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2020年1月の11件の記事

2020年1月31日 (金)

イオンモール上尾の大店法による説明会

渋滞覚悟で開店するイオンモール上尾、混んでも行きたいSCになれるか!?

追記 2/1 (文末に)…退店経路がご都合主義では?
追記 9/11 難産で逆風下のオープン


本日夜、ライオンズタワー下のプラザ22にて、イオンモール㈱主催による、大規模小売店舗立地法に基づく新設届出等に係る説明会があった。

お決まりのPowerPointスライドによる説明だが、配布資料の方は簡素だった。交通経路、営業時間、搬入作業や騒音などが主で、法に基づく範囲が主のようだ。つまり店の中身の説明ではないが、質問は自由だった。

  • 基本的データ

店舗面積は物販22650㎡、非物販8250㎡、計30900㎡

駐車台数1768台(屋上727台)、入口二カ所、出口三か所

駐輪台数648台

小売店舗の営業時間 7時から23時

新設をする日、8/4予定と書いてある。オリンピックの最中?

右図の拡大はこちら

  • Photo_20200131235201交通誘導経路と交差点需要率

 以前、中仙道を渡るループ道路について、完成後は上尾市に供出するだろうとブログに書いた気がするが、それは間違いだった。イオンの私道である。なお上尾駅からタワマンへの通路は市の資産である。

 方面別の車の誘導経路についての説明が多く、質問も渋滞問題についてでた。経路別の時間当たり来店車数の予測があった。例えば、ヤマダ電機方面からの来店は447台、逆の大宮方面から819台と見込む。今の交通量に上乗せした数だろうけど、ピーク値なのか否かは分からない。

 とにかく片側一車線の旧中山道からしか入場できない。そのために緩衝地帯やループ道路を設けたが、今でも渋滞しやすい道路なので、そこに集客施設ができるからみんな不安だ。

 まぁ、混むに決まっている。交差点需要率という指標があり、1(或いは0.8)を超すと、さばききれない状態を示すらしい。最高値はヤマダ電機前0.78とあったが、いつのデータなのか不明。 しかし、反対運動という"渋滞"は起きていないので、このまま完成だ。あの道を通るだけの人には迷惑施設だ。

 混んだら行くな(怒)

 混んでも行くか(笑)

ところで駐輪台数が建設前段階で得ていた830台から648台へ減ったのが腑に落ちない。レイアウトも悪い。核テナントはSM(食品スーパー売り場)だが、そこに152台とは少ない(ヤオヒロ駅前店だって50台はある)。徒歩圏の人でも自転車で行くに決まっているのに、公園側の店舗裏に直線配置しているから遠回りだ。車の動線を優先したためか。

 参加は20人強?と閑散だった。主催側も受付含めて20人位。明日土曜日の方が少しは多いかも。同業者だろうかサラリーマン風の人が目立つ。公明党議員が一人いた、質問したかは不明。

  映画館は作らないと答えた。稼働率が不安定な施設を作らないのは当然だと思う。なお、一般にSCは10年くらいして、売り上げが落ちてくると、増床リニューアルをするものだが、図には増床余地は無さそうに見えた。

●こだわるのは、価格?品ぞろえ?距離?

 上尾にとっては最大級にして最後となる開発案件だろう。一方で、いなげや上尾春日店は2/29で閉店するのは、オーバーストアだから競争が激しい。食料品店の撤退は徒歩の高齢者には辛い。気になったのは、今回のSCの立地形態について。典型的な郊外型SC、駅前のSCという区分があるが、住宅地内の立地形態はイオンにしても初に近いと答えた。ある意味、実験である。マスコミにも取り上げられやすい。

追記 交通誘導計画図の退店経路の見積もりが甘いかも?

 17号の運動公園交差点経由の車は上尾陸橋(ヤマダ電機)を左折して入場する(203台と見積り)。彼らは帰りもその道を戻りたいはず。しかし退店時は左折して旧中山道に出てから「つつじが丘公園西交差点」を左折して17号へ向かう案内になっている。見た目は渋滞が起きにくい"絵"を示すが、数キロの迂回となり絵に描いた餅ではないか。こんな遠回りに従わない人は、来た経路で帰るか、迂回するなら住宅地内に入り込むかもしれない。

 最大の渋滞箇所は、上尾陸橋交差点から17号まで間、同交差点から今は横浜ゴムあたりまでの下り線だが、その渋滞末尾がバリューを越してイオンのループ道路までつながる姿だと思う。それを嫌って周辺の住宅地内へ流れ込む姿。近隣地元民にとってイオンの功罪はどちらが大きいか・・・。

関連記事 イオンモール上尾が着工準備へ_旧中山道渋滞対策に腐心

イオンモール上尾の推定売上高と出店による影響とは

 

 

2020年1月30日 (木)

コロナショック!

