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2020年12月の19件の記事

2020年12月31日 (木)

上尾市を襲う予算削減の第一波はしょぼかった

来年の財源不足は32億円、第一波は2億7千万円?

前記事のつづき

首都圏では、二年前に銚子市が赤字転落という財政不安の話題があったが、今度の京都市の危機は全国ニュースになった。その話題で「米びつの底が見える」と書いたが、よく考えたら「お米のビニール袋って横からでも見えるから」と若い人に突っ込まれそうだった。今風に「貯水池の底が見える」と水不足に喩えれば、学校プールの中止や全家庭の節水など分かり易かったかもしれない。

しかし、水よりカネ不足が上尾市。この先も変わりそうにないことは覚悟すべきだ。

来年(2021)の財源不足は32億円である。これは5/29時点の粗い予想である。同じく、今年(2020)~24年の5年間、毎年の財源不足は20~40億円、総額170億円である。なお、最新見積はいずれ出てくるだろう。

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市は12/22日に「臨時財政運営方針等に基づく主な見直し事業(案)」をHPの奥深くに公開した。来年予算の見直しをしようとする事例はたった6件、2億7千万円だ。年明け後にドンドン追加されるだろう。で、この案を眺めると、見直すと減らすは同義語なのに、行政は決して「減らす」とは書けない。先ずは彼らの脳内こそ見直すべきだろうと思った。

以下にまとめた。もちろん議会前なので『検討案』である。かっこ内は今年の予算額のこと。

1.重度心身障害者福祉手当(144,935千円)を、対象者を県補助制度に合わせる。

2.難病者見舞金(16,000千円)を、h27年に公費助成が拡充され、よそでは廃止されているから本市も廃止へ(県内44/63で未実施)

3.敬老事業交付金(65,194千円)を、一人当り2千円から1千円へ。

4.国保被保険者の保養施設利用補助(6,120千円)を、国民皆保険下における公平性の観点から廃止へ。

5.後期高齢者への宿泊施設利用補助(17,094千円)は、健康保持・増進の効果が不明瞭であり、H30年度から県後期高齢者医療広域連合補助の対象外となっており廃止へ。

6.英語教育推進事業(20,836千円)は、英語力4技能測定がよそではやっていないので廃止へ(55/63 市町村で未実施)。R3年度より、学力向上支援事業に中学2年生の英語検査を追加。

他に、あげお花火大会、あげお産業祭、市民体育祭、市民駅伝競走大会等のイベントについて見送り検討。(その他のイベントも検討中)


まず、国や県を共通水準としてそこに各自治体が給付を加算した付加部分があり、その付加が負荷になっている。それは理解するが、読んでいて、奇異に感ずることも多い。

「他ではやっていない」を廃止理由にするのは横並びなのだが、他でやっていない事(支出)を始めた時は、県内初とか二番目とかみたいに宣伝してただろう。減らすときは他はやっていないと言い、付加する時は手厚いでしょうと自慢したわけだ。二枚舌である。

驚いたのは、公平性の観点、効果が不明と明記したことだ。これこそ一番感動した理由だ。

給付することは良いことをしているという錯覚にとらわれる議員や公務員がいるが、他人から集めたカネを、それ以外の他者に配分する時にその合理的説明が出来なければ詐欺や買収に近いと思う。この理由こそが削減第一波の大義になれば良い。

3番が気になった。

財政事情を知れば、「千円だっていりません」と上尾の老人会は遠慮しないだろうか。社会保障の構造的な背景を理解することも無く、「ハタケヤマ!たった千円か。子供の小遣いか」なんてサモシイ老人はやがて切れる老人になるだろう。

人件費削減では給料表から見直す

上は、17日付の「上尾市臨時財政改革会議」を受けてのものだ。そこでは「来年以降、コロナ禍が収束するまでの間、市税収入の大幅減が想定されることを踏まえとの認識で、「人件費の削減: 給料表及び各種手当を見直す」、「各種補助金には一律、前年比10%削減」とある。

ようやく給料テーブルに手を付けるのは評価するが、市民サービスのカットをするから我々も身を切りますと言う当たり前のお話しである。市役所には国民系と共産系の二つの労組がおり、畠山市長の後援は労組でもあるから、管理職層からのカットを優先するのだろう。また、自分達で自分の給料を決めるから、減額効果は限定的だ。ちなみに人件費は130億円と扶助費の次に大きい。5%カットなら7億円弱になる。ただ国家公務員が下げる前に下げることは無いだろう。写真はツイッターより

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市民サービス、職員給与のカットは議員報酬カットへ進むはずだ。議員が率先して身を切る提案をすべきだが、結局は最後に追い込まれるとしたら選挙戦のセリフは嘘だったことになる。彼らは兼業可なので報酬を2-3割カットしても、議員になれる能力があるから幾らでも他で働けて、心配がない

先日も、場外で活躍するヒトがいた。議員報酬は私生活にも払っているから、常に問われてしまうのだ。

この認識は間違いだ。コロナが収束しても市税は増えないと財政課が発表しているのに、それを理解できない人が改革会議にいる。まずは効果の無いメンバー削除から始めよう。

 

つづく

 

2020年12月29日 (火)

京都市が財政破綻で第二の夕張?は衝撃ではない

人口減少よりも先に襲う危機。財政規律を守らなかった自治体の行方

追記 21.5/26 「将来負担の重さ」ワースト1位 (読売新聞)


外国人が99%も減ったけど、秋に、京都市が「世界で最も魅力的な都市」に選ばれた。しかし二か月後には華々しい姿に似つかないニュースがでた。

秋口から、あちこちから来年度予算の財源不足が伝えられている。埼玉県は1475億円の財源不足で過去15年で最大とか。神奈川県は1100億円、横浜市は970億円、川崎市は今年度の税収不足200億円…キリがない。

京都市は500億円の不足と言うが、財政不安は十年前から指摘されていた。基礎疾患の人がコロナで危ないように、自治体も同じになっている。このままだと、どうやら1400億円ある基金(各種貯金)も底をつき、2028年には企業の倒産に例えられる財政再生団体に転落する。そうなると予算編成権は総務省になり、市独自の政策は止められるだろう。


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かの夕張市は職員260人を100人へ、議員は18人を9人へ減らし報酬は40%カットしたという。水道代も値上げ。軽自動車税は1.5倍になるなど、税は法的な上限値まで高く設定されるらしい。それでも先行きは分からない。最近、マルハニチロの工場閉鎖が伝えられた。

京都の件で驚いたのは、トンデモナイ資金繰りだった。

どの自治体も不測に備えるための貯金として財政調整基金を持っている。京都市は去年、全額取り崩していた。それは39億円と市の規模にしては少ないので、毎年のように取り崩してきたのだろうと思う。ちなみに、5月頃に各地で休業補償が支払われたが、京都市はカネが無いから協力金はゼロで、京都府の分しか出なかったらしい。
話は東京都になるが、一兆円もあったものを小池都知事は後先考えずに大盤振る舞いして残りは一千億円もないらしい。これでは首都直下地震の時はムリだわ。

でも、驚いたのはそれじゃない。米櫃の底が見えるように財調基金が少ない例は他にもあるからだ。京都市は、それでも足りないとして「公債償還基金」まで取り崩していた。それは借金返済用の貯金である。つまり、住宅ローンの返済資金を生活費に回していた。新聞では「禁じ手」と書くが、麻薬みたいにやっていたのだ

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●京都市が財政悪化となった原因とは

夕張市は産業衰退で財政が弱いにもかかわらずテーマパークを造るという放漫行政と粉飾決算をした。そんな田舎の行政レベルと比べて、京都は文化芸術と伝統、大学も集積して市民の知的水準も高い。国際的な優良企業が多いことでも有名だから、どうしてこうなったのか不思議だ(ロームや京セラは各50億円でネーミングライツを得ている)。

左派が強いためラスパイレス指数103という高さから職員人件費や扶助費拡大が原因かと思ったが、それだけでは無いようだ。総工費600億円の中央市場、350億円の市役所建て替え、100億円の美術館、250億円の芸術大学移転などが指摘されていた。もっと前から市営地下鉄事業もある。

その結果、借金が標準収入の2倍もあり夕張市を先頭にしたワースト常連だった(将来負担比率)。行政の投資事業は収益を生むわけでは無いから、いくら現市民に喜ばれても、返済が出来なければ後世市民にしわ寄せがいく。

前からあった問題なのに一部の人しか関心を寄せなかったが、コロナが世間に認知を迫ったようなものだ。京都市も、「収入の不足を負担の先送りで穴埋めし、歳入を上回る歳出を維持(社会福祉の充実,防災減災対策の推進等)」と認める。そうした歳出の成果は、民間の「日本の都市特性評価」や「SDGs先進度調査」で首位になるなど,まちづくりは高く評価されたとも書いているが、SDGs推進で財政破綻じゃ矛盾する。SDGsが理念的すぎることが伝わる。

しかし、文書タイトルに「本市の財政状況が非常に厳しい状況に至った要因」と書くように、行政が決して「悪化」と認めない姿は、コロナ対策の政府にも通じると思う。どこか、責任逃れ感があるのだ。

4期目の京都市長は改革として、▽国の水準を上回る事業の見直し▽若い世代への財源の再配分▽公共施設の最適な管理▽投資的経費の計画的な執行▽人件費削減▽繰り出し金の見直しを挙げている。

たしか、ネットでは「神社仏閣から税をとれ」が支持を集めていた(笑)。固定資産はタダ同然かな?

