず本件シリーズが長いため、住民監査請求の争点を要約します。

池野教育長へ5月分給与の一部(10時間分)として45,420円の返還を求めた。内訳は2018年、

5/11の4時間(横浜からの帰宅は13時頃なのに17:15まで勤務)。記事-1

5/16の6時間(一関市の会議のために前泊日の朝から出かけて勤務実態不明) 記事-3

 関係職員が監査報告書に登場したのは、部下を証人にしたアリバイ工作と思う(委員も証拠は無いと認める) 。帰庁後の課長への口頭報告は旅行談義と区別が付きません。教育長だから文化施設の視察は職務の内と書いてますが、その肩書を使えば遊技場でも"青少年の実態調査"と言い張ることができます。むしろ、視察の成果を文字化できない点で職務遂行能力の無さを、監査委員は指摘すべきなのです。

 私なら「彼は業務を果たした。だが成果は無い。」とし、給与返還はムリでも、賞与査定がマイナスです。

 結局、出張報告を書かない気楽な仕事ぶりが仇となりましたが、職場に相応しく喩えれば試験後に答案用紙をすり替えたです。(今までの施設見学時の入場券は全て清算したか?)。

 報告書には「保身でかばい合う構図」が透けて見えます。これは逮捕市長と業者の癒着を知りながら、見て見ぬふりをした加藤副市長とその配下。逮捕議長の不当介入を黙認した人たちと似ています。「上司を守ろう」がうまく行けば、周りの評判以上に出世するかも知れません。民間でも、アイツは「常務の腰巾着」とか妬まれます…

監査事務局は(市役所という)組織防衛を優先し、監査委員は住民からの異議をはねつける用心棒です。彼らの予算額は職員人件費4700万円(南雲局長と部下4人)、監査事業費300万円(監査委員報酬含む)で5000万円ですが、庁内一の閑職と想像します(当年予算書より)。
 企業経営なら、こういう用無し部門(失礼(^-^?)、手余り部門)は事案発生時に臨時編成にして低コスト化します。

提案 議会で扱うと録画と議事録で永久保存になります。議員に一般質問で取り上げさせ、議場で本人に答えさせます。監査報告末に「措置を講ずることを強く求める」とありますから、具体策を答弁させます。

 貴下の8カ月の苦労が、事なかれ主義のお役所体質に冷や水を投じたのは明らか。3年前の上平用地を4倍の大甘査定で買ったのはケシカラン、という請求への棄却と比べ、判断文に「しかしながら」を二つ、さらに管理不備を指摘させたのは"戦果"です。

 最後に労作をねぎらい、教育長 住民監査請求 事例」でネット検索したら上位ヒットするよう工作します。先ずはブログ等保有者は下のリンク付き文字列をブログ等に貼り付けてください。

例 「教育長 住民監査請求 事例 上尾市 」 

総括 市政の体質が変わらない限り、市民からの監査請求は今後もハネ返されますから、請求を起こそうとする人は現れず、事務局は安泰の日々です。

 行政の体質を変えるのは、一に市長ですが、次は市議会にあります。そろそろ策を練らないと・・・

 

 

2019年4月24日 (水)

教育長に対する住民監査請求の結果-10、事例、上尾市、却下

シリーズ  1 2 3 4 5 6  7  8  9  10

請求人の主張をほぼ認めるも、結果は「棄却」by 上尾オンブズマン

教育長シリーズはこちら。監査全文はこちら (7頁,5Mb)、パスワードsabori

「池野教育長の空白=サボリの10時間」について、給与の一部返還を求める住民監査請求を行い、結果が4/18にでた。監査委員の「判断・意見」は私の主張をほぼ認めつつも、結論は「請求棄却」となり矛盾をはらんでいる。監査委員が認めざるを得なかった「不都合な真実」を、二回に分けてお伝えしよう。

■監査委員の「判断」・「意見」とは

1.判断(1)から引用p.6 「この勤務状況を整理した書類がなかったことについて、教育委員会は適切な管理を欠いていたといわざるを得ない。」

2.判断(2)から引用 「教育長は、出張用務を終えたときは、その概要を教育委員会等に報告しなければならないと考えるが、そのような報告を行ったとする書類を確認することはできず、適切な復命が行われたとはいえない。」

3.意見から全文引用p.7 「本件監査の結論としては、上記のとおりであるが、監査を実施する過程において、教育長の勤務状況や出張の復命について、関係職員の説明をそのまま肯定することができるような直接の証拠は乏しいものがあり、市民の目線に立てば、教育長が職務に従事していないとの印象を与えたものと思われる。また、教育行政の責任者として、服務規律の厳正な確保を指導する教育長の服務に係る記録の管理が不適切であったことは、大変遺憾である。

 教育委員会事務局は、請求人からの行政文書公開請求等により改善の機会を得ていたにもかかわらず、事実確認や見直しを怠ったことが原因となり、今回の住民監査請求につながったと考えられ、市民にこのような疑念を生じさせないためにも適宜改善し、適切な管理に努めるべきであったと考える。
 ついては、教育長の服務に係る記録について検証するとともに、今後の管理体制の構築と適切な運用を図るべく措置を講じることを強く求める。」

--- 

 監査委員の構成(税理士、新政クラブ元議員、嶋田議員)は第三者委員会では無いのだから、「棄却」は必然かもしれないが、「意見」の二つの朱記部(上)は、私の27種類に及ぶ証拠書類の賜物であると自負したい。

■池野氏の見苦しい「あとづけの言い訳」

 監査委員による確認として、「関係職員への事情聴取によると、池野氏は5/11の13:30~17:15は、翌日の地域行事出席の勤務時間に充てると職員に報告した」という。しかし「関係職員の説明を肯定する直接証拠は乏しい」と書くように、信憑性は無いのだ。

 その関係職員とは誰、報告された職員とは誰なのか。私の8か月間の調査中、教育総務課の担当からはそのような話はただの一度も無い。結果後に担当に確認したが、「私も初めて聞いた」とのことだ。

