イオンモール上尾のソフトオープンと秘められた二つの実験
予想通り30日からプレオープン。女性用は至れり仕様・・・
本日プレオープンすると予想記事を書いた10/14日のその日にイオンモール側が「12/4_9時オープン」と公式発表した。外したと思ったけど、実は30日からソフトオープンと称して営業開始。やっぱりだった。
その案内を限定エリアにタブロイド判20頁を配っていた。売場とお店の紹介であり商品や特売情報はない(本格的には4日から)。それでも本ブログの上の記事に日曜に1000件までアクセスが伸びたから、世間の注目は高いのだろう。
ショッピングモールの立地には郊外型と駅前(中心市街地)型があるが、郊外型は休日に売り上げが集中し平日はガラガラ。イオンモール上尾はどちらにも属さない初の住宅地型だ。中途半端にも見えるが、高齢化・成熟化社会での実験店舗みたいになるのだろう。
ところがタイミング悪くコロナ禍の開業になった。工事遅延やテナント集めの苦労も予想外だったが、竣工前に「感染症対策」を追加できたのは不幸中の幸いではないだろうか。なおテナントは約120店という(計画時は130店)。
この半年、流通業はレジ周りにあの手この手のソフト的なコロナ対策を試行してきた。特に、非接触型の精算オペレーションが進んだが、施設面では間に合わせのビニールシートを張る程度で空調も含めた改修までやる所は聞かない。
イオンモール上尾店では、モール中心部の吹き抜けにサーキュレーターや高窓を備えて随時換気するという。youtube
食品売場(イオンスタイル)はネットスーパーのシステムを活用し、商品を非接触で受け取れるロッカーを店外に設け、駐輪場やピックアップレーン(ドライブスルー)を備える。
気になるのは飲食店内の換気。冷暖房と換気は矛盾するから、その辺りの空調管理にどんな工夫があるのだろうか。いずれにしても今ある感染症対策のノウハウをつぎ込んだ初の店舗という意味では実験的である。
女性には至れりの仕様
情報誌「あげいる」にはコーセー化粧品との縁で女性用だけパウダールームが四種類あるという。またコーセーのカウンターには、覗いただけでメイクされた自顔が映る仕掛けがあると言う。
バーチャルメイクと呼んでいるが・・・、
きっと、体感型アトラクションの一つなのだろう。
連想したのはこれ・・・。
情報誌の中でイオン責任者は地域連携としてのローカライズと言ってくれている。
上尾市は良くも悪くも平凡な郊外都市である。人口数は県下8番でも人口増加では19番と見劣りし、減少をギリギリ持ちこたえている分岐点みたいなポジションなのだ。
自然や歴史・産業・農産物などに尖がった特徴や資源が乏しいのがこの街である。農業、工業、住宅都市と代わってきたことにも原因があるが、その中で育まれたのは上尾市政名物の汚職なのだ。それをイオンの品ぞろえに入れるわけにはいかないように、市政に求めても能動的なアイデアが出るわけはない。連携話はありがたい外交辞令とし、遠慮なく「流通の雄」としての新規性をだし市民の消費生活をリードしていってほしいものだ。
この不況期に大きな固定資産税をもたらし、この程度の規模の街に三つ目のショッピングセンターができたのは棚からぼた餅以外の何物でもない。市政には福音なのだ。
もっとも、他が閉店するとマイナスイオン効果になっちゃう。お隣のSVは暫く辛い。
所で、モール内にはウォーキングコースがある。果たして、この時期にお勧めすべきものか疑問だ。
(上尾市の11月のコロナ感染者数は66人と前月34人の二倍かつ全世代型へ急増中)
歩数分には運動公園のウォーキングコースがあるから天気が良ければそちらが安全で健康的だろう。その後にモール内でお茶をというコースが良い。或いは、そういうサークルや仲間内が生まれると良いかもしれない。運動公園には日曜ランナーも多いからここは好まれるだろうし、スポーツイベントが復活してきたら賑やかになるかも知れない。
歓迎 イオンモール上尾 御一行様。
参考
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