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2020年11月24日 (火)

コロナ対応、あなたはどっち。健康か経済か

埼玉大学の調査

コロナ感染者数が増えてくると健康優先の声が高まり、感染者数が減ってくると経済を何とかしろという声が高まります。禅問答みたいなものです。

埼玉大学社会調査研究センターが、さいたま市民に調査をした結果があります(埼玉新聞)。8月に有権者から無作為に千人を抽出し、624人の回答です。8月は若者・歓楽街を中心とした感染の頃ですが、県では一日50人前後でした。

新型コロナウイルスへの対応で、どちらを優先すべきか?

健康 73%

経済 26%

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グラフは年代別に出ています。高齢者ほど健康を優先し、若年層ほど経済を気にする傾向は当たり前です。ただ、思ったより経済が少ないのが意外でした。記事コメントには失業者の方の悲痛な声もあります。

実は、埼玉県の発表資料では症状の軽重は分かりませんが、さいたま市のそれには書いてあります。例えば11/21土の発表リストをみると。「現在の状況」として無症状は7人、他23人は全て軽症です。(軽症の医学的定義と自覚症状とのズレはあるでしょう)。

日々のニュースは、新規陽性判明者数と重症者数を報じます。そこに軽症と無症状の人数比率などもあるとリアルな告知になると思うのですが、そういう気配は有りません。

●菅政権は安倍さんを踏襲しつつ、早く手柄を立てたいから焦るようです。

新型コロナ対策の担当は西村・経済再生大臣なので経済優先です。

経済重視→一転GoTo見直し…「専門家無視できない」

ここにきてGoTo政策が迷走になるようです。中でもgotoトラベルはあまり感心しません。高額な旅行に重きがあるから経済的に余裕のある層に補助を出して、大手の旅行業者や宿泊業者が恩恵を受けやすい仕組みです。完全なトリクルダウン発想です。

政権主導で始めた事業なので、見直しとか修正を考えると都道府県に責任転嫁というボロが出ています。つまり、国民に健康か経済のどっち優先かと突きつけながら、真相は政治家のメンツ優先なのです。

だから、PCR検査数は一日3万件程度と少ないのです

桁が一つ足りません。

 

 

 

 

 

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