●コロナ禍による一時的か、慢性的なものかで違う。

財政再建には収入を増やすか支出を減らすかの二つしか無い。収入増の近道は増税、支出減とは行政サービスカットである。

各自治体が直面する財源不足が一時的な原因なら、大型事業の一時凍結や時限的な議員報酬や職員給与のカット、市民サービスでは付加部分をカットなどだろう。慢性的な不足なら本格的な自治体リストラが必要だ。市資産の売却、人件費は給与テーブルから見直す、公共事業も削減、受益者負担の徹底など市民サービスも聖域扱いしない、ハズだ?

当然、役に立たなかった議員達は報酬大幅減だ。

つづく 上尾の資金繰り財政

 

2020年12月24日 (木)

上平地区複合施設とは市長選への取引

基本案に見る、基礎的行政能力の欠如。

前記事 6つのパブコメ募集。関連 戸崎パークゴルフ再生 本文追記あり。本件、上尾市HP

それにしても昨日はバズった話題に市民が関心を寄せ、ビックリもガックリだ。石ばかりのネット情報の海では、作者が玉と思うコンテンツはスルーされる、という再確認になった(というよりも実験的だった笑)。

 パブリックコメントは12/28月までです。下記を参考にぜひ投稿してください。

基本構想案は10頁だが、図版が多いので読むのは楽だが本当のストーリーまでは読めない。まずは要約した。構想案はこちら。

島村計画は別件逮捕でとん挫したが、買っちゃった上平の土地7200㎡には畠山新市長が何かを建てると決めた(たぶん地域と約束した)。その時は、利害の無い市民は安堵したが、そこから、畠山複合施設計画が始まった。そしてハード的には、三階建て、建築面積900㎡、延床面積2000㎡となった。島村案は4680㎡。

中身は、既存施設13候補の中から、上平支所上平公民館図書室を採用した。(公共施設マネジメントからは)図書館は133㎡以内のままなので、支所部分を合わせても300㎡程度に見える。他は、多彩な区画になっている。建物は島村案の半分なので敷地は余り、現駐車場と災害時に使う応急仮説住宅7棟分くらい置けるスペースにする。

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数年内に予算化され、完成は25年頃と聞く。
昔、ここは
野球場の下が備蓄倉庫だから、この空き地は仮設住宅などしか思いつかないと書いた。だから常識的な所に落ち着いたと思う(標高は15m)。でも、去年の水害みたいなら西側が望まれそうだ。

なお、土地取引疑惑の裁判中だが、来年には判決が出るだろう。一審で住民勝訴なら計画にはマイナスになる。不正な取引をした土地と上に立つ建物の整合性(或いは誠実性)が問われるのだ。

基本計画案からの問題点を指摘する。

  1. P1に島村計画の中止理由を「維持費が高すぎる」と書くならば、本案の維持費は高くない、と定量的に説明しなければ出足からダメだ。「建物小さくしたから、いいだろう」では通用しない。
  2. 市政は、P3の「複合施設の考え方」による面積縮小を重要視する。島村計画もこれを前面に出した(実際は未熟な立案者が勘違いし議会は無理解で間違えていた)。今回は、支所図書室を数百メートル引っ越すだけだが(当然、等面積)、元の公民館は潰さないのだから、面積は増えてしまう。何考えてんだよ!
  3. P4にある13施設から、上記目的により統廃合する予定のはずが、結論は意外だった。
    島村案では青少年センター、文化財収蔵庫が併合される予定だった。それらは今回も候補になりながら、「有識者」による冷静な判断により×を付けたとしたら、それは評価する(これはとても興味がある)。その延長で、〇印二つの施設も×になるというのが実は自然である。
  4. 上の理屈から、初めから「上平専用」ありきだった。従って、上平公民館(6室、陶芸窯、体育館)に空きスペースが生まれ地域住民用途がさらに増える。島村案の時も空室待望論は聞こえていた。
  5. 以上から、面積を減らせとご立派な事を言いながら、畠山複合施設では増床したことになる。これはダブルスタンダードである。悪質なのかバカなのか、と思う。
  6. 図書館の内容では、ICゲート、自動返却機の導入と書く。混まない図書室でそんなの入れてどうする(笑)。駅前図書館だって手余り状態で自動貸出機を入れている。行政の生産性向上とは人減らしから始めるべきなのに、ムダ金使いをしながら、良いことをしたと勘違いする。
  7. 市民参加の欺瞞性。
    かつて市民の反対運動が盛んだった。本館を守る会、図書館考える会、署名活動、監査請求などいろいろあった。多分、幹部の脳内に市民活動への忌避感情があるのだろう。今回のアンケートは無作為抽出(警官立ち合い?)
    。そこからグループメンバーが選ばれた。
    一家言ある市民がアンケートに応えたいと思っても0.8%の確率だ(1500人時)。さらにメンバーになるには恣意的スクリーニングの不正を通らねばならない。ここはフリー100人枠を設けると良い。
  8. クレジット表記の無さは無責任な証し
    本案は日付のない文書であるが、その程度はこの街では目をつぶる。委員会のメンバー名と肩書、選抜市民の氏名と住居町名、施設課担当者らの氏名を末尾に掲載すべきである。彼らには起案者としての責任がある。まさか匿名事業ですか?
  • 原因

 島村案への見直し時の畠山市長発言では「分館機能を含める複合施設」になっているので、上平図書室を廃止してここに上平分館にするつもりだった。それについて検討委員会の識者(上尾市民ではない)に違和感があったことが第一回議事録に現れている。これも昔書いたが、ここは予約受け渡しのみ、図書分館はPAPA北上尾に設けた方が公益に資する。

 検討委員会には、有識者(大学教員)と並んで二人の上平住民(事務区長?)が参加する。高齢者と思われるが、畠山市長による指定席である

 地域代表者とか地域の実力者と言うが、本当にそうなのか、多様な地域民から厚い信任を受けているという保証もない。しかし、畠山市長は彼らの肩書を重視する。だから、畠山市長は市民たちのグループワークを見学に来たことは無いらしい。地元の深山議員も見かけなかった、と聞いている。

上平地区の票読みはもう終わっているのだろう。

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追記 

委員 氏名 肩書 条例上の区分
上尾市上平地区複合施設検討委員会委員名簿
委員長 佐藤 徹

公立大学法人 高崎経済大学 

地域政策学部・大学院地域政策研究科教授

識見を有する者
委員 志村 秀明

学校法人 芝浦工業大学

建築学部建築学科教授

委員 深堀 清隆

国立大学法人 埼玉大学 大学院

理工学研究科准教授

委員 金野 千恵

teco株式会社 代表取締役 

副委員長 高橋 正一

上尾市区長会連合会 会長

広く市政に関し知識又は経験を有する市民
委員 小川 厚則

上平地区区長会 副会長

委員 山下 三佐子

上尾市都市計画審議会委員(弁護士)

委員 鈴木 玲子

上尾市子ども・子育て会議委員

(NPO法人彩の子ネットワーク理事)


委員

岡村 博憲

市民ワークショップより選出

(市民ワークショップ参加者)


委員

古沢 輝

市民ワークショップより選出

(市民ワークショップ参加者)

 

2020年12月22日 (火)

上尾の話題ですか? ちほう議員さん

上尾市議会にはニュースになる人が多いですよね。

上尾市民体育館でやったかと思いましたが、違うようです。

「議場」でもありません。

【素人異種格闘技】〝乳ハミ出しマッチ〟でN国・佐藤恵理子氏が禁断攻撃であられもない姿に

この東スポ記事は、こちらの記事からのリンクです。

自分も、次の候補になれるんじゃないかと夢見て応援する方がいると聞きますが、

最近は負けの方が多いようです。

深刻なのは、先の都議選の結果から、次の総選挙では、日本にもいよいよ右派ポピュリズム政党が出てくることです。

たとえ少人数であっても「公費」で彼らの生活を支えことになります。

民主主義のコストは高くつきます。

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お口直しに前記事をどうぞ

本日、上尾市役所からたくさんきてました・・・

 

提言。戸崎パークゴルフ場の廃止と再生

毎年2800万円の維持管理費をかける一日数十人のための施設よりも、タダで誰にも開放した公園にすべき、という常識的な提言。しかも、埋没原価にはならないという話し。

 1体験記 2利用者数と収支 3提言(本稿) 、 過去 戸崎公園-1出自

私物化行政で作られたパークゴルフ場を廃止し、植林をして庭園化する。3-4割くらいは芝生の再利用ができるだろう。分離した児童公園とも一体化して全体の完成度を高める。タダで入れる公園にするためフェンスを部分撤去する。管理棟は多目的に利用可能であり、地域の集会施設にもなる。

PG場の維持には年2800万円の支出(指定管理費)がかかる。先行き利用者が増える可能性も低く、三分の一は他市民である。二年分の指定管理費を投じれば、よい公園に衣替えできると思う。

以上により、毎年の維持費を近隣公園並みへ抑えるようにする。半径1km圏内に他市面積が多いという場所に地区公園という設定は市益に反する愚かなものだ。その想定は20年以上前のことであり、上尾を取り巻く環境は大きく変わっている。北側未利用地は理にかなった用途が生まれるまで未着手とする。

市長も議会も行政も、責任を背負える仕事をすべきである。

生きる[東宝DVD名作セレクション]

