白岡市の秋月梨とテイクアウト図書館
白岡の美味しい梨と苦い梨。
上尾市内の農産物直売場には梨は無し。
だから白岡へ買いに行った。
伊奈学園の横を走っていたら
急に「梨」の看板が目に入った。
思わず止まる。
梨農家が道端で売っていた。
売値を書かない露店商みたいだ。
一袋5個で千円。中玉くらいの豊水。
消費税が無いから安い。
(簿外の売上だ(^^♪)
情けないことに、ここで妥協して帰った。
産直は安くて美味った。
農家の電話番号くらいは聞いておけばよかった。
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次に、近隣の農協の直売場を探して電話した。
伊奈町にある四季彩館は有名だが、もう入荷は少ないようだ。蓮田市の平野梨選果場も毎日とは限らない。
再び、白岡味彩センターへ出かけた。
豊水よりも秋月の時期だという。
あきづきは豊水+新高+幸水の掛け合わせ品種で甘味があるという。褐色がかって味が濃そうに見える。
今後は新高に変わり、9月末までは入荷するらしい。
豊水よりやや高め、10個入り3,500円(税込)。
他の野菜も売っており、パーキングエリアみたいに人が多い。昼どきの食堂は席待ちになる。
隣の白岡市立図書館(白岡生涯学習センター)へ寄る。
チョー閑散ぶりに豪華施設がムダに見える。
客は職員の数より少ない。
暫くして、分かった。
椅子が梨。
雑誌も新聞も閲覧不可。本の貸出はできるが、座る所は梨。
今でもこんなことをしている過剰反応に驚きつつ、贅沢なテイクアウト図書館である。
白岡市のコロナ感染者数は第一波が6人、第二波が15人だ。こちら
(8/1時点の数だが、その時には現対策をしている)
そして人口当たりは県内で6位と上位だった。
しかし第二波の増加要因は、障がい者施設の十数名のクラスター発生によるものだ。
不特定な市中感染ではない。
隣の蓮田市図書館も9/4までは座ること禁止している(5日には解除)。
隣同士で影響したかは不明だが、隣もそうしているという同調型社会の日本では受け入れやすいのだろう。
会話をしない図書館でマスクを義務化したり、クラスターが発生した図書館もないのだから、三密回避で十分である。
これこそ「お役所の事なかれ主義」と思うが、市民から文句が出ないならそれまでだ。
椅子撤去の図書館を見たせいか、上尾の図書館はよけいにマッチョに思えた。
このようなコロナ禍での公共機関の稼働縮小を見るにつけ、改めて思うのは固定費削減もセットにして努めるべきだということだ。人々に不要不急の選択を迫りながら、官のみが客が入っても入らなくても安泰だ、という聖域であって良いわけは無い。
補足
白岡図書館を不便な調整区域に建てたのはどう見ても失敗に見える。
計画案は年間の来館25万人で、平日600人~休日1200人予想だった。これは非図書館を含む"生涯学習センター"としての全体目標だが、貸出人数は開館R1年目の6カ月分を通年換算しても12万人弱と予想する。
達成できなくても誰かが責任を負うわけでは無いから、梨がたくさん売れれば良いのだろう。
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コメント
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椅子を置かないのは、高齢者や介助が必要な市民は来ないでくださいという、小役人の考えだと思います。
投稿: 本好き | 2020年9月14日 (月) 07時01分
さすがに、その対象者に限った事ではありせんよ。
投稿: 管理人 | 2020年9月14日 (月) 21時52分