 また、5/16は出張と称して7時間の空白が生じたが、公務として博物館に行ったことを、生涯学習課長に口頭で報告したと今回、持ち出してきた。実は、私は今回に先立つ本年1/19に情報公開請求をしていたのだ(下記)。

上記の事実や証拠書類等から、池野和己教育長の2018年5月16日の10:08~17:15までの時間は、<所定の給与を受給しているにもかかわらず、池野教育長が「全国都市教育長会議」に出席すると称して、勤務の実態が無く、全く空白になっている時間>であることが露見したものであると請求人は主張いたしますが、請求人のその主張に対して反証・反駁するに十分な証拠書類・文書・資料等で、上尾市教育委員会が保有するもの。

 これへの回答は「文書不存在」であり、私に「反証・反駁することはできません」と明言した。「公務で博物館に行き、口頭で報告した」が本当なら、この時に説明できたはずである。まさに語るに落ちる後で考えた言い訳となり、見苦しく、恥ずかしい。「厳正な服務」を強いられている多くの教職員は、こうした「でたらめ服務」を知ったら、「ひどい話だ…そんな池野教育長にはいろいろ言われたくないよ」と率直に思うのではなかろうか。

 2へつづく


参考 教育長の推定年収1126万円、うち賞与290万円/データはこちら。上記の監査請求では時給換算値4542円。

 ブログ主により原文を簡略化してあります。
 証拠が無い時に自前の証人(部下)を立ててアリバイ工作する手口は、"教育者"に相応しく言えば「答案用紙を後から差し替えた」ないしは「テストの自己採点」です。どちらが腑に落ちますか。アドバイスを込めたコメントは明日の記事へ。

 

 

2019年4月23日 (火)

地方議員が実態を暴露する-NHKの地方議員二万人アンケート

恥呆議員と書いても罪は無い、という証言録。

調査は全国の地方議員 3万2,450人、調査有効数(率) 約1万9000人(60%)。

Photo_12

さすがNHKのアンケートです。下は議員が答えた自由記入欄の内容のほんの一部、上尾市議会はおろか日本各地でアルアルなのです。

60代 / 男性

「ベテラン議員の中には居眠りをしていたり、議案質疑もする事なく、一般質問も市職員に作ってもらっている議員がいる」

40代/男性 
「レベルが低い。居眠りは当り前、会議の欠席が多い人もいる。議案書や書類が読みこめない人、議場に置きっぱなしの人もいる」

70代 / 男性

「議会で居眠りばかりしている議員1名と、全く発言しない議員がおり、何故このような人が議員として存在できるのかわかりません。税金ドロボーといわれても、そのとおりだと思います。当人は何とも思っていないようだ。この様な人を見抜けない住民が一番悪いと思います」

50代 / 女性

「国会もそうだが、女性が少ない『おっさん議会』が地方議会の現状である。議員は『市民の代表』なのだから議会は多様な人々の集まりであるべきだが、上記の理由で多様性に欠ける。『円滑な議事進行』を優先するばかりに質問や討論時間を削減したり、議会がセレモニー化、形骸化している」

50代 / 男性

「飲酒運転をしても、隠し続ける議員がいるし、それを協力している議員もいる。他にも警察事件になるような事をしている議員がいるので許せない!質があまりにも悪い!出世しか考えていない議員がいる!保身ばかり考えている議員がいる!」

 もっと呆れたい方は、戦慄の自由記入欄へ(NHK政治マガジンへ)。最後を読むことを推奨します。また有益なデータもあるサイトです。いずれ上尾市政のことをNHKニュースポストに投稿してみます。


 上尾の三月議会、居眠り議員に想うこと。

 寝ていることを怒る傍聴人がいて、事務局に「&a('ω')l#^( ゚Д゚)fQ&」と怒りの矛先を向け、事務局から休み時間に当該議員へ告げるようです。(注意ではなく、そう言われてますよ、だと思う)。その傍聴人はよくクレームを垂れるらしいが、気が小さい人だと思う。そんなに腹が立つなら、「こらッ! コーイチ起きろ」と傍聴席から怒鳴りつければよいのです。皆驚きますよ(笑)。そして議長がその人を注意したらバツが悪いでしょう。

 私も初めて傍聴した時は、怒りの「モグラたたき」を考案したものですが(こちら) 、今は理由も分かっているからお〇カさんは相手にしません。

 一つは議員の質が、下から拾い上げたように低いこと。集中力は学力に比例すると思います。もう一つは、正常な人でも「中身の無い朗読劇」を黙って聞き続けるのは苦痛を通り越してバカバカしく(眠く)なります(上のアンケートにも告白あり)。だから居眠りはダメで内職は良いとは言えないでしょう。

 本当の原因は3番目の人が書いています。

 議員は有権者の鏡です。

 三年間一度も質問しなかった渡辺議員が(こちら)、三月議会では思い出したように一般質問をしました。年末の選挙に出るサインでしょうね。「知らないことが無いから質問しない」と思える有能な方に、毎回二千人が名前を書くのです。瓦葺の有能な名士なのでしょうか。

 或いは、四年間何をしてきたかに関心はなく(つまり見抜くも何も、無い)、予算獲得・地域間談合の参加権かもしれせん。しかし日曜日の統一地方選挙、県内の市議選、20市議選の平均投票率は40・44%(前回43・20%)です。都市部に近いほど低く最低は川口市34%です。こんなに低くても連続当選できる人は、「あの人は行ったのかな」と内々で容赦ない噂が交わされる狭いコミュニティ(地域と宗教)に依存する方でしょう。

 アメリカの調査では低所得層ほど投票率が低いようです。それは頷けます、低所得層ほど肥満というのは統計的にでていて肥満は貧困病と言われます(過去記事)。

本稿は、内容が拡散しました・・・(>_<)

週末には池野教育長への住民監査請求の意外な顛末を報告しますが、ホント忙しくて、上尾で書いてくれる人いないのかな・・・( ゚Д゚)

関連 上尾市議会の改革案の目次 

上尾市役所の人に贈るある住民の意見

 

 

2019年4月21日 (日)

あげお未来創造市民会議は進学校か底辺校か

公募の記事(本稿) Aさん Bさん Cさん Dさん お灸1 盗用

プロローグ・・・上尾の進学校か底辺校か?