補足

1990年代に、市街化調整区域のここを地区公園にします、という約束からスタートした。単なる候補地としての計画であって、具体的な絵は無かった。しかし政治的な横やりさえ無ければ、ごく一般的な公園を提案したはずだ。なじみの薄いパークゴルフ場と言う発想は行政単独では生まれない。

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6年前、島村・田中市政下で、「農地整備組合の数人の口頭のみによる強い要望」をテコに36HのPG場へと加速した。その後、みどり公園課は住民アンケートをとった。回収率95%の結果は「36ホール賛成20人、反対・見直し47、ほか多数」だったが、アンケートを改ざんして「賛成28、反対見直し27、ほか多数」とした(池田レポートの黒歴史より)。当時は内田部長、竹中課長らであった。

そして、公園事業として総事業費12億円(用地買収に約6億円、工事費に5億6千万円)が投じられた。他にも周辺道路整備の工事費があるはずだが、短期ローテーション人事により、全体構造と経緯を熟知する職員は誰もいないだろう。

そもそも、指定管理者制度でスタートせざるを得ないことが実態を物語っている。指定管理制度とは自治体の財政と経営効率化のために民間でできることは民間に任せる(アウトソーシング)という小泉改革からの流れだ。つまり、初めから「自分達ではできない事業」を収支計画無しで始めた。これこそ私物化・無計画の極みである。

気付いた左派リベラル側は反対してきたが、新市長の18ホール妥協案で完成してしまうと追認思考になっている。たぶん、埋没原価として諦めているかも知れないが、提言したようにランニングコスト分の追加投資で再生し、その後の失血を抑えられる。つまり投資額全てが沈むわけでは無く、一日数十人のために何十年も税金支出することを止められる。

上尾の財政が20年前とは様変わりになっていることは衆知だろう、と言いたいが、市民の関心は低い。支出拡大を票にする議員には削る勇気はない。職員人件費も国家公務員が下げるまでは聖域扱いだ。他市も似たようなもんだ位に想っているだろうが、凋落のスピードは自治体によって異なる。

上尾は、これから何かと物入りな時代になるから、足し算だけでは困る。引き算の覚悟が必要だ。パークゴルフに罪はないが、市民生活の必需品ではない。

黒沢監督「生きる」を想い出したが、えらい違いだった。

おわり

 

2020年12月21日 (月)

戸崎パークゴルフ場の利用者数と収支

12月の上尾市コロナ感染者66人、月間100人のベース。20代が二倍化で特に女性多し。気を付けて。


 1体験記 2利用者数と収支(本稿) 3提言 、 過去 戸崎公園-1出自

初年度は一日24人、うち上尾市民は16人(68%)

2019年6月開業のため10か月の変則決算になるが、指定管理者の上尾ウェルネススポーツパークJVという事業体のものであり、上尾市のものではない。

1.2019年度の収支(単位・円)

収支報告書 計画予算 実績 差額  
指定管理料 23,500,000 23,500,000    
利用料金収入 13,461,000※ 3,197,750 -10,263,250 -76%
事業収入 300,000 134,250    
その他 非公表 2,200    
収入合計 37,261,000 26,834,200 -10,426,800 -28%
支出合計 37,261,000 30,183,557 -7,077,443 -19%
収支尻 0 -3,349,357    

上尾市は利用者数に関係なく指定管理料を毎年支出する。2020年度の指定管理料は2875万円である。

「利用料金収入」がパークゴルフの売上のこと、320万円だった。計画の1/4しかないことから、甘い計画になっていると思う(※は当方推定)。「事業収入」とは同施設内でのフィトネス事業である。

そして、収入2683万円-支出3018=335万円の赤字となった。赤字の多さを予見して支出を計画比19%も減らしたのだろうか、疑問の多い決算である(なお支出明細は略した)。

2.年間の利用者数の分析

10か月間 人数 売上(円) 客単価
市民 一般 2,882 1,459,500 506
市民 子供 727 182,250 251
市外 一般 1,332 1,326,000 995
市外 子供 451 230,000 510
無料 市内 346    
無料 市外 85    
合計 5,823 3,197,750 ¥549
月平均 582人 319,775  
一日平均 24人 13,106  

稼働日は244日、一日平均24人となり、昔、書いた損益予想の悲観値レベルに近い惨めなものだ。なお、利用者が増えるであろう4、5月を各600人とすると年間7023人(上尾市民は約4700人と推定)となる。他市民が三分の一もいるのは立地の影響だが、市内の公共施設としては特異かもしれない。

グラフは、市内500円と子供250円、市外はその二倍、無料客の人数と売上高である。

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有料客の人数で上尾市民は61%、外部は31%と二倍差になり、売上は51%と49%と均衡する。市外者への二倍の料金設定がプラスに寄与した効果(?)だ子供と大人比率をみると、上尾は5人に一人が子供なのに、市外は4人に一人となりファミリー比率が多い。上尾市民は両親と子供二人で1500円、市外家族は3000円で二時間遊べるわけだ。

どうやら、当面は市外客への値下げで需要喚起をする必要はない。半額にしても人数が二倍増えないと効果はないので、値下げは減収になる。

3.月別利用者数の推移

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400人から600人のレンジが多いが、今年三月(青線の右)の増加はコロナで学校休みの効果かもしれない。4~5月は緊急事態宣言による休業だろう。7月が少ないのは雨が多かったためだろう。その後9月までは前年並みでさえないが、11月は過去最高の千人へ急増した。好天以外の理由は不明だ。

まだ通年営業した年が無いので予想は難しいが、月間400~千人の間で推移するとみて年間7100±400人を予想する。300日稼働なので一日当り約24人である。平均客単価550円なので仮に8千人(市民は5500人)来ても400万円に過ぎない。

4.恥ずかしくないような安定需要があるのか

仮に、指定管理費2875万円の全てを賄うには5万人が必要だ。なお、上の収入予算は平均客単価にすると24,500人となるが、プレー時間の制約からあり得ないと見る。また7000人に受益者負担させると平均単価は4000円となり、誰も来なくなる。

上尾市みどり公園課は利用者の属性については何も掴んでいない。だから以下にはデータの裏付けの無い話をする。

前記事の通り、平日空いていたので休日に利用者が偏る。それはファミリー層かもしれない。そうなら、親と一緒に遊びたい学齢までだろう。ところが、小さい子は打数が増えてしまいプレーの渋滞が起きやすい。それは稼ぎ時のプレイ可能数に限界をもたらすためにファミリー増加はボトルネックになるだろう。

打ちっぱなしみたいに一人でもプレイできるが、周りが仲間で楽しんでいる所に、一人で楽しむ雰囲気はない。若い男だけで来る姿も想像しにくいが、若い男女が遊ぶスポットにはなる(かもしれない)。力がいらないので女性にも楽しめ、ママ友らの集まりにも適する(かもしれないが、周辺には何も無い)。

行政は三世代家庭をモデル世帯に取り上げるが、そのような世帯は少ない。若い世帯が多ければ少子化の進展で先ぼそりする。高齢者が500円で健康目的としてリピート利用するのも考えにくい。車が必須だ。近間の公園でゲートボールする方が多いのでは。

競技性が弱いからリピート性が低く、今はお試し需要の一巡なのだろう。もっと本格的に体験したい人には広くて長い鴻巣パークゴルフ場がお勧めだ(36H、500円)。さいたま市には安いOFパークもあるが、上尾よりは短い。繰り返すが、戸崎は政治案件だったので需要調査とは利権者の顔色をうかがうことだった。

今後の選択肢

 当初から、共産党や以前の政策フォーラムが追及してきたが、後者からは聞かず、今は池田達夫議員のみが取り上げる。12月議会では、みどり公園課の戸崎案件の随意契約がブロック塀事件の手口並みに怪しいと迫っていた。また、戸崎の残った北側エリアについて、「住民要望の親子でくつろげる憩いの公園にして」と市長に求めた(答えは暖簾に腕押し)。

 完成物を前にすると、反対していた議員までもが現状追認へ傾くようなので、次に廃止と再生案の提言へ。

関連

ゴルフ好きに イオンモール上尾のインドアゴルフ練習場

 

2020年12月18日 (金)

細野教育長代理のドラえもん・いじめキャスト言説

上尾市教育界のドラえもん的舞台が将来の炎上になるかもというお話し。

上尾オンブズマンの館に、上尾市教育委員会の細野宏道氏の発言がのっており、厳しく批判された。

 学校での「いじめ防止」に逆行する、細野教育長職務代理者の<識見>とは

あまり市民の琴線には触れなかったようなので、コメントを書いた。こちらへどうぞ

最近に喩えると、菅首相が、目指す社会像として『自助・共助・公助』の順に語ったことへの違和感を想い出した。つまり、公的機関の要職にある人が、自分のやるべき仕事を理解できていないというものだ。下に細野発言を引用する。

ドラえもんの中には、ジャイアンがいてのび太がいますけれども、あれは何かというと、僕は子どもの社会だと思っています。すなわち言葉は不適切かもしれませんが、いじめるような子もいて、いじめられるような子もいてそれをどこか抑える子もいて傍観している子もいる。すなわちいろんな子どもたちがいるというのがやはり小学校幼稚園は重要だと思っています。

前後の話しは分からないが、二度も別な場面で語っているので、脳内では確信的なたとえ話しなのだろう。好意的に解釈すれば、いろんな子供達の間でもまれながら、たくましく育ってほしいというようなものになる。

