上尾市上町の二景にみる平成のバズワード二つ
一. 安心安全を追求するとますます不安になる。
予算案が市議会で否決された直後に、畠山市長は図書館部門へ指示を出したようだ。その仮の姿がコレ・・・
「議会のせいで工事できません」とは書いてないが、まずは注意のポーズである。
- FACT
上尾市役所の幹部には本館のガラスブロックが危険であるとの認識は無かった、少なくとも三月議会前までは。
平成30年9月12日 井上議員に対し
◎教育総務部長(小林克哉) 雨漏り対策は、その都度対応しております。建物の内外を含めた壁には、ひび等が見受けられる状況です。また、館内の閲覧用の椅子ですが、すり切れているものもございます。いずれにいたしましても、老朽化している設備などから計画的に修繕していきたいと考えております。
危険性は老朽性よりも優先度が高いのに、小林部長は「ガラスブロック」はおろかカラスのフンさえも脅威とは答えていない。そもそも10年分の議事録から「ガラスブロック」という言葉の有無は 「検索一秒でバレちゃう時代」である。”今年から"危険視したのはバズワード「安心安全」で煽った陽動作戦ですよ、とは既に書いたとおり。
繰り返すが上尾の本当の危険とは、「市議会」である。
その次は、「上尾市役所」に潜む惰性である。
大地震を前提に危険を指摘するのは簡単だ。しかし公言した手前、放置して万が一の”責任を負う”ことが役人的に怖いから、「やらなくちゃ」と言うのが今後の流れだろう。長期休館の迷惑は避け、内装や機能レイアウト変更まで考慮して、短期休館で受験シーズンを外す改修計画を必死でつくるのが信頼回復だろう。ついでに、ラスパレス指数全国三位(こちら)に相応しく「言い出しっぺ」の寄付を期待したい。
ちなみに、
「安心安全はメシの種に使われる」が正しい。
二. こんな狭くても建てるド根性。
駅歩4分 、上町一丁目の600㎡しかない所に10階建てマンション(サンクレイドル上尾/36戸 )の工事が始まった。駅近に少しでも空き地があると建てたくなるのがこの業界だ、と感心する。
高騰した建築コストや少子化、或いは買いやすさが影響しているのか、最近のマンションは住居面積が小ぶり。そして、このような現場を見ると、古い戸建ての人は南面にビルが建って気の毒だ。でもこの現場の南も駐車場だ…。
敷地内駐車場は少ない。辺りの空き家はすぐ駐車場に化けて日銭を稼ぐから、駐車場の心配ない。車を手離して利便性重視の住み替えもあるのかも。
広告にこう書いてあった。
「駅前に寄り添い、都心へダイレクトに。」
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