上尾市の少子化とコロナの今
上尾市の人口は微増なのだが、出生数は減少中。コロナで加速か…
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1.ウォーターフォール図で見る上尾市の出生数の長期推移
1982年からの上尾産・赤ちゃんの対前年比の増加または減少人数である。データは統計あげおの10頁にある。
右端が2019年であり、82年から700人近く減ったことが分かる。近年の子育て政策の成果はないと見た。年100人以上減った年は過去に7回ある。コロナ禍がもたらす負の大きさは例が無いから、ここ一・二年の減少幅の予測はつかない。
2.赤ちゃんが生まれるための3つの数字
上尾市 | 2020_9月まで累計 | 増減数 |
出生数 | 1,132 | -9 |
婚姻届数 | 539 | -104 |
妊娠届数 | 1,075 | -40 |
上のグラフから年間出生数は2019年は7人増えて6年ぶりの増加になったが、今年は9月までは9人減である。下の月ごとのグラフは前年同月との差である。
4月までの増加分を5月以降で帳消しになった。過去最少は18年の1506人であり、1500人割れが心配だ。ちなみに、今は一日、4人産まれ、5.7人亡くなっている。
妊娠届数は4月からずっとマイナスのため年間で約60人の減少と予想する。これは来年の出生数の先行指標になる。
婚姻届けは他市民を含むために上尾市民とは限らないが、前年比較は意味がある。(表の)104人と大幅に減っているのは、令和元年5月婚が137組もあった反動による。次のピークである11月も減りそうなので年間でマイナスは間違いない。婚姻届け数は、妊娠届よりはアバウトになるが出生数の先行指標になるだろう。
つづく 2021年の出生数は80万人割れ?
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