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2020年10月の16件の記事

2020年10月30日 (金)

上尾市の少子化とコロナの今

上尾市の人口は微増なのだが、出生数は減少中。コロナで加速か… 

前記事 少子化の真因 関連 上尾の人口問題の目次 

1.ウォーターフォール図で見る上尾市の出生数の長期推移


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1982年からの上尾産・赤ちゃんの対前年比の増加または減少人数である。データは統計あげおの10頁にある。

右端が2019年であり、82年から700人近く減ったことが分かる。近年の子育て政策の成果はないと見た。年100人以上減った年は過去に7回ある。コロナ禍がもたらす負の大きさは例が無いから、ここ一・二年の減少幅の予測はつかない。

2.赤ちゃんが生まれるための3つの数字

上尾市 2020_9月まで累計 増減数
出生数 1,132 -9
婚姻届数 539 -104
妊娠届数 1,075 -40
上のグラフから年間出生数は2019年は7人増えて6年ぶりの増加になったが、今年は9月までは9人減である。下の月ごとのグラフは前年同月との差である。
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4月までの増加分を5月以降で帳消しになった。過去最少は18年の1506人であり、1500人割れが心配だ。ちなみに、今は一日、4人産まれ、5.7人亡くなっている。

妊娠届数は4月からずっとマイナスのため年間で約60人の減少と予想する。これは来年の出生数の先行指標になる。

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婚姻届けは他市民を含むために上尾市民とは限らないが、前年比較は意味がある。(表の)104人と大幅に減っているのは、令和元年5月婚が137組もあった反動による。次のピークである11月も減りそうなので年間でマイナスは間違いない。婚姻届け数は、妊娠届よりはアバウトになるが出生数の先行指標になるだろう。

つづく 2021年の出生数は80万人割れ?

2020年10月28日 (水)

横並びの人件費カットごっこは、給付金や補助金バラマキ競争より緩やか

悪しき前例踏襲である。賞与2万円減で手を打ち、給与減額なしで一体感を保つ巨大勢力。

 ●人事院、国家公務員ボーナス 10年ぶり引き下げ勧告

 人事院は2020年度の国家公務員一般職のボーナス(期末・勤勉手当)を0.05か月減らすよう勧告した(19年は4.5か月分)。リーマン・ショック以来10年ぶりだ。0.05ではピンとこないが、行政職平均で月数のカット幅1%、21,000円減るだけだ。一般職の国家公務員27.8万人を対象にして総額200億円減という。

 肝心の月給与は別途勧告だったが、結局変わらずになった。平均年収は673万4000円(平均43.2歳)となる。

 地方公務員の給与も原則これに沿うから、多くの自治体職員はホッとしたことだろう。

埼玉県職員ボーナスも0.05カ月分下げて4.45カ月分になった。行政職(平均42.1歳)の平均は162万4000円となり約19,000円減る。平均年収619万円。対象54,000人で総額11億円減るという。なお県議会議員の年1600万円についての減額の話はない。

 各自治体は、このように国に倣った横並びが殆どなのだ。コロナで傷んだ医療や市民生活に、あれやこれやと(原資は国債だから)気前の良い給付競争をしていた自治体も、自らのコストカットには微減という横並びを決め込む。

さいたま市はましである。給与減額を市長30%、副市長20%、教育長10%で、来年3月まで、減額総額は2150万円。議員報酬は議長20%~議員10%で来年3月まで、総額約5千万円。いずれも新型コロナウイルスの対策費に充てる。

 だが、さいたま市職員の賞与も0.05カ月カットで収まる。平均175.5万円から2万円減り、行政職の平均年収は636.8万円(平均39.3歳)となる。その人件費削減効果を朝日新聞は1.1億円、毎日と埼玉新聞は職員14306人で2.9億円と書いていた。後者が正しそうだ。

上尾市の三役この程度であり、職員賞与は横並びとし給与は減らさないだろう。議員がそれに言及しないのはブーメランとして跳ね返ることを恐れるからだ。一年前、熱心にチラシを配ったり、毎朝夕に駅頭で”何か”を叫んだ人々も、その後は無言で他市選挙応援に熱心である。

 さらに、上尾市議会は視察旅行をやめて654万円減らしたと大袈裟に報告する姿にも現れている。当時は旅行どころではなく、全国的に議員旅行を避けている。薄っぺらな報告書と慰安旅行まがいのイベントを中止したくらいで、身を切ったつもりで済むのはそういう風土だからだ。

●財政問題がコロナで顕在化して、再建へ進まざるを得なくなる

コロナ前の一月、新潟県は最大640億円の収支改善を目標に掲げ、人件費削減を打ち出した四年間、削減率を1.5%~2.5%、ボーナスは一律3%減。これはコロナ以前からある財政再建問題への対応例であるが、コロナで更に悪化したはずだから早晩、練り直しになると思う。

コロナが落ち着けばどの自治体も財政問題を無視できないが、問題に向き合うか否かは自治体の政治体質次第だろう。

 

2020年10月27日 (火)

日本語を取り戻す(読書)と菅さんの始まり 

人気コラムニストの小田嶋隆さんの最新作である。

新刊本をリクエストする場合、出版後数週間もたっていると他市取り寄せを優先するだろう。だから、直後、または発売前に図書館にリクエストしておくと新規購入対象の可能性が高まる、かもしれない・・・。

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というわけで図書館の一番手となったが、本書は、私生活や世相を綴ったコラムではない。

日本語を、取り戻す。亜紀書房 小田嶋 隆

小田嶋氏はツイッターでも有名な方で、政治家やジャーナリストとは異なる視点から鋭くユーモラスなコラムやツイートが人気ある。人気があるから、ネトウヨ界隈からのいちゃもんも多い。例えば、日経ビジネスでのコラム(最近は有料記事扱いに変更された)には、読後評価は「良い」が多数となっても、記事のコメント欄には批判が多く書き込まれる、という現象だ。本人は気にせず文筆家らしくそれをネタにする。