10年に一度のプロジェクト、第6次上尾市総合計画策定「あげお未来創造市民会議委員」の募集がありました。上尾市HPで知ることはまずムリ。トップ(画面)に置かない習慣は、トップが言わない限り直りません(洒落)。

Photo_11  気づかない民がいても、市は困りません(笑)

4/19で締め切り、5人枠に十数名の応募です。なお、行政経営課の募集ページは翌日に削除されています。なんと仕事が早いことでしょう

広報あげお4月号のp7(こちら)にありますが、市民参加という独立ページを持つ編集方針がないから、この手の募集は気付きにくいです(これは専門性の欠如ですね)。

市民枠の人は、小論文「持続可能なまちをつくるための私が考える処方箋」を800字以内で書く必要があります。

選定基準があるはずですが非公開なので、仮に何百人が応募したところで、何を語れる人(肩書ではない)が選ばれたのかは不明です。だから、採用論文は公開すべきです。恣意性を排除するためにも。もちろん、市ご用達の指名市民枠(25人)にも論文を課して公開すべきです。

行政の公平性とか透明性とはそういうことなのですが、古い体質は一向に進化しません。

「願書出したら、ハイ合格」は底辺校。

 


選ばれても選ばれなくても、公開することがこの街の民度を上げるために不可欠です。応募した皆様へ、思いを込めた処方箋ならぜひこちらへonbe001@yahoo.co.jp 上尾市で数百人は読みます。

過去には、本館を守る会で2017年の「市民会議 応募者論文」を公開しています。

2名枠に7人が応募で、うち5人が公開し、うち一名が選出です。

 こちらへ

 

つづく

 

2019年4月19日 (金)

上尾市役所の人に贈るある住民の意見

今の行政の一番の問題点は、一番基本的な仕事であるはずの各種議論ができない(議論を通じて良い案をまとめようとしない)、議論に必要な資料を作る能力が極端に不足している。

大金を払い外部を使って企画案を作り、それを消化しないままで仕事をしたと思っている。スケジュール管理ができない、幹部に部下を教育する態度が見られない(幹部に問題意識が全くない。甘い環境に浸りきりのため批評されている内容すら理解できない様子)、 立案能力が不足(にもかかわらず能力向上のための方策が見えない) 。

これらを体系的にかつ、根本的に直すことができるのは、町民から選ばれた町長と議員しかいないと考えます。


 

如何ですか!? 最後の文に間違いはありません。

これは議会改革アンケートからの引用なのです。

長野県飯綱町の。

正しくは「地方議会を再生する」相川俊英/集英社新書のp93より引用です。

 

書かれたことは上尾市役所にも当てはまります。ただし最後の願いは無理。

上尾市議員の多くは世間並みの議論やドキュメントを作る能力がありません。畠山市長は八方美人で気を使い過ぎ、根本的に直す(改革)力はありません。先の小林議長との対立は、議長があまりにも露骨で短絡的だったからであり、前任者島村氏と同じくなることを避けたのです。畠山氏の態度は小林さんには意外だったのでしょう。

新政クラブの介入が減る分は楽ですから、政策フォーラムが与党化すると、行政はぬるま湯になる可能性もあります。そもそも庁内改革はしていないので、島村時代とあまり変わりません。

例えば、市政始まって以来、ラスパイレス指数が高いことへの言い訳を書きました(こちら)。県下1位で目立ったからであり、目立たないと書かないのです。市政の怠慢事例はいくらでも材料に事欠きません。機会をみながら埋め草的に紹介します。

なお、上の本は面白かったので後に書いてみます。

 

関連 地方議員が暴露する-NHKアンケート

 

 

2019年4月18日 (木)

統一地方選挙、前半と後半を一緒にやれば投票率が上がるのに

有権者よりも選挙互助会?

 統一地方選の前半戦は知事選や県議選、政令区や政令市の選挙だった。今は後半戦、首長と市町村議員の選挙をしている。

 たった二週間の違いなら、なぜ同じ日にやらないの?

 一番高い投票率は国政選挙だが(それでも50%)、地方自治体の選挙はとりわけ都市部においてはとても低い。

 だから県会議員選挙と市議会議員選挙を同じ日にやれば、相乗効果で賑わって選挙ムードが高まり、必ず投票率は高まる。そればかりか、普通の市レベルだと5000万円から一億円くらいの選挙費用の節約になるはず。

 そうしない理由は、古くに決めた特例法によるらしい。自治体側が勝手に市議会の解散を二週間早めて前半戦でいっしょにやる、という合理的な選択はできない。

 分けた理由は分からないが、政治家が作ったのだから選挙互助会目的だろう。

 例えば、同日選挙では人ごとではなくなり、県議選の応援に市議会議員が応援に行けなくなる。

投票率が上がり、選挙費用も節約できる、という有権者のためよりも、現職優位になる方法こそが日本の民主主義の原点らしい。他にも「カネがかかり過ぎないように」という美名の下に、自由に選挙活動させない制約もたくさんある。

 結局、ほくそ笑むのは、現職議員、次に選挙の請負業者、最後は投開票に駆り出され一日五万円?の臨時給にありつける人達かもしれない。 

 投票率の低さは現職優位となるが、地方に行くほど無投票選挙になりがち。それは地方の衰退に比例していて、なんだか自業自得の悪循環に見えてしまう・・・。

 