韓国とは政治的対立で観光客が激減している時に、

突然のコロナウィルスで、頼みの中国人観光客の減少はスケールがもっとでかい。

消費税アップで国内消費がもたついてるときに、インバウンド頼みの国内景気はどうなる?

先進資本主義国が中国を世界の工場にしていたから、これから製造業はえらい影響を受ける(非民主国家に一局集中したツケがでる)。

先日、帰国便が着いたと思ったら、マスク姿とはいえ乗客がマスコミと平気でインタビュー受けさせる日本政府。

そして、家に帰りたければ断れませんと。

人権が大切だと言うが、命あってのものだねだろう。

ニュースでどこかの国が、隔離するのは「家に帰るための近道・・・」というような事を言っていたが、合理主義に徹することができないこの差は大きい。

さすがに反省したのか、二機目の帰国インタビューは無い。

イデオロギーに偏り過ぎた安倍長期政権はもはやボロボロだけど、それに代わるリーダー不在。

コロナウィルスのワクチンはきっと開発されると信じるが、

日本に付けるワクチンは誰が開発する?

コロナショックと呼ばれる規模にならなければ良いけど・・・

 

 

 

 

 

2020年1月29日 (水)

公金不正に加担した職員への懲戒審査の結果は?

1/30 懲戒審査は始まったが、結論が出ていないらしい。人事異動に合わせるか(^-^?)

2/1 結果はこちら


 

公金不正の裏工作を担当した課長は、見て見ぬふりの組織では年功序列で無事部長に昇格し、バレたら素直に認めたものの半年も部長職にいられる。上司の元部長に至っては満額退職金と再雇用職場まで用意されて、おとがめなしである。

将来不安にさいなまれる民間シニアから見たら、恐ろしいことだろう。

世間の関心が薄れた頃、1/27にようやく懲戒審査が始まったと産経新聞が伝える(以下引用)。しかし、その事と結果は市HPにはない。

上尾市、公費負担問題で懲戒審査委27日実施
 上尾市が新井弘治元市長のブロック塀などの工事費を公費で負担していた問題をめぐり、施工を決定した市職員に対する懲戒審査委員会が週明けの27日に開かれることが23日、関係者への取材でわかった。
 懲戒審査の対象は当時の都市整備部次長と道路課長。市は昨年8月にまとめた調査報告書で、工事を要請した新井元市長らに対し、次長らの「特別な配慮」が働いた結果、施工に至ったと認定している。



 一連の問題の真相究明に向けて審議していた市議会百条委員会も昨年末、調査報告書を公表。「市職員と議員間で斡旋(あっせん)と過剰な配慮に基づき、引き起こされた」と断定し、次長らに関しては「市職員としての責任を放棄した」と痛烈に批判していた。
 畠山稔市長はこれまで、関係した市職員の処分について百条委の「結論待ち」との認識を示していた。


1989年のバブル期、上尾高校の移転とJR北上尾駅建設を巡る贈収賄事件では、上尾市役所から部長級ら46人が県警の求めに応じて出頭したのは9月の事である。その二か月後の11月には16人を退職処分にしている。

AKB事件に本当に贈収賄が無かったのかは藪の中、そして右翼まで登場した北上尾駅事件よりもスケールは小さいけれど腐敗のDNAは生きている。自浄作用に至ってはもっと劣化していた。

それもこれもトップが愚鈍だからだが、関わらない方が良いという既得権益者が庁内や議会にたくさんいるためだろう。

 

 

2020年1月26日 (日)

食事代よりも学力代

関連 1 無償化の是非 2 反対論 3 おかわり(本稿)

政治屋はコメ百俵より、百票か?

