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2019年5月14日 (火)

応募原稿Cさん・・・応募理由欄に38点の配点とはご都合ルール

公募の記事 Aさん  Bさん Cさん(本稿)  Dさん

応募理由 

上尾市の個々の政策等への関心もありますが、本件は上尾市の最上位計画だと理解しており、かつ、10年に一度のチャンスです。そしてテーマ的には将来世代に対する現役世代の責務として応募いたしました。

また一昨年のW逮捕と言う汚職事件を大底として、市長交代後にそこから上尾市政がどう立ち直れるのか否かを、市民として確認したいという想いもあります。どうぞよろしくお願いいたします。

意見書等は再利用しやすいようにデジタル提出としました。

小論文 持続可能なまちをつくるための私が考える処方箋 780文字

 第五次計画には目標数字と評価があり、第四次よりも立案力と責任感の高さが伺えます。さて、人口(税収)減少と公共施設老朽化を問題提起していますが、他市も似たようなもの。むしろ上尾の首都圏でのポジションは悪くはなく、平坦で災害の少ない地理的特性は天然のバリアフリーです。高々十Km四方の市域に商業圏が分散し、鉄道国道の生活動線のバランスも良いので潜在能力はあります。

処方箋は『良薬、口に苦し』のように拒否反応を招いたり、当事者に「意欲(口を開ける)」がない限り効果はありません。その処方箋を急ぐあまり、問題点の認識が曖昧になるのは危険です。事実と数字の裏付けを重視した理解力がないと、同じ事象を見ても情緒的な認識となり議論は噛み合いません。美しい言葉や郷土愛で「上尾の未来」を綴るよりも、都合の悪いことも含めてオープンな説明や議論がこの街に一貫して欠けています。

処方一 児童減少による小中学校統廃合として市境を超えた隣接市町との学区編成や小中一貫校化を提案。大人の都合の線引きよりも利用者(子と親)第一である点と近隣提携こそが持続可能の鍵である。処方二 人口減少は脅威ではない。定住とは地価と購入者の所得見合いが一番であり、子育や文教政策による効果は薄く都市間競争の消耗。上尾には企業誘致が必要。人口減少に耐える町は、法人固定資産税が個人税収の減少を補う。大消費地東京への内縁部としての物流適地性を検討し、第二産業や上尾道路の進捗と合わせて、「首都に近い、幹線道に近い、行政支援」などで攻めるべき。処方三 財政の経常収支比率の異様さは慢性疾患になることを分かりながら生活改善を怠る人と同じ。扶助費等の投入原単位の可視化などを検討すべき。等々、切りがありませんが、将来世代に対する一現役市民としての責務と考え応募いたします。

 


前記事に書いたように選考基準は100点換算で、応募用紙の理由欄が38点、論文62点の配点です。応募用紙は氏名や職業など事務的なものを書き、最後の理由欄が38点とはお釈迦さまも気が付きません。そして、その理由欄の評価基準は次の三つです。

(ア)市民会議への参加に対する意欲・熱意があるか。

(イ)地域等に対する想いや貢献心を感じられるか。

(ウ)市民会議で取り組みたい内容が、総合計画策定にふさわしいものか

 情緒的なもの二つと最後のウは「理由ではなく内容」ですから、基準作成の大混乱ぶりが読み取れますこちらで知る応募者6人全員が落選でした。

次は 不可解な基準、盗作疑惑、さらにはDさんへと続きます。

 

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コメント

「あげお未来創造市民会議公募市民委員」の選考にあたっては、まさに上尾市の現状と混乱ぶりを浮き彫りにし、さらには職員の能力の限界性が問われている。

募集の際に、選考基準や「小論文についてのルール」などを含む全ての条件を開示せずに、字数制限だけ示すというやり方は、「とりあえず公募の形だけ取ればよい」というのが透けて見える。

まさか評価の38%分が「応募理由」であるとは、応募者の方々もわからなかったであろう。
私は、少なくとも「小論文」と謳うからには、参考文献の明示や、引用についてのルールは最初に示すべきだと考える。しかも募集の段階で、提出した原稿がどこに帰属するのかさえ明らかにされていない。

開示された「小論文評価」を見ると、次のようになっている。

(1) 本市の活性化に対する熱意が感じられるか。
(2) 社会情勢や本市の現状を的確に捉えているか。
(3) 市政に対し将来的展望を持った提案となっているか。
(4) 社会情勢や本市の現状を踏まえた提案を行っているか。
(5) 実現可能な提案を行っているか。

どう考えても、これらを踏まえて400字~800字でおさまるはずが無い。
このこと自体、市が示した上記(5)の「実現可能な提案を行っている」とは到底言えないのである。

上尾市は上記の評価をクリアした「模範解答」を自ら作成し、市民に示すべきであろう。
ちなみに、「この選考に関する全ての書類」の開示を求めて、情報公開請求したところである。


お決まりのフレーズとしては

「個人としては普通でも、組織としてふるまうと無能になる。」
「出世の階段を昇るにつれて無能になる」

さて、基準に瑕疵があることは、次の記事で扱います。
公開請求、できたら・・・
前回五年前は10人公募、その審査課題と基準も求めたいですが、お願いできればと思います。
後は、ネットを見ている方でも、見ているだけでなく応援をしてもらいたいものですね。

また公開立ち合い決まったらコメント欄に書き込んでください。
市民が思う以上に、病んでますよ上尾市役所。

はい、以下のとおり情報公開請求を電子申請しました。


上尾市のHPには、以下の記述があります。

『第5次上尾市総合計画の策定に関し、市民の意見、要望等を取り入れ、それらを基本計画に反映させるため、平成21年6月にあげお近未来☆市民会議を設置しました。この組織は、団体からの推薦9人、豊富な経験を有する者10名、公募11人の合計30人の委員で構成されています。』

このことを踏まえて、以下の情報公開請求をおこないます。

(請求人による通し番号5-8-1)
上記の「公募11人」についての「応募要領(条件や課題等を含む)」および「公募委員の選考基準」が判別できる文書・資料等。

(請求人による通し番号5-8-2)
第5次では「公募11人」であったものが、今回(第6次)は「公募5人程度」となっており、公募人員が減っています。その理由が判別できる文書・資料等。

※閲覧後、必要に応じてコピーを取らせていただきます。


以上の情報公開請求の結果は、2週間位でわかると思います。

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