「いちコラムニストが、日本語の守護者として安倍晋三と言う人と対峙してきたスコアブックの如き書物になっている」とあとがきに書くように、今まで安倍政権に対して書いた時事コラムを集めたものだ。タイトルは、「日本を取り戻す」という安倍さんのスローガンを捻ったものだと思う。日本とした意味をこう書いていた。

「私はある仮説を立てている。それは、この間、政権を担ってきた安倍晋三氏の口から漏れ出す日本語が、あまりにも空疎だったことが、それらの日本語話者の精神の復興を妨げたという、いささか突飛な考えだ。」

ようするに専門的な政策批判ではなく、総理大臣ともあろう人や高級官僚が、中身の無い言葉を延々と国会等で垂れ流して平気で済ませられる今日を批評した本である。例えば、共謀罪や議事録廃棄、佐川証人喚問、黒川検事長、コロナ対策などいろいろあるが、幾つかは日経ビジネスで読んだものだった。時事コラムは鮮度が大切なので、後でまとめて出版してもどうなのかなという気もする。

校了は夏なので、次期首相がまだ不明の頃だった。今後、著者のぺン先は菅さんに向かうのだろう。他の著書では上を向いてアルコールのアルコール依存症から生還の話がなかなか面白かった。

●ようやく国会が始まった。

菅さんは官房長官の時から答弁がつまらないのに「答弁が安定している」とヘンに評された(加藤・新官房長官もそう言われる)。実際は、答えたくない時は「承知してない」、「批判に当たらない」、「全く問題ない」を連発して打ち切る人だった。

説明を避けたり人事権を振りかざす点で前任者を継承するが、弁論や能力的に優れているわけでは無く、彼らの態度の源は圧倒的多数の議席数にある。それでいながら、本当の理由を言うと面倒になり、その面倒に立ち向かうことから逃げるため質疑と言う公式時間を空疎な答弁で消耗させ、結論だけに到達すればよいと考えている。それが今の議会制形式主義である。

アメリカでは大統領が本音だけではなく嘘や暴言のし放題だ。日本は本音を建前で隠して結論だけを語る。二階幹事長などはその最たる人だから、あの人の言葉は平易すぎてまるで印象に残らない。菅さんは安倍さんみたいにムキになったり、イデオロギー傾斜ではないが、もっと冷淡で乱暴に振る舞いそうだ。

菅首相は、話すことが携帯料金やハンコ廃止などの小粒な案件が多い。大衆迎合的なことを語るのはビジョンの無さを隠すためだろう、と思ったら30年後に「温暖化ガスをゼロ」と気の遠くなる話しを大言壮語した。でも本当は、党内基盤が弱いから(大衆迎合策で)支持率を高めることが党内支配に必要と考えているのだろう。

安倍さんを見ていた経験からだ。

 

2020年10月25日 (日)

イオンモール上尾へ逃げこむ商業者

撤退>出店の時代、新天地へ避難できる店はマシなほう。

イオンモール上尾の開業により上尾市内の商業施設の床面積は増えた。でも、本当に増えたのは空床面積の方だ。

イオンでさえも計画未達のテナント数でオープンせざるを得ないコロナ禍だが、改めて見ると、集めたテナントの顔ぶれは、前にも書いたように上尾市内や近隣にあったお店が閉店して、イオンへ転居した例が目立つ。あたかもイオンの集客力を頼りに今の立地から逃げてきたように見える。

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テナントの移り変わりの深刻さをスーパーバリュー愛宕店二階で感じた。

 家具を見に行ったら前は家電を置いていた所が、小さな家具売場になっていた(品揃えが少ないと売場にならないから撤退感がある)。元の広い家具売り場は空いたまま。次のテナントを迎えるためらしいが、入る当ては無さそうだった。
 同じ二階では、バク転まで教えるという子供向けのネイス体操教室が賑わう。入口の貼り紙に、イオンへ移って広い教室になります、と嬉しそうに書いてあった。100円ショップのセリエもイオンのショップ一覧に名前があったから、ここから移るのだろう。SVは二期連続で赤字、財務体質も悪いが、すごもり特需で中間期は黒字転換してヤレヤレだった。

 他にも、丸広百貨店上尾店からは山野楽器がイオンへ移る。丸広ではオンワードの3店舗(組曲、23区、anyFAM)が撤退したか、それはコロナ以前からの流れである。

 長崎ちゃんぽんのリンガーハット上尾本町店は17号沿いで長年にわたり営業していた。一度しか行ったことがないが、既に閉店しておりイオンへ入る。和菓子の十万石(行田十万石)も、春日店が閉店していたのでその関係なのだろうか。いずれにしても、コロナ禍で既存の売り場を撤退してイオンモール上尾へ移れる店舗はまだマシかもしれない。

ところで、SV愛宕店の二階で見た寂しい光景は、たぶん北上尾PAPAショッピングアベニューにもありそうだ。

空きの目立つフロア図

大型商業施設としては、ここがJR駅や幹線道路とのアクセス性に一番優れているが、大家にはそれを活かすような力量が感じられない。気になったのは、家電のノジマイオンバイク(イオンの自転車専門店)の二店のこと。共にイオンモールへ出店するから、今の賃貸契約が満了した頃には撤退するかもしれない・・・。

そうなると、一番勢いのあるドン・キホーテは売り場を更に拡張する力がありそうなので、プリンス棟1Fを占拠するなんて事もあるかも。既にここはダイソーとドンキが核テナントである。

ついでに、市民として気になるのは、島村の新図書館計画中止後の妥協策として上尾市施設課が目論んだ、上平の新複合施設のこと。税金の使い方や地域への貢献度、バランスを考えたらPAPAの空床も対象にしてよいはず。相変わらず特定の地元民や議員、業者への配慮をしている限りは、ムダではないと言い張りながらムダを作ることになりかねない。

計画の進捗は知らないが、再び待ったをかけてもおかしくない。

もう、そういう時代だ。

新築諦めて中古にしてよ。

 