 前記事の、学校給食無償化問題コメントが寄せられていた。一般に、コメント欄は可読性が劣るため、短くキレがあるコメントが好まれ、長文は読まれにくい。特にスマホの人は殆ど見ないかも・・・

 書き込まれた「落首」という聞きなれない言葉にギョッとしながら調べたら、「江戸時代、人の集まりやすい辻や河原などに立て札を立て、世相を風刺した狂歌を匿名で公開する。」とある。昔のSNSみたいだが、当記事がそうだと言わんばかりに読めたので、ガクッと管理人の首が落ちた(笑)。

 その趣旨には二つ目のコメントが近いと思っていたら、教育行政に詳しいオンブズ氏もコメントを寄せた。内容は彼のブログに再掲なのでそちらの方が読みやすい。どうやら、もう少し書き添える必要があったようだ。

 まず、財源(2.9億円)は提案した人が説明すればよい。行政が提言したわけでは無いから『業務の見直し』からひねり出したり、『皆で納得するコスト削減』というのはムリ。削減を主導できるリーダーもいない。そして、前記事のように財政の数字を持ち出すのは、できない理由を数字で説くみたいに見えるので、文末に後回しにした。ざっくり言えば、上尾の資金繰りは赤字だ。

 ●実効性が不明な政策

 給食無償化とは子育て支援であり、転入促進にはなり得ないから混同してはいけない。
いきなり話はそれるが、上尾市には「子育て三世代同居」の転入促進策がある。新築や増改築と家族構成によって条件付きだが10~30万円もらえる。
しかし、転居や新築は大きな制約条件を突破して家族が決めること。この程度でインセンティブになるとは思えないが、固資税や住民税で5年もあれば回収できるのかもしれない。(他市並みに)やってます政策にみえるが、実績対応のコストなので害(損失)はないのが救いだ。元々同居を計画していた人にはラッキーだが、どれだけの実績があるのかは何も書いてない。インプットしたらアウトプットも書けよ、自慢できる数字は無い?(笑) 

「W逮捕やブロック塀問題」は市政に憂える人には重要ごとだが、一般市民には関心が薄い。まして市外の人には問題ではなく、転入の妨げにならない。だから、最近は転入超過である。

 ●支援に群がるより、自らコストを払ってでも住みたい街へ

 他市と似た支援策より、子供が通う学校の雰囲気や将来性(少子化エリアではないこと)、教育レベル(評判)を気にして、この街を選んでもらえか否かが重要だ。給料が上がらないと歎きながらも、私立高校への進学が増えるのは、ムリをしてでも”高い教育”や"その後の案心"を子供に得させたい親が多いためだろう。

無償化は10年で20~30億円かかるならば、『食事代よりも学力代』に投資すべき、というのが一番の反対理由だ。

では、「質の向上策は何?」と問われても専門ではないから答えようがないが、上尾の教育水準は高そうではないという認識では一致するだろう。そこから先は、問題意識を持つ人やまともな教員に学力向上策を出してもらえば良い。何期もやっている議員ならば、本当は提案できないとおかしいのだ。「指導主事事制度の縮小で管理部門から人とカネを現場に回す」とか「小中一貫校化」という玄人受けする提案を以前したように(蛇足ながら、上尾高校の中高一貫校化なんてのもイイと思う。駅近で人気ある進学校になれるはず)。

 というわけで、凡庸な市教育委員会が邪魔をしなければ、大宮の北にあるプチ文教都市という構想が欲しい。そして学力向上策が提案され、2.9億円をどちらに使うべきかと世間に問うたとき、給食費が選ばれるようでは衰退する。

●推進者は「義務教育はこれを無償とする」という憲法理念で迫るかもしれないが、やや矛盾を感じる。なぜなら、義務教育ではない高校授業料の無償化が、先に大々的に行われているから。今は年12万円を支援して公立高は実質無償、私立は年収制限付きで18~30万円、2020年度から私立の授業料平均値の40万円とかで、予算は約4200億円という。

●上尾市の決算収支の推移

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誰もが知りたい、決算の赤字・黒字を示す項目は四つもある。形式収支、実質収支、単年度収支、実質単年度収支と分析の深さが進む。これは累積値を区別しにくい単式簿記ならではの弊害と思うが、誰が見ても良く分からね(笑)。

それに乗じているわけでは無いだろうが、上尾市は実質収支までしか公開しない。実質収支は貯金の出し入れと言う決算操作で黒字化できる見かけの値であり、どの自治体も黒字である。その操作を除去して正味の一年間の差額を見るのが単年度収支である(グラフの赤)。H30年は▲1.5億円

所で、自治体は黒字(儲け)を出し続けることが目的ではないから、単年度収支は黒字と赤字を適当に繰り返すのが良い。しかし、上尾市は単年度収支が三年連続で赤字となり、さすがにこれは良くない。「給与と生活費のつり合いがとれない家計」である。
その不足に取り崩す貯金が財政調整基金なのだが、ここ三年、残高39億円のまま。手を付けていないのは、まだ
過去からの余剰金でやり繰りできる赤字幅だからかもしれない。