以下、日経記事より。

41道府県議選で無投票率が26.9%に達し、過去最高。

町村長選は全体の45.5%(55町村)で無投票当選。

町村議選は93選挙区の988人が無投票当選となり、総定数の23.3%は過去最高。8町村議選は定数割れした。

町村議選で定数割れは北海道厚真町、興部町、中札内村、浜中町、長野県辰野町、山ノ内町、愛知県幸田町、熊本県津奈木町。

関連 上尾市の4つの選挙費用

 

 

2019年4月16日 (火)

上尾駅イーサイトのタリーズと百均、そして畠山さん

上尾駅頭の雑感 

昨年秋に、上尾駅ビルのイーサイトからドトールと書店が相次いで撤退となった記事(こちら)を書いた。暫く未入居だったが二月?にタリーズ上尾店が開店した。その後、本屋の所にも店が入ったらしいというので、何かなと見に行ったのが県議選の最終日の夕方のこと。

Photo_10

 駅西口、聴衆は50人位にしか見えないが、市内17000票も入るのだから不思議だ。組織力ってものなのか、って今に思う。畠山市長の姿もあった。畠山さんは清水義憲氏の事務所開きにも行って挨拶をしている。現職候補と言う点では公明党にも出かけたのかもしれないが、共産党の所へはどうなんだろう。

 下は改札前の広場から上を眺めてた最近の景色。

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 だぶだぶのズボンを履くみたいに、ネットは不釣り合いな表現を好むものだが、かつてドトール貴族という変な表現があった。高崎線が混乱すればこんどはタリーズ貴族と言われるのだろう。タリーズ上尾店には電源コンセント付きのカウンター席があって、パソコンやスマホ利用者には便利だ。一杯のコーヒーで二時間も長居されたら回転率が悪くて迷惑だと思うのに、電源サービスまで付けて集客する苦労に驚く。

 本屋の跡はキャン★ドゥが出店した。駅中ビルに上尾は100円ショップなのかと落胆するが、便利な雑貨屋さんという理解の方が実用的で良いのかもしれない。

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写真を撮って、帰ろうと振り向いたら、畠山市長の顔があった。

「おや、畠山さん・・・」と思わず声を掛けた。

「あっどうも・・・」という戸惑った返事。

今しがた応援演説をした帰り、と言った。

議会のことを労って別れた。

数十秒ほどのことだった。

畠山さんはタリーズへ入った。

議会や街頭での姿を見て分かるように、畠山さんの立ち姿は真っ直ぐ伸びて奇麗だ。

昔、若い女性がプレゼンしていた姿を横から見ていて、姿勢の良さを褒めたら、剣道やっていたと答えた。畠山さんは空手なので、空手にも姿勢をよくする効果が有るのだろうか。

「市政も良くしてもらいたい」・・・ギャグ。

帰りに歩きながら思った。

会ったのは一年前の一度きりなのに、「本当に、私を認識したのだろうか?」。

誰かと勘違いしていないか?

市民から声を掛けられたら、そつなく返事をするのは政治家の条件反射なのか?

「気安く呼ぶなよ、アンタ」なんて言うわけないし・・・。

聞き忘れたことが気になる。

「暴露発言の3月議会後に、執行部と新政クラブとの恒例の懇親会やったの?」

だれか市長へのハガキ書いてみて。

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なおツタヤの後はまだ未入居のままだ。

どうやらドトールは低価格路線だったが、その点ではベローチェにかなわなかったようだ。より高価格帯のタリーズは、やっていけると見ての出店だと思う。テナント契約は5~10年くらいと思う。

 

 

 

 

 

2019年4月14日 (日)

「元議長いきいきクラブ会長就任問題」の情報公開請求をした

元議長いきいきクラブ会長就任問題

前記事を受けてのもの。 【緊急投稿】 by 上尾オンブズマン

一昨年逮捕され有罪判決を受け執行猶予中の田中守元議長が、愛宕地区の「いきいきクラブ」の会長職に就いており、そのクラブには市の補助金が支出されている(あるいは支出見込み)ということです。

元議長の贈収賄詳細(7000万円)は当ブログのこちらにある。

これは「元議長いきいきクラブ会長就任問題」とも称すべき問題であり、市民的視座から見れば違和感を覚え、下記の情報公開請求をおこないます。ただし文書・資料等の対象期間は、2017年度・2018年度・2019年度(2019年度は予定)とします。なお、いずれの文書・資料等もPC保存のものはプリントアウトしたものであること。

(請求人による通し番号④―9-1)

 元議長が会長職に就任している(または就任予定)と思われる「愛宕第一いきいきクラブ」「愛宕第二いきいきクラブ」「愛宕第三いきいきクラブ」のいずれかのクラブについての、上尾市補助金等交付規則(以下、規則)第5条関係書類。ただし、元議長が会長職に就任している(またはその予定の)いきいきクラブ以外は除くものとします。

(請求人による通し番号④―9-2)

規則第7条2項の具体例が判別できる文書・資料等。なお、「元議長いきいきクラブ会長就任問題」以外のものも含めます。

(請求人による通し番号④―9-3)

<「元議長いきいきクラブ会長就任問題」、すなわち元議長が市内愛宕地区の「いきいきクラブ」の会長職に就いており、しかもその「いきいきクラブ」には市税が支出されている>という実態は、市民的視座に立てば許容し難い、また、倫理的にも許されません。上尾市の担当部(課)としては当然「補助金を支出してよいものか」等の論議がされたと思われますが、そのことが判別できる文書・資料等。

(請求人による通し番号④―9-4)

 常識的に考えれば、補助金支出担当(課または職員)は、「逮捕された前市議会議長」が会長となっている団体への補助金支出について逡巡し、市長へ報告したと考えられます。そこで、市長への報告がいつ、どんな内容であったのかが判別できる文書・資料等。

以上


※ブログ主より

元議長さんは自分の力を誇示したいための、準備体操みたいなものかもしれません。周囲には"出る"、オレは"出る"と公言していることは伝え聞きます。

便秘の話ではありません。

 

 

2019年4月12日 (金)