 

2020年10月22日 (木)

少子化の本当の原因は、男性の未婚率上昇と晩婚化

前記事の続き

韓国は合計特殊出生率(一生に女性が産む子供数の理論値)が0.92と1を割って深刻な様に、少子化は先進国の共通現象であり、日本も1.4人弱と低い。だが、出生率を気にすると原因が見えてこない。

完結出生児数という値がある。結婚後15~19年たった夫婦の最終的な平均子供出生数を意味する。

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2015年は1.94人であり、約2人生まれている。(近所を見ても)ひとりっ子家庭は少なく(19%)、普通に子供二人の世帯が多い(54%)ことからも実感に近い

つまり、結婚生活が安定した女性は人口維持可能な2.07人に近い子供を産んでいる。合計特殊出生率の式は分母に未婚女性も含めているために低くでる。

結局、少子化の原因とは子育て環境の悪化というよりも結婚しない男女が増えたことと、晩婚化(2015年、男31歳、女29歳)にある。

未婚率はかつては5%未満だったが平成三十年間で急増した。特に、男性の4人に1人は生涯未婚、女性も15%が未婚である。また婚姻があっても4組に1組は再婚である。

結局、未婚率の上昇が少子化の真因である

だから待機児童などの子育て支援では現実の少子化は止まらなかった。それらは、給付対象者の顔が見えるから政党や議員の集票策となり、行政は「やってます感」を得られるが効果は乏しい。本気で子どもを増やすならフランスみたいに相当な養育政策をやる必要があるが、踏み切れないのは高齢者の社会保障を優先するからだろう。

未婚率を上げる「結婚しない理由・結婚できない理由」とは、マクロ的には非正規雇用の増大や地方衰退(東京一極集中)が指摘される。つまり平成三十年を仕切ってきた自民党の政策に問題があったと言うことだ。でも、それ以上に政策ではコントロールできない個人の価値観の変化とか25歳以上では「相手がいない」のが大きな理由と言うように、おカネじゃない理由もある。

そもそも若い頃にカネが無いのは今も昔も変わらないが、今は一人暮らしが容易な環境が揃っているから不自由しない。中には「貧乏な恋愛(結婚)ならしたくない」という意識もあると言う。だから自治体の婚活パーティが対策になるわけでも無い。

結局、日本は少子化を受け入れつつ、生産性の向上により「生産年齢の減少分」を補うしかない。一人当たりGDPは26番くらいというのは、一生懸命ムダな仕事をしている産業があるという意味だ。 (ヘンな褒め方だが) 生産性が低いから伸びしろがあるとみても良い。

だから、安易な移民に頼ってはダメだ。

所が、今までできなかったのに、これからはできるという保証はない。既得権益や悪しき平等主義にこだわり、競争を避けるようではムリだろう。

つづく 上尾市の最近の人口動態

参考 上尾市の人口物語

 

議員レポートの間違いと上尾市人口

子育て対策では少子化は止まらない。

畠山市長になって子供や親世代の人口が減った、とは言いがかり?

地方議員は暇なのに、三か月に一回の議会報告すら書けない人がいる。かと言って書いたら書いたで、A4一枚のお粗末なモノから、秋山議員のようにA3判裏表(4頁構成)の人までいる。

頻度が問われたら、次に量が、そして質が問われるが、上尾市議会の秋山かほる議員の市議会レポート(No64)には間違いがある。第四面の枠内にある人口問題だ。

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まず、0~14歳は859人減少と書き、最後に、畠山市政の二年間で幼児と子育世代の人口減が著しく、定年後の転出も多いのは畠山市政のせいだ、と書いている。

「数字」がいっぱい書いてあると『なるほど』と思ったり、支持者なら『鋭い指摘ね』てな感じになるのだろうか?

 (なお、14歳や44歳で区切る意味は不明だが、そこは本質ではないので触れない)

結論から言えば、間違いを通り越して呆れた。

彼女が市長になっても同じ現象(シャレ)になるが、誰も人口減少を止められないという意味ではなく、もっと単純な理由、見りゃ分るでしょうと言うものだ。

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グラフは2017年末(実際は18/1/1)の人口分布である。昔、描いた人口ピラミッドよりも分かり易い絵にした。

これから2019年末のグラフの形がどうなるかは、各棒を右へ二年ずらせばよい。そして黄色と緑色の年齢エリアはパッと見で「右肩上がり」なので、2年前より減るに決まっている。

もちろん、当年人口=前年人口+(出生-死亡)+(転入-転出) というように二つの「増減要素」があるが、左端に現れる赤ん坊は前年より少なく、死亡は70歳以上に集中するために影響はない。また、「転入-転出」が急増するようなデキゴトは何もなかった。参考までに、2年間の人口は299人増だった(1/1付統計差)。

ちなみにレポート後半は畠山市政への批判のてんこ盛りであり、「畑山市長」という誤植もオマケみたいにあった。

つづく 少子化の真因へ

参考 上尾市の人口物語

高崎線の最終電車の時刻_21年春

JR東日本 終電 時刻繰り上げ …高崎線と京浜東北線。

NHKサイトには首都圏一覧あり

高崎線の現在の上野発最終23時46分はそのままだった。

そりゃそうだ。他の路線は00時台が多いのに、高崎線の終電は早すぎる・・・

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2020年10月21日 (水)

弔意を求めながらも中曽根元首相の歴史認識とすれ違う人

タカ派というレッテルで短絡的に見られるが、今の右派政治家には無い見識。

中曽根さんという人は、レーガン大統領と「ロン・ヤス」と呼びあう会談姿をテレビで見せて、「少しは対等な日米関係になれるかも」という印象を与えた初の首相だった。

小泉さんの郵政民営化は騒いだ割に、たいしたことないし最近は大規模不正が起きているが、中曽根さんの電電公社や専売公社、国鉄などの民営化は高く評価されている。今どき、JRやNTTを国営に戻したいなんていう人はいないはずだ。