ここに手を出すようだと、高齢世帯が貯金を取り崩して生活するのと同じになるが、市長や議会の圧力が強いと、虎の子の財政調整基金を取り崩されやすい。

先ずは、そうなる前に身を切る改革を。

分かり易く言うと、濡れたタオルを絞れ。

 

2020年1月22日 (水)

釣り禁止、上尾市役所の回答

前記事で伝えた丸山公園の釣り禁止問題です。その後の愛好家と上尾市役所のやり取りメールの寄稿です。

前の市回答に下の追加質問をして、回答が寄せられたとのこと。下の青文字は要約

釣り行為禁止に賛成の声や、かいぼり…応援の御意見も多数あると言うが、具体的な数字は?
条例違反の認識があったなら かいぼりの魚類捕獲そのものが条例違反では?

みどり公園課と認定NPO法人・生態工房に対しての特別な許可を出したか?
かいぼりでの魚類捕獲時に許可しましたと看板等を出すべきでは?
特定外来種の除去は当然だが、国内外来種であるヘラブナ・鯉はどのように扱ったか?


上尾市 都市整備部 みどり公園課よりの回答。

日頃より、上尾丸山公園を御利用くださりありがとうございます。

お問い合わせの件につきまして、次のとおりお答えいたします。

上尾丸山公園大かいぼり祭における御意見の数については、イベント当日に行ったアンケートにおいて、12件の御意見をいただき、釣り禁止に反対する意見が2件、かいぼりの取り組みについての応援が5件、参加や観覧した感想が5件でございます。

また、来園者より口頭で、釣り禁止に賛成、反対の声や、かいぼりにより自然を再生する取り組みへの応援の御意見も多数いただきましたが、口頭による意見であることから正確な数は把握できておりません。

かいぼりでの魚類捕獲についてですが、上尾市都市公園条例第5条の行為の禁止は、市による管理行為は、適用外となります。よって、上尾丸山公園大かいぼり祭の魚類捕獲つきましては、池の管理行為であるかいぼりを市主催の事業として行っているため、条例違反ではございません。

また、市主催の事業であることから、特別な許可等は必要ないため、魚類捕獲についての看板等の設置は行いませんでした。
今回のかいぼり事業は、大池の水質改善を目的とし、自然を再生する取り組みを始めたことから、元来から荒川中流域に生息している生物を保護対象としております。

よって、国内外来種であるヘラブナと外来性のコイにつきましても駆除対象とし、飼料業者へ引き渡ししました

以上、回答とさせていただきますが、御理解を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。


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●絵は寄稿へのお礼。
寄稿者は「返信がくるのに2週間」と呆れたようですが、担当が起案、上司、その上司、そのまた上司、関連部門・・・市長室?あたりまでの長い道のりとハンコ手続きが必要ですから、2週間は早い方と思う。(或いはメールはもっと簡単かな) 

読後感としては、先の随意契約ガイドラインとか、或いは官邸官僚のようにルールを恣意的に使う行政の姿が見て取れます。

そして、畠山市長は何を考えているの?

知恵が無いの?

授ける人もいないの?

せっかく、大岡裁きのチャンスなのにね。

それとも、ブロック塀の二の舞か

 

2020年1月19日 (日)

上尾市の給食費無償化に反対-2

フリーランチは無い。

前記事-1では、給食費のコスト、無償化(無料化)の実施自治体や就学援助などの事例を示した。ここからは反対意見を展開しよう。

1 上尾市の財政力指数0.91は大都市圏のベットタウン市としては一般的なのだが、収支の余裕のなさを示す経常収支比率97%は県下4位と高い。内訳の義務的経費比率59%(歳出に占める、人件費・扶助費・借金返済等)に至ってはダントツ一位である。特に職員人件費(歳入の18%)と扶助費30%が高い。しかも扶助費は年々対象者が増える。(2018年度県資料)Photo_20200118232301

 しかし、このような比率では理解しがたい人もいるので、世間との比較で示すと、市民一人当たりに使う
実質歳入額(27万6千円)は全国で下から6位である(814市区、2017年度)。

 隣のさいたま市民より約14万円も少ない。以前に書いたが、上尾市だけの値をのせる広報記事からは街の姿を見誤る。(なお、一人歳入額が単に多ければよいというものではないが、当市の歳入構造は弱すぎ。その辺りは別の機会に)

 だから中学校に限定しても三億円の支出は重い。このような大型で経常支出(毎年支出)する独自政策を掲げるならば、他の予算を減らすなどの財源提案をしないと、素人政策である。つまり、何かを減らして、何かを増やせという「配分論争を避けていては」政治にならない。