しかし、要約すれば、子供社会のいじめを取り巻く登場人物をステレオタイプに羅列し、そういう舞台が子供の世界には重要だと言っている。現状追認的なのだ。これを「いじめキャスト」言説と呼んでみた。

現実だからそうだよねと同意しやすいが、或いは家庭内で父権的に言うならともかく、彼は上尾市教育委員会のナンバーツウだよ。この考え方は今の時代の教育行政に係る人としては不適格である。

オンブズ氏も指摘するように、上尾教育委員会の統一指針「いじめは見逃さない、いじめの未然防止」を市民の代表者が理解できていないという事になる。

「いじめは見逃さない」とは、シャイアンのような振舞の子がいたら、上手に直してあげないとイケないというのが今の教育だ、と私は理解する。ドラえもんとかサザエさんって、昭和の人が描いたんだよね。

細野氏と教育委員会ではダブルスタンダードになっている。

たぶん現場教員は「この人、現実を分かっていないな」と取り合わないだろう。しかし、「間違いですよ」と意見する公務員もいないのだ。そもそも、気づいたのは市民一人・・・

上尾市の教育委員会を巡っては、池野和己教育長の浪費的な仕事ぶり(新幹線で間に合う遠地出張を公用車で送り迎えさせたり、観光旅行もどきスケジュールにした等々)で辟易していたが、メンバーにも問題ありという指摘になった。

今の所、畠山市長と池野教育長はこの発言を容認した形だが、万が一に上尾市の学校現場で事案が発生した時、この発言はネット界隈で取り上げられて炎上するだろう。

関連

教育長に対する住民監査請求の結果-10、事例、上尾市、却下

上尾市教育委員会は追認機関?、委員は名誉職?

 

2020年12月17日 (木)

お前はクビだ。

トム・クルーズさんが激怒したというニュースがあった。

二人の撮影スタッフが2m空けて仕事をしていなかった事に対して、「我々は何千という雇用を生みだしている。二度とそんな行為は見たくない。絶対にだ。もし、もう一度同じような行為を見つけたら、お前らはクビだ」と怒鳴ったという。

ミッションインポッシブルの最新作の撮影がコロナ過で何度も中止になっていた焦りもあったようだが、彼をパワハラだと受け止める報道は見当たらない。彼くらいだと人事に係る権利もありそうなので「クビだ」は許されるだろうが、そうでなくても、徹底したコロナ対策をしなくてはならないという主役の使命感なのだとみんな受け止めている。

ところが日本では、菅首相が八人で会食をして世間から総たたきにあっている。国民には四人までと言いながら、自分達は無視して楽しんだ。

ダブルスタンダードだと元鳥取県知事の片山善博さんが批判していた。国民と永田町でルールが違うという意味だ。菅さんを擁護するのは田崎史郎さんだけだった。誘われたら「断れないでしょう」と、先日の昼の番組でニヤケタ表情で彼が発言した直後、コマーシャルのタイミングになってしまった。

次に「スシロー」って大きな文字が流れた・・・

偶然の演出になった。

ついでながら書くと、会食にはみのもんた氏も来ていたという。まだ居たんだ。

菅首相への世間の評価がグンと下がった。彼は安倍首相を支えてきて、安倍氏が病気を理由に逃げた後の後継者なのに、水に流したように62%へと支持を増やした。支持と不支持の差は49ポイントだ。今は8ポイントになった。

Photo_20201217213601

急落はコロナ患者が増えたことに尽きるが、それは本当の原因ではないと思う。安倍内閣の最後の34%から、何の根拠もなく62%へ跳ね上がる異常さに本当の原因がある。

たたき上げだとか、苦労人だとか、派閥が無いとか持ち上げられたが、62%を支持した人たちに深い根拠は無いのだろう。

ただ、前任者と比べると、「人柄が信用できないから」支持しない理由としては低いので優れていた。

トランプ氏みたいに「You're fired!」と言いたい人もいるが、

二階さんから言われなければ良いのだ。

ところが、トム・クルーズさんは「お前はクビだ」と言っていた。

丁度二人いる。

 

2020年12月16日 (水)

戸崎パークゴルフ場へ行ったら戸崎公園は無かった、という話し

ガラガラのパークゴルフ場で打った球の行方。

1体験記(本稿) 2利用者数と収支 3提言、  過去 戸崎公園…ゴルフ場-1出自

 本件の不純な経緯については上に書いたが、完成後に一度は体験したかったので、好天続きの11月に上尾市戸崎公園を訪れた。実は、まだGoogleマップの航空写真が更新されないので全貌は見られない。

1.絵にかいたような小春日和。

メンバーの誰もがやったことがないので、面食らった。ゴルフ通には抵抗がありそうだ。もちろん、ゲートボールではないし、パターゴルフでもない。これはゴルフを模した外遊びなのだろうと思った。

一回、18ホールを市民は500円(住所を示すもの必要)、子供は半額。他市民は二倍。野球ボール並みのプラスチック玉とクラブ1本を無料で貸す。

なるほどと思ったのは、打球が上に飛ばないように、クラブフェースにはロフト(角度)が無い! ルールはゴルフと同じだか、狭い所でボールを打つから上に飛ぶと危ないわけだ。芝生の上をゴロゴロ転げて、20センチ穴のカップに入れるわけだ。

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小さいバンカーやブッシュもあったりするが、Pゴルフ場は普通の芝生だった。ショートコースでは、強く打てば第一打で向こうのフェンスまで転がってしまう()

打つ手加減が最初は全く分からない。

だからグリーンの上を行ったり来たりする。初めは、それで笑いこけるわけだが・・・。

悪戦苦闘でコースが進むにつれて、途中、先に打ったメンバー達を見て、

「なんであんな方向を向いてるのだろう」と思った。

よく見たら、隣のコースのカップ目がけて打とうとしていた。

「おーい、そっちじゃない。俺たちはこっちこっち」と言って、皆で笑った。

狭い敷地に9コースがあり間隔が狭く、コースも似ているから、間違えやすいのだ・・・ってあり得ないけど( ゚Д゚)

S

ゴルフ好きな人はこんなクラブでも、キレイに打つ。

最初に9コースをやって一服した。

しかし、公園みたいに休憩に向いた場所がない。プレーが終わったらすぐ帰るしかないような、素っ気ない施設である。コロナ対策だからそうなっている、とは見えなかった。

途中で、回数券ユーザーなのだろうか高齢者が一人でプレイしていた。そんな人を二人位見かけた。午後の良い時間だつたが複数人で回っていたのは他に2組だけ。外で散歩の人は数人、隣の児童公園には誰もいなかった。

犬は一匹いた。

そもそも近くに人家が無い。

後半の9ラウンドの最後は少し飽きてきた。休みを入れて一時間半位かかったと思う。

結局、「出入りの激しいスコア」と言いたいが、出の方が多い。足し算が面倒なので捨てた(笑)。良いスコアを出すには、真っ直ぐ打ち、無難に寄せることに尽きる。

ネットで、本施設の一般人の体験記があるかと検索したが、見当たらない。あるのは、広告クリック稼ぎのブログくらいとは情けない話だ。

市民系では故大友さんの報告(PG体験はしていない)くらい。後は、共産党議員の開園式報告だが反対住民がいることを伝えている。他は公明議員が公園に座るベンチを要求して市に設置させた、という のどかな小ネタ話しだ。ツイッターではほんとつまんね〜施設造ったもんだね。笑える」と写真入りの紹介があった。

ハッキリ言って、公園は無かった。

あれは公園とは呼ばない。

あったのは、有料のパークゴルフ場と管理事務所、そして小さい児童遊具広場である。そして、一番目立つのは広い駐車場(135台)。行けば分かるが、あまりにも不釣り合いな駐車場だ。調整池もあった。市の写真で広い児童公園に見えるのは住宅広告と同じく広角レンズ効果なのだろう(上の写真もそう)。

木々に囲まれた遊歩道を歩いたり、小さな丘や岩の庭園があったり、草木を愛でたり、芝生に寝そべったり、池のほとりで休憩とか、そんなイメージを抱くのが公園だと思うが、ここにはそんな風情は無い。だから戸崎「公園」などと名乗るのは行政組織のやる事ではない。ウソである

行政的には地区公園というカテゴリーに属し、半径1kmの市民をカバーする公園になる。平塚公園も同格だ(中身は余りにも違う)。その上位は総合公園というカテゴリーで丸山公園、上平公園、県営の運動公園などが入る。Photo_20201216223401

しかし、戸崎公園は地図の通り半分以上がさいたま市様用になる。つまり、このロケーションで市の地区公園を作るというのはあり得ないが、元の建築廃材の埋立場所としての生い立ちから来ている。

で、低迷するPG場だけど11月に利用者数が1048人、と過去最高スコアを叩きだした。

それならOK、と思うほど単純ではない。

一体、これは誰向けのゲームなのだろうか、という話と収支については次記事へ・・・

関連 公園からゲートボールがなぜ消えたのか(日経BP)

 

2020年12月14日 (月)

上尾市で一日に11人は過去最多。千人に一人へ浸透

「カネをもとめる電話」は全てオレオレ詐欺である、と同じ。

 今月は11月並み(65人)と予想していましたが、12/12木に、たった一日で11人の発生(陽性判定の日)がありました。過去では11/20に9人があったので、一日当りでは最多更新です。

今月は14日間で43人となり、月間でも最多になりそうです。(なお判明と市発表に相当な遅れあり)