だが、うまく民営化できたのはバブル景気だったことも大きいと思う。しかし、そのタイムリーさを褒めて風見鶏とあだ名されたわけではなく、政策や派閥などの権力争いで言われたらしい。

その辺りは良く分からないのだけれど、中曽根さんがタカ派と思われながら、憲法改正に拘るよりも民営化という実利を取った姿が、左右両極から風見鶏に見えたのだろうか。どう見ても現実主義者に見えるのだが…。

最近、問題になったのは、17日の「内閣・自民党合同葬」に9千万円の税金投入と「国立大学に弔意を示す要請(旗掲揚)をした」という点だ。問題視されるのは仕方ないが、実はもっと大切な事を山内康一議員がブログで書いていた。

中曽根首相の言葉を三編引用し、優れた見識の保守政治家だと伝えている。

中曽根康弘首相の言葉【歴史認識】

太平洋戦争を経験した世代として、戦争を知らない世代に伝えておかねばならぬことがある。それは、二十世紀前半の我が国の帝国主義的膨張や侵略によって被害を受けたアジアの国々の怨恨は、容易には消え去らないであろうということだ。日本独特の「水に流す」は日本以外では通用しない。韓国や中国における現在の反日教育、ナショナリズムを高揚する教育をみれば、心のわだかまりが溶解するには長い時間と期間を要すると考えなければならない。こうした考えに立って、我々の歴史の過失と悲劇に対して、率直な反省を胸に刻みつつ、この失敗を乗り越えるための外交を粘り強く進めて行く必要があることを我々は今一度、銘記しなければならない。そうした意味で、日本の歩むべき道は、失敗に対する深い思慮とともに、アジアと国際社会の一員として、平和を守り、互いの利益と協力を尊重しながら国際社会に貢献して行くことである。
(中曽根康弘「宰相に外交感覚がない悲劇」新潮45:2012年11月号)

残りの短文二つ、「大東亜戦争の総括」、「愛国心とナショナリズム」も優れた内容だ。

それに反して、今の保守政治には空威張りみたいな人が多い。

 

 

2020年10月17日 (土)

上尾市の10月はコロナ感染者数が急増

このペースだと第三波は大波へ。50代が増えてます・・・お大事に。

関連 埼玉県コロナ統計-3 かまちょ図書館

 相変わらず新規感染者(陽性判明者)数のデータしか公開されませんが、いよいよ第三波到来かと思われます。個人的には、インフルエンザの患者数も同時に発表すると好いなと思います。インフルエンザと比べることで不安感の耐性になる気がするのです。ただし、人によっては恐怖指数となりますね。

上尾市も首都圏の状態と同じく9月を第二波の底とし、10月から再拡大へ。

第二波もそうでしたが、埼玉県は首都圏の中では感染人数の立ち上がりが早い気がします。上尾市は10/16付けで23人、このペースだと40人超えとなり過去最高(7月の32人)を更新します。これは7月を第二波初月と見た場合にすると、第三波はそれ以上になる事を連想させます。


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グラフからは、コロナ感染症は社会活動量に比例することが一目瞭然です。なお10月は50代の感染が急に増えています。感染ルートは、通勤都内・さいたま市由来とその家庭内感染が殆どと思われます(劇団クラスターの影響もあります)。市内の「特定空間」から広まった例はないようですが、それは時間の問題と思われます。

困るのは、白岡市のように市内感染が増えると(例えば)図書館利用を極端に制限するケースです。行政は過剰な事なかれ主義に陥りやすいので気がかりです。これから受験シーズンですが、感染対策をとりつつ場所の提供を堅持して欲しいものです。

8割オジサンと言われた西田教授やウィルス感染症の岡田春恵さんもテレビで見かけなくなったように、軽症者が多いため、日本はある程度の感染を受け入れながらの経済活動の促進策が重点ですから。現状はやむを得ないでしょう。早い話、感染が怖かったら危うきに近寄らずです。リスクの高い所はこの半年で周知なのですが、それを固有名詞で指摘すると差別的というのが今の社会です。

薬への期待は・・・

WHOは(NHKニュース)、ロシアや欧州での感染者数は4月に比べ2~3倍に増えたが死者数は5分の1未満、検査数が増えたことや酸素吸入の体制が整ってきたことなどが背景と言います。その一方、日本で特例承認された「レムデシビル」を含む4薬について、入院中の患者への効果が「ほとんどないか、全くなかった」と暫定的な発表をしています。なお、トランプ氏にも使ったレムデシビルには効果があるというアメリカの報告もあり、よく分かりません。

そもそもコロナで直った人の殆どは自己免疫らしいです。

ある小児科医のクオーラの書き込みです。

「流行っている開業医の小児科外来は、一日100人を診察しなければいけません。小児科外来を受診する子どものほとんどは軽症感染症で、正直ほっておいても自然に治ります。しかし、その中のほんの一部に見逃してはいけない重篤な疾患などが隠れているのが小児科の怖さです。・・・」

 

2020年10月14日 (水)

祝。イオンモール上尾は12/4グランドオープン

イオンモール上尾の公式サイトに出ました。

12/4金 9時~オープン 💓💓

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ショップリストは109件となってます。

本日の前記事予想は外れました…(>_<)