2 中学生一人で年5万円の支給となる(私立や他市へ通う世帯にも同額を払う)。同じ「義務教育」なのに隣市に住む人からは不公平に感じないだろうか。つまり義務教育における給付とは全国公平であるべきだから、これは国政テーマなのだ。国が小中学校の給食無償化をするには5,100億円位と言われる。

前記事に上げた全国実施率4.4%のうち、人口一万人以下が7割もあり、最多でも7万人市なのだ(小学校だけなら11万市がある)。また生徒数は200人以下が大半という。著しい少子化に追い込まれた町村が国の交付税を原資にしてタダにしても、不公平だと思う人はいないだろう。人口の多い市は躊躇するようにみえる。なお、未納率の高さと無償化の関係は分からない。

3 最大の反対理由は、『この街の教育に欠けていることは"給食費負担"では無い』ということ。毎年3億円の給食費より、『もっと教育の質を高めて欲しい親の方が多いはず』と思う。やるべきことは他にあるだろう、という意見だ。

 ところが、やれ英語教育だ、ロボットプログラミングだ、IT教育だと国からはダボハゼ的なメニューが押し付けられており、子供や先生は給食よりも"未消化"だろう。だからメシ代よりも、教員強化に重点を置くことで質の向上を狙う方が好まれる。
その街の教育水準の高さ」は給付型の子育て支援策よりも教育熱心層や高所得層にはプラスの転入動機となり、市税増収にもつながるという構想力が欠けている。Kyusyokuhi_harawanai_20200115170401

4 強いて検討すべきは(保護者が学校に直納する)私会計を改め、行政システムに組込む公会計化だろう。導入と維持
コストが必要だが、当節、先生の働き方改革の面で望まれている。幸い上尾市の未納率は0.3%ほどと全国値0.9%より低いから督促は比較的楽かも(つまり今のまま)。 

5 政治家は選挙になると負担の減るバラマキ政策を連呼しやすい。負担を負わない人はバラマキをフリーランチと誤解しやすいが、第三者または未出生の次世代へのツケ回しなのだ。食べた子供が大人になって市民税を納めれば"後払い"として帳尻は合うが、他市へ引っ越したら食い逃げだよ (ジョークね)。

中学の給食費 合計 納付生徒 準要保護 要保護(生活保護)
人数 約6000   656 ※1  
食材費 29,600万円   支援 支援
構成比 100% 約85%? % %

※1 h31.3/6文教経済委員会

 議会はデータで議論しないから上表を埋められないが、前記事のように"学習支援制度"がある。しかも、全体で十数億円の給食コストのうち、材料費負担のみで済むものを"文字通り"のフリーランチ政策にするわけだから選挙目当てに見えてしまう。

「そんな言い方は無いだろう」と怒る人は国政レベルで主張すればよい。

これは、限られた資金に対する価値観の問題でもある。

 例えば

   米百俵の精神みたいな。

追記の記事 食事代より学力代

 

2020年1月17日 (金)

ホントは怖い上尾の童謡

返歌? ずいずいずっころばし

随意契約ガイドラインを作って「仕事したつもり」の行政に、ダメ出しを指摘した前記事が「私立かまちょ図書館」の推薦図書扱いになった。だから歌でお返し

 

ずいずいずいけいやく  ごますりずい

どつぼにはまって  とっぴんしゃん

ばれた~ら  おきゅうでしょ 

あげおのねずみが カネ喰ってちゅう   ちゅう ちゅう ちゅう 

しちょうがアホでも ぎちょうがワルでも おかまいなしよ

やくばのな~かで おだんごぅ描いたの だぁれ 

 地域によっては、最後を「井戸木のまわりで ウソついたの だぁれ」とも歌う。

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ずいずいずっころばし  ごまみそずい   

茶壷におわれて  とっぴんしゃん    

ぬけたら どんどこしょ              

俵のねずみが 米食ってちゅう  ちゅう ちゅう ちゅう  

おっとさんがよんでも  おっかさんがよんでも  いきっこなしよ 

井戸のまわりで  お茶碗欠いたの だぁれ

 

2020年1月15日 (水)

ガイドラインでは飲酒運転を防げない

終わりなきブロック塀事件

 市議会では百条委員会を経て、三つの(本筋とは遠い)細事な告発で終わった。大山鳴動して"鼠"三匹という感じだ。そもそも無関心市では「大山鳴動」とはオーバーだが、検察は一匹くらい"お灸を据えて"ね (^-^?)