市民からのレポート。田中元議長の活動と市政の在り方について

鈴木隆夫様よりの投稿。

元上尾市議会議長田中守さんが、愛宕町のイキイキ倶楽部の代表に就任したということを二つの情報筋から入手した。執行猶予中の期間は公民権停止のはずだと思うが、市から活動助成金を受け取っている団体の代表に就任されるのは、これに抵触しないだろうか。

法的に合法かどうかを云々するつもりはない。合法であることを確認して就任されたのであれば、正直な話、失礼な言い方だが、政治的道義の退廃に暗澹たる気持ちになる。

愛宕町のイキイキ倶楽部のなかに自重を勧めた方はいなかったのだろうか。邪推して言えば、市内外に田中さんの人間力で、深く、かつ広く培った人脈で、単なる「愛宕町のイキイキ倶楽部の代表」であっても、あからさまに云えば、田中さんの意向に沿った、歪められた意思決定がなされることを非常に懸念している。

行政の意思決定に疑念を持たれないためにも、代表を辞任された方がよいのではないだろうか。小生のこうした懸念は、西貝塚問題についての第三者委員会の報告書(要約版でなく全文の方)を是非お読み頂きたい(市HPはこちら本文のp4-7)。

そして反論があればこのブログに載せて頂きたい。歓迎します。

市の職員よ、頑張れ。恐れるな。筋を通せ。

理不尽な圧力には丁寧に対応して跳ね返せ。

良心に恥じる妥協は生涯の後悔となる。


解説

公民権停止とは主に被選挙権、選挙権の停止をさし、本件は住民団体の長に就くことですから、法的には問題無さそうです。しかし「市から補助金などが配られる団体なので、その長に就くのはいかがなものか」というご指摘なのだろうと思います(ブログ主の推測です)。参考までに、田中守さんと島村穰さんは今年の市議選はダメ、その次2023年12月は出られます。

たぶん、担当(高齢介護課)は不問に付したわけですが、「別の人が責任者のが良くありませんか」というアドバイスもしなかったでしょうね。ただし、市長サイドは了解していたのかが問われます(情報を挙げなかったら担当者の感度は逮捕前と同じです)。

前例が無いので、本件を禁止する市条例は無いはずですが、それで済ませられないから、こんな苦言が出るのです。あの大事件は上尾市の信用を貶め、今なおその傷が癒えないという事を全関係者は忘れてはいけません。

投稿ありがとうございました。

「反論はここに」って勝手に書いています…(^-^?)。本稿へのコメントは慎重にお願いします。不適切なものは削除します(>_<)

なお、投稿末で第三者委員会の報告書を読んで、とありますが、汚いカネ授受の抜粋は下にあります。

贈収賄事件を生々しく伝える報告書より

●いきいきクラブとは市HPによれば

  • 地域(事務区)を単位に活動している自主的組織。スポーツ・レクリエーション、趣味、ボランティアや地域活動を通して、仲間づくり、生きがいづくり、健康づくりを図るとある。おおむね60歳以上の人
  • 地区別人数はこちら。H30年、合計5130人、愛宕は一丁目、二丁目、三丁目に別れている。
  • 地域(事務区)別に活動する「単位いきいきクラブ」と、その上部組織の「いきいきクラブ連合会」で構成され、全国組織である全国老人クラブ連合会に加盟している。

●2019予算書(高齢介護課) いきいきクラブ・いきいきクラブ連合7,071千円

 内訳: 旅費36、使用料及び賃借料 805、 負担金、補助及び交付金6,230

 

2019年4月11日 (木)

上尾市教育委員会は追認機関?、委員は名誉職?

末尾に大阪府箕面市の改革例(人口13.6万人、2019年一般会計728億円)

(1)これぞ、ていたらく

平成30年7月18日(水曜日) 午前10時30分から午前11時33分

教育長 池野和己、教育長職務代理者 細野宏道

委員 岡田栄一、中野住衣、大塚崇行、内田みどり

市の職員14人、書記4人

昨年6月議会で市長が島村計画の『見直し案』を表明した直後です。会議で、小林部長が議会の要約を報告しています。実は、あの上平計画の素案は教育委員会の下で作られています。つまり、自分たちが推した計画がキャンセルですから、異論が出ない訳がありません。だから・・・

P.12(大塚崇行 委員)
一般質問の図書館に関してです。今後、複合施設として整備する方向で幅広く検討していくということでございますが、今後はどの部署で検討していくのでしょうか。

たったこれだけ

教育者では無い方が聞いて、他の人は直接質問や異論はありません。この後、中野委員が(上平複合施設のための)市民会議を四回やったはずがアレはどうなった? と聞きます。この人が図書館サイトを見ていないという事です。その市民会議の議事録を読めば教育委員会よりも濃いことを知るでしょう。

蛇足ですが、市HPから削除されている『(仮称)上尾市中央図書館基本構想』は、計画ゴリ押しのためにウソや誇張で書かれた恥ずべきものです。

(2)名誉職のための追認機関

異論が言えないなら教育委員会はイイネボタンの追認機関です。自覚もそう見られることへの危機感も欠けるのは狭い同質集団だからでしょう。

かまちょ図書館では、「H29年度審議の結果は56件全て、全員一致で原案のとおり決定している」とあります(こちら)。その年の12回の会議時間は平均80分です。行政の会議は手続き的ご挨拶等が各種入り、実質はもっと短いです。なんと30分で終わる時もあります。実態が報告会ですから、口を開いたのは「異議なし」、という委員もいるでしょう。まるで昭和のシャンシャン株主総会です。

 参考 かまちょ図書館 教育委員会がヤバい

教育委員らしく「私の教育論」位を書いて公開してもらわないと、どんな知見や能力が有るのか、任命者(市長?)には分かっても市民には分りません。だって、上尾オンブズマン氏の投稿を読めば、上尾の教育長の適正は「?」です。