しかも、2020年10月14日付けでHPも大幅更新され、かつプレスリリースとは・・・催促したみたいかな。

プレオープンはしないようです。


以下にプレス資料p16の【地域との連携“ローカライズ”の取り組み】をコピーしておきます。

 上尾市との「地域連携協定」の締結
イオンは、上尾市と協働し、地域活性化及び市民サービスの向上を目的とした「地域連携協
定」の締結に向け、準備を進めています。協定を通して、防災・福祉・観光の復興など、双
方が持つさまざまな資源を有効に活用してまいります。
 上尾市イメージキャラクター「アッピー」のモニュメント設置
1Fセンターコート入口横には、上尾市イメージキャラクター「アッピー」のモニュメント
を設置。フォトスポットとしてもお楽しみいただけます。
 上尾市地域情報コーナー「わが街NAVI」の設置
1Fウエストコート横に、デジタルサイネージを活用した上尾市の地域情報コーナー「わが
街NAVI」を設置します。上尾市のさまざまな市政情報の発信やまちなか観光のご案内な
どを実施します。
 埼玉上尾メディックスとの取り組み
埼玉県上尾市を拠点とし、上尾中央医科グループ協議会を母体とする女子バレーボールチー
ム「埼玉上尾メディックス」とのコラボレーションとして、選手によるイオンモール上尾
PR動画の制作、パブリックビューイングや風船を用いたバレーボール教室などを実施予定です。
 地域企業・観光施設との取り組み
・ドローン航空学校公認室内練習場「DTF上尾 ドローン練習広場」とは、プロのオペレータ
ーによるドローン飛行実演や、おもちゃドローン飛行などの体験イベントを実施予定です。
・「榎本牧場」とは、牛とのふれあいや食を通じて 「生命」の大切さを学ぶ体験型施策を実施
予定です。
・「鉄道博物館」との取り組みとして、鉄道博物館館内のミュージアムショップや対象飲食店や
レストラン等でイオンカードをご提示(一部、決済)いただくことで、特典・サービスが受
けられるキャンペーンコラボレーション企画を実施いたします。


 公共交通機関との取り組み
イオンモール上尾最寄りのバス停「下上尾」を「イオンモール上尾」に改称いたします。ま
た、交通系IC乗車券を使って、電車やバスでご来店いただいたお客さまに、抽選でお買物
券が当たるキャンペーンを実施します。公共交通機関での来店促進による環境負荷低減や渋
滞緩和等にも努めてまいります。

●イオンホール 73.2坪(242m²) レイアウト図 、詳しい図面pdf  

 イベントスペースを多くとるのは、モノ消費だけではなく、コト消費の拡大を狙うものですが、コロナでやりにくい状況が続きます。

 

 

予想。イオンモール上尾のプレオープンは11/30?

コロナとネット通販に押され、正式オープンは12/1か2かも。

追記 本稿予想は外れ、夜書いた次記事が正式 12/4
関連 大店法の説明会 難産で逆風下の… 無印良品が桶川から撤退… 

 もちろん、公式ページに明言はなく2020年秋オープン予定のまま。現地ではようやく植栽工事が始まりそうだが、気になるイオンモール上尾の開業日の予想をする。と言っても、大勢雇うのだからどこからともなく漏れて当たり前だろう。

  敷地面積 面積 店舗数 駐車、駐輪台数
イオンモール上尾 71,800㎡ 店舗30,900㎡ 130 1768台、648台
アリオ上尾 110,417m² 延床61,434m² 78 2300台、1740台

11/30月にプレオープン、12月1(火)か2(水)が正式オープンと思われるこれだと「秋オープン」をギリギリ達成したことになり、前記事とそのコメントにも符合する。11/23オープンの噂もあったが、祝日では人が集まり過ぎて困るのでは?

イオンモールとしては今年度は上尾店が唯一の国内開業物件らしいが、この秋にイオンタウンふじみ野もオープンを予定する。モールとタウンの違いはデベロッパー・イオンの考えによるもので、消費者にはあまり関係ない。

ふじみ野市(日本無線工場跡地)、敷地50,196㎡、延床75,220㎡、店舗22,000㎡、駐車1797台

問題は両施設とも予定店舗数が130なのに、10月半ばでもテナントが半分にも満たないと見えることこの情報サイトではまだ59店しか判明しない(10/8)イオンタウンふじみ野も42店舗(10/5時点)と似たようなものだ。

これらは第三者サイトだから正式ではないが、ひと月半前でテナントが半分未満しか認知されないのは"アブノーマル"だ。11月にもっと追加されても満床には程遠いかもしれない。あのイオンが空床を抱えてオープンするなんて信じられない姿だが、コロナ禍の現実なのだろう。

テナント集めの苦境は、イオンモール上尾にくるユニクロ(アリオ撤退)、無印良品(丸広、ベニバナ桶川から撤退)、GU(北上尾PAPAから撤退)のようなキーテナント側の選別の厳しさにも見て取れる。これを菅さん風に『総合的、俯瞰的』にいえば、近隣ショッピングセンター間のテナント引き抜き合戦中ということだ。

つまり 供給>>需要

その為なのかは不明だが、古い計画データでは賃貸面積は34,000㎡だったのに実際は1割減になっている。そして、開けたら開けたで、客の殺到や密集を避ける工夫を余儀なくされるのだから、イオンにしたら前代未聞の開業になる。まぁ、市民としては新しい時代の「場」を模索しながら作って欲しいものだ。

前にも引用したが、日経はこう伝えている。国内ショッピングセンターの1月~6月の出店数から退店数を引いた数が、初めて純減になったその数は全テナント15万店の1%に過ぎないが、転換点となったかもしれないという。当然、テナントつなぎとめに大家は家賃減免交渉などをするが、テナントが抜けると施設への来客数が減り、それが他のテナントが抜ける理由となり施設の競争力がなくなる、という悪循環を恐れる。その行き着く先は「廃虚モール」。それは地方経済圏の姿と思われやすいが、首都圏でも商業施設の空洞化は進むと警告する。


もう、地域の核となる商業施設のフロア図に白テープが貼ってあっても、それをノーマル(日常)だと受け入れざるを得ない。だがここで注意すべきは、そのようなケースでは必ずと言ってよいほど最後の借り手としての公的機関の入居を画策する動きが出てくることだ。彼らはキレイごとを並べるのが手口なので、政策的な合理性や責任を明確にできない自治体の場合は少数者のための税金垂れ流しになる。要注意だ。

