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2020年11月 3日 (火)

首都圏自民党の体育会気質と去る人来る人

退くマッチョ政治家、来るか包摂型の政治家

久しぶりに政治の世界で良いことがあった。

維新による「市滅の刃」は折れた。一度否決済みの案件を今のコロナ禍に持ち出す無神経さに呆れた。これで維新バブルは消え、大阪以外の維新の地方議員ははしごを外された。

行政改革案というよりも強引な党勢拡大策にしか見えなかった。行革というテーマは税負担のある現役層には受けるが、サービスを受ける側のシニア層や女性層には警戒される。また、合併問題みたいに住民投票でやるには難しすぎるテーマだとも思った。イギリスのEU離脱みたいに。

でも投票率62%は立派である。

維新の会は大阪市改革で良かったから地元で評価されているが、外からは悪い印象も多い。橋本徹市長の時に公立校の校長民間募集により、ロクでもない人物を採用し、経歴詐称とかセクハラ騒動があった。

また、石原慎太郎氏の党と一緒になったり核武装をいう議員がいるなどタカ派気質の人もいる。極めつけは、上西小百合とか丸山穂高のようなトンデモ無い人を輩出した。どこかにうさん臭さが漂うのだ。

大阪都構想の否決は大阪自民党には勝利となったが、そもそも彼らの税金の無駄遣いや行政の監視を怠ったことが招いたわけだろう。そんな自覚があれば勝利になるが、それは無い。

首都圏の県議会自民党は体育会系が好きだ。

去年の埼玉知事選では自民党は青島健太というスポーツキャスター(元野球選手)を連れてきた。精悍な風貌だが、話しも書きものも軽かった。行政や政治の能力などお構いなし、知名度やイメージで候補者にするのは軽い方が担ぎやすいためだ。

しかし、埼玉県民は賢かった。

負けた自民党は、先の県議会で「大野知事らの給与減額案(知事は30%減)」を否決した。そんなのパフォーマンスだと批判するが、誰が見ても本音は議員報酬に跳ね返ることを恐れたからだ。埼玉県議会の政務活動費(50万円×12カ月)の公開度は全国ビリなのに

最近、千葉県の政局が賑やかだ。

森田知事は来年の進退を明かさない。「出ない」と言うと周りの緊張感が消えることを恐れるのだろうが、ヤフコメでは「もう出るな」という県民のが多そうだった。

森田健作氏は元青春スターだ。後に国会議員になったが、結局、国会議員の間に勉強しなかったことを知事職で証明した。彼にとっては名誉職なのだろう。

千葉県自民党が、次はスポーツ庁長官で元水泳選手の鈴木大地氏を担ぐと決めた。肝心の鈴木氏は何も語らないまま日が経ち、最近、鶴の一声で出馬は消えた。『能力・経験不問、要知名度』で知事を作ろうとしたのは、ほぼ談合政治である。結局、騒動の中で鈴木氏が何も語れないことが全てを物語っていた。

本日、千葉市長の三期目の熊谷俊人氏が立候補すると表明した。

この日、激しく言い合うスタイルの政治家である松井大阪市長が引退予約をした。熊谷氏は包摂型で自分の言葉で語るタイプに見えるから対比的である。

能力本位で選べは当選間違いなし、首都圏で一番優れた知事になると期待する。

そして、数期間の知事職を経験し、国政へ登るはずだ。

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コメント

我が町にも名誉職と勘違いしている坊がいます。
こんな仕事で年俸1千万円です。
名誉職になりたがる奴がいつの時代もいますね。
体育会のほか学者(学術会議にはとても入れないような)も当選させると面倒です。
森健も暇な時代お勉強しとけば、台風で自宅確認に行くような愚行はしなかったと思う。
話し方から全然ダメだったけど、とどめを刺して、県民の信頼を完全に失っている。
という事に気づいてない?辞めたら報酬無くなるからやめないだけでしょ。
我が県の知事もなんだかパッとしない感じ。お爺さんが立派すぎたのか、苦労知らずなのか?学歴だけじゃ政治能力はわかりませんね。

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