どんなに立派な先生や職員がいたとしても、保身を優先するあまり、無能になったり別人格になれます。そう言っては身も蓋も無いので、市民向けに改革事例を紹介します。

箕面(みのお)市長 倉田哲郎氏インタビュー記事

第1話 多くの教育委員会は意思を持っていない

第2話 教育委員は名誉職ではない

第3話 エース職員を教育委員会事務局に送り込む

第4話 序列を嫌う教育現場で全学年が毎年調査

第5話 全学年毎年調査の予算は 子供一人あたり年間で3,000円

第6話 子供は親を選べない 教育で子供に力を

 

 

2019年4月 7日 (日)

建物の対比にみた企業城下町の凋落ぶり

古い市庁舎と大企業の年金基金ビル

明る~い ナショナル ♬

明る~い ナショナル

ラジオ~ テレビ~ ♬

な~んでも ナショ~ナ~ル~ 

今の我が家では松下製品の宅内シェアは低いが、CMソングが頭にこびりついた世代だから、「松下幸之助歴史館」を訪れたいと思っていたが、いつも昼間は見にいけず殺風景な街を歩くだけだった。その時の感想を裏付けるような新聞記事を読んだ後だったので、前と違う思いで出かけた。

3/19朝日新聞「パナソニックの街、薄れる存在感 人口減と縮む税収」は門真市の今を伝える。

・・・ピーク人口14万人が今は12万人となり、減少率は府内でも最悪だという。海外進出で下請けも一緒に出てゆき産業は空洞化し、かつて 75億円の法人市民税が今は15億円へ。人口増の時は下水道や学校のインフラ整備に追われ、それに伴う借金が積み重なって財政圧迫に。幹線道路の整備を優先して街づくりは後回しとなり細い路地が入り組んだまま。市は「治安や子育てに不安があるネガティブなイメージがついてしまった」と語る・・・

工場のメインストリートの広さを見ると、昔はここを数千人が一度に出社し、夫々の建物に吸い込まれていく光景が目に浮かぶ。しかし、これが超大企業の街かと思うほど道は狭く、駅周辺での吸い殻とチューインガムの跡の多さが目につく。

記事は企業の衰退と共に自治体が衰える例を書いていたが、門真市は事情が違うと思う。

パナソニックは拡大成長をしており、あまりにもデカすぎるから社内カンパニー制をとる。分割した一個のカンパニーですら売上が数兆円、そこにぶら下がる事業部でも数千億円になる(今年は4から7社編成にした)。

つまり、勤めている人が門真市に住んでいれば個人住民税は潤うが、それは昔の工員達や若者が賃貸や社宅や寮で近くにいた頃だろう。今はモノづくりではない高度エンジニアが主体だと思うから、高収入な彼らは環境や教育水準の良い市を選んで住み、この街に寄与しないと思う。

行先は工場の近くにある「松心会館」という企業年金基金の建物。典型的な大企業の福利厚生施設で宿泊は無いが贅沢な作り。レストランは低価格でやっていて外部の人も利用できる。

Img_2159

そして会館の裏にあったのが門真市役所である。なんとも老朽化した建物が対比的だった。

企業は競争に勝つことで大きく豊かになれるが、自治体は競争が無いと思って油断しているから、選ばれなくなる。

Img_2165

 

 

2019年4月 6日 (土)

小林守利議員が要求した上尾駅西口の開発

これが上尾。

「私が一般質問で話した、『上尾駅前に、ビルを建てるべき』という話は、完全に無視された。それでPAPAに図書館を入れるだと。これまで市長に協力してきたのに、コケにされたわけだ」と。

上尾駅 西口の出張所と、イトーヨーカドー側のサイクルポート南は市有地ですが、これを取り壊して、ビルを建設する計画はございません。

上は3/22議会最終日の畠山市長の暴露発言である(お灸とお土産のC部より)。

 Img_new  小林議員は2018/6月議会で一般質問をした(三年間で三回目)。西口駅前などに市有地が有るから公共事業をするべきだと要望した(提案ではない)。その議事録抜粋はかまちょ図書館にある(こちら)。

読んでわかる通り、たかだか400文字、中身は粗雑すぎて議論に値しないが、これで「上尾駅西口ビル建設」に舵を切れと言うのは「上尾過ぎる」。図面は下記にある。

1.駅西口の図面 1.5Mb

2.仲町谷津線 1.7Mb…郵便局前の踏切のアンダーパスを含むもの

 貴重だったのは、西口の市有地の実態が分かったこと。駅西口エスカレーター横の不思議な空き地はJRのものかなと思ったこともあるが、市のものだった。だから未利用なんだ、と妙に納得(民間なら空き地にしない)。

 お花畑から駐輪場の一帯で約2000㎡あるという。個人的には3年前にここの利用計画を勝手に書いたことが有る。駅西口を降りて、周囲にコンビニが一件もない珍しい光景を見れば、711コンビニ誘致で好採算の地代が取れる(こちら)。典型的な機会損失である。

 コンビニ誘致という”ミニ要望"なら好感が持てたが、事業性に欠けた大風呂敷のハコモノ要望ではタカリの政治家と勘違いされても仕方ないよね。(中身は市が考えるべき、というのが彼らの姿勢であることは3月の議決日の討論にも現れている)

 

参考 小林議員のHPへ。西口開発については一言もないが、議長就任は報告。

 

 

2019年4月 3日 (水)

上尾市上町の二景にみる平成のバズワード二つ

一. 安心安全を追求するとますます不安になる。

予算案が市議会で否決された直後に、畠山市長は図書館部門へ指示を出したようだ。その仮の姿がコレ・・・

Photo_6

 「議会のせいで工事できません」とは書いてないが、まずは注意のポーズである。

  • FACT

上尾市役所の幹部には本館のガラスブロックが危険であるとの認識は無かった、少なくとも三月議会前までは。

平成30年9月12日 井上議員に対し

◎教育総務部長(小林克哉) 雨漏り対策は、その都度対応しております。建物の内外を含めた壁には、ひび等が見受けられる状況です。また、館内の閲覧用の椅子ですが、すり切れているものもございます。いずれにいたしましても、老朽化している設備などから計画的に修繕していきたいと考えております。