ところで多くの店舗型小売業が苦戦する一方、良品計画は2021/8月期には過去最高益を見込み、西松屋やしまむら、ファーストリテイリングなどは好決算を出している。そのような企業はごく少数なのだが、たんに商品力が強いというだけではなく、在庫管理の巧みさが共通してあげられる。また外食が減った分、多くの食品スーパーは売り上げ増となっている。

 

2020年10月12日 (月)

ミシェル・オバマ夫人のスピーチ

前記事のつづき

政治家は言葉で説明する専門家のはずですが、日本の首相は「はぐらかす言葉」のみを使い、本音を隠します。それで通ってしまうのは、問題に向き合わないで曖昧なままやり過ごしたい日本人の体質に合うのだろうと思います。

8/17日の民主党大会でバイデン候補を応援したミシェル・オバマ前大統領夫人のスピーチが評判です。政治家ではありませんがスピーチ達者としても有名です。下のタイトルに「激烈」とありますが、やさしい言葉で静かに警告しています。長いので部分引用です。

全訳 ミシェル・オバマが放った冷静かつ激烈なスピーチ

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私は大統領という職業の計り知れない重さと畏怖を起こさせるような力を直接知っている一握りの中の1人です。ですから改めてこう言わせてください。この仕事はとても大変なものです。明晰な頭で判断し、複雑かつ矛盾することに精通し、事実と歴史に目を向けること。道徳的規範と人の話に耳を傾ける能力、この国の3億3000万人の命には意味と価値があるという不変の信念。これらがすべて必要なのです。

大統領の言葉には市場を動かす力があります。戦争を引き起こす力がある一方で、平和をもたらす力もあります。大統領の言葉は私たちの中の善良な天使を呼び集めることもできれば、最悪の衝動を目覚めさせることもできるのです。ごまかしながらこの仕事を乗り切ることはできないのです。

●一般投票では300万票の差で負けた人物

・・・(四年前の)結果がこんなに接戦だとは思わなかったのかもしれません。・・・原因はなんであれ、その選択が一般投票では300万票の差で負けた人物を大統領執務室に送ることになったのです。

大統領選の結果を左右した州の1つでは、勝敗を決めた得票数の差が1選挙区当たり平均2票でした。2票です。私たちはこの2票がもたらした結果を耐えて生きているのです。

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●権力が「強欲は善だ」口にするのを見ている

子どもたちは食料品店で大声でわめいている人たち、みんなの安全のためにマスクをつけるのを拒む人たちを見てきました。自分のことをしているだけの人たちを肌の色を理由に警察に通報する人を見てきました。

権力が「一部の人だけがここに属している」「強欲は善だ」「自分がトップにいる以上、勝つことがすべてだ。他の人たちに何が起きようと関係ない」と口にするのを見ているのです。そして共感の欠落があからさまな侮蔑へと勢いを増したときに何が起きるのかを見ています。

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人種や年齢、宗教、支持政党に関わらず、騒音や恐怖を締め出し、真に心を開いたとき、この国で今起きていることは正しくないと認識できるのです。これは自分たちのなりたい姿ではないと。

●ドナルド・トランプは私たちの国に相応しくない大統領

この4年間、私は多くの人から聞かれました。「相手のレベルがこんなにも低俗なとき、それでもまだ高いレベルで立ち向かうのが有効なのか?」と。

私の答えはこうです。「高いレベルで立ち向かうことが唯一のやり方です」。もし私たちも低いレベルに落ち、相手を貶め非人間的に扱うという同じ戦術を取れば、私たちもすべてのものを消し去る醜い騒音の一部になってしまうから。私たちは自分を、そして私たちが戦っている大義そのものを貶めることになるのです。

でもここで明らかにしておきましょう。高いレベルで立ち向かうということは悪意や残酷さに直面したとき、笑顔を浮かべて親切な言葉を口にすることではありません。高いレベルで立ち向かうというのはより困難な道を行くことです。・・・・・神の下の一つの国であることを心に留めながら憎悪に断固として立ち向かうこと。・・・・

高いレベルで行くということは、私たちを真の意味で自由にしてくれるもの、つまり冷徹な事実によって嘘と不信という足かせを外すことなのです。

ここで正直に、そしてはっきりと言わせてください。ドナルド・トランプは私たちの国に相応しくない大統領です。・・・・

私たちを投票させまいとしている

・・・・・公正でごまかしのない手段では勝つことができないとわかっている人たちが、できる限りの手段を講じて私たちを投票させまいとしているからです。彼らはマイノリティの人々が住む地域で投票所を閉鎖しています。有権者名簿を処分しています。有権者たちを威圧するための人を送り出し、投票のセキュリティに関して嘘をついています。こういった戦術は今に始まったものではありません。

・・・・・中略

歩きやすい靴を選び、マスクをし、夕食を、もしかしたら朝食も紙袋に入れて持って投票所に出かけなくてはなりません。なぜなら、私たちは必要なら一晩中並ぶこともいとわないからです。

 

2020年10月11日 (日)

コロナとウソに汚染されたアメリカ大統領選挙

「私が話しているんです。」カマラ・ハリス

前記事の続き

奇しくも日米の権力者が相次いで病気になった。安倍さんが辞めてから元気にみえるのは、政権移譲がうまくいった計画辞任だったからだろう。一方、トランプ大統領のコロナ感染は計画的ではなかった。

ニュース速報をネットで見た時はフェイクだと思った。直前に「ディープフェイク技術で女優のポルノ映像作者が逮捕」というニュースがあったせいだ。しかし、多くの日本人は、彼が今まで感染しなかった方に驚いていたのだから、「やっぱりね」つまり必然だった。

その後の、大統領の感染経緯と病状が良く分からないのは、真実が報道されても、前後に嘘がたくさん報道され、何が本当なのか分らなくするためだ。これが今のアメリカである。現職大統領が自らのコロナ対策ルールに違反した早すぎる退院劇は焦りの表れだが、その口で『法と秩序』を訴えるのだからアメリカ社会の劣化が現れている。「陰性になった」という報道が無いから、まだ陽性なのだろう・・・。

