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2020年2月26日 (水)

上尾丸山公園の釣り問題は釣り人4月号へ

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政策判断のミスは全国ステージへ拡散…署名サイト紹介

本件は釣り愛好家(他市民も含む)には戸惑いと怒りを、釣りをしない市民には「かいぼりで、自らの条例違反を矮小化」という姿を見ることで、批判を集めている。

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昨年末から何度もとり上げてきたが、行政への反対論つまり「釣り容認論」のみでは議論が偏る。そこで、釣りをする人から(条件付きながらも)釣り禁止という意見も載せた。

二日間で約150アクセスあった前記事は、市民や市役所に少しは関心を持たれ、テーマに関連する有名企業からの訪問も目立った。しかしながら市民のコメントは無かった。

ハコモノ事業とか扶助費政策には賛否を巡って市民運動が起きやすいが、需要が限られた問題に関心が向かないのは、市民運動といっても実は政治的勢力を背景にしたものしか上尾には存在しないのかもしれない。3月の議場で本件を一本釣りする議員はいない。

世間には『自然保護の方が大切よねー』と正義感のように片付けられやすいが、後に紹介する部外者の目による丸山公園の評価記事をみると、「他の公園には無い優位性が損なわれる」という視点も必要なのだ。河川よりも安全に、子供に釣り体験ができる身近な公園と言うのは貴重である。

市側の釣り禁止論はその中身が「大池」のように底が浅いだけでなく、不都合な事実を語らない姿勢がまたもや現れている。例えば、自然保護と言いながら、そもそも大池は人工池であり、市が魚を放流し、釣り体験の奨励、釣り愛好家と共存政策をとってきた数々の歴史など(参照: 文末の署名喚起文)。

丸山の青い彗星さんからの新しい情報提供を紹介する。

月刊誌、つり人(2020年4月号)は緊急提言として取り上げている。

表紙の下に「上尾丸山公園・釣り存続署名実施中!」とある。
緊急提言・賛同募集も引き続き実施中
埼玉県・上尾丸山公園の釣り存続問題
私たちが理不尽な「禁止」に反対する理由

4頁の特集は長いので次回に載せる。専門ライターが取材して丸山公園を高く評価しつつ分かり易く訴えている。かいぼりのこと、在来種と外来種の問題にとどまらず「鯉は駆除してよい外来魚ではない」等々の指摘など読み応え十分だ。市外の人にも使われる施設だから、市政の負の内容であっても普遍的な問題として全国に注目されるのは良いことだ。

●日経新聞 外来種は環境に悪いのか

●change.orgの署名サイト→上尾丸山公園大池での釣りの存続。以下は署名サイトの説明文だが、「つり人社」が発起人である。

【概要】

設立以来多くの釣り客に親しまれてきた埼玉県・上尾丸山公園大池ですが、令和2年4月以降同池での釣り行為が禁止される方針が市によって示されました。スポーツレクリエーションの代表格で市民の心身のリフレッシュ、家族団らん、青少年の健全育成に役立つ釣りがこれからも続けられるよう要望します。

【経緯と要望】

上尾丸山公園は1978年(昭和53年)に設立以来40年余り身近な釣り場として多くの釣り人で賑わい釣りの楽しめる公園として親しまれて来ました。

1990年頃からはコイ、フナの放流も積極的におこなわれ、市、教育委員会の後援による上尾市民釣り大会、家族釣り大会、初心者釣り教室も数多く実施されて来ました。市が後援したということは釣りが市の公認したレクリエーションであったからです。そして、これらのイベントの実施にあたっては公園利用のルールの徹底、釣りのマナーの指導、クリーン賞が設けられて釣りの後はゴミ拾いをおこない自分の出したごみの持ち帰り運動がおこなわれて環境美化に努めて来ました。2003年には県民総合体育大会レクリエーション部門の種目として放流・家族釣りの祭典2003が開催されました。

釣りは大きな体力を必要としないので老若男女が一緒になって楽しめるレクリエーションです。世代間の交流が図られ家族団らん、青少年の健全育成に最適です。さらに自然の中でおこなうレクリエーションですので心身のリフレッシュが図られます。

市は令和1年12月定例市議会の答弁で令和2年4月以降は上尾丸山公園大池での釣り行為を禁止する方針を明らかにされましたが、これからもルールとマナーを守り楽しい釣りが続けられるよう切に要望いたします。

ぜひ多くの皆様にご賛同いただき、素晴らしい釣り文化を守るために働きかけていきたいです。よろしくお願いいたします。

 

つづく

 

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コメント

なるほど。「クチボソ釣り教室」などを認めてきた上尾市が、どうにかして過去の自分たちの瑕疵を消そうとしているわけですね。中身は違いますが、環境大臣の「反省はするが謝罪はしない」と似ていますね。
それにしても、この問題の火付け役とも言える尾花議員が、3月議会で質問ひとつしないというのは、甚だ疑問です。「本会議の質問に立つのは年に2回」というのは、本人が勝手に決めたルールですよね?

行政の体質が濁っているのは、市政を知る人には既知ですが、一般市民はそうでもない。
火付け役とは過大かも。たんに人づてに問題を持ちかけられた議員なのでは?。年に二回は自己ルールだと思うけど、それで義務を果たした気になる自己満足回数かもしれない。そもそも、有権者の99%はそんな事に関心も無い。
そろそろ我々も、質問回数ではなく質問の中身で「能力評価」をすべきかも知れない。優良並劣とか。たとえ主観が入っても。
市は鯉は外来種だと決めつけたようだが、実はそうでもないとの研究もある。私の田舎では鯉料理はごちそうだし、鯉のぼりとか歴史が有りそう。次の雑誌記事にご期待。

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