 危険性は老朽性よりも優先度が高いのに、小林部長は「ガラスブロック」はおろかカラスのフンさえも脅威とは答えていない。そもそも10年分の議事録から「ガラスブロック」という言葉の有無は 「検索一秒でバレちゃう時代」である。”今年から"危険視したのはバズワード「安心安全」で煽った陽動作戦ですよ、とは既に書いたとおり。

Photo_7

繰り返すが上尾の本当の危険とは、「市議会」である。

その次は、「上尾市役所」に潜む惰性である。

 大地震を前提に危険を指摘するのは簡単だ。しかし公言した手前、放置して万が一の”責任を負う”ことが役人的に怖いから、「やらなくちゃ」と言うのが今後の流れだろう。長期休館の迷惑は避け、内装や機能レイアウト変更まで考慮して、短期休館で受験シーズンを外す改修計画を必死でつくるのが信頼回復だろう。ついでに、ラスパレス指数全国三位(こちら)に相応しく「言い出しっぺ」の寄付を期待したい

ちなみに、

安心安全はメシの種に使われる」が正しい。

 

二. こんな狭くても建てるド根性。

 駅歩4分 、上町一丁目の600㎡しかない所に10階建てマンション(サンクレイドル上尾/36戸 )の工事が始まった。駅近に少しでも空き地があると建てたくなるのがこの業界だ、と感心する。

Img_2262

高騰した建築コストや少子化、或いは買いやすさが影響しているのか、最近のマンションは住居面積が小ぶり。そして、このような現場を見ると、古い戸建ての人は南面にビルが建って気の毒だ。でもこの現場の南も駐車場だ…。

敷地内駐車場は少ない。辺りの空き家はすぐ駐車場に化けて日銭を稼ぐから、駐車場の心配ない。車を手離して利便性重視の住み替えもあるのかも。

広告にこう書いてあった。

「駅前に寄り添い、都心へダイレクトに。」

 

 

2019年4月 1日 (月)

上尾市の贈収賄事件を生々しく伝える第三者委員会報告書より

お主も悪よのう

汚職はこうして行われた、上尾市民の必読書。

 第三者調査委員会の報告書が「元議長と前市長」と書くように、主は元議長、従が前市長という関係性である。一般に公文書は鎧を着て人を遠ざけるような様式だから、関心があっても近寄りがたい。だからなのか前記事のコメントのように、関心の高い人ですら読むことを躊躇するのかもしれない。

 そこで、事件の実態を生々しく描いたp4-7の「3 事件(犯行)の経緯ないし背景」の(1)~(22)を全文コピーした(文字修飾を付与)。ソースはこちらいずれ市HPから削除されるのでダウンロードを勧める。年末の市議選まで掲示すれば強い意思の表れだが、戒めとして半永久的に掲示すべきである。


3 事件(犯行)に至る経緯ないし背景事情

訴訟記録によれば、事件に至る経緯乃至背景事情について、以下のことが推認される。

(1) 元議長は、平成12年1月から平成29年11月まで上尾市議会議員を務めていた。事件当時は、前市長を擁立した市議会最大会派である新政クラブの重鎮(議会のドン)と言われており、職員の人事にも介入する等市政に大きな影響力を持っていた。

(2) 前市長は、平成16年1月から平成19年12月まで上尾市議会議員として元議長と同じ会派の1期後輩であり、元議長が市長選挙時の選挙対策本部長を務めていたことも重なり、前市長は元議長の依頼を断れない関係にあった

(3) 明石産業(株)社長は、自己の経営する会社が上尾市の発注する上尾市西貝塚環境センターの業務を受注できるよう、平成23年頃から元議長に現金の授受をともなうこともある接待を繰り返し行うとともに、元議長を介して、前市長にも現金を授受するなどして、同人との癒着関係も深まっていった。

 

(4) すなわち、明石産業(株)社長は、知り合って間もなく元議長が経営する料理屋で同社社員の懇親会を開催するようになり、その席で元議長に100万円か200万円の現金を渡した。

(5) また、明石産業(株)社長は、ひいきにしているさいたま市浦和区にある浦和ロイヤルパインズホテル内にある日本料理店「四季彩」で元議長に1,500万円くらいを一度に渡し、うち500万円は元議長から前市長に渡された

(6) さらに、明石産業(株)社長は、元議長がひいきにしているさいたま市大宮区にある「一の家」で、元議長と前市長にそれぞれ100万円を渡した。その後も元議長、前市長に対し現金の授受をともなう接待を繰り返し、元議長に対しおおよそ7,000万円を渡していた。

 

(7) このような、明石産業(株)社長、元議長、前市長の三者の癒着関係を背景に、下記のとおり職員を巻き込みながら、明石産業(株)のセンター本体管理業務及びペットボトル結束業務の受注に向けた様々な取り計らいが行われた。

(8) すなわち、元議長は平成23年8月頃、明石産業(株)社長と担当職員を引き合わせて、明石産業(株)に便宜を図るよう直接職員に依頼した。接待の場に黙って連れてこられた職員は焦り、嫌な気持になったが、相手が元議長であったため、席を立つようなことはできなかった。うかつな返事はできないと考えた職員は、お茶を濁そうとしたが、元議長に恫喝された。その後、元議長は当該職員に対し、電話で明石産業(株)が入札できるように参加資格を緩和するよう要求した

(9) 前市長は、元議長の要請に従い明石産業(株)が入札に参加できるよう、入札参加資格の見直しを担当職員に命じた。センターの職員は、入札参加資格を「過去に同等の施設の運転管理業務を直接受注した実績のある業者に限定する」と主張した。しかし、前副市長、環境経済部、総務部で協議した結果、最終的には元議長及び前市長の意向に従い、入札の参加資格を「ごみ処理施設の運転管理業務を直接又は下請契約等で請負った実績を有すること」と緩和した。