10/18第二回討論会は中止になるようだ。

そうなると、トランプ氏が壇上で大声で「俺はコロナに勝った」と近づき、後ずさりするバイデン氏をテレビで「チキン」呼ばわり、というシーンは杞憂になった。

現職の副大統領ペンス氏VS 元カルフォルニア州検事総長ハリス氏

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大統領候補の討論会が荒れたために、こちらの討論会はまあ正常に行われた。予想はハリス氏がペンス氏を攻撃的に質問攻めするとあった。「ホワイトハウスの危機管理もできない人に国を任せられない」という風に攻めるかと思いきや、笑みを絶やさずカメラ目線で語るから意外だった。

討論後に配偶者が壇上に昇ったが、ペンス夫人がマスクをしないのは会場ルールに反するらしい。どうやら、人前でマスクをするのが敗者の姿とみる人がいるのだ。ネットで在米日本人が、アメリカの感染者数が多い理由を、不衛生と教育の低さだと嘆いていたのを想い出した。実際、この日、ペンス副大統領の頭にハエが止まっていた。

早口の同時通訳を聞いたが討論会は引き分けに見えた。しかしアメリカでの評価はハリス氏優位と伝える記事が多かった。

ところで、「私が話しているんです。」(BBC)というハリス氏の言葉。確かに中継で何度か見聞きしたが、私が感じた以上に女性たちに大きな共感を生んだらしい。 

「副大統領、私が話しているんです」と、ハリス議員はほほ笑みながらたしなめた。「よろしければこのまま続けさせてください。そうすれば、会話ができます」。

つまり、男性中心の組織や家庭にいる女性にとって、この姿は「自分もそうだったわ」とジェンダー(社会的性差)を思わせる効果があったという。そして、ペンス氏に対して注意ではなく、お願いの言葉を使ったのは計算づくだったと記事では書いていた。

今回の司会は女性だった。前回の司会者のように相手の発言を遮る候補者を注意することは無かった(と思う)。そもそも討論会の運営が未熟すぎだ、マイクoffと持ち時間制を導入すればよい。

 

2020年10月 9日 (金)

追い払う畠山市長、招く畠山市長

来年12月に上尾市長選となる。

コロナ禍でいろんな商売がダメージを受けているが、駅前駐輪場の稼働率も低いようだ。3月から5月にかけては、在宅ワークによる鉄道利用者減だけでなく、高校が休みになってガラガラだった。

いまのところ畠山市長の目に見えた成果は、駅前放置自転車の一掃だろう。タダの駐輪場を廃止したから余計なお世話だと言いたい市民もいるが、上尾駅前名物の放置自転車を追い払ったのは大きい。景観が良くなった、歩行者の邪魔にならなくなったと言うより、もっと大きな効果があるとみる。

自転車盗難の激減になる。昨年秋からの一掃なので、まだ県警の犯罪統計データでは不明だが、2019年は540件だった。これはたぶん過去最低だろう。自転車盗の「ちょっと拝借」みたいな軽犯罪の経験はさらなる犯罪への引き金になりやすいから、この減少は貴重である。

なお、駐輪収容量を増やす政策と取り締まりの二つが定石だが、上尾市は後者、つまり脅迫型の取り締まりで減らした。放置利用者の多くは既存の駐輪場の空きへ流れたか、諦めたかの二つしか無い。監視見回りと撤去作業の費用に一体、何百万円を掛け続けたのかは不明だ。 

いずれにしても丸広が三時間無料を二時間にして収益化を図ったように、駅前駐輪場経営には増収効果がでたはず。しかしコロナでそれどころではなくなった。今年、東口の踏切近くに24時間100円の駐輪場ができた。スイカ80%と書いてあるので80円なのか?、最安だと思う。デフレは止まらない・・・

最近、市役所職員が夕方の駅周辺で棒の先にスピーカーを付け、ムクドリを追い払っていた。

ムクドリが嫌う音を鳴らしていた。人間が聞いても嫌な音だ。捕まえて焼き鳥にできればよいが、そうもいかないので、「よその街へ行け」と追い払う。鷹匠を頼む例もあるが一日何万とタカそうだ。職員による人力作戦には残業代がかかるから、機材を商店街や住民に貸し出して彼らにやらせればと思うのだが・・・。なんでも公助はいかがなものかな。

でもムクドリは慣れるとどうなんだろう。厄介払いされた人間がまた戻って来るようなものじゃないだろうか。

丸山公園の池からは釣り人や鯉を追い払ったように、畠山さんはどうやら追い払う政策が得意なのである。しかし、朝日新聞には招く政策もあった。

 国際プール、建設地をめぐって川口と上尾がつばぜり合い

広報あげおで宣伝している件だ。国際規格の屋内50mプール建設で、川口市上尾市が誘致合戦と伝える。よそにあるのに埼玉県には無いから作れという。記事によれば、

県内水泳関係者にとって悲願とも。建設費は100億~300億円、年間数億円の維持費もかかる。10レーン50mプールで底が可動式、25mのサブプールもつくる。観客席は約3千。飛び込み競技用プール、トレーニング用の流水プールも設ける。泳法を解析するシステムや大型の映像装置などを導入し、最先端の技術を備えた施設を目指す。

これとは別に「スポーツ科学拠点施設」も建設し、身体能力の測定室、トレーニング室などを設け、アスリートの競技力向上の支援拠点としたい考えだ。

スポーツ団体には政治団体の顔もあるから、熱くまとまりやすく選挙に行く。大野知事の地盤は川口市だから昔の政治だと川口市になってしまうが、さいたま市の美園も候補らしい。

県内アクセスの公平性、県営プール跡地、他スポーツ施設との集積効果などで上尾市にアドバンテージがあると思うから、上尾市に決まっても、それは畠山市長や大島衆議員の手柄ではなく、単なる合理的判断に過ぎない。なお、一般用プールではないから、多くの県民からみれば理解は低いと思う。

