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2019年4月18日 (木)

統一地方選挙、前半と後半を一緒にやれば投票率が上がるのに

有権者よりも選挙互助会?

 統一地方選の前半戦は知事選や県議選、政令区や政令市の選挙だった。今は後半戦、首長と市町村議員の選挙をしている。

 たった二週間の違いなら、なぜ同じ日にやらないの?

 一番高い投票率は国政選挙だが(それでも50%)、地方自治体の選挙はとりわけ都市部においてはとても低い。

 だから県会議員選挙と市議会議員選挙を同じ日にやれば、相乗効果で賑わって選挙ムードが高まり、必ず投票率は高まる。そればかりか、普通の市レベルだと5000万円から一億円くらいの選挙費用の節約になるはず。

 そうしない理由は、古くに決めた特例法によるらしい。自治体側が勝手に市議会の解散を二週間早めて前半戦でいっしょにやる、という合理的な選択はできない。

 分けた理由は分からないが、政治家が作ったのだから選挙互助会目的だろう。

 例えば、同日選挙では人ごとではなくなり、県議選の応援に市議会議員が応援に行けなくなる。

投票率が上がり、選挙費用も節約できる、という有権者のためよりも、現職優位になる方法こそが日本の民主主義の原点らしい。他にも「カネがかかり過ぎないように」という美名の下に、自由に選挙活動させない制約もたくさんある。

 結局、ほくそ笑むのは、現職議員、次に選挙の請負業者、最後は投開票に駆り出され一日五万円?の臨時給にありつける人達かもしれない。 

 投票率の低さは現職優位となるが、地方に行くほど無投票選挙になりがち。それは地方の衰退に比例していて、なんだか自業自得の悪循環に見えてしまう・・・。

 


以下、日経記事より。

41道府県議選で無投票率が26.9%に達し、過去最高。

町村長選は全体の45.5%(55町村)で無投票当選。

町村議選は93選挙区の988人が無投票当選となり、総定数の23.3%は過去最高。8町村議選は定数割れした。

町村議選で定数割れは北海道厚真町、興部町、中札内村、浜中町、長野県辰野町、山ノ内町、愛知県幸田町、熊本県津奈木町。

関連 上尾市の4つの選挙費用

 

 

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