 そして、事件で露呈した上尾市の随意契約基準の甘さには、ようやく「ガイドライン」を作った。しかし23万人いても、中身をチェックできる市民はこちらを除いていないとは情けないなお、私的には次のp16内容を問題視する。

(3)市内業者等の優先的選定について
随意契約であっても、競争入札参加資格者名簿に登載された者から選定します。地元企業の育成及び地域経済活性化を図るため、原則として市内業者を優先して選定してください。

⇒ 今回の恥ずべき事件の反省ならば、地元優先はダメ。談合は仲間意識から生まれ、育成という美しい言葉の裏で怠惰がはびこる。行政も市内業者も競争によって成長せよ。参考 都内から珠玉なメール

 さて、昨夏の住民監査請求は「行為そのものが違法である」を争点とし、我々が勧告勝利を収め、返金もされて終わった。その時は、工事費700万円の適否を問うたわけでは無く、その後は市議選へと展開したのでスルーしていたが、傷口を掘り返すように書いてみよう。

As20190620003902_comm

朝日新聞の写真で分かるように、小敷谷のグラウンドのブロック塀工事は直線の単調な案件だ。事件後、正直な業者に見積もりの検証をしてもらえば良いものの、上尾市はそれをしたのか。

700万円はボロ儲けを企んだ金額。

ご存知のように登場人物がヘンな人ばかりだから、入口は愚劣、中は偽装、出口の数字は粉飾である。こちらのサイトの単価例を参考に見積もると不完全ながらも360万円と出た。

長さ85m×0.95(4~5段)=面積76.5㎡
  単価・円 金額
布基礎 9,000 688,500
ブロック積 9,000 688,500
運搬費 一割として 137,700
諸経費 上記一割として 151,470
残土処理費等 不明  
1設置工事合計 ¥1,666,170
基礎の撤去 2,500 191,250
塀の撤去 3,000 229,500
2撤去合計 ¥420,750
3フェンスは不明なので仮 ¥1,500,000
総額 3,586,920

上尾では、この程度の金額ならば2倍見積もりは普通なの?(商工経営者からは技術職員のレベルの低さを嘆く声を聞いている)。

 美創の相見積もりは同業他社を巻き込んだ、上尾市都市整備部お墨付きの手口だったことは判明済みだから、実態は官製談合なのだ。冒頭の告発の一つからでも本丸へ展開しないと警察のメンツは無いと思う…。

上で述べた上尾市随意契約ガイドライン」に対しては、企業での経験あるかまちょ図書館長から酷評されている。仏作って魂入れず」ってとこだろう。

 そもそも、「ガイドライン如きを作って業務レベルが上がる」というのは、元々ポテンシャルが高い組織に限った話しなのだ。彼らが作るべきは別にある。

 どんなルールも、不正の前には弱い。

 タカリ屋に協力したことがバレてから「圧力を感じた」と自白したものの、当事者は未だに部長職に留る。前任部長に至っては無傷の退職金で逃げ得だ。この上尾市役所の「身内に甘い体質」こそが元凶なのに市議会も無策ではないか。

 上尾市の懲罰規定のどこに抵触したのか不明だが、公金不正支出を手伝っても、鉄板組織であることを若い職員に教えた。Business_kubi

だが、貴方の会社ならクビだろう。

 作るべきは、懲罰規定の厳罰化なのだ。

 ガイドラインよりも効果がある。

飲酒運転が減ったじゃないか。

 

 

2020年1月12日 (日)

学校給食の無償化の是非-1

上尾市の学校給食はハウマッチ?

次記事 反対する理由

市議選時に政策テーマについてリクエストされていたので漸く書く(当時は敢えてアップしなかった)。

共産党は前から小中学校の給食無償化を主張していたが(公明党も同じかもしれないが詳細不明)、昨秋「市民の声」がチラシで取り上げていた。不正な無駄使い(新図書館関係で4億円)したことへの反論の一つに中学校の給食無償化2.9億円をPRしていた。ちなみに一回の無駄使いに対して、毎年支出する政策を充てるのは可笑しい。

さて、「わぁラッキー」と当該世帯は喜ぶべきなのだろうか。一般世帯には、「そこまで必要?」と思いつつも、非寛容的な人と思われたくないからスルーしがちだ。しかし大衆受けしやすい政策は、何かのはずみで政治的多数派になって実現する可能性もある。だが、その前にデータで紹介しよう。上尾市の給食費のデータである。

上尾市 年間(万円 材料単価(円 月額 推定市価 人数
小学校 49,000 250 4,300 625円 11000
中学校 29,600 310 5,200 775円 6000
合計 78,600       17000人