特徴は

・20代が12人と多いこと。20代は10月、11月が共に12人でしたので、倍のスピードです。

・同居家族に陽性者有、という人が多いです。

周りに陽性者が居てその関係で判明した人は発見が早いですが、実は一週間まえに症状が出ている人もかなりいます。

風邪っぽい、というだけでも全てコロナ感染を疑うべきだと思います。

上尾市では、まずはこちらで相談が良いです

累積人数は227人となり、千人に一人へ浸透しました。

250人で900人に一人

285人で800人に一人

450人で500人に一人 ←本日までの二倍

 

2020年12月13日 (日)

コロナはただの風邪、という若者よりも怖い女性の自殺増加

コロナ雑感。国民から逃げる首相と謝り、感情あらわに訴える首相

前記事のつづき

1-------

コロナ慣れの人とコロナ委縮の人の綱引きになったが、勝負の三週間は感染拡大週間になっている。無責任運転手が師走にエンジンブレーキを掛けた所で効果は無く、人出が増えた所もある。

十年ひと昔と言うが、「ただちに健康に影響がでるものではない」とあの頃、官房長官が語っていたのを想い出す。日本は進歩してないのだなとつくづく思う。その感覚を、太平洋戦争の日本軍まで遡ってグチる人もいる。

悪夢の民主党政権」と小ばかにして選挙に勝った人が、コロナ対策の渦中で持病を理由に逃げた(再々登板を狙っている)。菅首相は「GoTo政策」は失敗を認めることになるから止められない。止めたきゃ知事から言ってくれと、と逃げ腰だ。官房長官の時はイヤな質問は無視できたが、総理となるとそうはいかないから記者会見を避けて、「皆さんこんにちは、ガースーです」とネット放送局で愛想を振りまく所まで落ちたらしい。

コロナ担当の西村大臣は「危機感をもって」を枕ことばにし、尾身座長は会食マナーを説くだけでは足りずにふんどしを締め直せとまで言う。日本のコロナ対策は精神論、或いはモラルに依存している。これでは勝てない。

それでも内閣支持率は50%位あるから、国民も迷っている。

出かけようか、家に居ようかと。

2----------

インフルエンザだって毎年たくさん死んでいる。だから「コロナはただの風邪だ」と言う人がいる。都議選の時もそれを言って悪目立ちした候補者がいた。

YouTubeで目覚めたみたいにその手の動画を自分のサイトに貼り付ける人がいる。退職して暇を持て余す人やマスゴミと軽蔑する陰謀論好きな人がハマり易い、と聞いていたが、本件は、コロナで在宅に押し込められたり雇用不安に怯える現役層やバイトが制限された若者なのかもしれない。

以前、県に聞いたのは、感染症法により新型コロナウイルス感染症は「指定感染症」に指定されているから、全ての患者に詳細な調査をする。インフルエンザは同法の5類感染症なので2つのサンプル調査が行われる。

① 四千の医療機関から260カ所をサンプルに、患者数(年齢、性別)を集めて毎シーズンの流行動向を掴む。こちらの埼玉県の流行状況の折れ線グラフのことだ

② 11の病院におけるインフルエンザの入院数と入院時の対応(ICU、人工呼吸器とかの有無)により重症者の割合を調べる。

つまり二つの感染症は、法的な扱いが違うから死亡者数とかECMOやベット使用率とかは分からない。だからなのか、厚労省はQ10で、インフル感染者は年1000万人、死者は超過死亡概念という直接と間接の死者数一万人と推計しているが、20年前の値で214人~1818と書いている。

南半球でインフルエンザが流行しなかったように、日本でも無い。基本的な感染対策を全国的にやると見事に効くのだと驚く反面、コロナが減らないのは、人にまだ免疫が無いためなのだろうか。

3--------------

素人で見解が分かれる以上に、コロナ最前線で戦う医師でも見解が真逆になっていた。

埼玉医科大の医師はアビガンなんて効く保証はない、この時期にPCR検査拡大は困るよと書いていた。同じくコロナ最前線で活躍する鹿野院長(ふじみ野緊急病院)はアビガンをはやく承認してとか百万人のPCR検査をとテレビで言っていた。「PCR検査の陽性率は5%程度。20人に1人が感染している計算です。検診でガンが発見されるのは何万人に1人ですから、それに比べたら異常に高い数字ですよ」とも言う。

扱う患者の重篤度の差かもしれないが、評論医者ではない最前線の医者が異なる考えを持つのだから、コロナは未知の病である。

結局、「コロナは風邪」と言い張る人につける薬はない。逆に、コロナに罹るしかないが、若い人は直ぐ治るからトランプ大統領みたいにかえって強情になりそうだ(彼の快復は最高水準の治療のおかげだ)。そんな風邪論者が陽性判定を知らされた時、職場や学校に素直に届けたり、保健所の行動履歴調査に応じるのだろうか。余裕のない職場だったら隠したくなる、という現実が待っていると思う。

4-------------

テレビで若い人が「身の回りに罹った人いないから」と気楽に答えていた。そりゃあそうだ。千人に一人の確率まで進んでも身近に感じないだろう。というのは、文化的なものだと思うが日本は感染した事を隠す社会だからだ。差別する側にも、される側にもなりたくないのだ。行政も詮索するなと忠告し、保健所から「濃厚接触の疑いありますよ」と言われるまで知ることは無い。そもそも自治体はPCR検査をどこでやっているか非公開である。風評被害とは日本古来の感染症なのだ。

先日、「10代で初のコロナ感染死」という臨時ニュースがでた。後に誤報だったと取り消された。世間の反応は、お役所の仕事ぶりへ向いたが、『若者で死んだ人はいない』という事実の方が大きいと思う。これこそ若い人が「強気」になれる根拠である。

従って、若者・子供から老人への感染リスクを警戒されるわけだ。都市部では、核家族化どころか単身世帯へと進んでいて、三世代同居は少ない。今は大人がコロナを家に持ち帰って子供が感染しているのだろうが、そのうち、子供→他家の子供→大人→老人となると怖い。
子供が蚊みたいになってしまう・・・・

5--------------

感染者爆発の欧米からは日本はまだ抑止できるレベルだと思うが、日本で一波~三波のグラフを見ているともう遅いという気分になる。

緊急事態宣言をだせば感染が減り、医療のひっ迫を緩和するだろう。でも、いまさら六月のような低位まで収まるはずは無い。暫く谷をはい、やがて次の波が始まるに決まっている。だから、休業補償をしても債務だけが積みあがるだけ。

つくづく、4~6月に大規模PCR検査で無症状キャリアを見つけるべきだったと思う。そのチャンスを逃した安倍政権の罪は重い。

また、一時は評価を上げた吉村・大阪知事や鈴木・北海道知事だが、結局はワースト感染地帯になっている。あの評価を見直しても良いだろう。首都圏でも小池都知事や神奈川県、千葉県などテレビ・パフォーマンス以外に専門性の欠けた知事ばかりだった。

民間PCR1980円から 格安で拡大(日経)。民間が参入するのは需要があるからだけではなく、硬直した官ではどうにもならない証拠である。

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6--------------

若者に何度も行動制限を求めることはムリだ。モラルに依存する政策には限界があり、コロナを巡って世代間のあつれきになっている。そればかりか、若い人に行動制限を掛けることはもっと危険になるという現象が起き始めた。

10月度の一か月間の自殺者数2153人は年初からのコロナ死者数を抜いたというニュースがあったが、あまり話題にならなかった。

10代女性の自殺、8月は去年の約4倍(朝日) 30代以下の女性の自殺者数は193人と前年比74%も増え、10代は3・6倍という。「男性は職場など家の外での人間関係で傷つくことが多いが、女性は家族やパートナー、友達といった身近な人たちとの関係で追い詰められる」精神科医が語る。実際は男性2、女性1の割合で男性が圧倒的に多いし、タレントの自殺が相次いだ影響もありそうだ。

しかし、15~39歳の死因トップが自殺であるのは先進7か国の中で日本だけである。そこに、コロナが特に広範なサービス産業へ悪影響を与え、年末にかけて自殺者増加が懸念される。GoTo政策は観光業や飲食業の支援としてやっているが、それが医療分野のひっ迫をもたらした。

しかも、どちらの産業も女性労働に依存している。

一体、日本には何が足りないのか・・・。

多分、海外も似たようなものだと思う。そういう時に、最高権力を持つ人間が何も語れないというのが、治療薬よりもワクチンよりも一番足りない事だ。自分の言葉で語ったら「ガースーです」とは呆れる。

本気で国民を心配していることが伝わらない、のではなく、リーダーの器では無いのだ。

メルケル首相、感情を露わにしてドイツ国民に訴える。

「心の底から申し訳なく思います。けれど、私たちが払う代償が、1日590人もの命だとしたら、それは到底容認できません」

「祖父母との最後のクリスマスにしないで」

 

関連 国内の自殺者が前年比3カ月連続増

 

2020年12月12日 (土)

上尾市のコロナ感染者数が少ない理由

まだ、上尾市は施設系クラスターが無いから。

一か月前の11/13に「日本人は感染者が一日何千人までなら耐えられるか」と書いた時は1651人で最高だった。あれから一か月で1.8倍、3024人で初の三千人台になった。隣の韓国は950人で最高になったと騒いでいる。

本日は埼玉県が199人で最高、上尾市は4人だった。ほとんど11(金)に陽性判明した人で、感染日はその前の月曜日とかだったりする。なお、感染患者受入病床使用率:53.8% 重症患者受入病床使用率:33.3%である。