記事の最後は、類似施設は横浜国際プール、習志野の国際総合水泳場、東京アクアティクスセンターなどライバルも多く、国際競技で使われることは稀だとのこと、クールだ。

 

 

2020年10月 6日 (火)

ヨーロッパで再び燃え出すのか

日本は第二波のピークが八月上旬、最近は五百人レベルの横ばい。

NHK調べ10/5  感染者数 86,135人、死者 1,604(1.9%)

重症者が少ないから日本はコロナ慣れし、経済優先へ舵を切ったために、5月のような一日数十人まで減ることはもはやない。あれは全国的な行動制限の成果だったからだ(グラフ図は文末に)。今は、来年のオリンピック開催に向けた国家的なスケジュールが動き出したように、医療崩壊が起きない範囲で感染リスクを受容しようとしている。しかし、コロナに対して落ち着けるようになるのは、ワクチン普及よりも、来年三月つまり一年サイクルを体験した頃だろうと思う。

この冬はインフルとコロナの両方に注意せよと伝える。
厚労省によると、9/6日までの1週間の報告患者数は3人、前年同時期の1千分の一以下という。なお昨シーズンは730万人だが、2-3月がコロナ感染対策とかぶったため、その前シーズンよりも減った。コロナを恐れたマスクや手洗いによる効果と南半球から人が来ないのが理由だ。だから、この冬のインフルエンザはチョー激減だろう。という事で、私的には何十年も受けていないこともあり、ワクチン接種がタダでもやりたくない気分だ・・・。

むしろ感染症患者が減り、またぞろ病院経営(とりわけ小児科)の悪化が不安視されるとしたら、世の中、何が最適なのか分らない。

一方、世界のコロナはまだ燃えている。

ニューヨークで再び深刻化しているというニュースが出ていた。フランスやスペインも経済再開と感染がコントロールできない状態に陥っている。そもそも世界ではコロナは一日三十万人も感染しており、減る気配が無いのは後進国での感染増によるものだ。その後進国の窮状は先進国のニュースになることはない。

小児医療が崩壊する!患者と収入「5割減」の衝撃

ジョンズホプキンス大学のサイトのグラフ。縦軸目盛りは国により異なる。

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2020年10月 5日 (月)

大統領選のテレビ討論会にみた今のアメリカ

テレビ討論会の前に討論に勝利したと支持者にメールする男が次にやること。

10月7日には副大統領候補者のテレビ討論会、10/15と10/22にも大統候補者のテレビ討論会が予定される。


NHKの生中継は両候補者と司会者の三人に対し、三人の同時通訳がついたらしい。トランプ氏の横やり発言が酷すぎて六人の声が入り混じったトンデモナイ中継だった。

ネット(TBSテレビ)にしたが似たようなものだった。次に、Abemaテレビにしたら比較的聴き取り易かった。AIポンタという自動翻訳も流れるのだが、翻訳精度はとても悪かった。通訳者が早口で話さざるを得なかったためだろう。

 それでも面白かった。

普通はシナリオを描いて模擬演習をするはずだが、トランプ氏が人の意見を取り入れた練習をするかは疑問だ。相手の発言中に横やりを入れるのは、怒らせるためだった。その挑発的ケースを想定していたらしく、バイデン氏はカメラ目線を貫いた(キレそうになった場面もあった)。視線を交わさない姿が弱く見えるという人もいるが、対面していたら低俗な口論会、或いは場外乱闘で終わっていた。

「史上最悪の討論会」として両者を批判する意見もあるが、それは過剰な公平感だと思う。「不規則発言が多い」という見出しもあるが、それも正しくない。相手の発言を乱す妨害行為である。そもそも討論会と言っても、よい結論を得るためではなく相手をやり込める場であり、そのプロセスからいかに好感を得られるかを演じる場なのだと思う。

BBCはトランプ氏がバイデン氏の発言に割り込んだ回数を73回と伝えた。

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司会者が注意してもトランプ氏は最後まで改めなかった。『マイクをオフ』にしないのは、そうするルールが無かったためだ(次回からそうするようだ)。ようするに、今まで討論会ルールを破る候補者など一人もいなかったからだ。司会者は保守系Foxニュースの人だから、共和党の人からも恥ずべき人ということになるからこそ、隠れトランプ支持者がいるのだろう。

実は4年前のTV討論会で、ヒラリー氏の発言中にトランプ氏は壇上を歩き回り、彼女の背後に立つという行為をした。「とても気持ち悪かった」と彼女は後に述べていた。今回、ソーシャルディスタンスのルールが無ければまた繰り返したかもしれない。

喩えれば、授業中に歩き回り、大声を出して他の子の勉強を妨げるような子供なのだ。実際そう振る舞った。

Abemaテレビの中継はその後CNNスタジオでの論評に切り替わり、討論を妨害した、最初の約束を果たしていない、倫理が無い・・・・とトランプ批判が続いていた。アメリカのマスコミは意見を鮮明にするから、ニューヨークタイムスやワシントンポスト、CNNはトランプを遠慮なく批判する。しかし、FOXニュースは「驚きがなかった」、「有権者の投票に影響を与えるようなことは何も起こらなかった」と論評している(こちら)。

  • 見たいものだけを見る時代

討論会後の調査は、CBS放送がバイデン48%、トランプ41%。CNNは同60%、28%と伝えているが、2016年の第1回討論会後の調査とほぼ同じとも言われる。当時は62%がヒラリー氏、27%がトランプ氏だった。討論会の視聴者は米国民全体よりも党派色が強く、通常調査よりも民主党支持者が多く、39%が民主党、25%が共和党を自認しているという。

 ところで、野村リサーチの木内エコノミストのレポートにはこう書いてあった。

トランプ大統領は、今回のテレビ討論会の数時間前に支持者向けに、討論に勝利したとのメールを送っている。つまり選挙後には結果を待たずに支持者に向けて勝利宣言を出すかもしれないのだ。

これが今のアメリカなのかも知れないが、決して笑えない。

つづく

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