今は年間総額を11カ月で割り、日割り等で加減している。そもそも、(学校給食法11条)学校給食は、施設整備運営費は自治体が負担し、食材費は保護者の負担というように、前から労務費と設備や水光熱費は税金で負担している。上尾市は各家庭が各学校口座に振り込み、各校がそのカネで材料費に充てる仕組みをとる(私会計と呼ぶ)。

一般に飲食店の材料費比率は30%なので、学校給食だから利益分は無しとして(仮定の)利益10%をのせて40%で逆算すると、一食775円のランチである。その6割が補助されているわけだ。街の定食屋と比べてこの価格が高すぎるのかは給食の実態を知らないので分からない…(50%なら500~600円だ)。

ようするに無償化と言うと食材費の無償化という意味になる。埼玉県では次の三町のみ。滑川町0.92、小鹿野町0.34、神川町0.52 参考:上尾市0.92

値は自力でカネを集められているかを示す財政力指数だ。滑川町の指数0.92は町としては県下トップクラスである。東武東上線駅前の宅地開発が盛んで出生率も県下一位と好循環であるが、非常に稀な例である。参 考。 小鹿野町は2015年より完全無料化。16年度決算では生徒数866人分で約4100万。神川町は2019年度からで、4小学校の630人と1中学校の320人で約4000万円。

2017年度の文科省調査でも全1740市区町村のうち小中学校無償化は76で4.4%しかない。多くが人口一万人以下の町村という。つまり少子化対策・定住促進の面が強いのだが、財政力指数が低い場合は自前の町村税ではなく、地方交付税が原資と言えるかもしれない。

上の3町は人口二万人以下であるが、上尾市の児童生徒数は17,000人いる。仮に、困窮対策が目的ならば、既に就学援助制度で保護されている。古いデータだが、下は要保護(生活保護)児童と準要保護児童数と給食費支給額だ。就学援助対象は1600人、7000万円近くである。

H25年度の人数(2013) 要保護と準保護人数、比率 給食費支給額
小学校 12,238 985 8.0% 3900万円
中学校 6382 656 10.3% 2900万円
18,620 1,641 8.8% 6800万円

国の「生活保護法」以外に、学校教育法第25条は経済的に就学困難である者に、市町村が必要な援助をしなければならないとあり、準保護制度が自治体ごとにあり、学用品や旅行代、給食費などを支えている。上のデータ、就学援助対象人数の比率8.8%だけでは、上尾市は多いのか少ないのか分からないが、実は全国の小中学生の16%が対象であり、6人に一人は給食費無償と言われる(2012年度)。

それでも冒頭の政策は、所得に関係なく対象全員を無償にするのだから、選別主義から普遍主義(誰でも給付される)へというわけである。中学校に限れば、10人中9人もタダにしますということだ。

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2020年1月 9日 (木)

AbemaTVで見たゴーン会見の新鮮さ

日本の招待局はテレビ東京だけらしいが、どこから配信をもらうのかBS日テレやAbemaTVも放送していた。

同時通訳のみよりも、静かに見られる同時字幕付きAbemaTVで見た。

記者会見と言うと日本は司会役を置いて形式に逃げたり弁護士同席が多いが、ゴーン氏は一人で仕切っていた。質疑応答も一人だ。日本人にはできないな、と妙に感心した。そして彼は一体何か国語を話すのかと驚いた。外国メディアからの質問に、英語・フランス語、アラビア語、他にも、あったような気がする。

AbemaTVは同時通訳(複数で交代)が伝え、その音声を認識してAIポンという字幕作成システムが文字にする。それが結構良かったし面白かった。

20200108-2

AIポン(アイポン)Google音声認識テキスト変換サービスをベースに作った字幕システムだという。Google音声認識ならばネットで誰でも使えるが、AIポンはリアルタイム性が凄かった。

通常のテレビ番組でも同時字幕はあるが、専門家が特殊キーボードで入力するらしい。人手なので変換精度は高いが、字幕がやや遅れて表示されるのが欠点だ。

明瞭な活舌で、文節を区切った話し方をすると、きれいに字幕ができる。初めの女性通訳がそうであったからゴーン氏の英語がスラスラと字幕化されていく様子が素晴らしかった。しかし、他の女性通訳に変わったり、アラビア語だったかな活舌や訳の悪い通訳の声ではトンデモない変換になったりした。「AIポン死んでる」とコメント欄でからかわれる。固有名詞には誤変換が目立つ。