珍しいことだ。

畠山市長のコメントに棒グラフがあった
また、「個人情報保護にご理解とご配慮を」と言いながら、消防署職員が感染したと市民が寄らない職場なのに告知する。蛇足ながら市民が知りたいことはもっと別だわ。

前に、感染者が11月に急増したことを書いた。今月はまだ27人、初のクラスターでも起きない限り前月並みだろう。高齢者の感染が無いのが救いだが、時節柄、20代は過去最高になるはずだ。開業したイオンモール上尾でも若い人やファミリー世代が非常に多い。あの施設は風が流れを感じる換気がうまくできているが、密での会話はモラル次第になる。なにせ上尾市一番の繁華街だよ、市との連携を強調するなら予防啓発に行ったらどうだと思う。イオンクラスターなんて生まれたらみっともないよね。

さて、前月比で見ると感染が凄いが、県内ではそんなに酷いわけではない。

 ~9/20 ~11/30 増加率 累積の1万人当たり 増加の1万人当たり
79人 184人 2.3倍 8.0人 4.6人
    19位 29位 23位

第二波(夏)の陽性判明者数が収まった頃を9/20とみなし、そこまでは上尾市は79人だった。今は三波だが11/30までは184人である。累積数は一万人当り8人となり県下63自治体で29位である。9/21~の70日間では2.3倍に増えたが、増加率は県内19位だった。また増加数(105人)の一万人当りは4.6人、23位に留まる。

県南部に隣接し都市化が進む人口8位の市としては少ないほうだ。

仮に上位10番になっていると、二倍の400人位になる。ちなみに、増加率が一番なのはふじみ野市だ。そう、24時間PCR受付のテレビでお馴染みの「ふじみ野救急病院」が近くにある。5月ごろで一日150件の検査と言っていたので、あの病院での陽性判明は県内でもトップクラスと思う。検査を受ける市民が多いのかクラスターなのか?知りたいものだ。

上尾市の感染者が少ない理由は何だろう。

実は、9/20までの一万人当りが35位なので、秋から増加が始まってもまだ少ない。もう一つは、市内でクラスターが発生していないこと。これが大きい。

さいたま新聞よりも東京新聞の埼玉版のほうが報道は早い。見ていると老人介護施設、病院、11月からは高校、小学校、中学校でクラスターが相次いぐ。クラスターが発生すると感染者数を押し上げる。

例えば、上尾中央総合病院(ベット数県内5位)では地域医療の拠点だが、9月に一人の医師が感染したのみで院内感染はゼロである。ベット数の多い大病院では散発的な職員の感染例はあっても院内クラスターは無い。発生しているのは中規模以下の病院で対策資源が弱いのかもしれない。

また、三密を避けられない介護施設が一番怖いが、よく防いでいると思う。学校も含めてクラスターが無いのは関係者の努力もあるだろうが、運が良いだけかもしれない。

ところで、厚労省は10月から、(陽性者のうち)他者に感染させているのは2割以下多くは他者に感染させていないと考えられる、と「10の知識」で公言する。その時(10/27)は、96,000人だったのに今は178,000人へ増えている。「二割以下」が事実だとしても85%も増えている。

全然減らない理由を厚労省は答える義務があるはずだ。そして、観光業者よりもコロナ病院と医療スタッフの救済を優先せよと言うべきだろう、菅首相に。

つづく

2020年12月11日 (金)

埼玉県市町村別の出生率・死亡率そして2つの日本一

自然動態がプラスは6市町しかないが、全国からの転入者数と企業転入が日本一、という地の利。

前記事 埼玉県市町村の外国人比率 人口物語の目次

耳タコみたいな話だが、日本は年間150万人が亡くなる多死社会へと進む。死亡数が増えるのは予想の範囲だが、出生数(85万人)まで減っており政府の少子化対策は掛け捨てである。よって、たった一年で鳥取県の人口が消えるレベルだ。

2019年(1~12月)の埼玉県の人口自然動態(8表)を元にグラフ化した。

1.棒グラフが自然動態(出生-死亡)で多い順に並べた(左右の縦軸は0位置が異なるので注意)。


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63市町村のうち、プラスは戸田市336人、和光市299人、朝霞市270人、八潮市、滑川町、志木市の6自治体のみ。前の三市は若い世帯の転入が多く、その「成果」が現れているのだろう。後ろの3つうちどれかはマイナスに転じそうだ。

人口規模が大きいほど死者が多いために右側に集まるが、川口市、さいたま市、越谷市、新座市などは千人当たりの値が0に近いので、出生数もそれなりに多い。

2.人口千人当たりの出生数と死亡者数を見たのが次のグラフ



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埼玉県全体の出生率は6.7人、死亡率は9.7人である。出生率が低いと死亡率が高く出ている。最高と最低で見ると、出生率の開きは7.7人だが、死亡率は13人へと開き、人口減少が加速する地域があることが分かる。上尾市は人口の多い所沢や川越並みに留まっている。

3.人口増減=自然動態+社会動態である。その社会動態(転入と転出)については県HPでは月別しか開示していない。(尋ねたら年間値のニーズが無いらしい…。Excelの串刺し演算で可能と思われるので別の機会へ)

埼玉県はコロナ禍で東京からの転入が増えた。

コロナ禍で東京の転出現象が起きている。今年4~10月、全国からの埼玉県への転入超過が9704人となり、全国1位になった。さいたま市など県南地域を中心に県全体の人口が増加している一方で、圏央道以北を中心に人口減少が進んでいる、という。しかし、人口減少臨界線南下中に書いたようにその境はもっと南にあり、何度も書くが上尾は境界線上にある。

前日、川口市が本当に住みたい街ランキングに一位というニュースがあった。川口市のHPにはまだ二年連続とは書いていないが、市長が喜んでいた。 この手は不動産屋や調査会社が勝手にランキングを作ってPRに使うが、これは実購入者のアンケートらしい。

武蔵小杉と同じ立地条件だが、住宅価格がリーズナブルで隣駅の赤羽より中古マンションが2割~3割程度安い」という。

脱工業化により宅地化してマンションや戸建供給が多いのは、都心から近いわりに地価が安いのが理由である。神奈川方面と比べると特にそうなる。昔、棲んだことがあるが「川向う」と言われたことがあった。後で分かったが荒川を挟んで見下した意識らしい。しかし、コストパフォーマンスで選ばれると記事にあるように、今の若い世代には合理的なモノサシがある。

若い世帯が増えると財政の拡大効果があり行政は子育投資をしやすいという好循環に入る。外国人流入も多いため、人口を巡ってはホットスポットになっている。ただ、昔、近所の住宅建設の現場で水がでた様子を見たことがあり、地盤は悪そうに思う。

転入日本一の記事末には、埼玉県への企業の転入超過数は10~19年まで10年連続で全国1位とある。最大消費地を囲む物流に適した道路網ができると、企業立地は必ず増える。

企業誘致の方が人の誘致よりもメリットがあるから、そのうま味を県北部で享受している町もある。人と企業の転入日本一とは埼玉県が地の利に恵まれている証拠だ。それを棚ぼたで終わらせるのか否かは、自治体の行政能力の差になる。もっと工夫すべきだろう。

関連 定住人口よりも法人誘致へ 2/2  

 

2020年12月 9日 (水)

上尾家の貯金残高は696円。息子よこれが我が家なの

元々、稼ぐ力以上に寄ってたかった結果なので、見ないふりをしてきた通帳を見る羽目になったに過ぎません。それでも見たくない人が多いのは、誰かが何とかしてくれると当てにするからです。

やや長文です。

個人の預金残高が696円しか無かったら生活保護を求めるレベル。企業なら資金ショートです。取引先は納入を止め、商品を引き上げ、我先に再建回収にやって来ます。その前に、一番先に気が付く経理屋が逃げますが・・・。

広報12月号には昨年の決算があります(p12-14)。広報があまり読まれないのに、更に財政データまで見る市民は少ないでしょう。今年からカネを掛けてカラー版ですが、財政の弱い姿が良くなるわけではないので、ある意味「粉飾」です(笑)。

そこでは部門別の支出を伝えても、職員人件費や扶助費を伝えません。また、一人当たり平均額とか家計にたとえた円グラフは素人受けしますが、形式的に過ぎません。なぜなら今の時代、負担する人と給付を受ける人が乖離していますから、平均値的な市民は少ないのです。

今年の657億円の支出のうち、一番は扶助費200億円、次いで職員人件費130億円(パート除く)、借金返済65億円です。この三つを『義務的経費』とよびます。支出が義務付けられ任意に減らせないという意味です。これは公会計の考え方で人件費は減らせないという意思が込められていますが、民間ではあり得ません。

支出に占める義務費の割合は県内平均で52%ですが、上尾市は60%と堂々一位。比率が高いほど財政が硬直化していると難しく言いますが、ようは、高血圧みたいな生活習慣病ですからヤバいのです。基礎疾患ものです。


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6日の読売新聞で県内自治体の来年度予算がタイヘンだと報じました。その事例に、わが上尾市が堂々と二番手で取り上げられました。下記の通りです。一番手はさいたま市

政令市として保健所を持つためにコロナ検査費の公費負担が重い。来年は減収が見込まれる市税135億円を含め210億円の財源不足が予想される。財政調整基金(自治体の預金)は前年の31%水準(72億円)まで減った、という。

