0暴露(本稿) 1恥を知れ 2市長責任 3新井議員 公民ムラ 6コンプラ 7返還 8募集 9圧力 10契約書 11報告書
追記7/4 本件を上尾のAKB事件と命名。メンバーを考慮してAKB18とも呼び、常設ステージは上尾市役所の議会棟。
二年前の西貝塚を巡る汚職事件の傷が癒えない上尾市において、再び政治家と大地主による利権体質が暴かれた。
1. 一般質問の聴き取り
2 夕方のテレビ埼玉(動画付き) ヤフー配信はこちら
3 職員・組織の体質を直せなかった畠山市長にも大きな責任がある。市に損害を与えた組織行為を"不適切工事"と矮小化したらダメよ、新井こうじさんですよ。
4 現地ストリートビュー2015/8時点は こちら(たぶん)
5 朝日新聞記事はこちら、かまちょ図書館へ 産経新聞 読売新聞
6 埼玉新聞は こちら…議長が働き掛け、元市長も要求 施工業者は議長の長男の会社
以前はこれが当たり前の市だったんだ・・・時効で無い案件を市は精査し報告する義務があります。
1. 以下は一般質問の聴き取り。
私有地のブロック塀工事など693万円を市に負担させた。
地権者は元上尾市市長の新井弘治さん。
工事業者は小林議長(こちら)の親族が経営する美創建業。
あり得ない発注であり、畠山市長は深々と謝罪し、弁護士含む第三者調査へ。
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6/20木、朝一番の一般質問は、政策フォーラムの井上茂議員による爆弾質問が冴えた。新聞社やテレビ局も来たようで、早朝の傍聴らも、たぶん生で聴かせる招待客だろう。事前に察知したように小林議長は欠席だ。
持ち込まれたのは昨年9月、市担当者と小林氏らが現地に行く。私有地のため市が工事することはできない、と答えたが、その後から執拗な圧力がかかったらしい。例、あの職員を辞めさせろと電話。
詳細は、議会録画を見て欲しい。また今夜のテレビ、明日の朝刊にも出るだろう。
(かまちょ図書館 影を慕いてに当該部分のみの録画あり)
畠山市長は事態を知らなかったと答えたが、指摘事項、つまり私有地の工事を市がタダでやったというトンデモナイことを認め深々と頭を下げた。
第三者調査(弁護士)もやると答えた。島村市長が西貝塚の入札疑惑を当時の議会で指摘されたときに、真相を究明せず蓋をし、担当は出世したと聞いたから、それとは畠山氏は対照的かも。
しかし本件は畠山市政下で行われており、外部からの不正な圧力を職員が防げなかったことは畠山市長の責任である。一度拒否してもその後の圧力を受け入れたわけで、総額693万円の工事を7本の随意契約に分解して発注した手口は(素人でも簡単に見抜けるのに)部門管理職らの責任は重く、契約を検証する部門も責任を逃れられない。
だから、今回は井上氏らの会派に告発文が届いたのだろう。西貝塚事件と似る。
上尾で利権政治が繰り返される背景は、当事者は政治家でも、繰り返し選ぶ民度の低さにある。民度の高い人は嫌気がさして選挙に係る事を忌避し、民度の低い人が相対的に優位となり、政治の劣化を招き、それは市職員の劣化につながり利権集団を構成しそれが伝承されるという悪循環である。
小林議員が辞職に追い込まれる案件なのか。新政クラブは分裂するのかは分からないが、本件を不手際レベルではなく「事件化」するには誰かが訴えればよいわけだ。
不正支出となった工事代金を誰が弁償するのか。畠山市長になるのか?しかし、土着的な腐敗勢力、庁内にいるフォロワー達も含めて一掃するチャンスだと思うから、畠山さんには「災い転じて福となす」面もある。これで小林議員は終わった。
なお、都市整備部長はHさん(退職)だが、上尾の愚策案件によく登場するのは偶然かな。この会社の上尾市からの受注額が急増していることを市民団体が捕捉しており、職員らが正直に話せば新疑惑が浮上する可能性もある。司法取引並みに調べてほしい、第三者の弁護士さんに。
仕上げは、12月の市議会選挙になるが、いままでの登場人物四人に共通するのは、見事にオツムが悪いということ。招かざる候補者も混じるかも(^-^?)。
井上氏に対して議場でヤジを入れていた議員は誰?、声が太くて聴き取れない。
追記 執拗なヤジは野本議員。議会ルールに反する行為ですが、傍聴席にヤジ禁止を求め、議員ヤジを止めませんでした、副議長は。