途中で視聴はやめたが、期待された政府関係者の名前を敢えて語らなかったのは残念だ。

図で分かるように、重要なことの要約も適宜入っては更新され、もはやネットの方がテレビ局よりも優れている。ただし解説が元検事という人ではダメだろう・・・

 

 

2020年1月 2日 (木)

釣り禁止への利用者の意見

寄稿・丸山の青い彗星さんより

1市が違反 2見苦しい隠蔽  3市回答全文 4本稿 その他はこちら

(年末に届いた前記事/寄稿の続き。下の青網掛けと図版はブログ主による)


みどり公園課からの返信です。釣り仲間にも私と全く同じ返信がありました。

年末年始休暇に乗じてのフォーマットを作りの一斉メール作戦かと思います。段々上尾市役所の思考回路が理解できました。身に付けたくもない思考でしょww

返信をみて腰がぬけました~、私の感想を添えました。

◇◇◇◇◇

“長年、条例に基づく適切な管理ができていなかったことにつきましては、管理者として反省するべきこととは思いますが、今後も都市公園条例に反する管理を続けていくわけにはいきません。
今回のかいぼりを機に釣り行為は御遠慮いただき、適切な管理に努めていきたいと考えております。“

→反省の前に市民・公園利用者への謝罪でしょ!今まで管理できなったのに適切な管理ができるのか? 管理できる人にみどり公園課をやらせて、今のみどり公園課全員排除してもらいたいです。かいぼりじゃ~

“都市公園は、レクリエーション活動の場だけではなく、良好な都市環境の提供や防災機能の向上など、多岐にわたる機能を持つ緑のオープンスペースであり、生物多様性の保全も重要な役割となっております。“

 →だからその上尾丸山公園基本計画を見せてみろ~ 市民・公園利用者の意見を聞かずに作成した自慢のものを~(# ゚Д゚)

“上尾丸山公園につきましては、長年の懸案だった大池の水質改善のために、かいぼり事業を行い自然を再生する取り組みを始めたところです。釣り行為は、保全するべき在来種の魚類を傷つけることにもつながるため、現時点では、条例改正する予定はございません。“

→大池の水質悪化の源因はちゃんと調べているよね~(# ゚Д゚)
因みに、平成30年度に環境省のもとでやった水質浄化技術実験で上尾丸山公園が使われていますがこの報告書に水の流れが無いや公園内の樹木の落ち葉の堆積、そして土砂の流入との報告があります。
環境省実証報告書(H30、丸山公園)11ページを見てね。

Photo_20191231104501

さらに、公園利用者から菖蒲まつりのために肥料を沢山使っている。そのため以前よりもアオコの発生がひどくなった。と言う情報もあるぞ!
単純に鯉を排除すれば良い問題ではない!これからバッチリか科学的水質調査やるよね~、菖蒲どうするの~

“先に行われた「上尾丸山公園大かいぼり祭」におきましては、同様の御意見もいただきましたが、釣り行為禁止に賛成の声や、かいぼりにより自然を再生する取り組みへの応援の御意見も多数いただいております。“

→多数?4~5名の意見じゃないの?いつも市民の意見といって少人数を誇らしげに掲載するよね~w

“現在、かいぼりによる大池の水質改善の取り組みに着手したばかりでございますので、その検証期間につきましては、現在の条例に基づく適切な管理をさせていただきたいと考えております。“

→近隣の桶川市、さいたま市の都市公園条例みました。鳥獣魚類の捕獲禁止はあります。しかし、特別条例で釣りをしても良いの記載はありませんでした。
桶川市では城山公園、さいたま市では別所沼公園等釣りが出来るところがあります。条例違反ばっかりですが、もしかしたら釣り行為に関してはそもそもは都市公園条例では魚類捕獲の禁止事項にはふれないのでは?

釣り行為は公園を運営するにあたり市民・公園利用者の意見を聞いて管轄する自治体の長の許可で済む話じゃないの?

条例違反を長年見過ごしてきたみどり公園課は何も調べてないの?

どうしても在来種保護をしたい誰かさんからの入れ知恵かしら?

感情的表現多数でございますがお許しください。

丸山の青い彗星


 

感想最後は黒子の存在を疑う所で終わっています。確かに、ノウハウが無いのに自分達だけでやったかのような市HPの伝え方ですが、そのチラシによれば指導はNPO生態工房です。

なので事態は複雑に展開しそうですが、市政劣化を動画で攻めていく彗星さんの切り口は上尾では新鮮です。続編に期待。

告発版をまだ見てない方は「上尾丸山公園で起こっている釣り禁止問題について」(再生500超えました)

*****

皆さま本年もよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

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