 二番手が上尾市役所です。

市内の中小零細業者への一律5万円支給や学校等への消毒液などに使ったため財調を取り崩しし9月末残高は696になった。

国の臨時交付金11億円で乗り切る予定だが、市税の減少は避けられず、来年度予算は前年比10%削減するように各課に求め、独自事業の見直しや市民の安全確保以外の工事の先送りなどを掲げた。園児の減少などで財政が悪化した平方幼稚園について、募集停止も決めた。

同市は、2008年のリーマンショック後に約3年で歳入が26億円減少したといい、「コロナ過では単年度で同程度の影響が出るかもしれない」と危機感を募らせる。

続いて所沢市。何度もクラスターが発生し、13回も補正を組んだ。交付金を充てても財調は12億円を取崩し、イベント縮小や老朽化した給食センター建替え先送りは必至とある。新座市は「財政非常事態宣言」を出した。財調を全て取崩して交付金をあてても25億円が不足。既存事業の廃止や縮小、人件費削減、各種補助金の削減などあらゆる事業の見直しを急ぐ。

記事は、市側は県に財政支援を求めると伝え、「この財政難はあと何年続くのか分からない」と熊谷市長の言葉で結びます。

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他市と比べ、上尾市が10%カットと生々しく報道されたのは意味があります。前から財調(預金)に手を付けた資金繰り慢性病患者だった所に、コロナに罹ったようなものです。その処方箋として、報道の「10%削減」というのは誤解を招きます。市の予算編成にはこう書いてあります。

予算要求額については、義務的経費(人件費、扶助費、公債費)や継続実施している事業(施設の建設など)に係る経費など除き、原則として、令和2年度当初予算額を10%削減した額を上限とすること。

一律減では無いのです。本年支出予算657-義務費394=263億円なので、26億円減らせかもしれません。地方公務員の人件費は国家公務員が下げない限り追従しません。下げてはいけない決まりも無いのですが・・・。では義務費以外でそんなに減らせるのかが問われます。支出と票田を同義語にする議員からは「美しい言葉」で反対されます。例えば、子供達が可哀想、老人の憩いを奪うのか、地域の衰退を加速させるとか。 

話しは変わりますが、10月に環境センターで火事がおきて損害が数億円と伝えます。以前も故障しましたが、財政が火の車の時に火事で休止です。原因は市民が捨てた充電式電池と言いますが、それなら日本中で起きそうな話です。なぜボヤで鎮火できなかったのかの説明もなく、市民の性善説に依存した仕事です。三密さえ守らない今の世の中で、ゴミ捨てに100%求めるってヘンでしょう。汚職の舞台となったこの施設は上尾のアキレス腱です。

議会もそうかもしれません・・・

上尾市の財政調整基金の少なさは過去にも何度か書きました。扶助費が増えることは対象者の増加に比例しますから、市独自サービスの縮小との綱引きを遠慮なく提案すべきです。あるいは各種補助金の減額です。それができない背景は、保守系にはタカリ業者や狭い地域根性が後押しし、リベラル系には扶助費拡大が多いからだと思います。行政は腹が痛むわけでないから、両者に良い顔をすればよく、無責任になりがちです。たぶん今後の日本は、税を巡っての分断というのがあるかもしれません。

先日、ゴミ処理汚職のW逮捕事件後の対策案を作った吉沢俊一弁護士らが、市の取り組みを検証し、読売新聞は「(順法)意識の欠如が甚だしい」と最低評価を下したと埼玉県中にPRしたことを、かまちょ図書館は上尾市中にPRしました。早い話、上尾市役所の公務員はモラルが低いという烙印です(今年から弁護士を次長級で雇いましたが、外の先生からこんなこと言われて平気なのかな)。

弁護士からこんな評価をうけたのですから、自ら減給を言い出しても良いはずです。でないと、吉澤先生の言葉を借りれば、モラルなき人に650億円を任せるのはヤバイということです。組織と私益を優先し、残りを市民に配分する姿を連想します。

●もはや国政も無責任が大手をふるう日本。

今年の国家予算は60兆円が積み増しされ、リーマンでも東日本大震災でも無かったトンデモ規模です。財源は国債の増発ですが、それを誰が、いつまでに、どうやって負担するかという議論は避けています。安倍さんが繰り返した悪夢の民主党政権よりも怖いことです。

前記事でパブコメ応募を伝えました。 その一つ、行政改革プランには今後5年の改革案がp10-16にあります。とてもアバウトな内容ですが、減らす項目にはコロナ財政危機は追い風となりました。ただ、そこにある提案は今の財政危機を十分には反映していないだろうと思います。その程度では済まないだろうと言う意味です。

その中に、人件費について「職員給与は継続的な見直しにより、削減を行っているものの、一部が国の水準を上回っている。」とあります。高卒者の上級職の待遇が高すぎることかも知れませんが、よそと平均的だとしても上尾の財政余力とのつり合いはとれません。給与減が嫌なら、人員減に力を注ぐべきです。濡れタオルに見えることが多いです。

なお、行政から議会には干渉できませんが、市民から議会へコストカットを要求できます。

今後、市政の無駄使いや財政記事が出ますのでパブコメの参考にどうぞ。


関連 カテゴリ「上尾の財政物語」より

横並びの人件費カットごっこは

補正で36%も膨れたコロナ太り予算-1

コロナ太り上尾市補正予算の解説-2

コロナのため上尾市の2020年度予算を修正せよ

上尾市の凋落-埼玉県の1人当たり市町村税額ランキング

上尾市の地方税収の長期推移と天井現象

 

2020年12月 8日 (火)

一度に6つのパブコメ募集_不正土地に建てる上平新複合施設も

1.月末までに6つのパブリックコメント(市民の意見)募集中

広報12月号では5ページ目に3点を案内しています。

市役所一階の情報公開コーナーには紙ベースでの受付ができます。今は9件くらいの募集案件があったように思います。

ネットでは、下のリンク先へ行き、計画案を読み、ご自分の感想・意見・提案などを出すことができます。記入用のひな型ファイルもありますが、必要な事項さえ書いてあれば書式は自由でしょう。

募集案件一覧表

案件名

募集期間

担当課

第6次上尾市総合計画(案)

令和2年12月25日まで

行政経営課
第2期上尾市地域創生長期ビジョン・第2期上尾市地域創生総合戦略(案)

令和2年12月25日まで

行政経営課
上尾市行政改革プラン(案)

令和2年12月25日まで

行政経営課
上平地区複合施設基本構想(案)

令和2年12月28日まで

施設課
上尾市国民保護計画(案)

令和2年12月28日まで

危機管理防災課
第2次上尾市緑の基本計画(案)

令和3年1月4日まで

みどり公園課

2 パブリックコメントは行政の消化試合になっている

市民の意見は、肯定意見、部分的な修正意見、対案となる意見、反対意見のように分かれます。

この様な場合、修正意見でそれが原案を損なわない程度なら、受け入れられます。むしろ行政から喜ばれるはずです。市民の意見を反映した、というPRができるからです。意外と"さくら市民"がいるかもしれません。
というのは、委員会のメンバー集めに苦労すると馴染みの人(行政と親和性の高い市民)にお願いすることがあります。

上の、上平地区複合施設のように政治案件はその典型です。逮捕市長が地元に新図書館を建てて恩返しを目論んだだけでなく、友人が短期間で高値転売をした土地です。地裁判決は時間の問題と思いますが、仮に合法となっても相場より高く買い上げた事実は消えませんし、私物化行政の典型であり、周りの幹部はゴマすりで支えたのです。

結果的に逮捕により消滅した、上平新図書館計画のパブリックコメントでは反対意見が殆どでしたが、無視されました。市民の疑問には答えにならない答えを書いて平気です。行政手続きの消化試合なのです。

本来は、行政と一般市民が公開で議論する場があると良いのです。議員に専門性のある人はほとんどいません。行政は短期ローテーション人事ですから専門性は育ちません。しかし、市民の中にはいろいろな専門家がいます。そういう知恵を活用すべきですが、存在感の自己否定になるからやりません。

 

2020年12月 6日 (日)

コロナはただの風邪じゃない。最前線からの警告

前記事のつづき


現場の医師から一般の方へ
あわよくば失礼承知で政治家の方へ
11/27に、埼玉医科大学総合医療センターの岡 秀昭教授がフェイスブックに投稿した内容が反響を呼びました。
長文ですがコロナ最前線から一般の人向けに(政治家へも)、平易な語り口で警告します。
 
例として、3つ部分引用します。
 
●入院症例も、以前は確かにかぜみたいな軽症患者が多かったのですが、現在は半数近くが酸素を投与しないと呼吸不全になってしまいます。これは定義によっては中の上以上の重症度になります。「COVID-19はただのかぜ」との意見もありますが、このような頻度で、1週間も熱が続いて呼吸不全になるかぜは見たことがありません。「コロナはただのかぜ」説や、「コロナが弱毒化した」という変異説を真に受けない方がいいです。
 

かかっても特効薬がある?アビガンなんて効く保証はないですよ。 ・・・つまり、かかったら自然に治るのを祈って、重症化してしまったらステロイドを投与して回復を待つしかできない病気です。だから、自然免疫など期待せずにかからないのが一番なのです。

 

●ですが、『感染を抑えながら経済を回す』ことは可能であっても、「感染が増えるなかで経済を回す」というのは、やはり不可能ではないでしょうか。


・FBはこちらへ。 読みにくければ下記が良いです。

・日経メディカルでは下のタイトルで全文公開です。

もうCOVID-19診療で現場は限界、すぐに対策を

 

 