(10)入札参加資格に、「下請契約」の「等」という表現を加えた結果、ごみ処理施設の運転管理業務を下請契約で請負った実績もない明石産業(株)が入札に参加できることとなった。

 

(11)職員は、平成24年2月に予定されていたセンター本体管理業務の入札の数日前になって、前市長が最低制限価格をすでに決定していたと思われるにもかかわらず、再度、その入札に関する最低制限価格等を伝えるように前市長が指示したことに不自然さを覚え、前市長を通じて外部へ情報が漏洩する恐れを感じた。そのため、最低制限価格等そのものを教えることはしなかった。結果、この時の入札では、明石産業(株)は落札に失敗した。

 

(12)平成24年の入札に失敗した明石産業(株)社長から、平成27年の入札にあたっては確実に落札できるように最低制限価格そのものを教えてほしいという要望を受けた元議長は、その要望に応えられるように誓った約定書を作成し、平成26年1月、前市長との連名で明石産業(株)社長に渡した。

 

(13)職員は、施設の重要性や安全性を考え、前副市長を通じて、次の入札では参加資格から「下請契約等」を外すことを前市長に申し出たが、元議長の圧力もあり変更できなかった。そこで職員は、センター本体管理業務の安全かつ継続的な運転を確保するため、技術者配置基準等を新たに定め入札に参加する者に必要な資格を厳格化した。

 

(14)センター本体管理業務の入札直前である平成27年1月下旬、明石産業(株)社長から最低制限価格等を知らせるよう圧力をかけられた前市長は、職員に最低制限価格等を直接尋ねた。その職員は、最低制限価格を決めたのは前市長であり、それを教えること自体に問題はないが、前市長を通じて外部へ情報が漏洩する恐れを感じた。そのため、最低制限価格等そのものを直接教えることはしなかった。

 

(15)平成27年2月、センター本体管理業務の入札が執行され、明石産業(株)が他の業者よりも著しく低く、最低制限価格に近い額で落札した

 

(16)落札後、明石産業(株)社長は、市が入札参加資格として示した技術者配置基準等が不当であると前市長に主張した。これを受けた前市長は、技術者配置基準等を証明する書類の提出期限を延ばして書類の提出を手伝うこと等明石産業(株)に配慮するように職員に指示した。その後、センターの職員が、明石産業(株)から市に提出された書類の確認作業を行った結果、技術者の経歴のほとんどが事実と異なっていることが判明した。このため市は、入札参加資格を満たしていなかった明石産業(株)との契約を解除した

 

(17)平成28年4月の人事異動で、元議長の要求を受けて、当時のセンター所長が異動となった。

 

(18)明石産業(株)社長は、次こそは落札するため、平成28年9月以降も月1回から2回のペースで元議長と前市長に接待を行うとともに、今後は期待に応える旨の誓約書に署名させた。

 

(19)平成29年1月、ペットボトル結束業務に関する予定価格等を前市長から問われ報告していた職員は、その後の前市長の話から元議長を通じて予定価格等が明石産業(株)社長に漏れることに危惧の念を抱いた。職員は、前市長に予定価格等を報告していた自らも同様に、明石産業(株)社長に予定価格等を漏らしたことになり懲戒免職となる恐れがあると考え、前市長に対し政治生命を失う可能性があるため漏洩しないよう進言した。しかし、その後も市長から問い合わせが継続したことから、進言が受け入れられなかったことが分かった。

 

(20)この時の入札では、明石産業(株)は落札に失敗した。

 

(21)明石産業(株)社長は、平成30年のセンター本体管理業務の入札に向けて、平成29年2月以降も元議長と前市長を繰り返し接待した。その接待の場で、具体的な名前を示した人事異動、自社の要望を反映した仕様書への変更、より高額な最低制限価格の設定等要求した。

 

(22)平成29年6月上旬の日曜日前市長と市長室で面会した明石産業(株)社長は、次回の入札に向けて、技術者配置基準の見直し等の自社に有利になる要求を行うとともに、現金を渡し本件贈収賄事件に至った。


P9

3元議長の職員人事等に対する不当な介入

今回の事件の舞台とされたセンターの人事等について、明石産業(株)社長にとって不都合な職員は、明石産業(株)社長の意を受けた元議長が前市長を通じ、その職を解くなど、元議長と前市長との力関係を反映し、不当な人事介入がなされた。そして、そのような不当な人事介入が繰り返されることにより、職員の中に、元議長等の意向には逆らえないとの雰囲気が醸成され、職員まで巻き込む事態に発展した。

P12

(1) 政治倫理基準の明示

市長や市議会議員等が法令を遵守することを明示する。また、不正の疑いをもたれる恐れのある行為、例えば、市が行う契約に関連して、特定の業者から金品等を授受することや特定の業者を推薦、紹介等有利な取り計らいをすること、自己または親族が実質的に経営する企業に受注させること等を明示し、これを禁止する。

 上に抵触しそうな現職議員がいるため、議会側の報告書では盛り込まれなかった。

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  • 以下は報告書のはじめに等からの事件要約

 H29/10/30、上尾市西貝塚環境センターの業務に関する入札を巡り、島村穰上尾市長、田中守上尾市議会議長、明石産業(株)山田明社長らが共謀の上、秘密事項を漏らし、官製談合防止法違反や公契約関係競売入札妨害の疑いで逮捕された。

さらに、社長と元議長はあっせん贈収賄で、社長と前市長は受託贈収賄で、再逮捕、起訴され、H30/4月までに起訴事実すべてについて有罪が確定した。二元代表制を根底から揺るがし、職員も巻き込む前代未聞の事態であった。

前市長には懲役2年6か月、執行猶予4年、追徴金60万円、元議長には懲役2年6か月、執行猶予4年、追徴金50万円、社長に対しては懲役1年6か月、執行猶予3年の各判決が言い渡され、控訴されることなく判決は確定した。

 

 

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