上尾市は、小林守利議長の指示を受け、新井弘治元市長の私有地に設置されたフェンスの修繕工事を、およそ693万円で行っていたことが、20日の上尾市議会の一般質問で、明らかになりました。工事の発注先は、小林議長の関連会社で、担当課で決裁できるよう、1回の工事を7回に分けて請求していました。
上尾政策フォーラムの井上茂議員は、「元市長の土地に設置されているフェンスの工事費を、市が全額負担するのはおかしいのではないか」と、市民から問い合わせがあり、現地調査をしたうえで、20日、事実関係と経緯を質しました。これに対し、畠山市長は、「痛恨の極みです」と、事実関係を認めたうえで謝罪しました。小林議長は、庶務を理由に、本会議には出席しませんでした。
市によりますと、去年9月、小林議長から道路課宛てに「民地のブロック塀が傾いている」と、修繕工事を求める申し出がありました。この土地は、新井元市長が所有するもので、申し出を受けた担当職員2人が現地を確認し「民地であるため、市は施工できない」と、小林議長に断ったということです。
その後、新井元市長から直接、道路課長宛に「以前は、市の予算で工事ができた。断った職員を辞めさせてやる」といった内容の電話があり、小林議長と都市整備部長と部次長、それに道路課長の4人が、手土産を持って謝罪に行き、工事を引き受けました。
市は、去年12月に、小林議長の関連会社に工事を発注し、ことし3月に完了しています。道路課は、入札は行わず、課内で決裁できるよう総工費およそ693万円を7回に分け、1回の契約額を100万円未満にしていました。
上尾市は、おととし発覚したごみ処理施設の業務を巡る汚職事件を受け、不当要求を受けた際の対応策などを制定する、市の職員倫理条例案が、この6月定例市議会に上程された矢先でした。畠山市長は、夕方から記者会見を開き、「弁護士を交えて、9月定例会をめどに調査を進めます。申し訳ありませんでした」と改めて謝罪しています。
3 畠山市長の責任 : 市に損害を与えた組織行為を"不適切工事"と矮小化するの? 新井こうじさんですよ。
知らなかったでは済まない。島村前市長と田中前議長の同時逮捕から生まれ、再生を目指したのが畠山市長です。相当な覚悟で就任したはずで、今議会では職員倫理条例も上げています。今回の事件は昨年9月に発生し、工事は2019/3月までのようです。倫理条例が出来ようができまいが、政治家の私物化圧力を市長に報告するのが、担当部長らの責任です。本件に係る都市整備部内における今春の昇格人事は公平な審査と市民に説明できるものなのか?
それが出来なかったのは畠山市長の市職員に対する姿勢が甘かったから、と思いますよ。時には、煙たがられることをしないと、愚か者に足を引っ張られます。市に損害を与えたのですから、庁内の責任明確化と処罰を期待し、693万円の請求先を決めてください。ニコニコハタ坊などと書かれていますが、ここは一つ『鬼の畠山』を期待します。
以前書いた、前門の虎・後門の狼は正しい認識だと確信できました。
5 朝日新聞 6/21朝刊より部分引用
・ブロック塀は、元市長が所有するグラウンドと市道の境界にある。延長約85メートルで、1977年ごろの市道拡幅に伴い、市が土留めのための付帯工事で建設した経緯がある。ストリートビュー
・昨年9月、元市長と小林議長から「ブロック塀が傾いている。市の施工で直すべきだ」と要求があった。当初、市道路課は「過去に市が施工したものでも、元市長の所有地にある。管理も元市長側に引き継がれており、市は施工できない」と断った。
・その後も「強い求め」があり、当時の都市整備部長(H)や道路課長()が元市長の自宅を訪問し、当初の対応を謝罪のうえで市の施工を受け入れた。
・古い塀の撤去と新しい塀の建設、金属製フェンスの設置など本来1件として実施すべき合計請負金額693万円余りの工事を、1件当たり100万円未満の7件の工事に分割。これにより指名競争入札や契約検査課による完了検査が回避され、小林議長の長男経営の建設会社に随意契約で発注したという。7件は2018年度中に発注、完成した。
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