2020年12月 5日 (土)

上尾市のコロナ感染は家庭内が増えた

関連 第三波のとば口 上尾市の11月

年内には千人当り一人となり、身近になる。

11_2020120418060111月の感染者数は66人、10月の倍増である。累積は185人となり一万人当たり8人だ。12月も同じように増えており、後45人で230人になれば、人口千人に一人となる。後に1件発表取り下げあり、65人となる

11_20201204180602第三波は全国傾向と同じく、11月の上尾市の感染は全ての年齢世代へ広がった。特に、60歳以上や80代の感染が増えた。データを見ていくと感染ルートが不明な人が常に多いが、3割は家庭内が疑われる

行政の発表は入口(日々の感染者数)ばかりで、経過や出口はあまり話題にならない。多くは軽症であり、基礎疾患者以外なら自己免疫で直るらしいが、肝心の総数を抑えられないから混乱している。

先日、とある医院の屋外施設が目にとまった。

1・2・3と区切られビニールカーテンが垂れていた。

ピンク色のナース姿が否応なく目に入る。

コロナは身近に迫っている。

そんな光景だった。

中央病院も受診控えが起きている。院外薬局では体感三割減という。これは春先と変わらない光景だ。

県発表によると(東京新聞)、感染ルートとして小中学生の七割は家庭内、校内は一割に満たない。県立高校の46校で感染が確認され、家庭内が約二割、学校内四割という。校内では部活動が疑われ、更衣中や運動の前後でマスクの着用が徹底されていないとある。

埼玉新聞を見ていると、病院や老人ホームのクラスター発生がまるで止まらない。第一波の反省から、どこよりも厳しい対策をしたはずなのに、防ぎきれない。素人ながら、病人や高齢者相手では今の時期、強い換気が出来ないのだろうと思う。

 

つづく  コロナはただの風じゃない(最前線からの警告)

 

2020年12月 4日 (金)

あげおダイニング 味見の巻

前記事 下見のつづき

アリオ上尾よりも「食」に重点。イオンモール上尾のレストラン街は一番のお勧め場所かも。

試しに、マドラススパイス東京のカレー、宮崎ステーキハウス霧峰。

コンセプトの違いです。アリオ上尾のフロア図を見れば旧イトーヨーカ堂売場の拡大版です。また、あかちゃん本舗やロフトは7&i傘下企業です。イオンモール上尾は専門店の集積です。特にユニクロのようなカテゴリーキラーと呼ぶ専門店が入ると強みです(しまむら本社が近いのに入居しなかったのは不思議です)。

ところで、飲食店や食材を扱う店はイオン 37店アリオ 31店(グルメ)と差があります。その個店の存在感も違います。好印象だったのは「あげおダイニング」というレストラン街。他にも肉屋(鈴吉)と魚屋(仙令平庄)という専門店があり、モノよりもフード系が目立ちます。

アリオ上尾店のグルメ店は何所にでもあるような店が目立ちますが。イオンモールの方は差別化しています。というかグレードが上です。でも、そんなに高いわけではなく、お洒落なレストラン街になっています。こういう個性的なテナントを誘致できるのがイオンモールの強みでしょう。

昔、両方のモールに店を出している飲食店の店長が、○○○は集客力が弱いと嘆いていたのを想い出しました。モール内の個店は個々の努力で集客するのは限界があり、モールへの入場者数に依存します。今回も周辺同業施設からイオンに逃げ込んだ店が多かったです。

ところで23万人都市といっても、上尾駅ビルの上はサイゼリアとラーメン屋だけ。丸広百貨店やショーサンプラザのレストラン街に至っては歯抜け状態。郊外都市の駅中心部には喫茶と居酒屋ニーズはあってもゆったりと食事をするニーズが消えたのです。

あげおダイニングとは8店のレストラン街のこと 印が埼玉県内初           

★マドラススパイス東京・・・南インドのスパイス料理、カレー

★宮崎ステーキハウス霧峰・・・ステーキ料理

★カウアイダイナー&フードボートカフェ・・・ハワイアン料理

★空海厨房・・・中華料理

五穀・・・和定食

Italian Kitchen VANSAN・・・イタリア料理

とんかつ 和幸・・・とんかつ専門店

バーガーキング・・・ハンバーガー

マドラススパイス東京

ハワイアン料理は店外の表示が分かりにくかったので、まずはお洒落なインドカレー店へ。
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いきなり案内されたのは、手洗い場だった()

ソファ席があるお洒落な感じなので、カレー屋なんて言ったら失礼です。


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ソファや午後にお茶のメニューがあるのは、コロナ禍で流行りの新業態飲食店かと思いました。ランチは880円。


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良く分からない(笑)メニューが出てきたので、お勧めのマドラスチキンとグリーンカレーに。

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開店祝いとしてヨーグルトドリンクが付きました。初めてのカレーですが、肉入りで美味しかったです。チキンティッカと書いてあったけどタンドリーチキン風でよい味でした。ご飯は見た目よりも多いです。カレーの種類が多いので何度でも通えそうです。

宮崎ステーキハウス霧峰

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オープン記念ですが、いつまでと書いてないので、いつまでも続くかも・・・

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赤身だけとかヒレもありますが、下は記念メニューの100gと200gです。

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上尾駅タワマン下のいきなりステーキが春頃、閉店しました。どんな事情か、看板撤去までには半年くらいかかりました。このように去る店もあれば来る店もある、この新陳代謝が街には不可欠です。もっとコストパフォーマンスを求める人には、マルシェゾーンの鈴吉(すずきち)で良い肉を売っています。

とにかく、この時期にユニークな飲食店が大宮や浦和ではなく、よくもまあ上尾に来たもんだと感心しました。問題は上尾で定着するかどうかですね・・・。上尾は経済的にも人口的にも埼玉県南部圏の北側境界上にあると思っています。

●コロナ禍の会食・・・鍋 ではない

県知事は、クラスターが発生した繁華街を対象に12月4~17日の14日間、飲食店の営業を午後10時へ短縮要請するようです。応じた店に1日2万円の協力金を支給します(国8割、県2割負担)。上尾市は該当するのか知りませんが、モール内のレストラン街は元々22時です。

なおイオンモール上尾のコロナ対策はこちらのpdf文書の19-20ページが詳しいです。こちらの動画なら開始直後にあります。

もちろんテイクアウトもあります。

 

2020年12月 3日 (木)

イオンモール上尾、下見の巻

イオンモールは2度オープンする。

前記事ソフトオープンの続き  上尾市と連携協定

イオンモール上尾はアリオ上尾と否応なく比較される。でも、入りたくなる上質なレストラン街(あげおダイニング)があった。お勧めだと思うのでそれは次記事へ

イオン社は、プレオープンとは呼ばずに11/30~12/3までをソフトオープンと呼び、12/4が正式なグランドオープンである。だから二回オープンする。前者は、試運転のためだから客が殺到しないように特売をせず、案内チラシも近隣のみに限定する。売り手は慣らし運転、買い手は下見、そんな感じである。

公式HPでも最後までその事を伏せていたが、当ブログの記事へのアクセスは11/30月曜日に4千件まで増えた。また平均ページ滞在時間が3分超と長かった。

イオンモールの解説・公式動画は公式HPよりはめ込み

夕方出かけたが中仙道も駐車場も混まなかった。

その割に、中の人出が多く感じたのは、徒歩や自転車客が多いためかもしれない。でも土日はこうは行かないだろう。

中山道を、上尾駅方面からの車は左折で入り平置きに誘導され、大宮方面からは左折でループ道路に入り屋上駐車場へ行くらしい(その時の誘導次第かも)。歩道を横切るカ所が多いためか係員が多く、安全のコストは高くつくのだなーと思った。

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アリオ上尾店は郊外型だから通路に余裕があって広いが、イオンモールの「道」は外も中も狭い。駐車場内の歩道がやけに狭い(笑)。

各店のレジは新人店員が応援指導員に教わりながらなので、待たされることもあった。クレジットカードにはオリジナルと提携があるし、ポイント支払いや電子マネー、ペイペイ決済でスマホを見せたりするなど多様だ。慣れるまでは現金よりも大変、もはや、昔ながらのレジ打ちだけでは務まらない。

食品売場(イオンスタイル)にはよそで経験したことがあるセルフレジよりも一歩進んだ方式だった。性善説が成り立たない時代であるから次は試してみたい。前記事のピックアップ方式と同じように、新しい仕組みの採用は後発店の方が有利である。

●顔となる食品売場(イオンスタイル)の人気は?

その面積は化粧品含み約5000㎡というが、その人気度はこれからどうなるのだろう。スーパー業界の統計では面積1600㎡以上なら平日の客数は2000~3000人が平均的だが、3000人超も37%あるという

イオンモール上尾の商圏設定は、半径3㎞内、7万世帯、17万人という。年間の入場目標は700万人である。つまり一日1万9千人と聞くとホントかよって思うが、商圏の人たちが、9日に一度(年41回)来れば達成できる。コロナ禍を想定したうえでの目標値だが、大変には違いない。

SC協会統計の面積当りで推計すると※年商280億円、月商23億円となる。(※ 日本SC協会の2019年報告、中心地域の中都市67SC平均より)。

その額とその客数が周辺同業者から消えるわけである。その現象(減少)を当方オリジナル用語として、流通のマイナスイオン効果と呼ぶことにした。

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19時を過ぎると閑散としていた。子供らがいるんだよね・・・

つづく

 

参考 大店法による説明会

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